独自の視点で本を選んで紹介しています。

aroha.asablo.jp/内をGoogle.comで検索します


「Amazon.co.jpアソシエイト」

ハーレムの闘う本屋2015年03月09日 09:15


ヴォーンダ・ミショー・ネルソン (著), R・グレゴリー・クリスティ (イラスト), 原田 勝 (翻訳)
単行本: 179ページ
出版社: あすなろ書房 (2015/2/25)

内容紹介
ニューヨークのハーレムに、一風変わった書店がありました。
ナショナル・メモリアル・アフリカン・ブックストア。
黒人に関する本ばかりを扱う書店、通称「ミショーの店」。
本書は、この店の店主、ルイス・ミショーに光をあてたドキュメンタリー・ノベルです。
1939年、「黒人は本を読まない」と言われていた時代に、店をオープン。 「知識こそ力」と信じていたミショーは、まずは人々の意識を目覚めさせることからと、
型破りなプロモーションを展開します。そのうち、本のおもしろさ、知識の大切さを知った人が、
ミショーを慕って集うようになり、ついには、全米一の黒人専門書店に! 開店当初5冊だった在庫は、古書にも目をくばったミショーの情熱により、
1974年の閉店時には、22万5千冊にもなっていたそうです。
これは、地方都市の図書館に匹敵する在庫数です。
出版社からのコメント
顧客には、ラングストン・ヒューズや、ルイ・アームストロング、マルコムXも!
マルコムXはミショーの店の前でたびたび演説をしており、写真も掲載されています。(107ページ)
ミショー自身は著書をのこしていませんが、彼の生き方は、「人が、誇りをもって生きるために
必要なことは何か」を教えてくれます。
そして、本は、人を変える力をもっていること。
一人の人の信念は、人から人へと波及し、後世まで支える柱となりうることも。
日々、予想を超えたことが起こり驚くばかりですが、自分の無知を知ったときこそ「学び」のとき。
ミショーの「知識こそ力」という信念を実感するとともに、
書店は、だれもが気軽に立ち寄れる「学校」であることにあらためて気づきました。
リアル書店を取り巻く状況がきびしい今だからこそ、多くの人に手にとってもらいたい1冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
1939年、ニューヨーク7番街に、風変わりな書店が誕生した。ナショナル・メモリアル・アフリカン・ブックストア。黒人が書いた、黒人についての本だけを売る店。「ニグロは本を読まない」と言われていた時代、世間の嘲笑をよそに、黒人に本を、そして、知識を広めることに尽力したルイス・ミショーの生涯とは…?
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ネルソン,ヴォーンダ・ミショー
1953年生まれ。『ハーレムの闘う本屋―ルイス・ミショーの生涯』で、ボストングローブ・ホーンブック賞(2012年、フィクション部門)を受賞。ニューメキシコ州リオランチョに夫と暮らし、市立図書館に司書として勤務している

クリスティ,R.グレゴリー
1971年、ニュージャージー生まれ。作品は、コレッタ・スコット・キング賞候補に3度ノミネート、ニューヨークタイムズ紙の年間優良絵本リストに2度選定されている

原田/勝
1957年生まれ。東京外国語大学卒業。英語圏の児童書・YA作品の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

一言:小さくても意味のあることを始めたくなる。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://aroha.asablo.jp/blog/2015/03/09/7586999/tb