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○■アフリカ最後の裸族―ヒデ族と暮らした100日 (1978年) (大日本ジュニア・ノンフィクション)■2015年09月15日 09:41

1968-69年、カメルーン政府による「はだか狩り」が進む村の様子


江口 一久 (著)
-: 144ページ
出版社: 大日本図書 (1978/02)

■商品の説明
内容
カメルーン北部、チャドおよびナイジェリアと国境を接するマンダラ山脈に住む、周囲の人々とは異なった様子をし、裸体で暮らしていたヒデ族の村で暮らした100日間の記録。

著者について
江口一久(えぐちかずひさ)
1942年京都市に生まれる。京都大学文学部卒業。現在、国立民族学博物館教授。西アフリカで、ヒデ族、フルベ族などの人類学的調査を行っている。 著書に「フルベ族とわたし」、「懺悔の詩」、「フルフルデ語マルア放言雑記」などがある。(2003年4月に第日本図書株式会社から能開文庫として発行された版より)。

■目次(2003年4月に第日本図書株式会社から能開文庫として発行された版)
1 サハラ砂漠(さばく)をこえて 9
ジーンズは「はきかえられる」けれど 9
美しい村、美しい人 13

2 ギレ・ウサくんとの出会い 16
コトバ・ことば・言葉 16
ふたりの「先生」 23

3 長い一日 29
コンジェラ(ほう)が見える! 29
文明の音も消えて 33

4 天の上まで住む人びと 40
ふしぎな「村」のかたち 40
ヒデ(ぞく)はどこからきたか 48
"はだか"の生活 51
トゥル村の一年 57
首長(しゅちょう)とわたし 60

5 とんがりぼうしの家 62
ギレさんの家 62
新しい家が()つ! 69

6 モロコシとビール 72
(かた)がゆとビール 72
市場(いちば)のにぎわい 77
わたしの水 83

7 かじ屋のハリさん 85
"魔力(まりょく)"をもつ人びと 85
(さい)新妻(にいづま) 89

8 つの(ぶえ)とたいこ 92
語り、うたい歩く人びと 92
クザイ・ダゴダム・タルナ・タルナさん 95
つの(ぶえ)とオカリナのひびき 100

9 おどる人びと 102
乾季(かんき)――休息(きゅうそく)季節(きせつ) 102
先祖(せんぞ)の名まえをたどって 104
牛祭(うしまつ)りの熱狂(ねっきょう) 107
夜空に歌声がひびいて――ハナスコの犠牲祭(ぎせいさい) 116
"休息(きゅうそく)季節(きせつ)"最後(さいご)のおどり――スカラ・ゾングァの(まつ)り 120

10 さよならコンジェラ(みね) 122
火が消えるように(わか)い命が消える 122
トゥル村の「学校」 128
ヒデ(ぞく)独立心(どくりつしん) 133
文明(ぶんめい)未開(みかい)のあいだで 136
さよならヒデ(ぞく) 140

写真 熊瀬川 紀
資料画 江口 一久(フィールド・ノートより)

■書評
るびりん書林 別館