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○○色のない島へ―脳神経科医のミクロネシア探訪記 ―○2015年11月24日 09:49


オリヴァー サックス (著), Oliver Sacks (原著), 大庭 紀雄 (翻訳), 春日井 晶子 (翻訳)
単行本: 318ページ
出版社: 早川書房 (1999/05)

■内容(「BOOK」データベースより)
色覚のない人々の驚くべき視覚生活とは?先天性全色盲、原因不明の神経病―特異な風土病とともに生きる人々の姿を感動の筆致で描く医学エッセイ。
内容(「MARC」データベースより)
先天性全色盲の患者が集団で暮らすピンゲラップ島、原因不明の神経病が多発しているグアム島…。「島」という環境ゆえに特異な風土病が残るミクロネシア。奇妙な病気とともに生きる島の人々の日常生活を心暖まる筆致で描く。

著者について
オリヴァー・サックス
1933年、ロンドンで医師の両親のあいだに生まれる。オックスフォード大学で生理学や生物学などを学び、1958年に医学学士号を授与される。その後アメリカに渡り、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校やロサンジェルス校で神経科の専門医としてトレーニングを積む。1965年にニューヨークへ移り、ブロンクスのベス・エイブラハム病院のスタッフとなる。1973年に発表した『レナードの朝』は、ここで出会った患者たちとの体験をもとにしたものである。その後も脳神経外科として診療に携わるかたわら、作家活動を展開し、全米で大ベストセラーとなった『火星の人類学者』(早川書房刊)をはじめ、『妻を帽子とまちがえた男』『手話の世界へ』など数々の作品で世界中に感動を与え続けている。2015年没。
大庭紀雄(おおば・のりお)
鹿児島大学医学部教授(眼科学講座)。1962年東京大学医学部卒業。以後、眼科の臨床と研究に携わり、1969年から2年間にわたって米国ミシガン大学医学部視覚研究所で視覚研究に従事。帰国後、東京大学医学部講師を経て、1978年より現職。色覚異常や神経病に関する英文・和文の論文を多数発表している。編著に『遺伝性眼底疾患』『眼科検診に役立つ遺伝学』などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
前書き 11
第一部 色のない島へ
・島めぐり便 19
・ピンゲラップ島 47
・ポーンペイ島 80
第二部 ソテツの島へ
・グアム島 121
・ロタ島 207

註 231
監訳者あとがき 313

■一言:文庫版あり。評価は高いですが、余計な描写が多く、お勧めではありません。