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利己的なサル、他人を思いやるサル―モラルはなぜ生まれたのか2015年02月17日 09:49


フランス ドゥ・ヴァール (著), Frans De Waal (原著), 西田 利貞 (翻訳), 藤井 留美 (翻訳)
単行本: 366ページ
出版社: 草思社 (1998/01)

内容(「BOOK」データベースより)
日本の地獄谷温泉に棲むニホンザルの老メス「モズ」は生まれつき両手両足の先がない奇形ザルだが、仲間のサルたちは独りで生きられない彼女を助け、モズは子どもや孫に囲まれた豊かな一生を過ごしている。一方、チンパンジーに一匹だけこっそりエサの隠し場所を教えると、チンパンジーは仲間たちに巧みにうそをついて食べ物を独り占めする。人間もまた、一見エゴイストにみえて献身的だったり、お人好しのようでわがままだ。いったい、この二面性はどこから生じるのか?利己的なはずの動物に、モラルはなぜ生まれたのか?『政治をするサル』で一躍世界の注目をあびた霊長類学者が、豊富なエピソードと卓抜した分析力を駆使して道徳性の起源を探る。
内容(「MARC」データベースより)
自分を犠牲にして他人のためにつくすという一見道徳的な行動も実は…。霊長類の行動、救済、援助、抗争、報復などを豊富なエピソードと卓越した分析力を駆使して解説、人間のモラルの起源を探る。

一言:最終章から読み始めるのが役に立つだろうとのこと