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○■事故と事件が多発するブラック保育園のリアル■2016年04月06日 08:54

危機管理のプロがリスクの見抜き方・軽減方法を語る


脇 貴志 (著)
新書: 189ページ
出版社: 幻冬舎 (2016/2/12)

■商品の説明
内容紹介
「保育園=安全な場所」と思い込むのは危険!
あなたの子どもが被害に遭う前に読んでください。

待機児童を減らすための「詰め込み保育」、
低賃金や高い離職率を背景にした「保育士の著しい質の低さ」、
いつ重大事故 が起きてもおかしくない「危うい保育環 境」、
親の目が届かないところでの保育士による「虐待やネグレクト」――。
大切なお子さんを預けるにはあまりに危険すぎる「ブラック保育園」は、近年ますます増えてきています。
本書では、30000件の事故現場を見てきた著者が、
安全管理を行っていない「ブラック保育園」の実態、ブラック保育士・園長の見分け方、保育施設を選ぶ際のチェックポイントなどを解説します。

内容(「BOOK」データベースより)
3万件の事故現場を見てきた著書が警告!わが子が被害に遭う前に読みたい、ブラック保育園・保育士を見破る方法。

著者について
■ 脇 貴志(わき たかし) 株式会社アイギス代表取締役社長。
2003年から社会福祉法人・学校法人に対して事故やトラブルの対応アドバイザーサービスを展開。
現在は、全国の保育園に事故やトラブルに対しての24時間専用ダイヤル「危機対応サービス」を提供。
また、重大事故が発生した場合、現地対応スタッフを24時間以内に現場まで派遣する現地急行サービスを行っている。
保育園に特化した現場、現実を重視した具体的内容の事故防止セミナーで年150回以上講師を務め、事故発生時の対応アドバイザー業務を提供している。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
脇/貴志
株式会社アイギス代表取締役社長。2003年から社会福祉法人・学校法人に対して事故やトラブルの対応アドバイザーサービスを展開。現在は、全国の保育園に事故やトラブルに対しての24時間専用ダイヤル「危機対応サービス」を提供。また、重大事故が発生した場合、現地対応スタッフを24時間以内に現場まで派遣する現地急行サービスを行っている。保育園に特化した現場、現実を重視した具体的内容の事故防止セミナーで年150回以上講師を務め、事故発生時の対応アドバイザー業務を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 3
[第1章] あなたの子どももいつ被害に遭うかわからない――保育園の悲惨な現場事情
・保育園は、中身がわからない危険なブラックボックスだ! 14
・死亡事故は、どの保育園でも起こり得る 19
・保育園=リスクが過度に集中する場所 22
・死亡事故の98%が、3つの原因に集中している 29
・物言わぬ乳幼児が犠牲になる虐待事件 43

[第2章] 低すぎる給与、残業代の未払い、高い離職率――増え続ける「ブラック保育園」の実態
・安全管理をしないブラック保育園が、園児の命を奪う 54
・低賃金と激務で使い捨てられる保育士たち 58
・さらに高度な専門性が必要になった現代の保育 60
・待遇面で大きな差がつく認可・認可外の園 64
・独裁国家の危うさを秘めた保育園運営 70
・保育業界を取り巻く「ぬるさ」が悲劇を招く 75

[第3章] サービス悪化は園側の責任だけではない―― モンスターペアレントや地域住民がもたらす現場の混乱
・行き過ぎた要求をするモンスターペアレント 80
・保育園への過度な期待がクレームを招く 84
・モンスターペアレントの97%は「養殖もの」だ 88
・保育士に恋心をぶつける保護者 95
・騒音、苦情……モンスター住民との対立 97
・保育士の親もモンスターペアレント化している 101

[第4章] 子どもを預ける前に知っておきたい!
「新保育制度&リスク管理」の基礎知識
・「子ども・子育て支援新制度」のポイント 108
・保育園における事故報告の義務化 116
・「子ども・子育て支援新制度」の問題点 119
・正しく理解されていない「リスク管理」の概念 121
・あえてリスクを選択できる園こそ魅力的 126
・「ヒヤリ・ハット」の分析は正しくなければ当てにならない 128

[第5章] 「ブラック保育士・園長」を見破るチェックポイント
・ただ見学するだけでは、ブラック保育園は見抜けない 134
・危ない園長・保育士を見抜く7つのポイント 140
・最高の保育士とは、「ごく普通」の保育士でもある 151

[第6章] 事故を起こしやすい「施設設備・周辺環境」の共通点
・建物や設備の新しさだけで選んではいけない! 156
・室内には危険がいっぱい 160
・部厚いマニュアルがある園でも安心できない 164

[第7章] 保育事故・トラブルを回避するために――
保護者としての心構え
・子どもの命を預ける覚悟はありますか? 170
・保育事故ゼロに向けて、私たちが今日からできること 172
・クレームにも、ポジティブな思いを添える 175
・それでもブラック保育園に遭遇した時は 179
・一歩ずつ、保育をめぐる状況を変えていこう 181

おわりに 187

■「まえがき」より(中間の部分)
  私は、保育園の事故・トラブル専用ダイヤル(24時間対応)を2009年に設置して以来、全国の保育園からの相談を受け付け、園側が適切に対応できるようアドバイスしてきました。これまで3万件以上もの事故・トラブルを解決に導く中で、どうすれば事故を未然に防げるのか、保育現場はどのように対応するべきかを徹底的に現場を通して学び続けて、今日に至ります。
  これまでの経験で私が痛感したのは、保育園側も、そして保護者も「保育県は非常にリスクの高い場所である」という認識が、あまりにも薄いということです。
  まずは、今置かれている保育園の状況および保育制度、正しい保育園のあり方といった知識をしっかりと身に付けて、どのようなことに気を付けるべきかをよく理解することが大切です。

■書評
別館