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○■アフリカ旅日記 ゴンベの森へ (MF文庫ダ・ヴィンチ)■2017年11月04日 21:07

命のファンタジーに導かれた、アラスカの日本人とアフリカのイギリス人



星野道夫 (著)
文庫: 144ページ
出版社: メディアファクトリー (2010/8/25)

商品の説明


内容紹介


写真家・星野道夫が見た、最初で最後のアフリカ―。<br><br>タンザニア奥地にあるゴンベ動物保護区でチンパンジーの観察研究に取り組むジェーン・グドールと過ごした10日間の旅の記録、待望の文庫化。無限に広がる空、海のようなタンガニーカ湖、野生のチンパンジーたち。自然と人に対する限りない尊敬の念が、生き生きとした写真と筆致で綴られる。巻末にグドール氏の「ミチオがそこにいるだけで」を特別収録。

内容(「BOOK」データベースより)


伝説の写真家・星野道夫が見た、最初で最後のアフリカ―。タンザニアの奥地にあるゴンベ動物保護区でチンパンジーの観察研究に取り組むジェーン・グドールと過ごした10日間。無限に広がる空、海のようなタンガニーカ湖、チンパンジーたち。自然と人に対する限りない尊敬の念が、生き生きとした写真と筆致で綴られる。巻末にグドール氏の「ミチオがそこにいるだけで」を特別収録。

著者について


1952年千葉県生まれ。写真家。16歳の時、2ヵ月かけてアメリカをヒッチハイク、20歳の時、アラスカでエスキモーの家族と3カ月間暮らす。1978年アラスカに移住、アラスカ大学野生動物管理学部で4年間学び、以降アラスカの自然、動物、人を撮り続ける。1989年、第15回木村伊兵衛写真賞受賞ほか海外でも高い評価を受ける。生き生きとした文章で、エッセイストとしても評価が高い。1996年、ロケ先であるカムチャツカにてヒグマの事故により、死去。 享年44歳。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
星野/道夫
1952年千葉県生まれ。16歳の時、2カ月かけてアメリカをヒッチハイク、20歳の時、アラスカでエスキモーの家族と3カ月間暮らす。1978年アラスカに移住、アラスカ大学野生動物管理学部で4年間学び、以降アラスカの自然と動物、人を撮り続ける。1996年8月カムチャツカ半島で取材中、ヒグマの事故により急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次


アフリカだ!アフリカだ! 7
東京発12時40分チューリヒ行き 10
タンザニアへ 19
ダルエスサラーム、ジェーンの家 25
キゴマ、そしてタンガニーカ湖 49
ゴンベの夜 57
森の問題児フロド 62
ジェーンの滝 67
ぼくのファンタジー 77
タンガニーカ湖の浜辺で 100
フロドとジェーン 109
古い友人フィフィ 112
ゴンベを去る日 130
旅の終わりに 133

特別収録「ミチオがそこにいるだけで」 ジェーン・グドール 137

「ぼくのファンタジー」の終わりの部分


エスキモーやアサバスカンインディアンなど、アラスカ先住民の村を訪ねる時、いつも目を見張る風景がある。道がない世界なので、飛行機で入ってゆくわけだが、驚かされるのは村を取りまく原野の広がりだ。村の暮らしは急速に変わっていても、彼らを包み込む自然は太古の昔と何も変わってはいない。つまり、もし明日から遠い昔の暮らしに戻ろうとすれば、何もかもが用意されているのだ。彼らはピラミッドも神殿も建てはしなかったが、自然を変えなかった。狩猟民が持つ自然観は、私たちが失ってきたひとつの力である。

書評


命のファンタジーに導かれた、アラスカの日本人とアフリカのイギリス人