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■山棲みの生き方―木の実食・焼畑・短角牛・ストック型社会■ ― 2018年08月24日 21:52
1985年岩手県北部、北上の山村と出会った著者は、長年の調査・生活を通じて得た、焼畑農耕、木の実食、救荒食物、牧畜、狩猟、ストック型社会に関する知見を多くの写真を交えて伝える
岡 惠介 (著)
単行本: 264ページ
出版社: 大河書房 (2016/04)
<h3>内容(「BOOK」データベースより)
安家の夏は惜しむ間もなく駆けぬけていく。帰省した人びととともにナニャトヤラを謡い盆踊りを囲むころには……
1957年東京都生まれ。1981年東邦大学理学部生物学科卒業。1983年筑波大学大学院環境科学研究科修士課程修了。1985年岩手県岩泉町立権現小中学校臨時講師、岩泉町教育委員会社会教育指導員、アレン国際短期大学教授を歴任。修士論文以来の調査地である岩泉町安家地区へ単身で移り棲み、住民と生活をともにしながら研究を継続する。その後、安家の人々の協力により地元材を用いて家を建て、妻子と暮らす。この間、ネパールとザンビアにおいて、農牧制度や焼畑についての現地調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第I章 北上山地山村の暮らしから――山から食料を生み出す技術 1
第II章 木の実の生業誌――森を食べる 35
第III章 焼畑の生業誌――森を拓く 75
第IV章 疫病発生時にみる山村の選択――儲からない牛はなぜ飼われ続けてきたのか 141
第V章 現在に生きるストックのある暮らし――限界集落の余裕 213
[注] 213
図表出展文献 251
おわりに 252
索引 264
しかし山村はどこでも過疎化していると思い込んでいた私は、森林抜歯に従事し、家の畑作や牛飼いを手伝い、季節や天候によって狩猟や川漁を愉しむ彼らの自然への深い造詣と、それに裏打ちされた暮らしの技能の高さに憧れを感じた。突然、=>まで自給的に暮らすことになったら、このなかで最初に死ぬのは自分だと感じていた。同世代の若者が生き生きとした暮らしをしている山村は、人が言うほど捨てたものじゃないと思っていた。(252ページ)
岡 惠介 (著)
単行本: 264ページ
出版社: 大河書房 (2016/04)
商品の説明
<h3>内容(「BOOK」データベースより)
安家の夏は惜しむ間もなく駆けぬけていく。帰省した人びととともにナニャトヤラを謡い盆踊りを囲むころには……
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岡/惠介1957年東京都生まれ。1981年東邦大学理学部生物学科卒業。1983年筑波大学大学院環境科学研究科修士課程修了。1985年岩手県岩泉町立権現小中学校臨時講師、岩泉町教育委員会社会教育指導員、アレン国際短期大学教授を歴任。修士論文以来の調査地である岩泉町安家地区へ単身で移り棲み、住民と生活をともにしながら研究を継続する。その後、安家の人々の協力により地元材を用いて家を建て、妻子と暮らす。この間、ネパールとザンビアにおいて、農牧制度や焼畑についての現地調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次(大項目のみ抜粋)
第I章 北上山地山村の暮らしから――山から食料を生み出す技術 1
第II章 木の実の生業誌――森を食べる 35
第III章 焼畑の生業誌――森を拓く 75
第IV章 疫病発生時にみる山村の選択――儲からない牛はなぜ飼われ続けてきたのか 141
第V章 現在に生きるストックのある暮らし――限界集落の余裕 213
[注] 213
図表出展文献 251
おわりに 252
索引 264
「おわりに」より
(1982年に調査をはじめ、同世代の青年男性たちの飲み会に誘われて、生まれ故郷に残る彼らが持つ疎外感を感じ取りながら)しかし山村はどこでも過疎化していると思い込んでいた私は、森林抜歯に従事し、家の畑作や牛飼いを手伝い、季節や天候によって狩猟や川漁を愉しむ彼らの自然への深い造詣と、それに裏打ちされた暮らしの技能の高さに憧れを感じた。突然、=>まで自給的に暮らすことになったら、このなかで最初に死ぬのは自分だと感じていた。同世代の若者が生き生きとした暮らしをしている山村は、人が言うほど捨てたものじゃないと思っていた。(252ページ)
書評
1985年岩手県北部、北上の山村と出会った著者は、長年の調査・生活を通じて得た、焼畑農耕、木の実食、救荒食物、牧畜、狩猟、ストック型社会に関する知見を多くの写真を交えて伝える○■ボクの学校は山と川■ ― 2017年12月01日 17:43
昭和14年に秋田の山村で生まれた著者は、どのような少年時代を過ごしたのだろうか
矢口 高雄 (著)
単行本: 266ページ
出版社: 白水社 (1987/09)
『釣りキチ三平』でおなじみの著者が、その少年時代を痛快に、しみじみと描く好エッセイ。舞台は秋田の山あいの村。映画館やファミコンなんかありはしない。山と川とが遊び場であり、勉強部屋だ。前代未聞のユニーク先生やワルガキ達の活躍も抱腹絶倒。おおらかさと自由を求める親子に贈る一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
矢口 高雄 (著)
単行本: 266ページ
出版社: 白水社 (1987/09)
商品の説明
内容紹介
『釣りキチ三平』でおなじみの著者が、その少年時代を痛快に、しみじみと描く好エッセイ。舞台は秋田の山あいの村。映画館やファミコンなんかありはしない。山と川とが遊び場であり、勉強部屋だ。前代未聞のユニーク先生やワルガキ達の活躍も抱腹絶倒。おおらかさと自由を求める親子に贈る一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
舞台は秋田の山合いの村。山と川が遊び場であり、勉強部屋だ。ケガなど日常茶飯事。だけど、そのたびに生きる術を自分の体で学ぶんだ。前代未聞のユニーク先生や、ワンパクどもの活躍も抱腹絶倒!『釣りキチ三平』の著者が、そのおおらかな少年時代をいきいきと描く好エッセイ!
著者について
本名高橋高雄。1939年、秋田平鹿郡増田町生まれ。町の中心から20キロも離れた奥羽山脈の山襞の寒村で育つ。マンガ少年、釣りキチ少年、昆虫少年として「忙しいガキ」時代を送る。理解のある両親と先生にも恵まれて、よく学びよく遊ぶ。少年時代の漫画熱がさめやらず、高校卒業後12年間勤めた銀行を辞め、30歳にして上京、漫画家として異例のスタートをきる。1973年『釣りキチ三平』の連載開始。同年、『幻の怪蛇・バチヘビ』を発表、全国に一大ツチノコブームを巻き起こす。翌74年、この2作品で講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。76年、自然とクマと人間の闘いを描いた『マタギ』で、日本漫画家協会賞大賞(グランプリ)を受賞した。主著に『オーイ!山びこ』『ボクの手塚治虫』(共に毎日新聞社)、『釣りキチ三平』『釣りバカたち』『螢雪時代』(共に講談社)、『ボクの先生は山と川』(白水社)がある。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
目次
まえがき 3
第一章 マンガ少年が行く(小学校編) 9
ぼくのふるさと 10
手塚治虫中毒 13
緑色の電車 17
サワモダン 20
ヘビの死骸のスケッチ 24
初めて汽車に乗った日 29
海のむこうはアメリカ 34
第二章 マンガ少年が行く(中学校編) 41
マンガ熱 42
テーマソング 44
妖精の舞 48
裸の王様 51
成瀬小唄 54
市助落し 59
親にさからえない世代 62
あの雪の夜 66
第三章 釣り少年が奔る 73
カジカの夜突き 74
バチヘビ始末 80
イワナ域 84
二重の呪文 89
クリムシのテグス 94
サガイモリを飲む 97
カワセミのダイビング 100
泥棒釣り 104
第四章 昆虫少年が駆ける 109
一頭のサカハチチョウ 110
手製の用具 113
捕虫術 116
憎い青虫 119
天突き棒の失敗 126
底なし沼の極小トンボ 130
遊びの雑記帳 137
名前のつけ方 138
心のかけ橋 143
アケビ採り 149
夜来の風 153
イタチビラ巡り 155
ワラジ―釣りの守り神 160
かまくら 165
卵かけごはん 168
弟の死 172
忌布令 177
天下様 181
固雪渡り 185
第六章 思い出のクラスメート 189
ヤドヤのドヤ 190
トラックの運転手 194
初恋 198
色あせた朱色 202
竹馬の友 206
ケンカについて 212
友情 218
あとがき 223
「卵かけごはん」よりアカギレの治療法
アカギレの治療法は、かなり念の入った特殊な方法がほどこされた。山中に自生するハックリと呼ばれる球根(ユリの葉に似た単子葉植物の地下茎)が用いられた。球根は夏のうちに採って乾燥させたもので、それをサメ皮でおろして粉にし、温湯を加えて練ると、キャラメル色の粘りのあるドロドロが出来上がる、もう一方では生紙 (習字に使う紙)を準備し、アカギレの幅と深さに合わせて中太 のこよりをひねり、そのこよりにドロドロを塗ってアカギレの割れ目に埋め込むのである。これが痛いのなんのって、でも、泣き言は許されなかった。おふくろは、そのドロドロを塗ったこよりを、ひどいアカギレの場合は三本も四本も入れ、親指の爪でギシギシ押し込むのである。ボクはもうヒイヒイのたうちまわるしかなかった。こよりが入ると、あとはドロドロをノリがわりに生紙を二重三重に傷口にはって治療完了となる。大変な荒療治ではあったが、おかげで歩く時にはそんなに痛みもなく、数日すれば割れ目の肉がしだいに盛り上がって治ったのである。(170ページ)
書評
昭和14年に秋田の山村で生まれた著者は、どのような少年時代を過ごしたのだろうか
○■山と河が僕の仕事場 頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから■ ― 2017年10月18日 21:45
インターネット時代に山と河の恵みに生きる方法
牧 浩之 (著)
単行本: 189ページ
出版社: フライの雑誌社 (2015/12/15)
山と河と人が繋がる暮らしは、
こんなにも幸せだ。
「猟師って、暮らせるの?」「生活できるのかよ。」
僕の両親は心配そうだった。そりゃそうだ。
(本文より)
●結婚と同時に、神話の里・宮崎県高原町へIターン移住。河と湖で好きなフライフィッシングを追求していたら、いつのまにか[釣りと狩りを仕事にする人]になっていた。・・・
●驚きと喜び、涙と笑いに満ちた21世紀の「釣りと狩りの暮らし」を、底抜けに明るい筆致で綴ります。日々いのちと向き合う職業猟師ならではの、現代社会への鋭い問いかけにも注目です。
●NHK全国ネット・テレビ宮崎・宮崎放送他に登場。泣き虫のフライフィッシング猟師の書き下ろし!
狩りした獲物の肉は、我が家の大切な食料です。毛皮と鳥の羽根は毛鉤の材料に加工して、自分で巻いた完成品の毛鉤とともに、インターネットで販売します。毛鉤の仕上がりを確認するために、毎日のように川や湖で釣りをします。決して、遊んでいるわけではありません。
…「あんた、宮崎へ何しに来たの?」
…家族、地域の人々、山と河、自然。すべてが自分と繋がっている。その繋がりからいただく恵みで、僕は生活している。
…自然からもらう恵みを形にしていく生活は、自分でも知らないうちに、どんどん深い世界へと歩みを進めている。正直、ぜいたくできるほど生活は安定していない。けれど、心の底から楽しいと胸を張れる。
(本文より)
●美しいグラビア、かんたんで美味しい野生肉料理、役立つ山と河のコラムも満載!
内容(「BOOK」データベースより)
川崎生まれの都会っ子が宮崎県高原町へIターン移住。いつのまにか「釣りと狩りを仕事にする人」になっていた。
1977年神奈川県川崎市生まれ。幼い頃からの釣り好き。2011年 妻の実家の宮崎県西諸県郡高原町へ移住。罠猟と銃猟でカモ類、キジ、キュウシュウシカ、イノシシなどを捕獲し、毛鉤の材料に加工する職業猟師+毛鉤職人。ヘビメタ猟師。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
牧/浩之
1977年神奈川県川崎市生まれ。2011年妻の実家の宮崎県西諸県郡高原町へ移住。罠猟と銃猟でカモ類、キジ、キュウシュウシカ、イノシシなどを捕獲し、毛鉤の材料に加工する職業猟師+毛鉤職人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
はじめに 006
第1章 川崎生まれ、東京湾育ち 010
子どもの頃から釣り好きだった 012
コラム:フライフィッシングとフライタイイング 024
嫁も魚も。宮崎に惚れた 026
移住するなら早いほうが 038
第2章 神話の里の釣りと狩り 048
「今日は釣れるかい?」 052
コラム:不審人物です 059
コラム:毛鈎材料としてのシカの毛 060
狩猟を知る 062
移住1年 070
コラム:山神様伝説 083
コラム:猟師と銃 084
第3章 いつのまにか職業猟師 090
初猟の日 092
コラム:獲物を解体する 099
山へ河へ。田舎生活は忙しい 100
コラム:命の線引き 107
コラム:鳥獣被害の現実 108
2年目のイノシシ 112
コラム:毛鈎材料としての鳥の羽根 118
どんどん広がる山と河 120
コラム:山の恵みをおいしくいただく 124
コラム:「猟師って儲かるの?」 126
命をいただきます 128
ついに猟銃を 142
コラム:猟銃を使い分ける 146
山を忍んでシカを撃つ 148
コラム:狩りと経験 153
ニンジン畑でキジを撃つ 154
河と湖でカモを撃つ 158
コラム:猟師のヤマビル対策、ダニとスズメバチ 164
猟師が作る竹の竿 165
第4章 山と河と人が繋がる暮らし 172
珍しいおっちゃん 174
スタートライン 180
あとがき 189
年間を通じて生活時間のほとんどを自然の中で過ごしていますが、決して遊んでいるわけではありません。
狩った獲物の肉は我が家の大切な食料です。毛皮と鳥の羽根は自分で毛鈎の材料に加工して、インターネットで販売しています。
その材料を使って自分で製作した毛鈎も大切な商品です。毛鈎の仕上がりを試したり、新しいアイデアを実地で確認するために、川や湖で釣りをします。
いま、我が家の生活の糧は、狩りと釣りから得ています。僕にとってここ南宮崎の山と河は、大切な仕事場で、最高の遊び場です。人との触れ合いと自然の恵みに感謝して過ごす日々です。
楽しいことばかりではありませんが、山と河を駆け巡る暮らしには、人生を満喫するスパイスがあふれています。
インターネット時代に山と河の恵みに生きる方法
牧 浩之 (著)
単行本: 189ページ
出版社: フライの雑誌社 (2015/12/15)
商品の説明
内容紹介
山と河と人が繋がる暮らしは、
こんなにも幸せだ。
「猟師って、暮らせるの?」「生活できるのかよ。」
僕の両親は心配そうだった。そりゃそうだ。
(本文より)
●結婚と同時に、神話の里・宮崎県高原町へIターン移住。河と湖で好きなフライフィッシングを追求していたら、いつのまにか[釣りと狩りを仕事にする人]になっていた。・・・
●驚きと喜び、涙と笑いに満ちた21世紀の「釣りと狩りの暮らし」を、底抜けに明るい筆致で綴ります。日々いのちと向き合う職業猟師ならではの、現代社会への鋭い問いかけにも注目です。
●NHK全国ネット・テレビ宮崎・宮崎放送他に登場。泣き虫のフライフィッシング猟師の書き下ろし!
狩りした獲物の肉は、我が家の大切な食料です。毛皮と鳥の羽根は毛鉤の材料に加工して、自分で巻いた完成品の毛鉤とともに、インターネットで販売します。毛鉤の仕上がりを確認するために、毎日のように川や湖で釣りをします。決して、遊んでいるわけではありません。
…「あんた、宮崎へ何しに来たの?」
…家族、地域の人々、山と河、自然。すべてが自分と繋がっている。その繋がりからいただく恵みで、僕は生活している。
…自然からもらう恵みを形にしていく生活は、自分でも知らないうちに、どんどん深い世界へと歩みを進めている。正直、ぜいたくできるほど生活は安定していない。けれど、心の底から楽しいと胸を張れる。
(本文より)
●美しいグラビア、かんたんで美味しい野生肉料理、役立つ山と河のコラムも満載!
内容(「BOOK」データベースより)
川崎生まれの都会っ子が宮崎県高原町へIターン移住。いつのまにか「釣りと狩りを仕事にする人」になっていた。
著者について
1977年神奈川県川崎市生まれ。幼い頃からの釣り好き。2011年 妻の実家の宮崎県西諸県郡高原町へ移住。罠猟と銃猟でカモ類、キジ、キュウシュウシカ、イノシシなどを捕獲し、毛鉤の材料に加工する職業猟師+毛鉤職人。ヘビメタ猟師。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
牧/浩之
1977年神奈川県川崎市生まれ。2011年妻の実家の宮崎県西諸県郡高原町へ移住。罠猟と銃猟でカモ類、キジ、キュウシュウシカ、イノシシなどを捕獲し、毛鉤の材料に加工する職業猟師+毛鉤職人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
はじめに 006
第1章 川崎生まれ、東京湾育ち 010
子どもの頃から釣り好きだった 012
コラム:フライフィッシングとフライタイイング 024
嫁も魚も。宮崎に惚れた 026
移住するなら早いほうが 038
第2章 神話の里の釣りと狩り 048
「今日は釣れるかい?」 052
コラム:不審人物です 059
コラム:毛鈎材料としてのシカの毛 060
狩猟を知る 062
移住1年 070
コラム:山神様伝説 083
コラム:猟師と銃 084
第3章 いつのまにか職業猟師 090
初猟の日 092
コラム:獲物を解体する 099
山へ河へ。田舎生活は忙しい 100
コラム:命の線引き 107
コラム:鳥獣被害の現実 108
2年目のイノシシ 112
コラム:毛鈎材料としての鳥の羽根 118
どんどん広がる山と河 120
コラム:山の恵みをおいしくいただく 124
コラム:「猟師って儲かるの?」 126
命をいただきます 128
ついに猟銃を 142
コラム:猟銃を使い分ける 146
山を忍んでシカを撃つ 148
コラム:狩りと経験 153
ニンジン畑でキジを撃つ 154
河と湖でカモを撃つ 158
コラム:猟師のヤマビル対策、ダニとスズメバチ 164
猟師が作る竹の竿 165
第4章 山と河と人が繋がる暮らし 172
珍しいおっちゃん 174
スタートライン 180
あとがき 189
「はじめに」の終わりの部分
年間を通じて生活時間のほとんどを自然の中で過ごしていますが、決して遊んでいるわけではありません。
狩った獲物の肉は我が家の大切な食料です。毛皮と鳥の羽根は自分で毛鈎の材料に加工して、インターネットで販売しています。
その材料を使って自分で製作した毛鈎も大切な商品です。毛鈎の仕上がりを試したり、新しいアイデアを実地で確認するために、川や湖で釣りをします。
いま、我が家の生活の糧は、狩りと釣りから得ています。僕にとってここ南宮崎の山と河は、大切な仕事場で、最高の遊び場です。人との触れ合いと自然の恵みに感謝して過ごす日々です。
楽しいことばかりではありませんが、山と河を駆け巡る暮らしには、人生を満喫するスパイスがあふれています。
書評
インターネット時代に山と河の恵みに生きる方法
○■貝げらのめがね―自然は子どもをどのように遊ばせるか■ ― 2017年10月15日 22:06
愛知教育大学の学生の頃から自然の中での子どもの遊びを調査しつづけた山口氏の定年退官を期して出版された写真を主とする本
山口 孝雄 (著)
大型本 255ページ
光村教育出版 (1986年2月)
自然の中の遊びは子どもが主役です。大人から与えられたものばかり使って、受身で遊ばせたくないのです。
山口孝雄
1925 愛知県豊橋市に生まれる。
1945 愛知第二師範学校卒業、豊橋市立植田国民学校に赴任。
1951 教科書にトーテムポール制作が採択され教材となる。
1964 愛知学芸大学附属岡崎小学校げ転任、兼任教師として愛知学芸大学で4年間初等教育法・図工科教材研究の講義をする。
1977 豊橋市立前芝小学校校長
1985 豊橋市小学校長会長
高師小僧のクレヨン
遊びを見つめて 市川 晃(愛知教育大学教授)
造ることは考えること 福田 繁雄(グラフィック・デザイナー)
育てる心 石原 成章(豊橋市教育委員会・教育長)
1. 風と子ども 10
2. 大地と子ども 34
3. 虫と子ども 108
4. 草木と子ども 142
5. 自然は子どもをどのように遊ばせるか 224
遊びの分類表
(1)場所と人数による分類(昭和29年と60年の比較) 244
(2)造形表現内容による分類 246
(3)表現素材による分類 247
(4)要求による分類 248
風月同天 249
解説「高師小僧のクレヨン」 249
「貝げらのめがね」によせて 三宅 亨 250
What Can Children Learn Playing in Nature 251
造形美学と山口先生 阮守勤 252
山口孝雄略歴 253
愛知教育大学の学生の頃から自然の中での子どもの遊びを調査しつづけた山口氏の定年退官を期して出版された写真を主とする本
山口 孝雄 (著)
大型本 255ページ
光村教育出版 (1986年2月)
商品の説明
内容
自然の中の遊びは子どもが主役です。大人から与えられたものばかり使って、受身で遊ばせたくないのです。
著者について
山口孝雄
1925 愛知県豊橋市に生まれる。
1945 愛知第二師範学校卒業、豊橋市立植田国民学校に赴任。
1951 教科書にトーテムポール制作が採択され教材となる。
1964 愛知学芸大学附属岡崎小学校げ転任、兼任教師として愛知学芸大学で4年間初等教育法・図工科教材研究の講義をする。
1977 豊橋市立前芝小学校校長
1985 豊橋市小学校長会長
目次
高師小僧のクレヨン
遊びを見つめて 市川 晃(愛知教育大学教授)
造ることは考えること 福田 繁雄(グラフィック・デザイナー)
育てる心 石原 成章(豊橋市教育委員会・教育長)
1. 風と子ども 10
2. 大地と子ども 34
3. 虫と子ども 108
4. 草木と子ども 142
5. 自然は子どもをどのように遊ばせるか 224
遊びの分類表
(1)場所と人数による分類(昭和29年と60年の比較) 244
(2)造形表現内容による分類 246
(3)表現素材による分類 247
(4)要求による分類 248
風月同天 249
解説「高師小僧のクレヨン」 249
「貝げらのめがね」によせて 三宅 亨 250
What Can Children Learn Playing in Nature 251
造形美学と山口先生 阮守勤 252
山口孝雄略歴 253
書評
愛知教育大学の学生の頃から自然の中での子どもの遊びを調査しつづけた山口氏の定年退官を期して出版された写真を主とする本
△■ジャングルの子―幻のファユ族と育った日々■ ― 2017年10月12日 09:23
美しい著者が、復讐の応酬で絶滅寸前になっていた幻の民族をキリスト教者の愛が救うというストーリーを基調にしながら、ファユ族と育った日々こそ本物だったと語る変な本
ザビーネ キューグラー (著), Sabine Kuegler (原著), 松永 美穂 (翻訳), 河野 桃子 (翻訳)
単行本: 389ページ
出版社: 早川書房 (2006/05)
インドネシアの西パプアに広かる世界有数の熱帯雨林。その緑深い奥地に石器時代以来変わらない「忘れ去られた民族」がいた…。1978年に発見されたこのファユ族の研究に乗り出したのは、言語学者であり宣教師であったキューグラー夫妻。そして、ジャングルへ移住した夫妻につれられ、新しい環境に目を輝かせていたのが、5歳になる次女、ザビーネである。やんちゃで生き物が大好きなザビーネにとって、ジャングルは冒険のかたまりだった。ファユ族の子どもたちにまじって遊びまわり、暖かい家族に守られ、ザビーネは満ち足りた少女時代を過ごす。しかし17歳になってスイスの寄宿学校に入ると一転、西洋世界に馴染めず、苦しむ日々が続く。自分の居場所はどこにあるのか?自分はドイツ人なのか、ファユ族なのか?幸せな少女時代の記憶とジャングルへの激しい郷愁を抱えたままザビーネは追い詰められていく。しかし、彼女には絶対に消えない希望があった―二つの文化の間で揺れ動く一人の女性が、自らの場所を見出していくまでを描いた、喪失と再生の物語。
キューグラー,ザビーネ
1972年ネパール生まれ。5歳のとき、言語学者で宣教師だったドイツ人の両親・姉・弟とともに西パプアのジャングルで生活を始める。17歳のときにスイスの寄宿学校へ入学。大学で経済を専攻したのち、ホテルとマーケットリサーチの分野で働く。現在は4人の子供とともにドイツ、ハンブルク近郊に住み、独自のメディア会社を経営している
松永/美穂
東京大学助手、フェリス女学院大学助教授を経て、早稲田大学教授
河野/桃子
早稲田大学大学院文学研究科修了。専攻はドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
プロローグ 7
第一部
わたしの物語 11
失われた谷 18
最初の出会い 28
ファユ族 47
今までとは違う生活 56
すべてが始まった場所 63
インドネシア、西パプア(イリアンジャヤ) 68
ファユ族の発見 74
石器時代への招待 91
第二部
ジャングルの一日 101
夜の訪問者 107
初めての戦争 121
生き物コレクション・その一 127
弓と矢 139
ジャングルの季節 145
死のスパイラル 153
外の世界からの便り 159
ジャングルの危険 163
ドリスとドリソ=ボサ 174
ナキレと女たちと愛情 176
ボートに乗って 187
わたしの兄・オーリ 199
コウモリの翼とイモ虫のグリル 202
ファユ族の言語 213
ターザンとジェーン 221
生き物コレクション・その二 226
マラリア、そしてそのほかの病気 232
許すことを学ぶ 240
ユーディット、大人になる 249
わたしの友達、ファイサ 255
ジャングルの時計 261
善い霊、悪い霊 267
決定的な戦争 270
時は過ぎる 276
第三部
「故郷」での休暇 283
ジャングルは呼んでいる 291
名前のない赤ちゃん 301
美しいもの、恐ろしいもの 306
ビサとベイサ 310
衰退 321
人間が一人でいるのはよくない 324
不倫、そしてそのほかの人生のもめごと 328
オーリが死んだ日 333
わたしの新しい部族 339
シャトー・ボー・セードル 343
孤独 369
もう一度初めから 376
エピローグ 380
謝辞 385
訳者あとがき 387
美しい著者が、復讐の応酬で絶滅寸前になっていた幻の民族をキリスト教者の愛が救うというストーリーを基調にしながら、ファユ族と育った日々こそ本物だったと語る変な本
ザビーネ キューグラー (著), Sabine Kuegler (原著), 松永 美穂 (翻訳), 河野 桃子 (翻訳)
単行本: 389ページ
出版社: 早川書房 (2006/05)
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
インドネシアの西パプアに広かる世界有数の熱帯雨林。その緑深い奥地に石器時代以来変わらない「忘れ去られた民族」がいた…。1978年に発見されたこのファユ族の研究に乗り出したのは、言語学者であり宣教師であったキューグラー夫妻。そして、ジャングルへ移住した夫妻につれられ、新しい環境に目を輝かせていたのが、5歳になる次女、ザビーネである。やんちゃで生き物が大好きなザビーネにとって、ジャングルは冒険のかたまりだった。ファユ族の子どもたちにまじって遊びまわり、暖かい家族に守られ、ザビーネは満ち足りた少女時代を過ごす。しかし17歳になってスイスの寄宿学校に入ると一転、西洋世界に馴染めず、苦しむ日々が続く。自分の居場所はどこにあるのか?自分はドイツ人なのか、ファユ族なのか?幸せな少女時代の記憶とジャングルへの激しい郷愁を抱えたままザビーネは追い詰められていく。しかし、彼女には絶対に消えない希望があった―二つの文化の間で揺れ動く一人の女性が、自らの場所を見出していくまでを描いた、喪失と再生の物語。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
キューグラー,ザビーネ
1972年ネパール生まれ。5歳のとき、言語学者で宣教師だったドイツ人の両親・姉・弟とともに西パプアのジャングルで生活を始める。17歳のときにスイスの寄宿学校へ入学。大学で経済を専攻したのち、ホテルとマーケットリサーチの分野で働く。現在は4人の子供とともにドイツ、ハンブルク近郊に住み、独自のメディア会社を経営している
松永/美穂
東京大学助手、フェリス女学院大学助教授を経て、早稲田大学教授
河野/桃子
早稲田大学大学院文学研究科修了。専攻はドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
プロローグ 7
第一部
わたしの物語 11
失われた谷 18
最初の出会い 28
ファユ族 47
今までとは違う生活 56
すべてが始まった場所 63
インドネシア、西パプア(イリアンジャヤ) 68
ファユ族の発見 74
石器時代への招待 91
第二部
ジャングルの一日 101
夜の訪問者 107
初めての戦争 121
生き物コレクション・その一 127
弓と矢 139
ジャングルの季節 145
死のスパイラル 153
外の世界からの便り 159
ジャングルの危険 163
ドリスとドリソ=ボサ 174
ナキレと女たちと愛情 176
ボートに乗って 187
わたしの兄・オーリ 199
コウモリの翼とイモ虫のグリル 202
ファユ族の言語 213
ターザンとジェーン 221
生き物コレクション・その二 226
マラリア、そしてそのほかの病気 232
許すことを学ぶ 240
ユーディット、大人になる 249
わたしの友達、ファイサ 255
ジャングルの時計 261
善い霊、悪い霊 267
決定的な戦争 270
時は過ぎる 276
第三部
「故郷」での休暇 283
ジャングルは呼んでいる 291
名前のない赤ちゃん 301
美しいもの、恐ろしいもの 306
ビサとベイサ 310
衰退 321
人間が一人でいるのはよくない 324
不倫、そしてそのほかの人生のもめごと 328
オーリが死んだ日 333
わたしの新しい部族 339
シャトー・ボー・セードル 343
孤独 369
もう一度初めから 376
エピローグ 380
謝辞 385
訳者あとがき 387
「エピローグ」より
ファユ族に対する支援は今日もなお続いている。これまでに、両親の属する組織であるYPPMが開発援助の大部分を引き受けてきた。特にママが作った学校は、若い世代が読み書きと計算、それにインドネシア語を学ぶ場として力が注がれている。法律によって、島の全住民が国の言語を使いこなすべく定められているのだ。書評
美しい著者が、復讐の応酬で絶滅寸前になっていた幻の民族をキリスト教者の愛が救うというストーリーを基調にしながら、ファユ族と育った日々こそ本物だったと語る変な本
◎■東京にカワウソがいたころ■ ― 2017年10月02日 15:29
ほとんど怒ったことがないというカメばあちゃんの怒りに耳を傾けたい
大川 悦生 (著), 宮本 忠夫 (イラスト)
単行本: 127ページ
出版社: 国土社 (1987/07)
江戸の地図に点をうったる佃島
と、川柳にうたわれ、銀座からもごく近いのに、すこし前まで、渡し船でいききをした、東京にあって、「別世界みたい」といわれたつくだ島。 かつて、水も光もすみきったつくだ島を、元気に走りまわっていたカツばあさんたち。気っぷのよい、つくだ島の人たちの暮らしを生き生きと語ります。
大川悦生(おおかわえつせい)
1930年長野県に生まれる。早大文学部卒。全国を歩いて民話をっ採集し、戦争や被爆体験を聞き集め、子どもに伝える作品を書きつづけている。『おかあさんの木』『日本の民話1~7』『星からきたカード』『ながさきの子うま』『木は生きかえった』など作品多数。民話を語る会・母を記録する会・東京都原爆被害者団体協議会後援会世話人。
宮本忠夫(みやもとただお)
1947年東京都に生まれる。中央美術学園卒業。『えんとつにのぼったふうちゃん』で第一回絵本にっぽん賞受賞、絵本に『さよならムッちゃん』『ゆきがくる?』『もしもしゆうびんです』、さし絵に『子ども古典落語』『木は生きかえった』など作品多数。人形劇団「極楽座」主宰。
1 島のあまっちょ 5
2 ヤソの学校 15
3 ふじの花とつくだに屋 26
4 「おわまりこい!」 35
5 つくだ祭り 46
6 カワウソの小僧 61
7 あのころの銀座・浅草 70
8 つくだっ子たちの冬 81
9 奉公にでたカツ 93
10 大震災と、せんそうと 106
11 島が島でなくなった日 116
あとがき 126
ほとんど怒ったことがないというカメばあちゃんの怒りに耳を傾けたい
大川 悦生 (著), 宮本 忠夫 (イラスト)
単行本: 127ページ
出版社: 国土社 (1987/07)
商品の説明
内容
江戸の地図に点をうったる佃島
と、川柳にうたわれ、銀座からもごく近いのに、すこし前まで、渡し船でいききをした、東京にあって、「別世界みたい」といわれたつくだ島。 かつて、水も光もすみきったつくだ島を、元気に走りまわっていたカツばあさんたち。気っぷのよい、つくだ島の人たちの暮らしを生き生きと語ります。
著者について
大川悦生(おおかわえつせい)
1930年長野県に生まれる。早大文学部卒。全国を歩いて民話をっ採集し、戦争や被爆体験を聞き集め、子どもに伝える作品を書きつづけている。『おかあさんの木』『日本の民話1~7』『星からきたカード』『ながさきの子うま』『木は生きかえった』など作品多数。民話を語る会・母を記録する会・東京都原爆被害者団体協議会後援会世話人。
宮本忠夫(みやもとただお)
1947年東京都に生まれる。中央美術学園卒業。『えんとつにのぼったふうちゃん』で第一回絵本にっぽん賞受賞、絵本に『さよならムッちゃん』『ゆきがくる?』『もしもしゆうびんです』、さし絵に『子ども古典落語』『木は生きかえった』など作品多数。人形劇団「極楽座」主宰。
もくじ
1 島のあまっちょ 5
2 ヤソの学校 15
3 ふじの花とつくだに屋 26
4 「おわまりこい!」 35
5 つくだ祭り 46
6 カワウソの小僧 61
7 あのころの銀座・浅草 70
8 つくだっ子たちの冬 81
9 奉公にでたカツ 93
10 大震災と、せんそうと 106
11 島が島でなくなった日 116
あとがき 126
書評
ほとんど怒ったことがないというカメばあちゃんの怒りに耳を傾けたい
○お金がなくても田舎暮らしを成功させる一〇〇カ条○ ― 2017年09月17日 20:06
「田舎暮らしに甘い幻想をふりまかないライター」による格差社会からの逃亡者向け田舎生活成功のための100カ条
山本 一典 (著)
単行本(ソフトカバー): 238ページ
出版社: 洋泉社 (2009/10/2)
山本/一典
田舎暮らしライター。1959年北海道北見市生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。85年から田舎暮らしの取材を始め、『毎日グラフ』『月刊ミリオン』などに連載を執筆。日本でただ一人の田舎暮らしライターとして活動。『田舎暮らしの本』(宝島社)では87年の創刊から取材スタッフとなり、現在は「失敗例に学ぶ田舎暮らし入門」という連載を担当。2001年より福島県都路村(現在は田村市都路町)に移り住み、農村内部で田舎暮らしのさらなる可能性を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
はじめに 3
第1章 田舎暮らしの資金不足を補うための二〇ヵ条 15
余裕がなければ月三万円以下の貸家に絞れ!
月五万円以上の住宅ローンは絶対に組むな
年に一八十万円以上の生活費を確保する
都会への移動は安い高速バスで
安い薪ストーブに注目する ほか
第2章 田舎へ飛び込むための二〇ヵ条 59
都会生活の反動だけで移住しない
未練がなければ都会の家を処分する
夫婦で車社会に対応する
冠婚葬祭と共同作業で地域社会を学ぶ
移住者のネットワークに頼りすぎない ほか
第3章 田舎物件を賢く入手するための二〇ヵ条 103
優先順位を決めて地域や物件タイプを絞り込む
目的に応じて行政と民間を使い分ける
定住者はロケーションにこだわるな
通信インフラは事前に聞いておく
よそ者に優しい地域を選べ ほか
第4章 建物や工事で失敗しないための二〇ヵ条 147
中古は床下・水回りから傷みを疑え
古民家の欠点も頭に入れる
憧れだけでログ・ハウスを選ばない
建築予算は二割安く提示する
沢水の利用は慎重に ほか
第5章 健康的な田舎暮らしを実現するための二〇ヵ条 191
タバコや夜更かしなどの悪習を絶つ
日常的に体を動かす
キノコ栽培に挑戦する
果樹栽培も採り入れる ほか
あとがき 235
本書は五章に分けて、田舎暮らしを成功させる法則を述べていく。「田舎暮らしの資金不足を補うための二〇カ条」と「田舎へ飛び込むための二〇カ条」では、どういう暮らしを始めたらいいのか、田舎で自らの人生設計を描くのに役立ててほしい。「田舎物件を賢く入手するための二〇カ条」と「建物や工事で失敗しないための二〇カ条」は、生活の場を確保するための知識を取り上げる、最後の「健康的な田舎暮らしを実現するための二〇カ条」では、少ない収入でも楽しく暮らしていくためのヒント、充実したセカンドライフを実現するための知恵を紹介していこう。筆者が田舎暮らしの取材を始めたのは二十四年前だが、〇一年に自ら福島県の山村に移り住み、多くの移住者と交流している。取材だけでなく、日常生活でも移住者の言動を見聞きしているので、その経験も本書に織り込んでいきたい。
「田舎暮らしに甘い幻想をふりまかないライター」による格差社会からの逃亡者向け田舎生活成功のための100カ条
山本 一典 (著)
単行本(ソフトカバー): 238ページ
出版社: 洋泉社 (2009/10/2)
商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本/一典
田舎暮らしライター。1959年北海道北見市生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。85年から田舎暮らしの取材を始め、『毎日グラフ』『月刊ミリオン』などに連載を執筆。日本でただ一人の田舎暮らしライターとして活動。『田舎暮らしの本』(宝島社)では87年の創刊から取材スタッフとなり、現在は「失敗例に学ぶ田舎暮らし入門」という連載を担当。2001年より福島県都路村(現在は田村市都路町)に移り住み、農村内部で田舎暮らしのさらなる可能性を模索している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
はじめに 3
第1章 田舎暮らしの資金不足を補うための二〇ヵ条 15
余裕がなければ月三万円以下の貸家に絞れ!
月五万円以上の住宅ローンは絶対に組むな
年に一八十万円以上の生活費を確保する
都会への移動は安い高速バスで
安い薪ストーブに注目する ほか
第2章 田舎へ飛び込むための二〇ヵ条 59
都会生活の反動だけで移住しない
未練がなければ都会の家を処分する
夫婦で車社会に対応する
冠婚葬祭と共同作業で地域社会を学ぶ
移住者のネットワークに頼りすぎない ほか
第3章 田舎物件を賢く入手するための二〇ヵ条 103
優先順位を決めて地域や物件タイプを絞り込む
目的に応じて行政と民間を使い分ける
定住者はロケーションにこだわるな
通信インフラは事前に聞いておく
よそ者に優しい地域を選べ ほか
第4章 建物や工事で失敗しないための二〇ヵ条 147
中古は床下・水回りから傷みを疑え
古民家の欠点も頭に入れる
憧れだけでログ・ハウスを選ばない
建築予算は二割安く提示する
沢水の利用は慎重に ほか
第5章 健康的な田舎暮らしを実現するための二〇ヵ条 191
タバコや夜更かしなどの悪習を絶つ
日常的に体を動かす
キノコ栽培に挑戦する
果樹栽培も採り入れる ほか
あとがき 235
「はじめに」の最後の段落
本書は五章に分けて、田舎暮らしを成功させる法則を述べていく。「田舎暮らしの資金不足を補うための二〇カ条」と「田舎へ飛び込むための二〇カ条」では、どういう暮らしを始めたらいいのか、田舎で自らの人生設計を描くのに役立ててほしい。「田舎物件を賢く入手するための二〇カ条」と「建物や工事で失敗しないための二〇カ条」は、生活の場を確保するための知識を取り上げる、最後の「健康的な田舎暮らしを実現するための二〇カ条」では、少ない収入でも楽しく暮らしていくためのヒント、充実したセカンドライフを実現するための知恵を紹介していこう。筆者が田舎暮らしの取材を始めたのは二十四年前だが、〇一年に自ら福島県の山村に移り住み、多くの移住者と交流している。取材だけでなく、日常生活でも移住者の言動を見聞きしているので、その経験も本書に織り込んでいきたい。
書評
「田舎暮らしに甘い幻想をふりまかないライター」による格差社会からの逃亡者向け田舎生活成功のための100カ条
○■山の仕事、山の暮らし■ ― 2017年07月28日 20:45
山の仕事は多様だ。山岳救助隊、山小屋経営、登山ガイド、ユリの栽培、天然氷の製造。ぜんまいとり、狩猟、サンショウウオとり。養蜂、峠の茶屋、ウルシカキ、炭焼き。山は厳しく、山は自由だ。
高桑 信一 (著)
単行本: 446ページ
出版社: つり人社 (2002/12)
■商品の説明
内容紹介
失われつつある山の民の姿を活写し、単行本刊行時各紙誌で絶賛された高桑信一氏の代表作が、ヤマケイ文庫に!
書名どおり、日本各地で、山で生きる市井の人々の姿を活写した名作です。
もとは「渓流」(つり人社)に連載され、取材期間は10年にも及ぶものでした。
2002年、つり人社から単行本が刊行されると、各紙誌で絶賛されました。
著者の高桑信一氏は、登山を通して独自の視点で「山」を表現してきましたが、本書ではそこで暮らす人の姿が主題となっており、登山の域を超えた作家となる端緒となった作品です。
狩猟をはじめ、山での暮らしが注目される今、本書は新たな価値を帯びています。
高桑信一 1949年、秋田県生まれ。電電公社からNTT勤務を経て02年退社。
「ろうまん山房」を設立してフリーランスに。主に取材カメラマン、ライター、渓流ガイドとして活動する。
著書に「一期一会の渓」「山の仕事、山の暮らし」「希望の里暮らし」(つり人社)「道なき渓への招待」「古道巡礼」(東京新聞出版局)「渓をわたる風」(平凡社)「森と水の恵み」(編著・みすず書房)などがある。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。
著者からのコメント
著者 高桑信一 , 2003/03/07
滅びつつも、逞しく生きる山びとの譜
「山の仕事、山の暮らし」は、「渓流」という雑誌に十年間連載されたものをまとめました。「渓流」は年に二冊の発行ですので、二十人になるはずですが、それが十九人で終わってしまったのは、それだけ山に糧を求めて生きているひとが少なくなったからです。つまりこの本は、滅びゆく山びとたちを綴った本なのです。けれどそこには悲しみがありません。晴朗とした日本の山河と、山に生きるひとびとの、おおらかな生き様があるばかりです。
446ページという厚い本になってしまったのは、多くの写真を使ったからです。全体の半分近くをモノクロの写真が占めていますので、文だけではなく、目でも楽しんで戴けると思います。多くの方々に読んでいただけたらうれしいことです。
内容(「BOOK」データベースより)
穏やかな時間の流れに支配される、山の暮らし。ゼンマイ採り、炭焼き、サンショウウオ採り、ウルシ掻き…。厳しく、美しい日本の山を仕事の場と選び、そこに暮らす19の物語り。
内容(「MARC」データベースより)
日本の山から姿を消そうとしている山棲みの民たちの暮らしを10年に渡って追い続けた、美しいルポルタージュ。月刊つり人別冊『渓流』で「山に生きる」のタイトルで連載されたものに訂正、加筆する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高桑/信一
1949年、秋田県男鹿市生まれ。十代から登山をはじめ、海外の高峰にも足を延ばすが、いつしか日本の風土に還る。奥利根越後沢尾根冬季初登、剱沢大滝完登などの山歴を持つが、この国の原風景に出会う山旅をこよなく愛する。夏は沢登り、冬は雪稜登高を好み、奥利根や会越国境、下田・川内など、原始の姿をとどめる山域に精通する。古道や消えゆく山里の暮らしを追ったルポを、山岳関係の雑誌などに執筆する。2002年から「ろうまん山房」を設立し、フリーランスのライター、カメラマン、山岳ガイドを本業とする。浦和浪漫山岳会会員。埼玉県杉戸町在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
1只見のゼンマイ取り 菅家喜与一 12
2南会津の峠の茶屋 中村源治 34
3川内の山中、たったひとりの町内会長 渡邊慶作 54
4檜枝岐の山椒魚採り 星寛 72
5足尾・奈良のシカ撃ち 井上盛次 94
6只見奥山、夫婦径 佐藤恒作 116
7奥利根の山守り 高柳盛芳 136
8会津奥山の蜂飼い 松本雄鳳 158
9仙人池ヒュッテの女主人 志鷹静代 182
10檜枝岐の雪が極めたワカン作り 平野茂 206
11越後山中に白炭を焼く暮らし 大津勝雄 226
12谷川岳・遭難救助に捧げた半生 馬場保男 252
13尾瀬・冬物語 谷川洋一 276
14森のひとの、夢を育むヒメサユリの花 月田礼次郎 296
15岩手・浄法寺町の漆掻き 佐藤春雄 318
16朝日・飯豊の山々とともに生きる 関英俊 342
17西上州、猟ひと筋の人生 二階堂九蔵 366
18さすらいの果てに黒部に環る 志水哲也 392
19秩父の天然水に魅せられた半生 阿佐美哲男 416
■「はじめに」の冒頭部分
滝をひとつ越え、瀬音を楽しむようにして流れを遡ると広い台地に出た。渓の奥に残雪を戴いた県境の尾根が横たわり、燃えあがる緑の森の向こうでカッコウの声が谺していた。青い空から、春の光がまっすぐに降っていた。
「まるで桃源郷のようだね」
私は思わず仲間たちに呟いた。
流れにほど近い広場の隅にゼンマイ小屋があった。小屋の前に大きなビニールシートが何枚も敷かれ、褐色に縮んだ、おびただしいゼンマイが干されていた。そのビニールシートの上で、ひとりの女性が一心にゼンマイを揉んでいた。絣のモンペに絣の作業着を着て手甲を付け、日よけの菅笠をかぶっていた。それはまるで一枚の絵であった。森と流れとそのひとが、ひとつの風景を醸しだしていた。
私たちに気づいた彼女は、作業の手を休めてふり返った。
「どこからきやった。お茶でも呑んだらいいべ」
そう声をかけてくれたのである。
■書評
山の仕事は多様だ。山岳救助隊、山小屋経営、登山ガイド、ユリの栽培、天然氷の製造。ぜんまいとり、狩猟、サンショウウオとり。養蜂、峠の茶屋、ウルシカキ、炭焼き。山は厳しく、山は自由だ。
高桑 信一 (著)
単行本: 446ページ
出版社: つり人社 (2002/12)
■商品の説明
内容紹介
失われつつある山の民の姿を活写し、単行本刊行時各紙誌で絶賛された高桑信一氏の代表作が、ヤマケイ文庫に!
書名どおり、日本各地で、山で生きる市井の人々の姿を活写した名作です。
もとは「渓流」(つり人社)に連載され、取材期間は10年にも及ぶものでした。
2002年、つり人社から単行本が刊行されると、各紙誌で絶賛されました。
著者の高桑信一氏は、登山を通して独自の視点で「山」を表現してきましたが、本書ではそこで暮らす人の姿が主題となっており、登山の域を超えた作家となる端緒となった作品です。
狩猟をはじめ、山での暮らしが注目される今、本書は新たな価値を帯びています。
高桑信一 1949年、秋田県生まれ。電電公社からNTT勤務を経て02年退社。
「ろうまん山房」を設立してフリーランスに。主に取材カメラマン、ライター、渓流ガイドとして活動する。
著書に「一期一会の渓」「山の仕事、山の暮らし」「希望の里暮らし」(つり人社)「道なき渓への招待」「古道巡礼」(東京新聞出版局)「渓をわたる風」(平凡社)「森と水の恵み」(編著・みすず書房)などがある。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。
著者からのコメント
著者 高桑信一 , 2003/03/07
滅びつつも、逞しく生きる山びとの譜
「山の仕事、山の暮らし」は、「渓流」という雑誌に十年間連載されたものをまとめました。「渓流」は年に二冊の発行ですので、二十人になるはずですが、それが十九人で終わってしまったのは、それだけ山に糧を求めて生きているひとが少なくなったからです。つまりこの本は、滅びゆく山びとたちを綴った本なのです。けれどそこには悲しみがありません。晴朗とした日本の山河と、山に生きるひとびとの、おおらかな生き様があるばかりです。
446ページという厚い本になってしまったのは、多くの写真を使ったからです。全体の半分近くをモノクロの写真が占めていますので、文だけではなく、目でも楽しんで戴けると思います。多くの方々に読んでいただけたらうれしいことです。
内容(「BOOK」データベースより)
穏やかな時間の流れに支配される、山の暮らし。ゼンマイ採り、炭焼き、サンショウウオ採り、ウルシ掻き…。厳しく、美しい日本の山を仕事の場と選び、そこに暮らす19の物語り。
内容(「MARC」データベースより)
日本の山から姿を消そうとしている山棲みの民たちの暮らしを10年に渡って追い続けた、美しいルポルタージュ。月刊つり人別冊『渓流』で「山に生きる」のタイトルで連載されたものに訂正、加筆する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高桑/信一
1949年、秋田県男鹿市生まれ。十代から登山をはじめ、海外の高峰にも足を延ばすが、いつしか日本の風土に還る。奥利根越後沢尾根冬季初登、剱沢大滝完登などの山歴を持つが、この国の原風景に出会う山旅をこよなく愛する。夏は沢登り、冬は雪稜登高を好み、奥利根や会越国境、下田・川内など、原始の姿をとどめる山域に精通する。古道や消えゆく山里の暮らしを追ったルポを、山岳関係の雑誌などに執筆する。2002年から「ろうまん山房」を設立し、フリーランスのライター、カメラマン、山岳ガイドを本業とする。浦和浪漫山岳会会員。埼玉県杉戸町在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
1只見のゼンマイ取り 菅家喜与一 12
2南会津の峠の茶屋 中村源治 34
3川内の山中、たったひとりの町内会長 渡邊慶作 54
4檜枝岐の山椒魚採り 星寛 72
5足尾・奈良のシカ撃ち 井上盛次 94
6只見奥山、夫婦径 佐藤恒作 116
7奥利根の山守り 高柳盛芳 136
8会津奥山の蜂飼い 松本雄鳳 158
9仙人池ヒュッテの女主人 志鷹静代 182
10檜枝岐の雪が極めたワカン作り 平野茂 206
11越後山中に白炭を焼く暮らし 大津勝雄 226
12谷川岳・遭難救助に捧げた半生 馬場保男 252
13尾瀬・冬物語 谷川洋一 276
14森のひとの、夢を育むヒメサユリの花 月田礼次郎 296
15岩手・浄法寺町の漆掻き 佐藤春雄 318
16朝日・飯豊の山々とともに生きる 関英俊 342
17西上州、猟ひと筋の人生 二階堂九蔵 366
18さすらいの果てに黒部に環る 志水哲也 392
19秩父の天然水に魅せられた半生 阿佐美哲男 416
■「はじめに」の冒頭部分
滝をひとつ越え、瀬音を楽しむようにして流れを遡ると広い台地に出た。渓の奥に残雪を戴いた県境の尾根が横たわり、燃えあがる緑の森の向こうでカッコウの声が谺していた。青い空から、春の光がまっすぐに降っていた。
「まるで桃源郷のようだね」
私は思わず仲間たちに呟いた。
流れにほど近い広場の隅にゼンマイ小屋があった。小屋の前に大きなビニールシートが何枚も敷かれ、褐色に縮んだ、おびただしいゼンマイが干されていた。そのビニールシートの上で、ひとりの女性が一心にゼンマイを揉んでいた。絣のモンペに絣の作業着を着て手甲を付け、日よけの菅笠をかぶっていた。それはまるで一枚の絵であった。森と流れとそのひとが、ひとつの風景を醸しだしていた。
私たちに気づいた彼女は、作業の手を休めてふり返った。
「どこからきやった。お茶でも呑んだらいいべ」
そう声をかけてくれたのである。
■書評
山の仕事は多様だ。山岳救助隊、山小屋経営、登山ガイド、ユリの栽培、天然氷の製造。ぜんまいとり、狩猟、サンショウウオとり。養蜂、峠の茶屋、ウルシカキ、炭焼き。山は厳しく、山は自由だ。
◎■食べられるシマウマの正義 食べるライオンの正義―森の獣医さんのアフリカ日記■ ― 2017年05月21日 12:12
賢くたくましい人々と、それぞれの生き方で生きる動物たちを育む確かなアフリカを知る
竹田津 実 (著)
単行本: 157ページ
出版社: 新潮社 (2001/06)
■商品の説明
商品説明
著者は北海道で長年にわたって野生動物を観察し続けてきた獣医師。これまでも『野性は生きる力』や『北の大地から』といったエッセイ集、あるいは1978年に公開された映画『キタキツネ物語』の企画・動物監督を務めるなど、自然に生きる動物たちと人間とのかかわりをテーマに、積極的に自然保護の大切さを訴えかけてきた。
その著者が、少年時代に夢見て以来、20回あまりにもおよぶというアフリカ旅行の感動を、エッセイ風の日記と自ら撮影した70点以上にのぼる写真によってまとめたものが本書だ。昼寝中のカバ、口元を真っ赤に染めたチーター、倒れたシマウマに群がるハゲワシ、そしてどこまでも続く緑の大地と深い青空。1枚1枚に添えられた、一篇の詩のような著者の言葉がじつに味わい深い。写真と文章の絶妙なコラボレーションが、サバンナを吹きぬける風や強い日差し、においや温度までも再現してくれる。動物写真家であり、優れたエッセイストでもある著者だからこそ可能な芸当だ。
そしてその文章家としての才能は、写真のキャプションだけではなく「平気で人を殺すカバ」「アフリカの沼の水は美しく甘い」といった道中のエピソードでもいかんなく発揮されている。アフリカの大地を子どものように目を輝かせながら楽しんでいる著者の姿が印象的だ。
本書はけっして声高に環境保全を訴えるものではない。しかし、医者として多くの野生動物の生と死を見つめてきた著者のまなざしは、言葉と写真の中に凝縮されて、密度の濃いメッセージを放っている。(中島正敏)
出版社からのコメント
弱肉強食なんてウソ! 狩られる者の勇気、狩る者の愛を見た。 〝キタキツネのお医者さん〟として知られる竹田津さんは、北海道小清水で野生動物だけを診察する獣医さん。竹田津さんはアフリカが大好きで、20年以上、毎年のように通っています。獣医さんの目でアフリカの動物たちを見て(診て)みると、食う者と食われる者の間に、今まで紹介されてきたような「弱肉強食」ではない、もっと崇高な生命のしくみが見えてきました。
獣医さんの温かい目で診た、カメラマンの鋭い視線で観た、そして時には酔眼に揺れて見えたサバンナの真実を、軽妙なエッセイと美しい写真で堪能してください。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
竹田津/実
1937年大分県生まれ。獣医、写真家、エッセイスト。’63年、北海道小清水町に獣医師として赴任。傷ついた野生動物の保護、治療、リハビリの作業を無償で行う傍らで、映画『キタキツネ物語』の企画・動物監督をはじめ、テレビの動物番組の監督などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
アフリカ 夢の続き 6
カバの王国 33
焼魚定食 42
交尾の丘 50
オカピと森の民 54
コラム ゾウに乗る夢 68
コラム キリンの心臓 72
コラム 進化するサル 76
コラム 鳥の気持ち 79
死ぬために旅するのか、ヌー 105
ミリオンのフラミンゴ 113
至福のサファリ 126
マサイの魂 133
よそ見する私 138
"弱肉強食"ではない! 142
あとがき 156
■「あとがき」の終わりの部分
アフリカでは何があっても不思議はないというのが私の結論である。
1976年夏以来、アフリカ通いがもう20回となった。出かける度にフィルムを100本以上使うのだから、彼の地はフィルム会社の回し者の住む土地だと勝手に決めている。
しかし、何があっても不思議ではない国は、全てが約束されているかに見える国に住む者にとってはあこがれの地であり、希望の大地である。
人類は彼の地で誕生した。今その地は発展という戦場で衰弱したヒトという生物が帰ってゆき、もう一度再生のエネルギーをもらう場所になりつつあると、私には思えるのである。
私にとって、アフリカに出かけ元気をもらう……という作業はまだまだ続きそうである。
今回も下手な写真が三村淳さんの魔力によってみられるものに化けている。うれしい。編集の金川功さん共々、心から感謝を申し上げます。
そして宮城由美子さんをはじめとするアフリカの友々、フィルムを消費せしめたフィルム会社の回し者たちにありがとうをいいます。
Asante sana!
■書評
賢くたくましい人々と、それぞれの生き方で生きる動物たちを育む確かなアフリカを知る
竹田津 実 (著)
単行本: 157ページ
出版社: 新潮社 (2001/06)
■商品の説明
商品説明
著者は北海道で長年にわたって野生動物を観察し続けてきた獣医師。これまでも『野性は生きる力』や『北の大地から』といったエッセイ集、あるいは1978年に公開された映画『キタキツネ物語』の企画・動物監督を務めるなど、自然に生きる動物たちと人間とのかかわりをテーマに、積極的に自然保護の大切さを訴えかけてきた。
その著者が、少年時代に夢見て以来、20回あまりにもおよぶというアフリカ旅行の感動を、エッセイ風の日記と自ら撮影した70点以上にのぼる写真によってまとめたものが本書だ。昼寝中のカバ、口元を真っ赤に染めたチーター、倒れたシマウマに群がるハゲワシ、そしてどこまでも続く緑の大地と深い青空。1枚1枚に添えられた、一篇の詩のような著者の言葉がじつに味わい深い。写真と文章の絶妙なコラボレーションが、サバンナを吹きぬける風や強い日差し、においや温度までも再現してくれる。動物写真家であり、優れたエッセイストでもある著者だからこそ可能な芸当だ。
そしてその文章家としての才能は、写真のキャプションだけではなく「平気で人を殺すカバ」「アフリカの沼の水は美しく甘い」といった道中のエピソードでもいかんなく発揮されている。アフリカの大地を子どものように目を輝かせながら楽しんでいる著者の姿が印象的だ。
本書はけっして声高に環境保全を訴えるものではない。しかし、医者として多くの野生動物の生と死を見つめてきた著者のまなざしは、言葉と写真の中に凝縮されて、密度の濃いメッセージを放っている。(中島正敏)
出版社からのコメント
弱肉強食なんてウソ! 狩られる者の勇気、狩る者の愛を見た。 〝キタキツネのお医者さん〟として知られる竹田津さんは、北海道小清水で野生動物だけを診察する獣医さん。竹田津さんはアフリカが大好きで、20年以上、毎年のように通っています。獣医さんの目でアフリカの動物たちを見て(診て)みると、食う者と食われる者の間に、今まで紹介されてきたような「弱肉強食」ではない、もっと崇高な生命のしくみが見えてきました。
獣医さんの温かい目で診た、カメラマンの鋭い視線で観た、そして時には酔眼に揺れて見えたサバンナの真実を、軽妙なエッセイと美しい写真で堪能してください。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
竹田津/実
1937年大分県生まれ。獣医、写真家、エッセイスト。’63年、北海道小清水町に獣医師として赴任。傷ついた野生動物の保護、治療、リハビリの作業を無償で行う傍らで、映画『キタキツネ物語』の企画・動物監督をはじめ、テレビの動物番組の監督などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
アフリカ 夢の続き 6
カバの王国 33
焼魚定食 42
交尾の丘 50
オカピと森の民 54
コラム ゾウに乗る夢 68
コラム キリンの心臓 72
コラム 進化するサル 76
コラム 鳥の気持ち 79
死ぬために旅するのか、ヌー 105
ミリオンのフラミンゴ 113
至福のサファリ 126
マサイの魂 133
よそ見する私 138
"弱肉強食"ではない! 142
あとがき 156
■「あとがき」の終わりの部分
アフリカでは何があっても不思議はないというのが私の結論である。
1976年夏以来、アフリカ通いがもう20回となった。出かける度にフィルムを100本以上使うのだから、彼の地はフィルム会社の回し者の住む土地だと勝手に決めている。
しかし、何があっても不思議ではない国は、全てが約束されているかに見える国に住む者にとってはあこがれの地であり、希望の大地である。
人類は彼の地で誕生した。今その地は発展という戦場で衰弱したヒトという生物が帰ってゆき、もう一度再生のエネルギーをもらう場所になりつつあると、私には思えるのである。
私にとって、アフリカに出かけ元気をもらう……という作業はまだまだ続きそうである。
今回も下手な写真が三村淳さんの魔力によってみられるものに化けている。うれしい。編集の金川功さん共々、心から感謝を申し上げます。
そして宮城由美子さんをはじめとするアフリカの友々、フィルムを消費せしめたフィルム会社の回し者たちにありがとうをいいます。
Asante sana!
■書評
賢くたくましい人々と、それぞれの生き方で生きる動物たちを育む確かなアフリカを知る
○■ここで暮らす楽しみ■ ― 2017年02月07日 14:42
一生を生きるのではなく、日々を生きることで見えてきた、地球に属し、地域に属すということ
山尾 三省 (著)
単行本: 352ページ
出版社: 新泉社 (2012/4/4)
山尾 三省 (著)
単行本: 335ページ
出版社: 山と溪谷社 (1998/12)
■商品の説明
内容紹介
久島の島での暮らしの中から、人々との関わり、海や山、木や花や虫などの自然とのつきあい、さらに地球、宇宙、カミという世界にまで思索を広げ、ここで暮らすことの意味、楽しさを語る。1999年に山と溪谷社から出版されたエッセイ集を、山尾三省ライブラリーの一冊として復刊。(野草社発行)
内容(「BOOK」データベースより)
百姓として、詩人として、屋久島暮らし二十年。今日もまたゆっくり歩く著者の随筆集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山尾/三省 1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73~74年、インド・ネパールの聖地を一年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、単行本版に関連付けられています。
■目次
はじめに 9
縄文衝動 20
鹿を捕る 33
セーノコという新しい神話 46
モーニンググローリィ 59
棉の実 73
山ん川の湧水 86
薪採り 100
冬至の日の畑から 114
里イモというカミ 127
雨水節 142
森は海の恋人 155
シエラネバダにて(前篇) 169
シエラネバダにて(後篇) 184
千四百万年という時間 199
自分の星 自分の樹 自分の岩 212
贅沢な畑 226
水の道 239
二千年の時間 254
大山・八国山・甲斐駒・八ヶ岳 268
オリオンの三つ星 281
東北の大工 295
アオモジの満開の花 306
森羅万象の中へ 318
あとがき 334
■「あとがき」の前半部分
この本は、一九九六年の七月号から九八年の六月号まで、丸二年間にわたって月刊『Outdoor』誌に連載したものを一冊にまとめたものである。
アウトドアというと、一般的には野外で様々に遊ぶことや旅行をすること、多少の冒険をすることなどのように思われているが、ぼくはその中に敢えて<暮らす>という視野を持ち込んだ。なぜなら、究極のアウトドアとは暮らすことにほかならないからである。
この二年間の暮らすという旅の中で、次第にぼくにはっきりとしてきたことは、ぼく達はこの地球に属し、ぼく達が暮らしているその地域に属しているのだ、ということであった。
そういう体感、あるいは考え方は、二年前に連載を始めた時点においてはまだぼくに明確に訪れてはいなくて、月を重ね、年を重ねるごとに少しずつ明らかになってきたことである。これは、ぼくとしては思いもかけなかった展開である。
何かに属することを何よりも嫌悪してきた自分が、連載を重ねるにつれていつのまにか、たとえば水に属することにこそ本当の自由と喜びがあることを知るようになり、樹に属することにこそ自分の人生があることを実感するようになってきた。
ぼくとしては、今は訪れてきた新しい自由と喜びの出発点に立った気持ちである。
■書評
一生を生きるのではなく、日々を生きることで見えてきた、地球に属し、地域に属すということ
山尾 三省 (著)
単行本: 352ページ
出版社: 新泉社 (2012/4/4)
山尾 三省 (著)
単行本: 335ページ
出版社: 山と溪谷社 (1998/12)
■商品の説明
内容紹介
久島の島での暮らしの中から、人々との関わり、海や山、木や花や虫などの自然とのつきあい、さらに地球、宇宙、カミという世界にまで思索を広げ、ここで暮らすことの意味、楽しさを語る。1999年に山と溪谷社から出版されたエッセイ集を、山尾三省ライブラリーの一冊として復刊。(野草社発行)
内容(「BOOK」データベースより)
百姓として、詩人として、屋久島暮らし二十年。今日もまたゆっくり歩く著者の随筆集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山尾/三省 1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73~74年、インド・ネパールの聖地を一年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、単行本版に関連付けられています。
■目次
はじめに 9
縄文衝動 20
鹿を捕る 33
セーノコという新しい神話 46
モーニンググローリィ 59
棉の実 73
山ん川の湧水 86
薪採り 100
冬至の日の畑から 114
里イモというカミ 127
雨水節 142
森は海の恋人 155
シエラネバダにて(前篇) 169
シエラネバダにて(後篇) 184
千四百万年という時間 199
自分の星 自分の樹 自分の岩 212
贅沢な畑 226
水の道 239
二千年の時間 254
大山・八国山・甲斐駒・八ヶ岳 268
オリオンの三つ星 281
東北の大工 295
アオモジの満開の花 306
森羅万象の中へ 318
あとがき 334
■「あとがき」の前半部分
この本は、一九九六年の七月号から九八年の六月号まで、丸二年間にわたって月刊『Outdoor』誌に連載したものを一冊にまとめたものである。
アウトドアというと、一般的には野外で様々に遊ぶことや旅行をすること、多少の冒険をすることなどのように思われているが、ぼくはその中に敢えて<暮らす>という視野を持ち込んだ。なぜなら、究極のアウトドアとは暮らすことにほかならないからである。
この二年間の暮らすという旅の中で、次第にぼくにはっきりとしてきたことは、ぼく達はこの地球に属し、ぼく達が暮らしているその地域に属しているのだ、ということであった。
そういう体感、あるいは考え方は、二年前に連載を始めた時点においてはまだぼくに明確に訪れてはいなくて、月を重ね、年を重ねるごとに少しずつ明らかになってきたことである。これは、ぼくとしては思いもかけなかった展開である。
何かに属することを何よりも嫌悪してきた自分が、連載を重ねるにつれていつのまにか、たとえば水に属することにこそ本当の自由と喜びがあることを知るようになり、樹に属することにこそ自分の人生があることを実感するようになってきた。
ぼくとしては、今は訪れてきた新しい自由と喜びの出発点に立った気持ちである。
■書評
一生を生きるのではなく、日々を生きることで見えてきた、地球に属し、地域に属すということ
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