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○■「プーファ」フリーであなたはよみがえる! 生命場を歪ませるアルデヒド■2017年10月05日 17:37

必須脂肪酸(植物油や魚油)は必須ではないどころか有害だった



崎谷 博征 (著)
単行本: 169ページ
出版社: 鉱脈社; 四六版・上製版 (2017/7/18)

商品の説明


内容紹介


ガン、リウマチ、アルツハイマ‐病、うつ病、自閉症、糖尿病、脳卒中、心血管疾患… なぜこれらの慢性病が近代に爆発的に増加したのか? なぜ慢性病が治癒しないのか? なぜ難病が存在するのか? その鍵は「プーファ」にあった! なぜあなたの心身の調子が優れないのか? それは「プーファ」の過剰摂取によって、アルデヒドという猛毒が あなたの体の機能・構造を破壊し尽してしまうからです。 アルデヒドは体内のタンパク質、遺伝子に強く結合して生命のエネルギーフローを止めてしまいます。 プーファは、いまやあらゆる加工食品に紛れ込んでいます。 そして植物油脂というプーファは料理にも使用されるようになりました。 著者自身がプーファ・フリーを実践し、心身の不調を克服したばかりでなく、多数の慢性病をプーファ・フリーの食事療法(原始人食)で改善させています。 欧米の300以上の医学研究結果を集約し、もはや動かすことのできないエビデンスを提示します。そして、欧米でも誰も書けなかった「なぜ近代社会でプーファが食べ物に使用されるようになったか」という歴史をついに公開します。 現代病の最大の原因は「プーファ」です。 そしてあなたは「プーファ・フリー」でよみがえります。

出版社からのコメント


たくさんの読者から思いのこもったレビューが投稿されています。 その中で食物アレルギーや油、糖尿病や心血管疾患など多くの慢性病に悩まされている事を知りました。 長い間、在庫切れで大変申し訳ございませんでした。 増刷第3弾が出来上がりました。 今後は購入のご要望に応えられます。ご注文をお待ちしています。

著者について


崎 谷 博 征 (さきたに ひろゆき) 総合医、脳神経外科専門医、医学博士、パレオ協会代表理事、日本ホリスティック療法協会理事。ロイヤルホリスティッククリニック院長。 1968年 奈良県生まれ 奈良県立医科大学・大学院卒業 脳神経外科専門医、ガンの研究で医学博士取得。 国立大阪南病院、医真会八尾病院を経て、私立病院の副院長をつとめる。現在、ロイヤルホリスティッククリニックでガン、難病、原因不明の慢性病を対象にした治療を確立し、根本治療指導に従事している。 生物学・人類学・考古学・物理学など学問の垣根を取り払い横断的に研究。「原始人食」(崎谷式パレオダイエット)およびパレオライフスタイルを確立。「リーキーガット」「リーキースキン」「リーキーベッセル」や「プーファ(PUFA)」「リポリシス」という概念を日本で初めて定着させた。パレオ協会を通じて栄養学およびライフスタイル改善の啓蒙を行っている。また全国で医師・治療家および一般の方々を対象に講演・啓蒙活動を行っている。 著書に『患者見殺し医療改革のペテン』 『グズな大脳思考デキる内臓思考』『医療ビジネスの闇』(共に韓国語訳出版)、『原始人食で病気は治る』(台湾語訳も出版)、『間違いだらけの食事健康法』、『この4つを食べなければ病気にならない』(中国語訳も出版)、『ガンの80%は予防できる』 共著に『悪魔の思想辞典』『日本のタブー(悪魔の思想辞典2)』がある。

目次


はじめに 003
【第1章…人類にとっての最大の惨事:プーファ(PUFA)】
人体解剖で出くわした猛毒アルデヒド 014
農耕・牧畜革命と「アルデヒト」を生み出す「プーファ」(PUFA) 018
「プーファ」(PUFA)によるライフスタイルの激変 020
調理・加工食品革命と植物油(プーファ:PUFA) 023
今や都市災害、外食産業での「油酔い」 027
畜産物を通して蓄積するプーファ(長鎖不飽和脂肪酸) 031
プーファの普及と合わせてのガンなどの病気の急激な増加 036
プーファの酸化こそアルデヒド誘導体の正体 040
エネルギー代謝をストップさせるアルデヒド(過酸化脂肪) 044

【第2章…私たちの食べている脂肪とは?】
食事から摂取する脂肪/飽和脂肪酸とは 050
飽和脂肪酸とは 056
なぜ脂肪酸に飽和と不飽和があるのか? 065
プーファの二大横綱:オメガ3とオメガ6 069
最も酸化されやすい魚油(EPA)、DHA 071

【第3章…プーファ(PUFA)と美容・健康】
プーファ(PUFA)の生理作用 080
肌のシミ、シワもプーファ(PUFA)が原因 082
加齢臭・腋臭・口臭もプーファ(PUFA)が原因 087
ガンとプーファ(PUFA) 091
動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞の原因もプーファ(PUFA) 092
消化とプーファ(PUFA) 096
自己免疫疾患とプーファ(PUFA) 098
神経疾患とプーファ(PUFA) 100
プーファ(PUFA)の代謝物質も危険 101

【第4章…なぜプーファ(PUFA)が蔓延しているのか?】
オメガ6、オメガ3は必須脂肪酸(?)第1次プーファ虚偽 110
「飽和脂肪酸悪玉説」の虚偽 115
オメガ3系は身体にいい(?)第2次から第3次のプーファ虚偽 121
魚油(EPA)、DHAのサプリメントは必要か? 129
リノール酸、リノレイン酸は必須脂肪酸か? 132
「適切な時期に適切な量で適切な場所に」 134
新生児黄疸もプーファが原因 139
加齢、食事とエネルギー代謝 142
「エスキモーダイエット」の結果は? 146
プーファの摂取を限りなくなくすこと 153

参考文献 163
あとがき 165

「あとがき」の最後の部分より


最後に、私が提供している「原始人食」(アップデート版)では、このプーファの害悪を極力減らしたネイ用を提供しております。
ご興味のある方は、(社)パレオ協会のホームページをご覧になってくだされば幸いです。

書評


必須脂肪酸(植物油や魚油)は必須ではないどころか有害だった

○■原子転換というヒント―21世紀の地球再生革命■2017年03月11日 20:52

炭素や酸素から鉄や金を作ることができるという原子転換は、資源の偏りに縛られることのない文明の夢を見させる。



久司道夫(著)
日本CI協会(編集)
単行本: 172ページ
出版社: 三五館 (1997/06)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
日本の実験では、炭素(C)から鉄(Fe)ができた!ロシアでは、鉛(Pb)から、白金・金・銀・銅の混合物が誕生!!いま明らかにされる元素が別の元素に変わる「原子転換」の真理。

内容(「MARC」データベースより)
元素が別の元素に変わる原子転換は通常の科学では原子炉以外はありえないとされている。しかし現実に生体内で日夜行なわれており日用的な道具でも実験できる。原子転換の応用で21世紀の資源問題解決の糸口が開かれる。

著者について
九司道夫(くし・みちお)
1925年、和歌山県生まれ。
東京大学法学部卒業、同大学院修了。
欧米を舞台に東洋の医学・哲学を説き、支持者が多い。
また、師・桜沢如一を継ぎ
「簡素で自然な正食を実践して健康と長寿を獲得する生き方」
――マクロビオティック理論の権威である。
1996年には 国立アメリカ歴史博物館(スミソニアン博物館)の殿堂入りを果たす。
現在、地球資源の枯渇と環境破壊を救う
「原子転換理論」の普及と実用化に取り組むいっぽう、自然食品を扱う「クシマクロ」店を各地にオープンしている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
まえがき
序章 宇宙の秩序と陰陽原理 13
科学でわかっていること、わかっていないこと
科学よりわかりやすい「宇宙の秩序」
「宇宙の秩序」の十二の法則
「宇宙の秩序」で日常生活を考える

第一章 物質とエネルギー 23
四番目の物質、プラズマの不思議
プラズマの原子構造
温度における陰と陽
原子構造について
原子エネルギー
元素のスパイラル
元素の陰陽の決まり方

第二章 二一世紀を拓く新錬金術 47
原子転換はありえないと、多くの科学者はいう
ケルヴラン教授の偉大な発見
ナトリウムからカリウムへの原子転換

第三章 原子転換の法則 61
鉄をつくる
炭素から鉄への実験
原子転換で微量の金ができた
「賢者の石」
役に立つ価値
プラチナのつくり方

第四章 生体の原子転換 83
物質と非物質は相互転換する
生体内原子転換
「適温」は大事なポイント
原子転換で病気が治る
精神性を高める物質
食事のバランスと原子転換
炭素と珪素のしがらみ
あらゆる元素は水素を母体とする

第五章 現代にかなう陰陽原理 111
生活の中のイン・ヤン・セオリー
テクノロジーの裏と表
人類を導くもの
1対7の原理
宇宙の無限の力に頼れ

第六章 誰にでもできる原子転換 139
「しらかば農園」の村木さんの原子転換実験報告
原子転換に使う実験道具
原子転換の実験に挑戦する

終章 社会における原子転換 151
老子の学校
「宇宙の秩序」を応用したガン治療法

特別インタビュー 原子転換はエセ科学ではない! 161
――北大工学部 水野忠彦博士

あとがき 169

■書評
炭素や酸素から鉄や金を作ることができるという原子転換は、資源の偏りに縛られることのない文明の夢を見させる。

◎■本物の自然療法―自然に生きる人間本来の病気観■2016年12月24日 11:43

多くの代替療法もまた偽りであるという視点



大滝 百合子 (著)
単行本: 130ページ
出版社: フレグランスジャーナル社 (2005/5/27)

■商品の説明
内容
現代社会の不自然さに体がついていけなくなったために起こる、さまざまな現代病。本書では、自然の中で暮らす人間本来の考え方や生き方について解説した上で、現代医療や代替医療への疑問に触れながら、病気に対する自然な対処法に迫ります。現在あなたが抱く病気観と、ぜひ比べてみてください。

著者について
大滝百合子(おおたきゆりこ)
筑波大学人間学類卒業、教育社会学専攻。マサチューセッツ大学アーマスト校社会学部卒業。コロンビア大学大学院社会学部にて修士号取得、博士課程中退。医療社会学的視点からハーブや食事法に興味を持つ。
著書に『自然史食事学―自然の歴史に学ぶ最高の食事法』(共著、春秋社)、『本物の自然食をつくる[レシピ集]』(共著、春秋社)、訳書に『ガン代替療法のすべて―ガン治療の真髄に迫る』(共訳、三一書房)、『本物の自然化粧品を選ぶ―完全ナチュラルコスメ宣言』(春秋社)、『ストレスに効くハーブガイド』(フレグランスジャーナル社)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 1
第一章 愛という栄養
第一節 子供のアトピーの経験から 8
――人間にとってどれほど愛情が重要か
第二節 真の愛情とは 19
――自己愛から他人への愛へ

第二章 病気は友達
――「愛」の本当の理解があってはじめてできる「病気」のとらえ方
第一節 「病気の原因」は探らない 30
――病気の理論をもとに病気に接することの問題点
第二節 病気は友達 51
――現代医学や代替療法と自然人の病気に対する考え方の違い
コラム●自然人の寿命 59
第三節 自分の一部としての病気 61
――病気に対するさらに深い考え方の違い
第四節 病気に対する態度が重要 70
――病気になったら実際に何をやるかでなく、考え方の違いが重要であること
コラム●庭で 83
第五節 大地の恵みにすがる 86
――自然人は病気になったらどうするか
第六節 現代に息づく太古の生命ハーブ 94
――その本質と付き合い方

第三章 死は友達
――「愛」の本当の理解があってはじめてできる「死」のとらえ方
大地と一体化する 110
――自然人の死生観、人生観
コラム●ガンを恐れるすべての人へ 117

資料○「医療の三つの伝統」(スーザン・ウィード著『ヒーリングワイズ』より抜粋・訳) 120
おわりに 121

■「はじめに」の後半部分
  たとえ原生林の中に引っ越しても、気持ちの持ちようによってはまったく自然でない暮らしをすることはできます。大切なのは気持ちです。自然の中で暮らす本来の人間の考え方をし、本来の人間らしく病気に接すること――それが本当に自然な暮らしをするということであり、現代病が治る、おそらく唯一の王道でもあります。しかも、それは、現代病だけでなく、あらゆる病気が「治る」、人類史上最も古い病気に対する「治療法」でもあるのです。
  この私の考えは、現代医学はもちろん、現代医学に代わるものとして脚光を浴びている代替療法一般の考え方に疑問を投げかけるものです。いわば第三の方法ですが、この第三の方法は、第一の方法(現代医学)や第二の方法(代替療法)とはまったく違う性質を持つものです。病気に対する対処法なのに、それは医者や薬や権力とは無縁です。ですから、医学や医療と呼ぶにはふさわしくありません。そして、それは自然に暮らす人間本来の生きる姿であり、そのなかには、政治も経済も教育も、生活に関する物事はみんな含まれています。病気や健康に関して別の法則があるというわけではありません。
  そして、その自然に暮らす人間本来の姿はあまりにも日常的で当たり前のことなので、医学権力のもとに生じた文明以後の医学のように記述保存されてはいません。生きる人々を通して受け継がれるにすぎないのです。ですから、現代においては、それについての知識はほとんど皆無状態で、推測による本が国内外にほんのわずかに残るだけです。
  私はこの本で、私が知る限り、推測できる限りの自然に暮らす人間(自然人と呼びます)の生き方、病気の見方について説明します。そこでは私が実際にアトピーの娘と接して発見したことも参考にしています。第一章では、自然人の考え方の基本であり、健康の第一条件である愛情の意味について、第二章では、その愛情の考え方をもとにした病気のとらえ方について、第三章では、それに伴う死生観の違いについてお話します。
  人類史上最も古く、同時に今最も新しい「病気への自然な対処法」が、「不自然な治療法」である現代医療や「自然な治療法」である代替医療と比較してどのように違うかを感じていただければ幸いです。自然人の暮らしと考え方は私たち現代人にとってはまさに別世界です。楽しい夢を見るつもりで読んでください。それがさらなる健康への確実な第一歩であると私は信じています。

■書評
多くの代替療法もまた偽りであるという視点

○■遥かなる野菜の起源を訪ねて■2016年11月10日 16:25

1982年から1989年にかけてと2002年に行われた世界中で大規模に作られている野菜と穀物の原産地を訪ねる旅の記録。


池部 誠 (著)
単行本: 254ページ
出版社: ナショナル出版 (2009/08)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1982年から1989年にかけて、延べ10カ月に渡って7カ所の野菜の原産地、2002年に稲の原産地に探検に行った記録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池部/誠
1942年生まれ。ノンフィクション・ライター。世界の八大作物原産地の7ヵ所を探検(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに
第一章 シルクロードは「野菜の道」だったか 7
古ぼけたプロペラ機/日本の野菜のルーツ/作物の八大原産地/日本の野菜研究/オアシスの黄色いニンジン/中国の植物起源学はこれから/野菜の通り道ではなかったシルクロード

第二章 ジャガイモはアンデスの高山植物だった 29
クスコでは高山病に注意/才色兼備の野生ジャガイモ/標高五千メートルを有効利用/欧州での食体系を変えたジャガイモ/ジャガイモとアイルランド/アンデスの山あいに咲く野生トマト

第三章 キャベツの故郷は地中海沿岸の岩壁 51
アクロポリスに咲く菜の花/キャベツの原産地探し/風に揺れるポプラ/トルコには野生種が多い/岩壁に咲くクレティカ/シチリアの山のキャベツ/マヨネーズの発祥地・マオン/ドーバーのシルベストリス

第四章 アジアを救ったサツマイモ 73
日本を救ったサツマイモ/私の大嫌いなサツマイモ/サツマイモの原産地/アメリカのサツマイモ/サツマイモの移動、南米からポリネシアへ/モアイのイースター島/ニューギニア高地のサツマイモ

第五章 インドで生まれたナス・キュウリ 97
華北系と華南系/照葉樹林文化/雲南の山黄瓜/雲南省のタイ族の村/タイのリス族の村/インドとナス/インドのナス料理/ネパールの野生キュウリ

第六章 菜の花の道はどこを通っていたか 119
北京の街を覆う白菜/白菜が生まれた土地・揚州/菜の花の道/トルコの野生の菜の花/インドのアブラナ・サーソン/峠の向こうのラダック/チベットのカブ/広州の菜心/後日談

第七章 ユーラシア大陸最深部の作物 141
東はネギ西はタマネギ/タマネギはどこが原産地か/アルタイ山中で探検/葱嶺を仰ぎみる/野生ニンジンを発見/原産地のニンジンの味

第八章 世界最初の文明を生んだ小麦・大麦 163
農業を始めた土地/何故、農業は生まれたか/農業革命の意味/原農業の始まり/文明は農業が生んだ/農業の暗部/一粒の麦/ルツ記/ヨーロッパへの伝播

第九章 突如踊り出た「稲作文明」 193
河姆渡遺跡の発見/稲作開始の原因/良渚遺跡の謎/長江文明/桂林郊外で野生イネを見た/龍勝梯田/ラオスへ/タイの浮きイネ/日本への道/日本最古の水田/縄文人は大陸まで出かけたか?/弥生時代は戦争開始の時代でもある/日本での水田稲作伝播のスピード/縄文時代のイネのプラント・オパールが発見された/縄文農耕/三内丸山遺跡/新みずほの国構想/第二の緑の革命/持続する農業の道

あとがき

■「はじめに」より
  これは、一九八二年から一九八九年にかけて、延べ十カ月に渡って七カ所の野菜の原産地、二〇〇二年にイネの原産地に探検に行った記録である。世界には全部で八カ所の野菜や作物の原産地があり、主要な作物は七カ所で生まれたが、日本は含まれていない。日本の主食であるイネやムギはもちろん、日本の野菜のベストテンを消費量順に挙げると、大根、キャベツ、タマネギ、白菜、ジャガイモ、キュウリ、トマト、サツマイモ、ニンジン、レタスとなるが、どの野菜も日本生まれではない。
(中略)
  調べてみると、奈良時代までに日本に入っていた野菜が多かった。昔は種子だけを送るなんてことはなかったはずだから、アジアの各地から栽培方法を知った民族が種子を持って日本にやってきたことになる。オーバーにいえば、古代の日本はアジア各地からやってきた多くの民族の作ったクニが割拠する土地だったのではないか。こう考えた私は是非、日本から原産地までの道を辿り、野菜や米の先祖である野生植物も見てやろうと思うようになった。原産地とは野生植物を人間が栽培化した土地のことである。
(中略)
  昔の日本はクニの集まりではなかったかと思って出掛けた探検だったが、その期待は充分満たされた。東アジアのいろいろな国で、知人によく似た顔の人や、初めて会っても懐かしい思いのする顔をした人々と会うことができた。逆に、現地で私はチベット、中国山東省、韓国の人間と間違えられ、望月カメラマンはネパール人と間違えられた。こんな土地から日本までやってきたのか。各国で食べた、原産地ならではの実においしい野菜とともに、忘れられないことである。

■書評
1982年から1989年にかけてと2002年に行われた世界中で大規模に作られている野菜と穀物の原産地を訪ねる旅の記録。

◎■家庭でできる自然療法■2016年10月10日 22:00

「もっと早く知りたかった」という声の多い、自然療法のバイブル的ロングセラー


東城百合子 (著)
出版社: あなたと健康社 (1978/1/1)

■商品の説明
平成22年に第920版出版という驚異的な増版を重ねる本書は、著者が若い頃に擢患した結核を玄米菜食と、自然の手当て法によって克服した休験を元に編み出されました。

著者について
東城百合子
大正14年岩手県に生れる。
昭和17年、当時日本の栄養学の草分けだった佐伯矩博士に師事、栄養士となる。
昭和24年重症の肺結核となり、玄米自然食によって白らの病気を克服する。以来自然食を主とした健康運動に力をそそぎ終戦後の混乱のさめやらぬ沖縄にわたり、沖縄全島に健康改革の灯をともし、沖縄の健康運動に力をそそぐ。
世界的な大豆博士といわれ、当時国際栄養研究所所長、国連保健機構理事、W・H・ミラー博士に師事。いよいよ健康改革運動に情熱をもつ。
昭和39年沖縄より帰京、東京に居をすえて、出版活動、自然食料理教室、栄養教室、講演活動と自分を育てるために啓蒙運動に力をそそぐ。
昭和48年5月、月刊誌「あなたと健康」を出版し、以来出版活動を中心に運動を進め今日に至る。
(http://www.binchoutan.com/toujou.html?gclid=CLHz0dym0M8CFReUvQodqrgPsgより)

■目次(大項目)
はじめに 1
一、自然が教える栄養学 13
二、治療のための自然食と自然療法 27
(1)病人のための食養生の実際 28
(2)家庭でできる手当て法 70
(3)健康づくりと体操 134
三、家庭でできる自然療法 147
四、自然良能力のすばらしさと体験談 371
索引 430

■「はじめに」より
健康に生きたいのは、誰もの願いですが、願いのようでなく、心のように成るのも、自然の成行き。自然のいのちを大切に、身近な日々の食物、植物、薬草などをはじめ、海の幸、山の幸で早めに無理なく、生命力を高めることそこ大事な事と私は自分の体験を通して思うのです。健康に生きたいのは、誰もの願いですが、願いのようでなく、心のように成るのも、自然の成行き。自然のいのちを大切に、身近な日々の食物、植物、薬草などをはじめ、海の幸、山の幸で早めに無理なく、生命力を高めることそこ大事な事と私は自分の体験を通して思うのです。

■書評
「もっと早く知りたかった」という声の多い、自然療法のバイブル的ロングセラー

○■医療人類学■2016年09月10日 11:52

生業や環境、しきたりなどが健康に及ぼす影響を扱う包括的な医療人類学


アン マッケロイ (著), パトリシア タウンゼント (著)
丸井 英二 (監訳)
杉田 聡 (訳), 近藤 正英 (訳), 春日 常 (訳)

■商品の説明 内容(「BOOK」データベースより)
グローバルな視野でしかも生物学的・社会文化的・政治経済的に書かれた、包括的な医療人類学の入門書。さまざまな文化的背景をもつ人々の生活を考えた国際保健医療が注目されている今日、今後の国際保健医療を探っていく…まさに必読の書。

著者について
Ann McElroy
ニューヨーク州立大学バッファロー校の准教授(人類学)

Patricia Townsend
パプアニューギニアの応用社会経済学研究所の上級研究員を経て、現在、ニューヨークのホートンカレッジの補助准教授(人類学)

丸井 英二(まるい えいじ)
1948年生まれ、千葉県出身
東京大学医学部保健学科卒業
保健学博士
現在、東京大学教授
専門分野は疫学、医学史、国際保健。

杉田 聡(すぎた さとる)
1960年生まれ、大分県出身
東京大学医学部保健学科卒業
保健学博士
現在、大分医科大学助教授
専門分野は、保健社会学、医療倫理

春日 常(かすが つね)
1962年生まれ、東京都出身
東京大学医学部保健学科卒業
保健婦、看護婦
現在(株)テス代表取締役社長
専門分野は健康管理、国際保健

近藤 正英(こんどう まさひで)
1966年生まれ、愛知県出身
東京大学医学部保健学科卒業
医師
現在、東京都立駒込病院外科
専門分野は、国際保健、疫学、保健社会学
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次(中項目まで)
本書について/まえがき/訳者まえがき
序文 3

1章 健康と病気の生態学 9
はじめに 9
医療生態学の実例としてのヤノマモ族研究 10
環境、文化、健康:医療人類学の視点から 14
生態系と健康のモデル 21
コラム:北極における適応 24 参考資料 36

2章 健康問題の学際的研究 39
はじめに 40
共同研究 41
生物環境のデータ 43
コラム:食人する会葬者 49
臨床のデータ 54
疫学のデータ 56
コラム:高血圧の疫学 58
社会・文化のデータ 62
コラム:精神遅滞の人々の日常生活 68
医療人類学:成熟しつつある領域 74
まとめ 75
参考資料 77

3章 適応の意味 79
はじめに 80
生物学的進化における適応 84
コラム:マラリアと農業 92
生理的・発達的適応 101
サモア人の適応と「健康」 106
文化的適応 107
適応不良と文化的パターン 112
直接的な医療コントロール 117
コラム:鎌状赤血球症に対する個人と文化の適応 120
情緒的・社会的なメカニズム 126
適応の限界 127
まとめ 129
参考資料 131

4章 出生・疾病・死亡構造の変化 133
はじめに 134
環境としての文化 135
人口均衡 138
コラム:パプアニューギニア社会での幼児の生存 143
狩猟採集民の野営地での生と死 151
農村での生と死 154
前産業都市での生と死 157
コラム:黒死病 158
産業社会における生と死 163
疾病構造の進化の研究法 171
まとめ 175
参考資料 177

5章 栄養の生態学と経済学 179
はじめに 180
人間の食生活と栄養学的な必要性 180
狩猟採集生活 183
コラム:クン・サン族(!Kungsan)の自給生態学 185
農耕生活 191
食習慣の人類学 200
口のなかに入るものすべてが食品ではない 203
コラム:アンデス高地におけるコカ噛みと健康状態 206
飢えた世界 210
アメリカにおける飢餓 213
栄養過多と他の豊かさの問題 215
まとめ 218
参考資料 219

6章 ライフサイクルと栄養 221
はじめに 222
出生前の栄養 222
乳児期の栄養 225
離乳期と小児期初期の栄養 229
小児期後期と思春期の栄養 235
成人期の栄養 237
コラム:サヘルの干ばつと飢饉 250
栄養不良の社会的コスト 255
まとめ 259
参考資料 260

7章 ストレスと病気 261
はじめに 262
ストレスの概念 263
ストレスのモデル 264
ストレス耐性の個体および文化による多様性 267
ストレスの生理学的理解 268
コラム:魔法による死 273
一般適応症候群 277
ストレスと癒し 282
社会文化的環境でのストレッサー 287
コラム:ストレス・ソーシャルサポート・妊娠 292
ストレスとメンタルヘルス 298
文化結合症候群 300
コラム:北極ヒステリー 305
まとめ 309
参考資料 311

8章 異文化接触による健康への影響 313
はじめに 314
イシの生涯 315
異文化接触というストレッサー 317
異文化接触のかたち 318
文化の変化とアルコール摂取 322
コラム:文化の変化とイヌイットの健康 326
異文化接触に関する研究のモデル 336
疫学的変化:カリフォルニアにおけるマラリア 338
人口学的変化:ニューギニアにおけるアスマット族 342
栄養と保健医療の変化 346
移住におけるストレス 351
コラム:東南アジアからの難民とアメリカの保健医療 356
参考資料 365

9章 近代化における保健医療コスト 367
はじめに 368
新しい道と古い病気 369
近代化の意味するもの 371
近代化と医療多元論 372
経済の開発と低開発 374
農業開発による健康影響の評価 377
コラム:灌漑と住血吸虫症 380
ヘルスケア発展のための戦略 387
開発途上地域での人類学者 395
先進国における少数民族の健康 400
コラム:アメリカ工業都市におけるアラブ人と黒人 406
まとめ 413
参考資料 415

付録:医療人類学プロジェクト 417
引用文献 419
さくいん 467

■「本書について」
  多大なる絶賛を受けた本書は、この10年ほどの間の医療人類学の研究の発展と、現代の健康問題に対する生物文化的なアプローチを反映するために改訂されたものである。生態学的な枠組みを維持しながらも、民族医学、文化精神医学、健康に対して批判的な人類学にも注意をはらっている。本書には、ソーシャルサポートや妊娠、マレーシアの母子栄養、難民の健康問題に関するコラムが加えられている。そのほか、ケーススタディは、クールー、鎌状赤血球症、住血吸虫症、高血圧症、北極ヒステリーに関する新しい研究に変更されている。参考文献の拡充、出典リストの改訂、最新の記録フィルムの概要紹介などによって、本書は教科書としてだけではなく、事典としても十分活用できるだろう。

■書評
生業や環境、しきたりなどが健康に及ぼす影響を扱う包括的な医療人類学

○■自然農法 わら一本の革命■2016年07月09日 14:16

世界は人に属さず、人が世界に属す


福岡 正信 (著)
単行本(ソフトカバー): 268ページ
出版社: 春秋社; 新版 (2004/8/20)

■商品の説明
内容紹介
田を耕さず、肥料をやらず、農薬などまったく使わず、草もとらず……それでいて豊かな収穫をもたらす、驚異の〈自然農法〉――その思想と実践を易しく説いたロングセラー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福岡/正信
1913年、愛媛県伊予市大平生まれ。1933年、岐阜高農農学部卒。1934年、横浜税関植物検査課勤務。1937年、一時帰農。1939年、高知県農業試験場勤務を経て、1947年、帰農。以来、自然農法一筋に生きる。1988年インドのタゴール国際大学学長のラジブ・ガンジー元首相から最高名誉学位を授与。同年アジアのノーベル賞と称されるフィリピンのマグサイサイ賞「市民による公共奉仕」部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
序にかえて i
第一章 自然とは何か 無こそすべてだ 3
この麦を見よ 4
この世は何もないじゃないか 7
郷里へ帰る 15
何もしない農法を目ざす 19
農業の源流としての自然農法 25
自然農法がなぜ普及しないのか 29
人間は自然を知っているのではない 32

第二章 誰にもやれる楽しい農法 世界が注目する日本の自然農法 39
米麦作りの実際 40
自然農法の四大原則 46
岐路に立つ日本の稲作 53
わらを利用した農法 59
理想の稲作り 66
ミカン作りの実際 71
科学技術の意味と価値 80

第三章 汚染時代への回答 この道しかない 87
食品公害問題はなぜ片づかないのか 88
海の汚染は化学肥料が原因だ 91
果物はさんざんな目にあっている 96
労多くして功少ない流通機構 99
自然食ブームの意味すること 102
自然に作られたものの味 106
人間の食とは何か 109
原点を忘れた日本の農政 115
企業農業は失敗する 120
誰のための農業技術研究か 124
自然に仕えてさえおればいい 127
日本人は何を食うべきか 130
なくなった百姓の正月休み 133
共同体の中で息づく自然農法 136
自然農法と有機農法 140
自然農法の使命は何か 144

第四章 緑の哲学 科学文明への挑戦 149
わかるが、わかっていない 150
お馬鹿さんは、だあれ 154
私は保育園に行くために生まれてきた 158
行雲流水と科学の幻想 163
相対性理論くそくらえ 167
戦争も平和もない村 171
わら一本の革命 176
京の夢 181
葦の髄から天のぞく 186

第五章 病める現代人の食 自然食の原点 191
自然食とは何か 192
自然食のとり方 196
食物の本質 204
自然食についてのまとめ 218

追章 "わら一本"アメリカの旅 アメリカの自然と農業 225
カリフォルニアはなぜ砂漠化したか 226
アメリカ農業は狂っている 237
"我思う、故に我あり" 245
拡大志向の機会文明の行きづまり 250

あとがき 259
お願い 266

■書評
るびりん書林 別館

-○わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─○【そこにある「命」と向き合い、悩み苦しみながら成長を続ける解体・狩猟女子の奮闘記】2016年05月17日 19:33

そこにある「命」と向き合い、悩み苦しみながら成長を続ける解体・狩猟女子の奮闘記


畠山千春 (著)
単行本(ソフトカバー): 192ページ
出版社: 木楽舎 (2014/3/31)

■商品の説明
内容紹介
そこにある「命」と向き合い、
悩み苦しみながらも成長を続ける
解体・狩猟女子の奮闘記

都会に住む、平凡な20代女子の著者は「自分の暮らしを自分で作る」べく、解体そして狩猟に挑戦し、現在では解体ワークショップを通して、大人から子どもまで命と向き合う場を提供しています。
本書では、平凡な女の子が新米猟師になるまでの過程や自給自足の狩猟ライフ、シェアハウスでの暮らしなどを綴りながら、動物別の解体方法や狩猟・解体をはじめたい人のためのガイドなど、イラストや写真を交えてわかりやすく紹介しています。
いのちが食べものになり、私たちの食卓に並ぶとはどういうことか、その問いに対する著者の真摯なメッセージが込められた一冊です。 「解体や狩猟をはじめたい人の入門ガイド」も収録。

内容(「BOOK」データベースより)
都会の女の子が田舎暮らしの猟師に!?そこにある「命」と向き合い、悩み苦しみながらも成長を続ける解体・狩猟女子の奮闘記。「解体・狩猟を始める入門ガイド」収録!

著者について
畠山千春(はたけやま・ちはる)
新米猟師/ライター
1986年生まれ。3.11をきっかけに、大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ、自分の暮らしを自分で作るべく活動中。
2011年から動物の解体を学び、今は鳥を絞めて食べるワークショップを開催している。
2013年狩猟免許取得、皮なめし修行中。
現在は食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る糸島シェアハウスを運営。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■もくじ
はじめに 4

第1章 平凡な女子が新米猟師へ 7
  私が解体と狩猟を始めたわけ 8
  生まれて初めて、鶏を締めた日 14
  体験をシェアしていこう 23

第2章 解体 命を締めていただく 29
  解体ワークショップ、実施しています 30
  うさぎ編 初めてのうさぎ狩り見学! 46
  テン(!?)編 知り合いの農家からテンがやってきた 54
  アナグマ編 シェアメイトがアナグマを拾ってくる 59
  烏骨鶏編 「育てて食べる」を実践する! 64

PHOTO 初めの一頭 81

第3章 狩猟 生きものとのやりとり 97
  狩猟を始める! 98
  タヌキ編 初めての「止めさし」 101
  イノシシ編 ついに、狩猟をしに山へ 107
  シティガール、山へ入る 117
  初めての獲物 129

第4章 山と街 お肉の事情 149
  山のお肉のおはなし 150
  街のお肉のおはなし 154
  認めて、感謝して、食べていく 165

第5章 解体・狩猟を始める入門ガイド 169
狩猟免許の取得方法/鶏の解体/
イノシシの解体と皮なめし/
皮なめし 詳細バージョン/イノシシを使い切る/
野生肉の料理/解体&狩猟の現場を味わう!

おわりに 188

■はじめに

この約3年間、仕事を辞めてシェアハウスを始めたり、農作業をしたり、太陽光パネル発電機などを作ってエネルギーの自給を試みたり、「自分の暮らしを自分でつくる」べく、さまざまなことにチャレンジしてきました。

食べものの自給について考えた結果、始めたのが解体と狩猟です。

本書は、解体について何も知らなかった私がその活動を始め、少しずつ狩猟へと進んでいく道のりを書き留めたものです。

現在、私は動物の解体が3年目、狩猟は1年目の新人です。 勉強中の身であり、未熟な点も多いと思いますが、経験値ゼロからスタートし、失敗したり、ビビったりしながらも、多くの方と出会い、歩んできた過程の記録になっています。

活動を通じて、強く感じたことがありました。

たとえば、スーパーで売られているパック詰めのお肉、衣料品店にずらりと並ぶダウンジャケット、長年愛用している革財布。

暮らしの中で見かけるそれらの先にはすべて、動物の命があるという当たり前のことです。

本書では、私が動物の解体や狩猟をした体験を中心に、食肉や卵などがどのように生産されているかなど、さまざまな「ものの過程」を紹介しています。

また、「狩猟に興味はあるけれど、どこから始めたら良いのか分からない」 「食肉センターを見学してみたい」という方のために、狩猟免許取得方法、見学可能な食肉センター、解体免許取得方法、見学可能な食肉センター、解体ワークショップや狩猟体験ツアーを実施している団体の紹介など、次の一歩を踏み出すための実用的な情報も、第五章「解体・狩猟を始める入門ガイド」として掲載しています。

命は、その現場に立ち会わなければ感じ取れないことがたくさんあります。

その場にいなかった方に、自分が感じたことを文章で伝える行為は、私にはとても難しいことでした。 このテーマが、これまであまり明るみに出ていなかった類のものだったことも深く関係しています。

私なりにテーマと向き合い、なんとか紡ぎ出した言葉が一冊の本となりました。 つたない部分が多いのですが、何かを感じとっていただければ幸いです。

本書との出会いが、新しい体験の始まりになりますように。

畠山千春


■おわりに

解体や狩猟を通じて学んだことは、数えきれないほどあります。 一方で、それと同じくらい悩むことも増えました。 動物たちの命のこと、それに支えられて私たちが生きていくこと……。 でも、こうしてずっと考え続けることが、命と向き合うことなのだと感じるようになりました。

本書の発行が決まってから、執筆しながら何が正しいことなのか分からなくなったり、誰かを傷つけていないかと考え込んでしまったりすることが多々ありました。 それでもなんとかこの本を完成させることができたのは、ここまで支えてくださった方々のおかげです。

特に、狩猟について多くのことを教えてくださった津留健児さん、江口政継さん、ありがとうございました。

答えのないテーマだからこそ、私やこの本に関わること自体に覚悟だったと思います。 そんななか、一緒になって命の現場に立ち会い、考え、共に学んでくださった関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。 深い愛情で私を応援してくれた一番の理解者、編集の小久保よしのさん。 自分のことのように親身になってアドバイスをくださったデザイナーの中村未里さん、全身全霊でこのテーマと向き合ってくれた写真家の亀山ののこさん。 そして鮮やかなイラストで表紙を飾ってくださったMurgraphこと下平晃道さん、動物の口絵や解体などのイラストを美しく描いてくださった岸本敬子さん、ていねいな構成をしてくださった由木高士さん。

優しく見守ってくださった『ソトコト』編集長の指出一正さんをはじめ、木楽舎の野口修嗣さん、早野隼さんにも何度も背中を押していただきました。 素晴らしいメンバーと一緒にこの本が作れたことを、心からうれしく思います。 みなさま、ありがとうございました。

また、初めての解体からずっと一緒に命のことを考えてくれた浩一さん、付き進む私を温かく支えてくれたシェアメイトのあいちゃん、まいちゃん、あかねちゃん、まっちゃん、さだくん、ありがとう。 みんななしでは、この本は書けませんでした。

そして、私に生きること、食べることをこれまで以上に考えさせてくれたスヤとモグ、山のイノシシたちも、本当にありがとう。

私はまだ、スタート地点に立ったばかり。 これからも実践を重ね、考え続けたいと思っています。

本書を通じて、暮らしを自分たちでつくっていく仲間が増えれば、何よりうれしいです。

2014年3月

畠山千春


○■食べない、死なない、争わない (人生はすべて思いどおり--伝説の元裁判官の生きる知恵)■2016年05月15日 08:43

食べないから健康、死なないから幸福、争わないから平和


著者:稲葉耶季(いなば やすえ)
出版社: マキノ出版
2015年4月21日発行
186ページ

■商品の説明
内容紹介
食べないから健康、死なないから幸福、争わないから平和。
ベストセラー『食べない人たち』に登場する「不思議なI先生」こと稲葉耶季が遂にベールを脱いだ!
渋谷は公園通りの東京山手教会に生まれ、裁判所で判事を務めるかたわら、ヒマラヤで学校づくりに奔走し、現在は尼僧−−−−本能のままに行動して、すべてを実現させる生き方を余すところなく紹介した一冊。「いまを生きる16の知恵」を収載。

内容(「BOOK」データベースより)
ベストセラー『食べない人たち』の「不思議なI先生」が遂にベールを脱いだ!教会に生まれ、裁判所で判事を務めるかたわら、ヒマラヤで学校づくりに奔走し、現在は尼僧―「いまを生きる16の知恵」を収載。

著者について
稲葉耶季(いなば・やすえ)
1942年、東京都生まれ。67年、東京大学経済学部経済学科卒業。
69年、同大学同学部経営学科を卒業し、東京都庁に就職。
77年、司法研修所をへて静岡地方裁判所判事補となり、以後、名古屋、群馬などに勤務。
93年、那覇地方裁判所判事。97年、横浜地方裁判所判事。同年、インド北部に「ヒマラヤ稲葉学校」を設立。
99年、琉球大学法文学部教授。2006年、那覇簡易裁判所判事。09年、名護簡易裁判所判事。
12年、定年退官。13年11月、臨済宗の僧侶となる。14年1月、弁護士登録。
同年9月、インド・ラジギールで修行。15年1月よりインド・ナグプール仏教大学設立アドバイザーとして活動中。

■目次
はじめに ~悠々とした大河の流れのように生きる~ 1
第1章 食べない(5ヵ月の不食体験と現在)
食べないほうが幸せ――だけどときが満ちるのを待つ 16
体の準備ができたときにやめるきっかけに出会う 19
肉や魚をやめたらおなかをこわさなくなった 23
不食が結んだ秋山弁護士との縁 26
玄米ごはんほどおいしいものはほかにない 30
西洋医学をさけ食事とホメオパシーで健康を保つ 34
ウシを養う穀物で10倍の人が養える 38
不食のメカニズム①「腸内細菌」 41
化学物質は腸内バクテリアにダメージを与える 46
不食のメカニズム②「プラーナ」 49
瞑想中に虹色の光のプラーナが降りそそいだ 52
不食のメカニズム③「空気」 55
食べない人ほど眠らなくてすむ 58
不食で飢餓をなくせるか 60
呼吸さえしないで一定期間過ごせる人もいる 64
少食・不食の道は誰にでも歩める 68
近未来の食事のスタイル――食べても食べなくてもよい 71

第2章 死なない(死はふるさとに帰るうれしいイベント)
私が死を恐れなくなったわけ 76
このうえなく安らかなインドの死に方 78
日本など先進国の終末期医療は魂を苦しませる 82
「姥捨て山」は悲劇ではない 86
輪廻転生――人は何度でも生まれ変わる 90
生まれ変わりを信じてたくましく生きるインドの人たち 92
今生の学びは必ず生かされる 96
すべての人は旅の途中 99
チベット仏教の「死者の書」で学んだ転生 102
「ヘミシンク」でさらに深く理解 105
死は光のふるさとに帰ること 109
「無性にしたいこと」の原因は前世にある 112
犯罪の経験によっても本質は成長する 115
光の世界にうまく帰れない人もいる 118
逝くときを自分で選ぶという生き方 121

第3章 争わない(武器を満たないことこそ強い)
自分を、子供を、国を守るとは…… 126
暴虐で成り立った国は長続きしない 129
お手本はガンディーによる非暴力主義 133
花は花以外のものでできている 137
「すべては空」とはどういうことか 141
誰かが正しいことをいい続けるしかない 146
戦争の本当の原因は武器商人 148
全体が幸せに生き続けられるしくみを 152
自由に生き、かつ争わない 156

付章 いまを生きる16の知恵
生きることは楽しいこと、大きな意味のあることです。 162
いまを生きる16の知恵 163
瞑想の手引き 176

おわりに~食べること、死ぬこと、争うこと――やめました~ 179
参考文献 186

■「はじめに」の終わりの部分

川の水が、出っぱった岩に荒々しくぶつかるのではなく、スルリと迂回(うかい)して流れていくように、自分が好きなように生きながらも、他者とぶつからずに生きるのが理想です。 長く裁判官という職を務めてきましたが、人としては誰をもジャッジしないという姿勢を貫こうとしてきたつもりです。

本書のタイトル『食べない、死なない、争わない』は、字面だけを見ると、なんとなくものものしい雰囲気に感じられるかもしれませんが、「こうしてください」とか「こうあらねば」とかいう主張ではありません。 右にあげたようなさまざまな体験をするなかで、自分が自然に心地よく生きる知恵として学んだことを、三つの柱にまとめてみたものです。

「これは誰かの参考になるかもしれないからお伝えしたいな」と思うことをまとめただけなのですが、奇しくもいまの時代に、注目される三つのテーマに集約されました。 それぞれのことに興味がある人に、何かの形で参考にしていただけたら幸いです。


■書評
本が好き!

○■パンドラの種──農耕文明が開け放った災いの種■2016年05月01日 08:24

育てるという決断がもたらした影響の大きさ


著者:スペンサー・ウェルズ
翻訳:斉藤隆央
出版社: 化学同人
2012年1月31日発行
283ページ

■商品の説明
内容紹介
1万年前,それまで狩猟採集民だった人類は,農耕を始めた.この生活スタイルの変化は,繁栄する現代社会を形づくったと同時に,さまざまな負の側面をもたらした.肥満やうつ病などの肉体的・精神的な病,人口の過密や環境破壊,貧富の格差や民族間の争い.著者は,遺伝学と人類学の知識と経験を元に,われわれの来た道をたどり,パンドラの箱に残された希望を示す.人類史に興味のある人にはもちろん,現代生活の歪みを感じている人にも勧めたい.

出版社からのコメント
現代の狩猟採集民,タンザニア・ハザァベ族の「多くを望まない」という価値観は,震災を経験した日本人にとって,現代生活を省み,これからの生き方を考える参考になるはずです.

著者について
スペンサー・ウェルズ
ナショナル・ジオグラフィック協会の協会付き研究者で、コーネル大学においてフランク・H・T・ローズ'56クラス記念教授に選出されている。彼の率いるジェノグラフィック・プロジェクトは、世界中の人々から数十万に及ぶDNAサンプルを集めて分析し、われわれの祖先がどのように地球に住み着いていったのかを明らかにしようとしている。ウェルズはハーヴァード大学で博士号を取得し、スタンフォード大学とオックスフォード大学でポスドクの研究をおこなった。これまでに出した著書は、本書のほかに、『アダムの旅』(和泉裕子訳、英治出版)の2冊。ワシントンDCに、ドキュメンタリー映像製作者の妻と暮らしている。v

斉藤 隆央(さいとう たかお)
翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念。訳書に、ニック・レーン『生命の跳躍』、『ミトコンドリアが進化を決めた』(以上みすず書房)、ミチオ・カク『サイエンス・インポッシブル』、『パラレルワールド』(以上 NHK出版)、ピーター・アトキンス『ガリレオの指』、オリヴァー・サックス『タングステンおじさん』(以上早川書房)、アンドルー・ノール『生命 最初の30億年』、マット・リドレー『やわらかな遺伝子』、『ゲノムが語る23の物語』(共訳、以上紀伊国屋書店)、ジョン・グリビン『ビジュアル版 科学の世界』(東洋書林)ほか多数。

■目次
まえがき vii
第1章 地図にひそむ謎 1
イリノイ州シカゴ/遺伝子のビーズ/変曲点/
副産物をふるいにかける/なぜそうしたのか?

第2章 新しい文化が育つ 31
ノルウェー、スタヴェンゲル/空っぽの罠/
決壊したダム/山と谷/重複の重要性/社会のガン

第3章 体の病 79
ドリウッド/倹約遺伝子型と贅沢な暮らし/三つの波/
ゲノムと環境/炭水化物と虫歯/テネシーの話へ戻ろう

第4章 心の病 119
オーストラリア、マリア・グギング/言語障害/
火山とマクロ突然変異/現代の暮らしの通奏低音/未来へ向けて

第5章 遺伝子テクノロジー 161
ダービシャー/加速する傾向/干し草にひそむ針/
望むのも慎重に/ウィルスと、アリと、嫌悪

第6章 熱い議論 199
ツバル/京都議定書問題の最前線/キャップを手にして/
熱い議論/夏のない年/必要は発明の母/海へ戻る

第7章 新しいミトスへ向かって 241
タンザニア、エヤシ湖/囚人、メタ倫理学、強欲/原理主義/
フェイスブックと狩猟採集/多くを望まない

謝辞 279
訳者あとがき 281
参考文献 13
索引 1

■「まえがき」の最後の部分
過去五万年の人類史で最大の革命と言えるのは、インターネットの登場ではなく、啓蒙運動の種から芽生えた産業革命の進行でもなく、現代の長距離移動手段の発達でもない。世界の何か所かに住む少数の人が、自然の設定した制約を甘受してその場の食料を手に入れるのをやめ、自分たちの食料を育てはじめたときが、そうなのだ。この育てるという決断が、われわれ人類になにより広範な影響を及ぼし、これから本書で検討する現象を生み出した。こうした変化の結果として伸ばした能力がある一方、われわれはある程度謙虚さも身に付けなければならない。少数のテロリストが諸国民の精神に恒久的なダメージを与えたり、単純そうに見える決断が遠い未来の世代の遺伝体質に影響したり、われわれの行為の結果、過去六〇〇〇万年のどの時点よりも多くの種が絶滅の危機に瀕していたりする今日の世界では、じっくり考えて、大きな欲求が大きな結果を生むことを理解する必要があるのだ。


■書評

別館