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利己的なサル、他人を思いやるサル―モラルはなぜ生まれたのか ― 2015年02月17日 09:49
フランス ドゥ・ヴァール (著), Frans De Waal (原著), 西田 利貞 (翻訳), 藤井 留美 (翻訳)
単行本: 366ページ
出版社: 草思社 (1998/01)
内容(「BOOK」データベースより)
日本の地獄谷温泉に棲むニホンザルの老メス「モズ」は生まれつき両手両足の先がない奇形ザルだが、仲間のサルたちは独りで生きられない彼女を助け、モズは子どもや孫に囲まれた豊かな一生を過ごしている。一方、チンパンジーに一匹だけこっそりエサの隠し場所を教えると、チンパンジーは仲間たちに巧みにうそをついて食べ物を独り占めする。人間もまた、一見エゴイストにみえて献身的だったり、お人好しのようでわがままだ。いったい、この二面性はどこから生じるのか?利己的なはずの動物に、モラルはなぜ生まれたのか?『政治をするサル』で一躍世界の注目をあびた霊長類学者が、豊富なエピソードと卓抜した分析力を駆使して道徳性の起源を探る。
内容(「MARC」データベースより)
自分を犠牲にして他人のためにつくすという一見道徳的な行動も実は…。霊長類の行動、救済、援助、抗争、報復などを豊富なエピソードと卓越した分析力を駆使して解説、人間のモラルの起源を探る。
一言:最終章から読み始めるのが役に立つだろうとのこと
サルなりに思い出す事など ―― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 ― 2015年01月16日 09:28
ロバート・M・サポルスキー (著), 大沢 章子 (翻訳)
単行本: 424ページ
出版社: みすず書房 (2014/5/23)
内容紹介
◆1970~90年代にかけてのケニアとその周辺の国々を舞台に
、 〈ヒヒの群れの23年間にわたる観察記〉〈アフリカ体験・見聞記〉〈生物学研究者の成長物語〉をより合わせながら、
スラップスティックな諧謔味全開で綴った抱腹絶倒のノンフィクション。
◆子どもの頃から霊長類に憧れ、「大きくなったらマウンテンゴリラになる」と決めていた著者は、
見習い科学者としてストレスと疾病の関係を解明するため、
アフリカのセレンゲティ平原に棲むヒヒの群れの調査に出かけることになる。
群れのヒヒの一頭一頭に旧約聖書に出てくる名前をつけ、ヒヒとともに暮らし、彼らの社会行動の観察を続けるうち、
著者はヒヒたちへの愛着を強めていったのだが……。
◆英米でロングセラーとなっている傑作メモワールの待望の邦訳。
生と格闘するすべての人間およびヒヒを包み込む大いなる霊長類愛と痛快無比なユーモアで、読む者の心を満たしてくれる一冊。
出版社からのコメント
内容(「BOOK」データベースより)
面白うてやがて哀しきヒヒとの日々―。ストレスの科学を研究すべく、理不尽だらけの東アフリカの国へ赴いた若き科学者を待っていたのは…。観察対象のヒヒたち、アメリカ人の霊長類研究者、土着の人々が三つ巴で繰り広げる、スラップスティックな日常を綴る。霊長類全員が可笑しくて愛おしくなる、絶品メモワール。
著者について
ロバート・M・サポルスキー
Robert M. Sapolsky
1957年生まれ。アメリカの神経内分泌学者、行動生物学者。ストレスと神経変性の関連を研究し、その一環としてヒヒの集団の長期にわたる観察とコルチゾール・レベルの調査を続けている。
本書にも語られている若い時期から有望な研究者として注目を浴び、1987年のMacArthur Fellowship、NSFのPresidential Young Investigator Awardなどを受けている。
現在、スタンフォード大学教授(生物学/神経科学/神経外科)。2007年にはアメリカ科学振興協会(AAAS)のJohn P. McGovern Awardを受賞。作家としても定評がある。
ほかの著書に、Stress, the Aging Brain, and the Mechanisms of Neuron Death?(MIT Press, 1992), Why Zebras Don't Get Ulcers(邦訳『なぜシマウマは胃潰瘍にならないか』シュプリンガー・フェアラーク東京), The Trouble with Testosterone: And Other Essays on the Biology of the Human Predicament(邦訳『ヒトはなぜのぞきたがるのか──行動生物学者が見た人間世界』白揚社), Monkeyluv?: And Other Essays on Our Lives as Animals?(Scribner, 2005)ほか。ユダヤ人ながら無神論者を自認し、宗教に対するその忌憚のない物言いでFreedom From Religion財団から顕彰されたこともある。ケニア国立博物館リサーチ・アソシエート。サンフランシスコ在住。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サポルスキー,ロバート・M.
1957年生まれ。アメリカの神経内分泌学者、行動生物学者。ストレスと神経変性の関連を研究し、その一環としてヒヒの集団の長期にわたる観察とコルチゾール・レベルの調査を続けている。若い時期から有望な研究者として注目を浴び、1987年のMacArthur Fellowship、NSFのPresidential Young Investigator Awardなどを受けている。現在、スタンフォード大学教授(生物学/神経科学/神経外科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
一言:ユダヤ人無神論者の著者
ビーリャの住む森で―アフリカ・人・ピグミーチンパンジー (科学のとびら) ― 2015年01月03日 10:52
古市 剛史 (著)
単行本: 204ページ
出版社: 東京化学同人 (1988/02)
内容(「BOOK」データベースより)
アフリカの大河ザイール川に囲まれ、人を近づけぬ密林の最奥部に生息するビーリャ(ピグミーチンパンジーの現地名)。本書は霊長類社会学者である著者が単身行ったビーリャ調査行のなまのルポルタージュである。
一言:妻のお勧めらしい
失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語 ― 2014年11月25日 09:13
出版社からのコメント
野性の側の思考法が捉えていた自然と人間の在り様が、後に人間の言葉で表現される驚き。堪えがたいほどの郷愁で想い起こされるジャングルでの幸福な日々。巧みなストーリーテリングで息もつかせず、一気に読ませます。映像化も進行中。貴族の料理人としてイギリスに渡り、生物学者の夫との間に出来た二人の娘をジャングル式に教育して健やかに成長させ、今では三人の孫に囲まれ幸せに暮らしています。
内容(「BOOK」データベースより)
誘拐、サルたちとの生活、売春宿、そしてストリート・チルドレン…。数奇で過酷な運命をへて幸せをつかんだ、ある少女の真実の物語。
一言:文明と野生、野蛮なのはどちらか。
ヒト、この不思議な生き物はどこから来たのか (ウェッジ選書) ― 2014年10月21日 06:23
内容(「BOOK」データベースより)
本書では、人間とはどんな特殊な生物であり、その特殊性がどのような条件のもとで出現してきたのかを、いわゆるオーソドックスな人類学の見方とは、少し異なる視点から論じている。
一言:長谷川氏の本を一冊は読んでみたい。
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