独自の視点で本を選んで紹介しています。

aroha.asablo.jp/内をGoogle.comで検索します


「Amazon.co.jpアソシエイト」

○■日本ユダヤ王朝の謎──天皇家の真相■2016年04月17日 10:13

古代フェニキア人はマレー半島を経て九州に大物主国家を樹立?

著者:鹿島 ※ (昂の下がタヰ:ノボル)
出版社: 新國民社
昭和59年1月5日発行
245ページ

■商品の説明
伊勢神宮にユダヤの紋章があり、天皇家とユダヤ民族のかかわりが根強く論じられてきた。失われたユダヤ人十支族はシルクロードを辿り、中国大陸を経て日本に来たと従来考えられていた。著者はマレー半島に伝わるワニだまし神話と初めて公開された「桓檀古記」と「倭人興亡史」によって、ソロモンとサバの女王ビルキースのタルシシ船団が、マレー半島をへて九州に大物主王朝をたてたことを立証する。

■目次
まえがき 10
第一章 倭人と神道のツールはどこか 15
・ワニだまし神話のルーツ(1)──朝鮮と中国 16
・ワニだまし神話のルーツ(2)──マレー半島 20
・ワニだまし神話のルーツ(1)──セイロンとイスラエル 24
・日本と朝鮮のユダヤ神話──過ぎ越しの祭りと蘇民将来 27
・契丹のユダヤ神話 35
・ヒッタイト王国の興亡 40
・ソロモンと鉄の道 43
・太平洋と鉄の道──倭人の登場 50

第二章 聖徳太子は即位していた──入鹿殺しの真相 57
・入鹿殺し 58
・※曇の乱(※は田偏に比、ヒ) 63
・入鹿殺しは※曇の乱のことだ(※は田偏に比、ヒ) 66
・中臣氏の系図 70
・蘇我氏の系図 76
・新羅は駕洛から分れた 86
・聖徳太子の実像 92
・聖徳太子と「和」の精神 100
・物部氏の系図──物部守屋・用明天皇・百済王聖明は同一人物だ 104
・聖徳太子と阿毎多利思比孤 107

第三章 継体ユダヤ王朝と応神百済駕洛王朝
──大物主命と大伴氏・倭の五王 111
・継体王朝は別系である 112
・大伴氏の系図 114
・履中から武烈までの真相 118
・仁徳は女帝だった 121
・倭の五王とは誰か 124
・極東ブルボン王家──駕洛王・倭大王・百済王の一族 130
・応神は百済王久爾辛だ 132
・倭王の系譜(皇統譜解明表) 134

第四章 崇神天皇は扶余王依羅だった 147
・崇神から応神までの真相 148
・卑弥呼のために神功を創造した 150
・神功のために日本武尊が登場した 152
・景行・百済王辰斯・七支刀の倭王旨は同一人物だ 156
・崇神は扶余王依羅だ 161
・扶余王家とはなにか 164

第五章 扶余王神武と駕洛王孝安の戦い 173
・『東日流外三郡誌』について 174
・孝安王朝と賤民カースト 182
・神武から懿徳まで 185
・綏靖は扶余王簡位居だ 191
・『東日流外三郡誌』と倭国史の真相 196
・ユダヤ人と大物主族 200

第六章 『倭人興亡史』とはなにか──満州倭人帝国 203
・フェニキア人の史書 204
・渤海人にあなたは分家だといわれた聖武天皇 210
・渤海の主張は正しかった 213
・渤海王国とはなにか 215
・倭人の故郷は満州か? 218
・北倭と南倭 220
・北倭・扶余・馬韓・契丹・白丁の関係 225
・遼の建国と修史 228
・これはユダヤ系フェニキア人の史書だ 230

〔資料〕
『常陸国風土記』より 155
『日本の歴史』より 158
『三国史記』より 159
「高句麗好太王碑銘」 160
「たぎしみみ命の変」 195
年表 233
あとがき 243

■書評
別館

○■カルト村で生まれました。■2016年04月10日 08:13

成人するとともに村を離れた本人がマンガで伝えるカルト村の暮らし


著者:高田 かや
出版社: 文藝春秋
2016年2月15日発行
143ページ

■内容紹介
「平成の話とは思えない!」「こんな村があるなんて!」と、WEB連載時から大反響!!
衝撃的な初投稿作品が単行本に!

「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、19歳のときに自分の意志で村を出た著者が、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を回想して描いた「実録コミックエッセイ」。

〈カルト村ってどんなとこ?〉
●大人と子供の生活空間が別々 ●朝5時半起床で労働 ●布団は2人で1組●食事は昼と夜のみ ●卵ミルクを飲ませられる ●お小遣いはもらえない●すべてのモノが共有で、服もお下がり ●男子は丸刈り、女子はショートカット●ビンタ、正座、食事抜きなど体罰は当たり前 ●手紙は検閲される●テレビは「日本昔ばなし」のみ ●漫画は禁止、ペットも飼えない●自然はいっぱい。探険など外遊びは楽しい♪

内容(「BOOK」データベースより)
WEB連載時から大反響!!「所有のない社会」を目指すカルト村で生まれ、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を描く「実録コミックエッセイ」

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高田/かや
生まれてから19歳まで、カルト村で共同生活を送る。村を出てから一般社会で知り合った男性と結婚。村での実体験を回想して描いた作品を「クレアコミックエッセイルーム」に投稿したことがきっかけでデビュー。『カルト村で生まれました。』が初の単行本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■もくじ
プロローグ 4
村の問題児 13
[おまけ四コマ]「トイレ掃除」 40

村の子の生活 41
[おまけ四コマ]「食い意地」 84

村の子の四季 85
[おまけ四コマ]「におい」 116

村の子旅に出る 117

エピローグ 133
あとがき 138
[おまけマンガ]「このコミックエッセイができるまで」 140

■「あとがき」冒頭部分
「自分の意志や思想ではなく、生まれた場所がたまたまカルトの村だった子供から見た、カルト体験コミックエッセイです。描き始めたばかりですが、感想やご指摘いただけると嬉しいです」
  そんな言葉を添えて、初めて投稿した十三枚の作品が、ウェブに掲載され、「クレアコミックエッセイルーム」で連載となり、その一年後には単行本になるなんて……まったく世の中はわからないものです。

■書評
別館

◎■イシュマエル―ヒトに、まだ希望はあるか■2015年10月03日 08:03

インディアン、インディオ、アボリジニ、ブッシュマン。この人々の命と暮らしを奪ってきた私たちに、まだ希望はあるか。


ダニエル・クイン (著), 小林 加奈子 (翻訳)
単行本: 255ページ
出版社: ヴォイス (1994/06)

■商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「世界を救う望みをもった生徒募集」の広告に誘われた「僕」が見たのは、言葉を使うゴリラだった。人類に進化をもたらす"新しい物語"を探して、ゴリラ「イシュマエル」と「僕」の不思議な探求がはじまった。

著者(本書奥付けより)
ダニエル・クイン(Daniel Quinn)
1935年ネブラスカ州オマハで生まれる。セントルイス大学、ウィーン大学(オーストリア)、およびシカゴのロヨラ大学で学ぶ。その後シカゴの出版界において長年キャリアを積んだが、1975年、その職をなげうってフリーランスの記者・作家となる。
テッド・ターナー賞の受賞作となる本書「イシュマエル」の草稿は、1977年に完成していたが、著者はその後も手を加え、異なる版が7作ある。
現在は、夫人のレニーとテキサス州オースティンに在住し次の小説を執筆中。

訳者(本書奥付けより)
小林加奈子
上智大学英文学科卒業。コンピュータ会社勤務を経て、現在はフリーランスの翻訳家および通訳として活躍中。訳書に『メディスン・ホイール』(ヴォイス、1991年)『メディスン・カード』(ヴォイス、1993年)がある。WWFの会員でもある訳者は「人類が生命の共同体の一員であることを思いださせてくれるこの本を訳したことでWWFの活動に間接的ながら役に立てるような気がしてうれしい」と語っている。

■「訳者あとがき」から
(前略)
 &nsbp;そもそも、この本のタイトルとなった「イシュマエル」という名前は旧約聖書からとったものですし、解剖される物語にも「アダムと禁断の木の実」だの「カインとアベル」だのが登場して、キリスト教という底流が文化の背景にない日本人にはなじみにくいかもしれません。 しかし『イシュマエル』が持つ読み物としての魅力は、なじみのなさを超えて力強い。
(中略)
 &nsbp;話が脇にそれましたが、つまり学生時代の十年間を比較的キリスト教色の濃い環境にすごした私は、結局、キリスト教というか宗教全般に嘘くさい(、、、、)ものを感じて大学までを終えました。
 &nsbp;そして『イシュマエル』です。
 &nsbp;イシュマエルはあのとき教師が説明してくれなかった「なぜ」を、筋のとおった枠組みのなかで教えます。 「アダムはなぜ、禁断の木の実を食べたのか」「神はなぜ、羊を飼う者アベルの(ささ)げ物に目を()め、土を耕す者カインの(ささ)げ物に目を留めなかったのか」もつれた糸を丹念に解きほぐすようにイシュマエルの手から紡ぎ出される聖書の新解釈(ではなくて古い解釈なのかもしれませんが)には、頭がぶっ飛び目から鱗が落ちる思いでした。 もちろん、保守的なキリスト教徒はこんな解釈を無視するかヒステリックに「ノー」を連発するでしょうが(私は実際にそのような場面を体験しています)……。
 &nsbp;著者ダニエル・クインはその他にもさまざまな角度から人類が<<いかにしてこのようになったのか>>をイシュマエルに語らせます。 私たちが演じている取る者たちの物語、もうひとつの残す者たちの物語、農業改革の真の意味、生命の共同体の役割。(中略)
 &nsbp;反戦およびヒッピー・ムーブメントに代表される六、七十年代の若者たちによる「世界をひっくり返す」試みが失敗した原因は、「自分たちを閉じ込めている檻の格子をみつけられず」 「ひとつの物語を立ち去ったあとに入るべき物語を持っていなかったから」だと本書は指摘します。 そして、イシュマエルは檻の格子を私たちに見せ、次に入るべき物語を示します。 彼らの試みを、新しいアプローチでもう一度やってみるヒントをくれます。
(後略)

■一言:
「取る者」の世界で「残す者」は生き残れないが、最後には「取る者」自身もいなくなる。

■書評:
るびりん書林 別館

○■【定本】シオンの議定書■2015年09月30日 19:03

国家財政の破綻、通貨危機、資源戦争・・・
21世紀の歴史はこの書の通りに進行している!


四王天 延孝(原訳) (著), 天童 竺丸 (監修, 翻訳)
単行本: 192ページ
出版社: 成甲書房; 初版 (2012/2/29)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
国家財政の破綻、通貨危機、資源戦争―偽書と罵られようが何であろうが、21世紀の歴史は、この書の通りに進行している。

著者について
四王天 延孝
元・陸軍中将、衆議院議員。明治12年(1879)~昭和37年(1962)。 陸軍士官学校、陸軍大学卒の旧日本陸軍エリート将校。第一次世界大戦期に観戦武官として派遣されたフランスで、世界大戦を演出しているのは国際ユダヤであるとの説に接し、ユダヤ・フリーメーソン問題の資料を渉猟して研究を開始する。大戦末期、ロシアで共産革命政権が樹立されると日本軍はシベリアに出兵、北満州の陸軍諜報機関に派遣され、ロシア共産革命の実体がユダヤ革命であることを知り、軍内外に対してユダヤ陣営の危険を警告、警鐘を乱打する。国際連盟が発足して主要国による国連内軍事委員会が作られると委員としてジュネーブに在勤。ところが帰国するや軍首脳によって徹底的に迫害される。ついに昭和初年、上原勇作元帥から直々にユダヤ問題の研究発表を中止せよ、と要求される。これを拒否するとただちに軍中央によって陸軍から追放された。陸軍退役と同時に中将に昇進。その後1942年の翼賛選挙で衆議院議員に当選。戦後はA級戦犯として巣鴨拘置所に収監されるが不起訴、釈放。『国際聯盟の実状』(1933)『猶太思想及運動』(1941)『四王天延孝清話』(1942)『四王天延孝回顧録』(1964)他
多数の著書がある。
天童 竺丸
昭和24年(1949)岡山県生まれ。東京大学印度哲学科卒。文明地政学協会代表。世界戦略情報「みち」編集人。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次(小項目は「目次」にないため本文から拾いました)
[解題] 天童 竺丸 2

シオンの議定書
[第一議定]
・緒言 11
・力は権利を生む 11
・自由主義はかえって真の自由の敵 12
・目的のためには手段を選ぶなかれ 13
・政治と道徳とは何の関係もない 14
・群衆は盲目なり 16
・独裁以外には政治の方式はない 17
・恐怖政治 19
・統治者は自由自在に任命する 21
[第二議定]
・経済戦争が国際政府を準備する 24
・ダーウィニズム、マルキシズムはユダヤ人の道具立てなり 25
・新聞は我らが手中にある 26
[第三議定]
・象徴の蛇 28
・世界制服の手段 29
・世界的な経済恐慌 32
・世界平和という撞着 34
[第四議定]
・フリーメーソン組織の働き 37
・宗教に対する闘争 38
・廃墟の上に金の子牛 38
[第五議定]
・ユダヤの専制政府 41
・多民族の利己主義 42
・世論は腐敗させて意のままに 45
・国際的支配力 46
[第六議定]
・ゴイムの破産 48
・ユダヤ人の富裕 49
・労働者階級を駄す方法 50
[第七議定]
・軍備拡張 52
・世界戦争の予言 53
[第八議定]
・ゴイム官僚を操縦する 55
・経済学者と実業家 56
[第九議定]
・反ユダヤ主義の必要性 58
・教育制度を支配する 59
・法は解釈によって自在になる 61
[第十議定]
・現行憲法の破壊 63
・天才的独裁者を利用する 65
・自由主義の害毒 67
・大統領はユダヤの代弁者 68
・ユダヤの世界王 70
[第十一議定]
・ユダヤ新憲法 73
・ゴイムは群羊、ユダヤは狼 75
[第十二議定]
・自由の定義 78
・新聞と出版社の将来 80
・雑誌と書物の検閲 81
・新体制 85
[第十三議定]
・民衆の心理を惑わす法 87
・進歩などは迷想 89
[第十四議定]
・非ユダヤ宗教の破壊 92
・ユダヤ教の秘密 92
・堕落文学の創設 94
[第十五議定]
・世界同時革命 96
・フリーメーソンは情報収集機関 98
・秘密結社の弾圧 101
・定年制の導入 104
・処罰の峻厳 106
・ユダヤ王は家長となる 107
[第十六議定]
・大学を支配する 110
・義務教育の無力化 110
・自由教育は撤廃する 111
・視覚による教育 113
[第十七議定]
・弁護士制度の改正 115
・宗教界の制覇 116
・密告の奨励 117
[第十八議定]
・警察権の強化 120
・陰謀家の監視 120
・ユダヤ王の護衛法 121
・政治犯の検挙 122
[第十九議定]
・下情上通 125
・暴動の鎮圧 125
・政治犯を侮辱せよ 126
[第ニ十議定]
・ユダヤ王は全財産の所有者 128
・税を自在に操る 129
・国家財政の破綻 132
・国債という吸血鬼のごときもの 134
・回顧録の有用性 137
[第ニ十一議定]
・内国債と新税の導入 140
・整理公債 141
・取引所の廃止 142
[第ニ十二議定]
・「金」の威力 145
・神さえ手出しできないユダヤの権威 146
[第ニ十三議定]
・小工場への回帰 149
・世界大動乱の予告 150
・神の選んだユダヤ王が動乱を鎮める 150
[第ニ十四議定]
・ユダヤ王の無窮性 153
・三人の顧問 154
・ユダヤ王の精神性 155

[解説]偽書論争に終止符を打つ 天童 竺丸 160
・ユダヤ教改革派=イルミナティの策謀 160
・『シオンの議定書』が登場する経緯 173
・『シオンの議定書』と現代世界 185
・『シオンの議定書』の大風呂敷に委縮するな 188

■一言
この出版社は半島系かもしれません。ただ、本書の内容は一度知っておいたほうがいいと感じます。

■書評
るびりん書林 別館

○●日本よ、森の環境国家たれ (中公叢書)●2015年09月24日 09:55

「森の民」の「植物文明」と「家畜の民」の「動物文明」という視点から、一神教と環境破壊の必然的なつながりを明かし、多神教文明の重要性を説いた刺戟的な本


安田 喜憲 (著)
単行本: 281ページ
出版社: 中央公論新社 (2002/03)

■著者について
安田喜憲(ヤスダヨシノリ)
1946年、三重県生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程退学。理学博士。国際日本文化研究センター名誉教授。東北大学大学院環境科学研究科教授
2007(平成19)年紫綬褒章受章。気候変動と人類の生活・歴史の関係を科学的に解明する「環境考古学」の確立者。著作に、『山は市場原理と闘っている』(東洋経済新報社、2009年)、『稲作漁撈文明』(雄山閣、2009年)『生命文明の世紀へ』(第三文明社、2008年)、『環境考古学事始』(洋泉社、2007年)、『一神教の闇』(筑摩書房、2006年)『気候変動の文明史』(NTT出版、2004年)など多数
(『一万年前』より)

■目次
第一章 人類文明史の二類型区分 3
一 森の民日本人の危機 4
二 長江文明もアンデス文明も森の文明 12
三 環太平洋植物文明圏 31
四 森の文明と家畜の文明 49
五 家畜の文明の原罪と森の文明の悲劇 69

第二章 森の環境国家日本の構築 87

第三章 森のこころの文明 113
一 「森のこころ」の新しい文明 114
二 森を守る女性のこころ 137

第四章 森を守る食生活 153
一 アメリカはパンで日本人の魂を変えた 154
二 森を守る食生活 162
三 日本人はなぜ肉食を止めたのか 170

第五章 日本桃源郷構想 181
一 畑作牧畜民のユートピア・稲作漁撈民の桃源郷 182
二 ユートピアから桃源郷へ 214

第六章 森の環境国家が地球と人類を救う 223
一 ドラゴン・プロジェクト 224
二 木造百年住宅の輝き 241
三 二十一世紀の地球温暖化を前にして 248

第七章 世界を変える森の環境国家 261
一 文明観を根底から見直そう 262
二 中高年よ森へ行こうではないか 270

あとがき 277
初出一覧 281

■「著者から読者へ」(本書のカバー裏表紙より)
人類文明史には「森の民」の「植物文明」と「家畜の民」の「動物文明」の二類型があるというのが、本書の最大の発見である。「森の民」の「稲作漁撈民」は桃源郷を、「家畜の民」の「畑作牧畜民」はユートピアを創造した。桃源郷こそ「森の民」の究極の生命維持装置だった。だが、人類文明史は、一面において後者の「動物文明」が前者の「植物文明」を駆逐する歴史であった。そうした中で「森の民」日本人は「家畜の民」に蹂躙されへこたれたことが一度もなかった。日本人が森にこだわり「森の環境国家の構築」に邁進するかぎり、日本の未来は安泰であるというのが。本書の提言である。

■「あとがき」より(中間の段落)
日本文化が「森の文化」であることをはじめて指摘した一九八〇年に比べて、今日(二〇〇二年)の日本は、経済不況と高い失業率にあえいでいる。 「家畜の民」の圧倒的なパワーの前に「森の民」が自信を失いかけている。しかし、二十一世紀は「森の文明」の時代であり、「森の民」の時代である。 地球温暖化に歯止めをかけることもなく、自然を搾取しつづけ、豊かさを追い求め、力づくで他の文明を圧倒しようとする「家畜の民」の文明が、あと二十年もつはずがない。 アメリカと中国の「家畜の民」の「自然=人間搾取系の文明システム」は、二十年以内にかならず行き詰まる。 その時に向けて、日本人は「森の環境国家の構築」に邁進しなければならないのである。 「今日の苦境は新たな発展の時代の到来の前兆なのである」。

■一言
「森の民」が「家畜の民」によって滅ぼされてきたという視点が刺戟的。この「家畜の民」を支配する者たちこそが世界統一政府の樹立を目論み、金融の仕組みを作り、石油、医療、食糧など、大きな利益を確実にあげることのできる産業を支配している人びとであろう。
彼らによって地球が破壊される前に、人類すべてがこのような視点を持って、自然および他者と共生する以外に生き残りの道がないことを自覚するとき、道は開けるのであろう。

◎■西洋紀聞 (教育社新書─原本現代訳〈61〉)■2015年09月20日 08:21

1708年、イエズス会士シドッチを尋問し、将軍閲覧用に著された『采覧異言』とともに著された書。列強による侵略の様相を現実的に感じる世界情勢の記録と、東洋の知性によるキリスト教批判がすばらしい。


新井 白石 (著)
大岡 勝義, 飯盛 宏 (翻訳)
発行所: 教育社
1980年10月25日発行
271ページ

■商品の説明
内容
本書は、西洋紀聞の翻訳に加えて、新井白石、西洋紀聞、および当 時の国際情勢についての解説が付されており、『西洋紀聞』は将軍 に献上されて閲覧を受けることを意識して書かれた『采覧異言』と は異なり、一般の目に触れたのはやっと明治十五年であったことな どがわかります。

著者について
新井 白石(あらい はくせき)
江戸時代中期の旗本・政治家・学者。一介の無役の旗本でありながら六代将軍・徳川家宣の侍講として御側御用人・間部詮房とともに幕政を実質的に主導し、正徳の治と呼ばれる一時代をもたらす一翼を担った。家宣の死後も幼君の七代将軍・徳川家継を間部とともに守り立てたが、政権の蚊帳の外におかれた譜代大名と次第に軋轢を生じ、家継が夭折して八代将軍に徳川吉宗が就くと失脚、晩年は著述活動に勤しんだ。
学問は朱子学、歴史学、地理学、言語学、文学と多岐に亘る。また詩人で多くの漢詩が伝わる。白石は号で、諱は君美(きみよし、有職読みで きんみ)(WikiPediaより)

大岡 勝義(おおおかかつよし)
1916年、東京都生まれ。
1942年、早稲田大学文学部中退。
現在、森村学園中等部教授。 (本書のカバーそでより)

飯盛 宏(いさがいひろし)
1926年、東京都生まれ。
1952年、東北大学文学部史学科卒業。
現在、森村学園高等部教諭。
神奈川県衛生短期大学講師。
(本書のカバーそでより)

■「はじめに」
  『西洋紀聞』は、宝永五年(一七〇八)十一月の切支丹禁令をあえて冒して日本に潜入し、布教を企てた宣教師ヨハン=シドッチを、時の最高権威者新井白石がみずからすすんで尋問し、その結果成立した世界事情紹介とキリスト教批判の書物である。
  本文わずか百ページにも満たない小冊ながら、死を覚悟して布教を志した熱血のシドッチと、鎖国下の閉ざされた日本にあってなお、広い視野と公正な立場で物事を判断しえた理性の人白石の、こん身の力をふりしぼった質疑応答は、おのおのの立場から真実を貫こうとする両者の対決の結果にほかならぬ。 しかも二人の対面はわずか四度にすぎなかった。 白石は記している、シドッチはまこと「博聞強記、彼方多学の人と聞こえて……」と。 しかしわれわれは言う、白石もまた博聞強記多学の人に外ならないと。 『西洋紀聞』を江戸時代、否全時代を通じ最高最大の書物の一つとするゆえんである。
  この巨峰にいどむのにわれわれの力はあまりに小さい。 知る限り現代語全訳はまだ無いようである。 なるべく原文に忠実に、その文の高い格調をできるだけ損わないよう努めたつもりであるが、白石の文章は含蓄深く、古典よりの引用や簡潔な省略も多いため、文脈をたどるのにしばしば困難を感じたことであった。
  したがって先輩諸氏の御業績を多く参照させていただいた。 ことに白石学の泰斗であられる松村明・宮崎道生両先生の御著書に負うところ絶大である。 あつく学恩を謝するものである。 また増渕勝一・小林高四郎両先生からはたえずご激励をいただき、またご教示いただいたことも少なくなかった。 教育者出版部の小飼一彦氏にもたいへんお世話になった。 あわせて謝意を表したい。 このようなささやかな作品でも多くの方のご恩を受けて、はじめて誕生しえたことを思い感謝の念でいっぱいである。
  なお、本文上・中巻とその注、参考資料として収めた"「長崎注進羅馬人事」宝永五年下巻"の訳文は大岡が、解説と下巻の訳文・注は飯盛が分担した。
      大岡 勝義
      飯盛 宏

■目次(本文から拾って小項目を追加しました)
はじめに 3
『西洋紀聞』の世界 7
  一 新井白石の生涯 9
  二 新井白石の人物像 24
  三 『西洋紀聞』について 29
  四 宗教改革と絶対主義国家の征服 40
    凡例 49
上巻 51
  シドッチの来航/白石に尋問の命下る/通訳との打ち合わせ/   白州のシドッチ/尋問の開始/シドッチの真情/白石の説得/   尋問の再開/ヨーロッパ諸事情の聞き取り/教義の尋問/   シドッチの学識/シドッチの人柄/拘禁の処置/シドッチ洗礼を行う/   シドッチ入牢/来航の真意/シドッチの牢死/『西洋紀聞』成る/   付録〔シドッチの来日したときの有様が記されている〕 82     異人船の出没/異風人の上陸/異人、長崎につく/     長崎奉行所での調べ/シドッチ江戸に着く/シドッチの食事と所持品
中巻 91
  五大州とは/世界地図について   ヨーロッパ諸国     教皇の都イタリア・ローマ/シチリアは噴煙の島/     ポルトガルのアジア進出/ゴア・マカオとの交渉/ポルトガルの王位復権/     キリスト教の渡来について/強大国スペイン/カステイリヤ/     フランス/大国ドイツ/その他の諸国/海戦に巧みなオランダ/     悪名高いイギリス/その他の北欧諸国/ヨーロッパにおける為政者の選び方/     君長の位号/ヨーロッパの民俗/ヨーロッパの言語   アフリカ諸国     軍事力強大なトルコ/その他アフリカ各地   アジア諸国     良馬の国ペルシア/アジアの大国モンゴル/織物の地ベンガラ/     色織柄のインデヤ・ゴア・マカオ/シャカ入滅の地セイロン/     金札の礼シャム/オランダの進出マラッカ/赤道直下のスマトラ/     温暖なジャワ/香料と黄金の島々ボルナオ・マカッサル/     銀山と日本人の町ルソン島/新大陸オーストラリア/日本への路/     新イスパニア(メキシコ)/新フランス(カナダ)   ソイデ=アメリカ諸国(南アメリカ)     未開の地ブラジルとサン=ヴィンセント島/     付 長人国パタゴニア/付 スペイン王位継承戦争起こる/     イスパニヤ継承戦争終わる
下巻 151   ヨハン=シドッチの来航理由/ヒイタサントールムとデキショナアリヨム/   携行品・衣服など/シナ・シャムの事情/フランシスコ=ザビエルとキリシタン大名/   ザビエルの遺体など/利瑪竇のこと/ヨーロッパの軍事事情/火器の始め/   イスパニアの領土形成/シドッチが日本布教を志した理由/日本人と中国人の性格の相違/   シドッチが選ばれた理由/直接江戸に来ることを望んだ理由/キリスト教の概要/   キリスト教の公認/キリスト教僧職の段階/世界の宗教/白石のキリスト教批判 注 211 「長崎注進羅馬人事」宝永五年下巻 247 参考文献 269
■書評
るびりん書林 別館

○■悪夢の超特急 リニア中央新幹線■2015年09月03日 21:55

消費電力、沢枯れ、耐震性能、採算性、電磁波…
リニア新幹線の問題を理解するには十分


樫田 秀樹 (著)
単行本(ソフトカバー): 264ページ
出版社: 旬報社 (2014/9/17)

■内容紹介
【第58回JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞受賞!!】

「夢があっていい! 」「地域が活性化する! 」と思っているあなた。覚悟はできていますか?
新幹線の3倍以上かかる電力を原発再稼働でつくる? 南アルプスの天然水を枯らし、稜線に残土を積み上げる? 1日に1700台ものダンプカーを街中に走らせる? 日本最大のウラン鉱床地帯にトンネルを開ける?

【著者メッセージ】   総事業費9兆円。この史上最大の鉄道事業は、その問題点をほとんど報道されることなく着工目前まで来た。  東京・名古屋間の286キロのうち86%の246キロがトンネルになることで発生する水枯れの可能性、処分方法の決まらない膨大な建設残土、掘り当てるかもしれないウラン鉱床、一日に1700台ものダンプカーが12年も走る村、10年以上も続く騒音と振動と土ぼこり、喘息、生活と交通阻害、生態系の劣悪化、立ち退き等々。
私がリニアに関して取材を続けるのには理由がある。いま伝えるしかないからだ。
3・11の前、原発の危険性を訴えるマスコミはきわめて少なかった。事故が起きてから、多くの記者が饒舌になった。原発関連の本にしても、事故のあとは数百冊も出ているはずだ。もちろん否定しているのではない。次から次へと新たな問題が発生する以上、どれも大切な情報である。
だが、その礎を作ったのは、原発事故以前の数十年間、事故の可能性を訴え、反原発を訴えていた少数の市民団体やジャーナリストや研究者だ。たとえば、原発事故のあと、どの講演会場も立ち見が出るほどに時の人となった小出裕章・京都大学原子炉実験所助教は、事故の前は10人前後しか聴衆のいないときもあった。それでも腐ることなく、淡々と講演活動を続けた。市民団体も廃炉を視野に入れた運動を展開したり、東京電力に何度も申し入れを行なっていた。 だが、マスコミは東京電力という大スポンサーに配慮して、こうした声を拾わなかった。東京電力はひたすら「原発は安全です」を繰り返し、国民的検証もないまま、ついに事故が起きた。
リニアが事故や問題を起こすとは断言しない。ただ人間が造るものである以上、その可能性はある。リニア計画では、すでに山梨県のリニア実験線周辺で、起こらないといわれていた水枯れが頻発しているだけに、問題発生の可能性は低くはないと推測する。しかし、その検証がされていない。
あるテレビ関係者は言った。「JR東海がスポンサーである以上、報道は難しい。でも、事故や大問題が起これば取材できる」と。だが、私は事故を待ってなどいられない。いま伝えることで、多くの人にリニアに関する情報を知ってもらい、議論をしてほしい。 なぜなら、リニアは似ているのだ。原発の推進の仕方と。

内容(「BOOK」データベースより)
総事業費9兆円。この史上最大の鉄道事業は、その問題点をほとんど報道されることなく着工目前まで来た。東京・名古屋間の286キロのうち86%の246キロがトンネルになることで発生する水枯れの可能性、処分方法の決まらない膨大な建設残土、掘り当てるかもしれないウラン鉱床、1日に1700台ものダンプカーが12年も走る村、10年以上も続く騒音と振動と土ぼこり、喘息、生活と交通阻害、生態系の劣悪化、立ち退き等々。今からでも遅くはない。JR東海は関係者、特に住民を軽視せず、徹底議論を図るべきだ。

著者について
樫田秀樹(かしだ・ひでき)
1959年北海道生まれ。岩手大学卒業。コンピュータ関連企業勤務を経てフリーのジャーナリストに。NGOスタッフとしての活動や取材でアジア・アフリカ各地に赴く。著書に『9つの森の教え』(築地書館。ペンネーム峠隆一)、『「新しい貯金」で幸せになる方法』(築地書館)、『自爆営業』(ポプラ新書)、編著書に『世界から貧しさをなくす30 の方法』(合同出版)など。各誌で環境問題、社会問題、市民運動、人物ルポなどを手がける。自身のブログやホームページでも多くのテーマを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
プロローグ
第一章 計画前夜 16
・技師の閃き/署名運動/走らないリニア/動き出した計画/「リニア・市民ネット」の誕生
第二章 空疎な「方法書」説明会 50
・国の民意軽視/不毛な説明会―環境影響評価方法書の縦覧/計画の大義/原発一基分の電力を消費するリニア/このままではずるずると着工される/大鹿村の新聞/NO!リニア連絡会/大鹿村の説明会/東京での説明会/NOを言わなかった自治体/議論がなかった期成同盟会/自治体の本音
第三章 何が問題なのか 90
・推進者からの批判/海外での事例/自治体にも隠される情報/何が問題なのか/電磁波/水枯れ/空疎な「町づくり」計画/なぜ報道されないのか?/「個別説明会は開催しません」
第四章 リニアは必要なのか? 166
・速いけど早くない/声にならない声が―「リニア、いりませんよね」/リニアを止める!―「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」の誕生/ネットワーク、国土交通省へ/議員の関心/誰がリニアを必要としているのか?
第五章 土壇場での懸念の噴出 190
・加速の第一歩/「ご理解」なんてできない/自治体も懸念。長野県大鹿村と中川村/長野県南木曽町の懸念/岐阜県可児市/静岡県七市二町の水源がなくなる?/悩ましき南アルプスの残土/公聴会と審査会
第六章 厳しい知事意見書が出ても 232
・評価書/環境大臣意見/環境省と国交省へのダブル交渉/行政訴訟?/高まる関心

あとがき 257
リニア新幹線沿線住民ネットワーク加盟の市民団体一覧 261
主な参考文献 262

■「プロローグ」から
  水枯れや残土だけではない。南アルプスだけではない。リニア中央新幹線計画には、さまざまな問題が存在する。

・新幹線の三倍以上の電力を消費することから指摘される原発再稼働につながる可能性
・強力な電磁石の使用による電磁波の発生
・岐阜県では日本最大のウラン鉱床地帯にトンネルを開ける可能性
・三兆円の借金がある会社が九兆円もの事業に乗り出すという疑問。つまり資金ショートした場合の国民負担の可能性
・なぜ時速五〇〇キロでなければならないのか

  こうしたことはほとんどの人が知らない。JR東海も国もマスコミも、総工費約九兆円という、世界の鉄道史上最大の超巨大プロジェクトの実像をほとんど周知しない。

■書評:
るびりん書林 別館

×○目と耳と足を鍛える技術―初心者からプロまで役立つノンフィクション入門○2015年08月26日 09:30

宮本常一、やまびこ学級、正力松太郎…


佐野 眞一 (著)
新書: 174ページ
出版社: 筑摩書房 (2008/11)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
脳みそに汗かいて考えろ!世の中の動きと人びとの生態を一つ余さず凝視し、問題意識を身につける技術とは?必読書“百冊”を厳選した最強のブックガイド付き。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐野/眞一
1947(昭和22)年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社のライターや業界紙記者を経てノンフィクション作家に。社会の片隅や裏側から時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査とねばり強い取材によって近現代史の巨大なテーマに正面から迫り読者を圧倒する作品を書きつづけている。『旅する巨人』で第28回(平成9年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■一言:
東電OL殺人事件、正力松太郎、満州国と大麻など、いずれも現代の闇と深く関連する主題を扱いながら、その本質には決してふれず、におわせることすらない方向に誘導する行為を続けた人物のようだ。

△●平和なカラダ●2015年08月19日 10:18

平和なカラダで心が穏やかに。ココロの安静が世界平和に。


サンプラザ・ホメオパス・中野 (著)
単行本: 199ページ
出版社: ユビキタスタジオ (2007/08)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
見事な減量、菜食主義で「健幸」を究めてきたサンプラザ中野が、西洋の「もうひとつの医学」ホメオパシーを修得して、サンプラザ・ホメオパス・中野になった。これは効くぞーっ。荒れたココロ、疲れたカラダを癒す、健幸の師のお笑いアドバイス。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サンプラザ・ホメオパス・中野
1960年生まれ。歌手。二年間のアマチュアバンド活動を経て1984年に爆風スランプのヴォーカルとしてデビュー。パワフルで奥深いサウンドにユニークなパフォーマンスが話題を呼び、若者を中心に支持を得る。88年「Runner」の爆発的ヒットにより、更に幅広いファンを獲得。その後も数々の名曲をリリースしミュージックシーンに確固たる地位を築く。しかし、一五周年を迎えた1994年に爆風スランプは活動休止宣言。現在は「サンプラザ中野」として「歌手」「健康」「株」を中心に、執筆業やランナーなど幅広い活動を行っている。また2006年には西洋医学のクラシカルホメオパシーのホメオパスの資格を取得。文化的な活動をする場合に限定的に改名し「サンプラザ・ホメオパス・中野」としても活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
この本の成り立ち 6
1 ストイックであることに憧れた怠け者時代 9
2 アーティストとしての危機だったデブで鬱の時代 035
3 世界よ、少食に向かって走れ!いまこそ! 75
4 ホリスティック医療の華、クラシカルホメオパシーと出会う 101
5 薬漬け男、ホメオパスの相談を受ける 123
6 薬漬け男、硫黄を処方される 167
7 カラダが平和でないうちは頭の平安はあり得ない 177
平和のためのあとがき 196

デザイン=寺井恵司/カバー装画:相場幸二

■「平和のためのあとがき」から(中ほどの2段落)
  お昼をそこら辺で売っている弁当ですましてはいけない。何が入っているかわからない。 レンジでチンで暖めてはいけない。 食材のくれる栄養を素から壊していますかもしれないから。 食べ物に限っては「便利」はやがて心身に「不幸」として帰ってくるのだよ。 「安い」は高い医療費に跳ね返ってくるかもしれないのだよ。
  とまあ医療費は高い。 個人が払っているのは三割か。 だが、つまり残りの七割はみんなで払っているのだ。 考えてみるとクラシカルホメオパシーは安いよ。 相当。 だから上手く西洋医学と両刀遣いできればよいと思うのだ。 そうすれば日本がより健康になると思うのだ。 安価に。 だから俺は広めようとしている。

■レビューページ
ぶら~りネット探訪

◎■血液の闇 ― 輸血は受けてはいけない■2015年08月13日 10:24

輸血の危険性と血液ビジネスを指摘した貴重な書


船瀬 俊介 (著), 内海 聡 (著)
単行本: 256ページ
出版社: 三五館 (2014/7/19)

■商品の説明
内容紹介
日本では毎年、120万人が受けている輸血。
しかし、「輸血でしか人は救えない」という医学洗脳の裏で甚大な医原病が続出し、おびただしい生命が奪われている。そして、被害者たちは何の救済も受けられないまま、その死因は闇に葬られてい。輸血とは、現在進行形の巨大薬害だったのだ。
理想の輸血代替液は、輸血が確立するはるか以前に解明され、世界的なニュースとなっていたにもかかわらず、なぜ医学界によって葬られたのか?
輸血によって病人を増やし、感染症を蔓延させ、巨利を貪りたい血液利権、医療利権の思惑を読み解き、輸血の暗部とその背景を白日の下に晒す。
『医学不要論』の内海聡と、『病院で殺される』の船瀬俊介が、それぞれ現役医師と医療ジャーナリストの立場から、医学界の常識を覆す衝撃事実を告発。

出版社からのコメント
「血液の闇」特設サイト
http://www.sangokan.com/book/ketsueki.php

「血液の闇」チラシ画像
http://www.sangokan.com/book/gazo/ketuekichumon.pdf

血液問題に関する行政交渉と記者会見(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=sLPxfpTcqH0
内容(「BOOK」データベースより)
膨大な輸血・血液製剤の利権の背後で、輸血・血液製剤という毒により、おびただしい生命が奪われ、医原病に苦しめられている。その悪意による薬害の犠牲者、被害者たちは原因を一切問われることなく、暗黒の闇に葬られている。医者も患者も気づいていない、医学界最後のタブー。


著者について
船瀬俊介◎ふなせ・しゅんすけ
1950年、福岡県生まれ。医療・環境問題に取り組むジャーナリスト。日本消費者連盟の活動に参加、「消費者リポート」の編集などを経て、独立。
1980年代には化粧品の危険性を、1990年代には電磁波の問題を、2000年代には抗ガン剤の無効性をいち早く告発し、時代の一歩先を行く視点が注目を集める。
現代医療の実態を取材する中で「輸血」の危険性に着目し、本書を執筆。『病院で殺される』『3日食べなきゃ、7割治る! 』など著書多数。
内海聡◎うつみ・さとる
1974年、兵庫県生まれ。筑波大学医学部卒業後、内科医として東京女子医科大学附属東洋医学研究所、東京警察病院などに勤務。精神医療分野での活動において「病を悪化させる精神科医療」の現実を痛感。その全貌を明らかにした『精神科は今日も、やりたい放題』がベストセラーに。その後、積極的な執筆・講演活動で“医学の正体"を伝えるべく奮闘中。「医学にまつわる洗脳の中で輸血の洗脳を振り払うのがもっとも難しかった」と語る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
船瀬/俊介
1950年、福岡県生まれ。医療・環境問題に取り組むジャーナリスト。日本消費者連盟の活動に参加、「消費者リポート」の編集などを経て、独立。1980年代には化粧品の危険性を、1990年代には電磁波の問題を、2000年代には抗ガン剤の無効性をいち早く告発し、時代の一歩先を行く視点が注目を集める

内海/聡
1974年、兵庫県生まれ。筑波大学医学部卒業後、内科医として東京女子医科大学附属東洋医学研究所、東京警察病院などに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに
第1章 こうして輸血で殺される――船瀬俊介
第2章 エホバの証人〝輸血拒否〞事件の真相――内海聡
第3章 放射線照射で「死にかけ血液」注入――内海聡
第4章 輸血がガンを作っていた――船瀬俊介
第5章 血液製剤と感染症で、病院は荒稼ぎ――内海聡
第6章 無輸血手術が世界の流れだ! ――船瀬俊介
第7章 輸血不要論――内海聡
第8章 医学理論を覆す「カントンの犬」の衝撃――船瀬俊介
第9章 吸血ビジネスの大崩壊が始まった――船瀬俊介
第10章 国際赤十字の闇、日赤利権の闇――内海聡
エピローグ 「新医学」の未来に向けて――船瀬俊介

■帯から
医学界最大にして最凶のタブーを告発!
・血液に照射する、致死量をはるかに超える放射線の恐怖
・輸血は、免疫を低下させ、ガンリスクを跳ね上げる
・「報告するのは100人に1人」とんでもない副作用の数々
・「エホバの証人」輸血拒否事件の、知られざる真相
・100年前から存在する「輸血の代替法」はなぜ浸透しないのか?
・血液製剤とそれによる感染症は、医療利権のビジネスモデル
・血液にまつわる赤十字と天皇家の深すぎる闇

■一言:
国際資本家たちの大きな収入源の一つである、医療の闇に迫った、現代人必読の本

■書評
るびりん書林 別館