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○○佐渡新発見――伝統と文化○2015年11月15日 12:40

東京やなぎ句会のメンバーが伝える佐渡の魅力や問題点。


東京やなぎ句会(編著)
発行所: 三一書房
1993年5月31日発行
247ページ

■「あとがき」の終わりの部分
  各地の文化団体や日航などの交通機関にもたいへんお世話になっているが、最近、三年続けて佐渡に渡ることになったのは佐渡汽船のご好意によるものだった。一年目は両津、二年目は真野、三年目は相川で「講演と落語の会」が開催される。訪問の回数を重ねる度に、佐渡の魅力は、金鉱と違って一生かかっても掘り尽くせないことに気がついた。三回とも一緒に行動しているはずのわれわれ同人でも、めいめいの体験や好みで、佐渡に対する思い入れや味わいが大きく異なってくる。佐渡は日本海に浮かぶ小さな島ではなく、日本の歴史のすべてを内臓する「日本の縮図」なのである。
  そんな我々の見聞を語ろうとすると、まだ佐渡へ行ったことのない人が身近に多いことに気がついた。そこで、これから佐渡に旅する人、まだ佐渡に行ったことのない人、佐渡をもっと深く知ろうとする人のために、われわれ同人がめいめいに感じた佐渡の魅力や問題点を提供しようというのが本書刊行の目的である。
  くれぐれも申し上げておきたいことは、東京やなぎ句会編集といいながら本書は<俳句の本>ではなく、光石宗匠の文章以外は、俳句とあまり関係がないということである。

■目次
佐渡の鼓童 永六輔 9 対談 佐渡・味と芸と人と 小沢昭一・柳家小三治 23 相川音頭始末記 77 佐渡と俳句 入船亭扇船 105 佐渡びいき 江國滋 123 関の寒戸さま ― ムジナ信仰と巫女 永井啓夫 133 法華経開目 ― 佐渡の日蓮 三田純市 143 真野・滝谷神社訪問 永井啓夫 161 『君の名は』の頃 加藤武 171 詩人のふるさと 矢野誠一 183 佐渡・いろいろな人たち 磯辺欣三 189 ・大井良明(小木町金田新田) ・佐々木照代(金井町泉) ・霍間幸雄(新穂村瓜生屋) ・磯辺照雄(羽茂町小泊) ・伊藤赤水(相川町羽田町) ・赤塚五行(小木町幸町) ・池田脩二(佐和田町八幡) ・浜田守太郎(佐和田町窪田) ・三国隆敏(相川町上京町) ・佐々木義栄(真野町新町) ・西橋健(畑野町猿八) ・浜口一夫(相川町高千) ・加藤長三郎(佐和田町窪田) ・笠井隆太郎(羽茂町村山) ・本間本秋(相川北片辺) ・新保基平(両津市梅津) ・伊藤邦男(金井町千種) ・井坂照(相川町橘) ・佐々木玲子(小木町金田新田) ・島きよし(佐和田町中原) ・打木 一(畑野町浜河内) ・山本修巳(真野町新町) ・矢田政治(両津市長江) ・本間琢治(佐和田町沢根) ・菊池秀明(佐和田町下長木) 付録 231 ・佐渡観光ガイド 231 ・佐渡のまつり 239 あとがき(神吉拓郎) 245

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