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◎●15歳の寺子屋 ゴリラは語る●2015年12月19日 14:02

冷たいが懐の深い自然の中で生きるゴリラを通じて、見えるヒトの社会


山極 寿一 (著)
単行本: 98ページ
出版社: 講談社 (2012/8/31)

■商品の説明
内容紹介
人間の常識は、自然界の非常識かもしれない――。
ゴリラ研究の、日本におけるトップランナー・山極寿一先生に、30年にわたる研究から、ヒトのありようを逆照射してもらいます。
「ヒト=霊長類の王」「ヒト>ゴリラ他類人猿」とは決して考えない、徹底的にヒトを相対化して考える山極先生の視点は、示唆するものが大きく、刺激的です。
山極先生には、十数年ぶりに出会ったゴリラが自分のことを覚えていてくれた、という経験があります。このような魅力的なエピソードはもちろん、フィールドワークのおもしろさ、ゴリラとの交流、ゴリラの行動、現在のアフリカの状況、エコツーリズム、そしてこれからの人間を考えるときにゴリラから学ぶものはなにか? を伝えていきます。

内容(「BOOK」データベースより)
自分の姿をじっくり見るには、鏡が必要です。同じように、人間がどういう生き物なのかを知りたいときに、よき鏡となってくれるのが、ぼくたちと祖先を同じくしているゴリラなのです。恋と友情の間で悩むのは、なぜ?家族の役割って、なに?戦争をするのは、なぜ?自然が必要なのは、なぜ?そんな難しい問いに、ゴリラはヒントをくれます。ゴリラたちの姿を通して、世界の見え方が変わる体験をしてみませんか?ゴリラの家にホームステイしてだいじなことを教わりました。

著者について
山極 寿一
人類学、霊長類学者。京大大学院理学研究科教授。カリソケ研究センター客員研究員。日本モンキーセンター・リサーチフェロー。 1952年東京生まれ。京大大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。
『暴力はどこからきたか』(NHKブックス)、『ゴリラとヒトの間』(講談社現代新書)、『ゴリラとあかいぼうし』(世界傑作絵本シリーズ/福音館書店)など著書多数。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山極/寿一
人類学、霊長類学者。1952年東京生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター・リサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手を経て、京都大学大学院理学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに ゴリラは人間の「鏡」4
ゴリラを研究する ゴリラ一家にホームステイ 7
「自然のほほえみ」に出会う 武蔵野(むさしの)から屋久島(やくしま)、アフリカへ 30
ゴリラの教え① 会話と遊びで共感力を! 45
ゴリラの教え② だれかのために生きる 56
ゴリラの教え③ 争いは平和のために 69
ゴリラの教え④ エコ・ツーリズムという希望 78
おわりに 自然の冷たさと懐のふかさと 91

■書評
冷たいが懐の深い自然の中で生きるゴリラを通じて、見えるヒトの社会