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○■ブラザー イーグル、シスター スカイ―酋長シアトルからのメッセージ■2017年03月27日 19:34

「われらは知っている、大地はわれらのものでなく、われらが大地のものであることを」



スーザン・ジェファーズ (著), 徳岡 久生 (著), 中西 敏夫 (著)
大型本: 26ページ
出版社: JULA出版局 (1996/11)

■商品の説明
出版社からのコメント
空が金で買えるだろうか? と酋長シアトルは話し始めた。
 雨や風をひとりじめできるだろうか?………(本文より)

酋長シアトルのメッセージはこの絵本をとおして世界中に広がり、深い感動を呼びました。混迷の時代、私たちはどう生きるべきか…今こそ、子どもと一緒に読みたい必読の絵本です!!

内容(「MARC」データベースより)
白人たちに土地を追われ、追いつめられ、ついに部族の土地を手放すその時、酋長シアトルは訴える。「大地はわたしたちの母。大地にふりかかることはみな、大地の息子とむすめにもふりかかるのだ。」と。
著者について
SUSAN JEFFERS●スーザン・ジェファーズ/1942年、米ニューヨーク州ニュージャージー生まれ。プラット・インスティテュート卒業。出版社勤務の後、フリーでデザインや挿絵の仕事を始める。74年、『のんきなかりゅうど マザー・グースのうた』(アリス館牧神社)で、カルデコット賞を受賞。75年には、ブラチスバラ世界絵本原画展で、金のりんご賞を受賞している。日本で紹介されている彼女の作品は、『のんきなかりゅうど』の他に、『白い森のなかで』『ヘンデルとグレーテル』(ほるぷ出版)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■カバーそでより
  「インディアン」という言葉から、わたしたち日本人は何を思いうかべるだろう?
  はだかウマまたがり、バッファローを狩りする姿。ワシの羽がいっぱいついているかみざりを身につけた酋長の雄姿。三角テントの群れ……。
  かれらの祖先は、今から2万年前の氷河期のころ、陸続きになった大陸を長い時間をかけて移動してきたアジア系の人たちだったといわれている。その昔、1000をこえる部族が、広い北アメリカの各地に住んでおり、200以上の言葉が話されていた。
  その生活の仕方も、トウモロコシなどを畑に植えたりするもの、バッファローやカリブーなどの動物を狩りするもの、川や湖や海などで魚をとるもの、また、時にはクジラのような大きなえものをならうものなどというように、さまざまであった。
  しかし、宗教についてはどの部族も同じように、汎神論にもとづいている。つまり、人間のまわりにあるすべての自然――木や川や風や大地などの無生物から、シカやウマやワシやクマなどの動物まで――は神であり、神聖な霊がやどっていると考えていた。
  そして、人間と他の生きものとは同じ自然の一部であって、この地球上に生かされているかけがえのないいのちであり、兄弟姉妹であるという考え方が強い。
      *
  この絵本の主人公酋長シアトルは、1790年ころに生まれ、1866年に亡くなっている。
  ちょうどこの時期はアメリカがイギリスの植民地から独立し、一つの国家として拡大を続けた時代にあたっている。しかし、その独立は白人中心の独立であり、開拓をして白人社会をつくっていくうえでは、インディアンはじゃま者でしかなかった。長い間、インディアンに対する迫害が続いた。
  白人たちに土地を追われ、追いつめられているにもかかわらず、酋長シアトルのメッセージは、もの静かにわたしたちに訴えかけてくる。そこには、自然に対する深い愛があり、人種をこえてよびかけてくる強い平和への願いがこめられている。現代のわたしたちの生きかたを、まるで問いただすかのように。
  この絵本は、今アメリカではベストセラーを続け、ヨーロッパでも各国語に翻訳され、たくさんの人に愛されている。

■書評
「われらは知っている、大地はわれらのものでなく、われらが大地のものであることを」

○■ここで暮らす楽しみ■2017年02月07日 14:42

一生を生きるのではなく、日々を生きることで見えてきた、地球に属し、地域に属すということ


山尾 三省 (著)
単行本: 352ページ
出版社: 新泉社 (2012/4/4)


山尾 三省 (著)
単行本: 335ページ
出版社: 山と溪谷社 (1998/12)

■商品の説明
内容紹介
久島の島での暮らしの中から、人々との関わり、海や山、木や花や虫などの自然とのつきあい、さらに地球、宇宙、カミという世界にまで思索を広げ、ここで暮らすことの意味、楽しさを語る。1999年に山と溪谷社から出版されたエッセイ集を、山尾三省ライブラリーの一冊として復刊。(野草社発行)

内容(「BOOK」データベースより)
百姓として、詩人として、屋久島暮らし二十年。今日もまたゆっくり歩く著者の随筆集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山尾/三省 1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73~74年、インド・ネパールの聖地を一年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

■目次
はじめに 9
縄文衝動 20
鹿を捕る 33
セーノコという新しい神話 46
モーニンググローリィ 59
棉の実 73
山ん川の湧水 86
薪採り 100
冬至の日の畑から 114
里イモというカミ 127
雨水節 142
森は海の恋人 155
シエラネバダにて(前篇) 169
シエラネバダにて(後篇) 184
千四百万年という時間 199
自分の星 自分の樹 自分の岩 212
贅沢な畑 226
水の道 239
二千年の時間 254
大山・八国山・甲斐駒・八ヶ岳 268
オリオンの三つ星 281
東北の大工 295
アオモジの満開の花 306
森羅万象の中へ 318
あとがき 334

■「あとがき」の前半部分
  この本は、一九九六年の七月号から九八年の六月号まで、丸二年間にわたって月刊『Outdoor』誌に連載したものを一冊にまとめたものである。
  アウトドアというと、一般的には野外で様々に遊ぶことや旅行をすること、多少の冒険をすることなどのように思われているが、ぼくはその中に敢えて<暮らす>という視野を持ち込んだ。なぜなら、究極のアウトドアとは暮らすことにほかならないからである。
  この二年間の暮らすという旅の中で、次第にぼくにはっきりとしてきたことは、ぼく達はこの地球に属し、ぼく達が暮らしているその地域に属しているのだ、ということであった。
  そういう体感、あるいは考え方は、二年前に連載を始めた時点においてはまだぼくに明確に訪れてはいなくて、月を重ね、年を重ねるごとに少しずつ明らかになってきたことである。これは、ぼくとしては思いもかけなかった展開である。
  何かに属することを何よりも嫌悪してきた自分が、連載を重ねるにつれていつのまにか、たとえば水に属することにこそ本当の自由と喜びがあることを知るようになり、樹に属することにこそ自分の人生があることを実感するようになってきた。
  ぼくとしては、今は訪れてきた新しい自由と喜びの出発点に立った気持ちである。

■書評
一生を生きるのではなく、日々を生きることで見えてきた、地球に属し、地域に属すということ

○■内観法■2017年01月31日 19:20

内観法は洗脳なのかそれとも自己暗示や伝統的な成人儀礼にも通じる手法なのか


吉本 伊信 (著)
単行本: 285ページ
出版社: 春秋社; 新版 (2007/11)

■内容紹介
わずか一週間で人間は劇的に変わる----。不安、嫌悪、恨み、暴力、破壊......。解決の糸口は内観にあった!
古くから日本に伝わる宗教的修行法に改良を加え、宗教色を払拭した、独自の心理療法・自己変革法を確立した著者の「自伝的」内観入門書。

内容(「BOOK」データベースより)
古くから日本に伝わる宗教的修行法に改良を加え、宗教色を払拭した、独自の心理療法・自己変革法を確立した著者の「自伝的」内観入門書。

内容(「MARC」データベースより)
一週間の集中的反省が、人間を奇跡的に変える。今、日本のオリジナルな心理療法として世界から注目。浄土真宗から出発し、特定な宗教にこだわらない自己洞察の方法、内観法を紹介する。65年刊「内観四十年」の改題。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉本/伊信
大正5年奈良県大和郡山市、浄土真宗の信仰の篤い家庭に生まれる。昭和7年奈良県立郡山園芸学校卒業。昭和11年浄土真宗の修行法「身調べ」を実修。昭和12年非常な辛苦ののち、宿善開発を体験。内観法の普及を開始。昭和13年会社を経営しながら、内観法普及に励む。昭和16年「内観法」の名称と形式をほぼ確定。昭和29年内観法を奈良少年刑務所で実施。京都・大阪・和歌山各刑務所の篤志面接委員を拝命のほか、全国各地の矯正施設や学校に内観法普及。昭和63年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
新装版について 日本内観学会会長・東京大学教授 村瀬孝雄 1
内観とは何か 信州大学教授 竹内 硬 7

一 私の求めた道 31
1 妹の死 32
2 故郷の人々 38
3 真実を求めて 45
4 西本諦観師 57
5 初めての実習 59
6 寺本師のお育て 64
7 家出 69
8 洞穴の独り開悟 78
9 嘘の講習会 88
10 方針決定 91
11 ついに宿善開発 95

二 道に励みつつ 103
1 岳父の入信 104
2 商業への精進 106
3 大改革 108
4 高田の母 114
5 サキヱ姉の求道 117
6 教えの方針 119
7 上野貞造さんと寺本清祐師 121
8 教えのモットー 124

三 内観の大衆化 130
1 女子工員に試行 130
2 戦争の終結 132
3 商道と内観 134
+商道と内観 池田助二
4 さまざまな試み 162
5 求道者は金の延べ棒 163
+業報に泣く 米沢諦順
6 病と闘いつつ 169

四 矯正教育界へ―八年の歩み(昭和二十九年~三十七年) 176

五 内観を行った強迫神経症の一例
●岡山大学医学部 横山茂生・洲脇 寛 201

六 内観の実例 213
1 面接記録 213
2 内観のあと 219

付 精神医との質疑応答
●東京慈恵会医科大学精神神経科心理療法研究会にて 225

あとがき 261
著者記 264
吉本伊信略年譜 267
『内観四十年』を読んで 佐藤幸治 272

■「新装版について」の冒頭部分
  本書は『内観四十年』の新装版で、著者のご遺族はじめ筆者も原題のままを強く希望しましたが、諸般の事情で改題して再刊されることになりました。まず、読者のご了承をお願いする次第です。
  吉本先生は、数えの九歳で妹様を亡くされたのが契機でご母堂の真剣な信心に付き合って仏道への強い結び付きをもつこととなり、この時に内観への道の第一歩が始まったと考えておられ、以降四十年の歩みを四十九歳の時に記されたのが本書に他なりません。内観を学問的に理解する上でもかけがえのない資料ですが、同時に内観への入門書等多くの価値が秘められていると考えられます。

■「内観とは何か」の冒頭部分
  五十三回も万引した中学生、小学校を次々に焼きはらった放火青年、十六歳からヤクザの世界に入り、あらゆる犯罪に手をそめ、十三年も刑務所で過ごしてきた親分、これらの人々がわずか一週間の"内観"によって、忽然として、別人のごとく人が変わり、その後、世の過ちを犯しつつある不幸な人々の救済に奮闘している。それはまことに現代の奇跡である。この内観法なるものは、奈良県大和郡山市、吉本伊信氏が、古来、日本に伝わったさまざまな宗教的修行法をもとにして、現代的にこれを改造し、簡易化し、独自な様式を創案したものである。そしてこれは、今や宗教性を全く除去し、一個の科学的な精神治療法となっているものである。

■「著者記」の冒頭部分
  以上かんたんですが、内観法のあらましをご紹介しました。本文でも申しましたように、内観は理屈ではなく、なによりも実際に体験していただくところに価値があります。教養を深めたり、理論をたくわえていくには、書物その他に頼ればよいのですが、自分をよくみつめ、自分の姿を正確につかむためには、外界から遮断された場で、徹底的に自分一人で、生身の自分と向き合う以外に方法はありません。

■書評
内観法は洗脳なのかそれとも自己暗示や伝統的な成人儀礼にも通じる手法なのか

○■精霊たちのメッセージ―現代アボリジニの神話世界 (角川選書)■2017年01月05日 22:20

神話世界には祖先たちの生き方も示されており、この土地に住む意味を伝える。おそらく、それは日本神話も基本的に同じである。


松山 利夫 (著)
単行本: 251ページ
出版社: 角川書店 (1996/11)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
オーストラリアの先住民であるアボリジニの人びとは、白人の入植前から大陸全域に暮らし、数多くの神話を語りついできた。その神話には容易に理解しがたい部分もあるが、彼らはうたい、おどり、儀礼をおこないながら、現代も精霊とともに生きている。本書では、これまでも人類学者たちがさまざまに解釈してきた神話を、日常の世界からはじめて人の誕生、火の獲得、大地と天空の構造におよび、ふたたび日常にもどるように構成。さらに、できるだけ語られるままに紹介し、神話の宇宙と、神話を語りつぐ現代的意義を考察する。

内容(「MARC」データベースより)
オーストラリアの先住民族であるアボリジニたちの間では、今も精霊信仰が生き続けている。文明社会が失ってしまった哲学を彼らの神話、伝説から導き出す。神話の宇宙と神話を語りつぐ現代的意義を考察。

著者について
松山利夫(まつやま としお)
一九四四年、福井県に生まれる。立命館大学文学部地理学科卒業。一九七六年、同大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。現在、国立民族学博物館第三研究部教授。専攻は文化人類学。著書は『山村の文化地理学的研究』(古今書院)、『木の実の文化誌』(共編、朝日新聞社)、『ユーカリの森に生きる―アボリジニの生活と神話から』(日本放送出版協会)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 8
第一章 不思議なできごと――神話世界への入り口―― 13
一、ガマディむらの体験 14
(一)ガマディむら 14
(二)星と雨、風の話 15
(三)ヤシの木と大穴 18
(四)精霊にまつわる話 19
二、神話世界への入り口 22
(一)わたりのドリーミング 24
(二)「棒の手紙」に刻まれた物語 26

第二章 暮らしの中の精霊 31
一、死霊のモコイ 32
二、狩りと精霊 35
(一)精霊との会話 35
(二)精霊ミミ 41
(三)豊穣の願いと精霊たち 53
(四)雨の精霊 62

第三章 虹ヘビ物語 71
一、虹ヘビの神話 72
(一)旅する大ヘビ 72
(二)姉妹を飲みこんだニシキヘビ 76
(三)泣く子と虹ヘビ 83
二、偉大な虹ヘビたち 88
(一)虹ヘビと成人儀礼 88
(二)創造主、虹ヘビ 93

第四章 人の誕生と火の獲得 99
一、人の誕生 100
(一)最初の人 104
(二)女性の誕生 108
(三)精霊から生まれた人 116
(四)土や炎から生まれた人 143
(五)ヘビやトカゲから生まれた人 150
二、火の獲得 153
(一)火をもつクジラとネコ男 154
(二)火おこし棒の火 156

第五章 大地の創造と天空の構造 163
一、大地の創造 164
(一)創世の神話 164
(二)魂のたどる道 167
二、天空の構造 171
(一)月の神話 171
(二)太陽と天の川 176
(三)昴と明けの明星 181

第六章 神話を語ることの現代的意義 195
一、神話がもつメッセージ 196
(一)人びとの歴史 196
(二)故地と人の魂のむすびつき 198
二、アボリジニの土地権と神話 201
(一)アボリジニ土地権法 202
(二)タナミ砂漠の神話と歴史 206

附編 さまざまな起源神話 212
あとがき 243
参考文献 251

■カバーそでより
オーストラリアの先住民であるアボリジニの人びとは、白人の入植前から大陸全域に暮らし、数多くの神話を語りついできた。その神話には容易に理解しがたい部分もあるが、彼らはうたい、おどり、儀礼をおこないながら、現代も精霊とともに生きている。本書では、これまでも人類学者たちがさまざまに解釈してきた神話を、日常の世界からはじめて人の誕生、火の獲得、大地と天空の構造におよび、ふたたび日常にもどるように構成。さらに、できるだけ語られるままに紹介し、神話の宇宙と、神話を語りつぐ現代的意義を考察する。

■書評
神話世界には祖先たちの生き方も示されており、この土地に住む意味を伝える。おそらく、それは日本神話も基本的に同じである。

◎■本物の自然療法―自然に生きる人間本来の病気観■2016年12月24日 11:43

多くの代替療法もまた偽りであるという視点



大滝 百合子 (著)
単行本: 130ページ
出版社: フレグランスジャーナル社 (2005/5/27)

■商品の説明
内容
現代社会の不自然さに体がついていけなくなったために起こる、さまざまな現代病。本書では、自然の中で暮らす人間本来の考え方や生き方について解説した上で、現代医療や代替医療への疑問に触れながら、病気に対する自然な対処法に迫ります。現在あなたが抱く病気観と、ぜひ比べてみてください。

著者について
大滝百合子(おおたきゆりこ)
筑波大学人間学類卒業、教育社会学専攻。マサチューセッツ大学アーマスト校社会学部卒業。コロンビア大学大学院社会学部にて修士号取得、博士課程中退。医療社会学的視点からハーブや食事法に興味を持つ。
著書に『自然史食事学―自然の歴史に学ぶ最高の食事法』(共著、春秋社)、『本物の自然食をつくる[レシピ集]』(共著、春秋社)、訳書に『ガン代替療法のすべて―ガン治療の真髄に迫る』(共訳、三一書房)、『本物の自然化粧品を選ぶ―完全ナチュラルコスメ宣言』(春秋社)、『ストレスに効くハーブガイド』(フレグランスジャーナル社)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 1
第一章 愛という栄養
第一節 子供のアトピーの経験から 8
――人間にとってどれほど愛情が重要か
第二節 真の愛情とは 19
――自己愛から他人への愛へ

第二章 病気は友達
――「愛」の本当の理解があってはじめてできる「病気」のとらえ方
第一節 「病気の原因」は探らない 30
――病気の理論をもとに病気に接することの問題点
第二節 病気は友達 51
――現代医学や代替療法と自然人の病気に対する考え方の違い
コラム●自然人の寿命 59
第三節 自分の一部としての病気 61
――病気に対するさらに深い考え方の違い
第四節 病気に対する態度が重要 70
――病気になったら実際に何をやるかでなく、考え方の違いが重要であること
コラム●庭で 83
第五節 大地の恵みにすがる 86
――自然人は病気になったらどうするか
第六節 現代に息づく太古の生命ハーブ 94
――その本質と付き合い方

第三章 死は友達
――「愛」の本当の理解があってはじめてできる「死」のとらえ方
大地と一体化する 110
――自然人の死生観、人生観
コラム●ガンを恐れるすべての人へ 117

資料○「医療の三つの伝統」(スーザン・ウィード著『ヒーリングワイズ』より抜粋・訳) 120
おわりに 121

■「はじめに」の後半部分
  たとえ原生林の中に引っ越しても、気持ちの持ちようによってはまったく自然でない暮らしをすることはできます。大切なのは気持ちです。自然の中で暮らす本来の人間の考え方をし、本来の人間らしく病気に接すること――それが本当に自然な暮らしをするということであり、現代病が治る、おそらく唯一の王道でもあります。しかも、それは、現代病だけでなく、あらゆる病気が「治る」、人類史上最も古い病気に対する「治療法」でもあるのです。
  この私の考えは、現代医学はもちろん、現代医学に代わるものとして脚光を浴びている代替療法一般の考え方に疑問を投げかけるものです。いわば第三の方法ですが、この第三の方法は、第一の方法(現代医学)や第二の方法(代替療法)とはまったく違う性質を持つものです。病気に対する対処法なのに、それは医者や薬や権力とは無縁です。ですから、医学や医療と呼ぶにはふさわしくありません。そして、それは自然に暮らす人間本来の生きる姿であり、そのなかには、政治も経済も教育も、生活に関する物事はみんな含まれています。病気や健康に関して別の法則があるというわけではありません。
  そして、その自然に暮らす人間本来の姿はあまりにも日常的で当たり前のことなので、医学権力のもとに生じた文明以後の医学のように記述保存されてはいません。生きる人々を通して受け継がれるにすぎないのです。ですから、現代においては、それについての知識はほとんど皆無状態で、推測による本が国内外にほんのわずかに残るだけです。
  私はこの本で、私が知る限り、推測できる限りの自然に暮らす人間(自然人と呼びます)の生き方、病気の見方について説明します。そこでは私が実際にアトピーの娘と接して発見したことも参考にしています。第一章では、自然人の考え方の基本であり、健康の第一条件である愛情の意味について、第二章では、その愛情の考え方をもとにした病気のとらえ方について、第三章では、それに伴う死生観の違いについてお話します。
  人類史上最も古く、同時に今最も新しい「病気への自然な対処法」が、「不自然な治療法」である現代医療や「自然な治療法」である代替医療と比較してどのように違うかを感じていただければ幸いです。自然人の暮らしと考え方は私たち現代人にとってはまさに別世界です。楽しい夢を見るつもりで読んでください。それがさらなる健康への確実な第一歩であると私は信じています。

■書評
多くの代替療法もまた偽りであるという視点

○■世界の狩猟民――その豊穣な生活文化■2016年12月17日 20:44

世界の狩猟採集民を集めた待望の一冊、ついに刊行?


Carleton Stevens Coon (原著), カールトン・スティーヴンズ クーン (翻訳), 平野 温美 (翻訳), 鳴島 史之 (翻訳)
単行本: 471ページ
出版社: 法政大学出版局 (2008/02)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1万年前、人間はすべて狩猟民だった。狩猟民とは農業を知らず、家畜を飼わない民のことである。著者は世界中の主だった狩猟採集民族を、民族ごとではなく、基本装具、狩りや漁のスタイル、結婚や神話、儀礼、シャーマンなどテーマごとに考察する。アメリカ先住民、アボリジニ、アイヌ、イヌイット、サンといった人々が、仲間と助け合い、豊かな知恵をもって驚くべき生活の技をどのように編み出し、伝えていったのか。人が集まって生きる意味を、あらためて私たちに問いかける書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クーン,カールトン・スティーヴンズ
1904年6月23日米国マサチューセッツ州ウエイクフィールド生まれの人類学者。28年ハーバード大学でPh.D.取得。48年まで同大学で教鞭をとった後、ペンシルバニア大学に移り、退職する63年までペンシルバニア大博物館館長を務める。現役時代も退職後も、考古学、民族学の分野の根っからのフィールドワーカーで、モロッコ、アルバニア、エチオピア、イラン、アフガニスタン、シリア、ティエラ・デル・フエゴ、シエラ・レオネ、チャド、リビアなどへ出かけた。研究業績に対し1951年バイキング自然人類学賞、55年米国科学アカデミー選出など、多数の栄誉が授与された。考古学、自然人類学、民族学に大きく貢献し、その驚くべき広範な学識の成果を、書籍はもとより博物館展示やテレビのトークショーを通して専門家や一般読者に伝えた。自伝三部作は未完。1981年6月3日マサチューセッツ州ウエストグロスターで死去(76歳)

平野/温美
広島県尾道市生まれ。東京教育大学(現筑波大学)大学院文学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻。現在、北見工業大学教授

鳴島/史之
東京都立川市生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。エリザベス朝演劇専攻。現在、北見工業大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
まえがき ix
第1章 世界の現存する狩猟民――その概要 1
第2章 狩猟民の基本装具 17
第3章 水陸の移動と運搬 63
第4章 食料探索――狩猟とわな猟 81
第5章 大型動物の狩り 125
第6章 漁 151
第7章 採取 173
第8章 食物と麻薬 197
第9章 狩猟民の社会組織――地縁、バンド、親族 213
第10章 結婚 231
第11章 政治と争い 267
第12章 専門分化、富と交易 303
第13章 神、精霊、神話と物語 321
第14章 誕生、成人、死における通過儀礼 351
第15章 強化儀礼と周期的な祭事 389
第16章 シャーマンと治療 423
第17章 結論――狩猟民から何を学ぶか 443

訳者あとがき 421
図・地図一覧(17)
参考文献(10)
索引(1)

■「まえがき」の冒頭部分
  わたしは、この世界で狩猟民や採集民として現代まで永らえた人々についての資料を、ほぼ半世紀間読んできました。そうした各地を、たとえ短期間でも訪れたことは幸運でした。今日二五万人弱の狩猟民が現存します。これは人類の〇・〇〇三パーセントにすぎません。一万年前の狩猟民はおよそ一〇〇〇万人、世界人口の一〇〇パーセントでした。
  一万年前、人は皆狩猟民でした。読者のみなさんの先祖も含まれます。一万年はおよそ四〇〇世代にわたる期間ですが、この短さでは目立った遺伝的変化は起こりません。人間行動が他の動物行動と同じく、最終的に遺伝された能力(学ぶ能力も含む)に依存する限り、わたしたちの持って生まれた傾向は大して変化するはずはありません。祖先とわたしたちは同じ人間なのです。
  「狩猟民の生き方が判明するなら、もし、わたしたちが一万年前の生活を始めることになった倍に一体何ができるか、それを知る参考になるだろう」。
  これはSFでも、気まぐれな空想でもなく、専門家としてのまじめな結論なのです。いつ頃からか、わたしたちは生物への放射能の蓄積効果、酸素浪費による回復不可能な大気圏の希薄化、その他の地球危機に、険しい顔をするようになりましたが、それを長々と論じる必要はないでしょう。誰もが知るこれら恐ろしい事実を説明する専門家は別にいます。わたしは同じく重要な、あることについて述べます。それは破壊の連鎖のすべてを解く鍵、すなわち人間自身についてであります。

■書評
世界の狩猟採集民を集めた待望の一冊、ついに刊行?

◎■偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている■2016年12月04日 18:01

お金に縛られていく社会を作るマスコミ


THINKER (著)
文庫: 413ページ
出版社: 徳間書店 (2011/3/12)

■商品の説明
出版社からのコメント
陰謀ものの超入門書!社会の裏側を知り、混迷の時代を生き抜くためのナビゲーション本!図解イラストなども豊富で分かり易い。

内容(「BOOK」データベースより)
マネーの支配者が現在の世界を作った。お金の歴史とマスコミの歴史。この二つを同時につかむと、見えなかった世界が一気に開けてくる!現実の直視を通じて、偽物の希望から確かな未来へとあなたを導く。

著者について
THINKERとは、職業を別にもった数人の有志による市民グループ。マスコミ(新聞・テレビ)が伝えない情報を発信すべく、2009年夏にホームページを開設。以来、予想を超えて反響を呼び、講演会の活動も開始。メルマガの登録者も急増中。

■目次(大項目のみ抜粋)
はじめに 5
[カラー図解]お金の歴史とからくり 17
[カラー図解]新聞・TVが伝えないマスコミの仕組み

第一章 隠されてきたお金のからくり 034
第二章 これまでに国際銀行家がしてきたこと 116
第三章 国際銀行家ってどんな人? 176
第四章 国際銀行家が作り出す世界統一政府 202
第五章 マスコミが伝えないマスコミの歴史
――通信社・新聞・テレビの本質 254
第六章 これからの時代をどう生きるか 376

あとがき 403
参考文献 408

■「コラム 権威から自由になるために――宗教とテレビについて考える」の冒頭部分
  人は大きな可能性を持ってこの世に生まれてくる。赤ちゃんや小さな子供たちを見ていると、この子の人生にはどんな未来が広がっているのだろうと想像がかきたてられる。しかし一部の人を除き、多くの人は、年とともにその可能性がどんどん狭くなっていくように見受けられる。その要因には、親の育て方や画一化した学校教育、競争社会など様々なものがあげられるが、ここではその中で、テレビと宗教が与える影響を考えてみたい。
  テレビと宗教にどのような共通点があるのか。一見、そこには何の共通性もないが、歴史を振り返ると両者は生まれた時代が違うだけの双子であることがわかる。まだテレビがない時代、国家が人々をまとめるために使ったものの一つが宗教である。古代の神殿は、人々から穀物と貴金属を集めるための場所だった。また、壮大な神殿や教会や寺院の建設のために国民が労働に駆り出され、信仰は半ば強制された。

■書評
お金に縛られていく社会を作るマスコミ

◎■水木サンと妖怪たち: 見えないけれど、そこにいる■2016年11月25日 19:34

精霊を信じることを経済発展と同じレベルで考える


水木 しげる (著)
単行本: 181ページ
出版社: 筑摩書房 (2016/5/23)

■商品の説明
内容紹介
妖怪は世界中にいて、しかも似ている。どうも同じ霊が形を変えているらしい。そう気づいた水木センセイの、単行本未収録の妖怪探訪記を1冊に。イラスト多数。

内容(「BOOK」データベースより)
世界の妖怪に出会うために旅してまわった90年代の、単行本未収録エッセイと対談を一冊に!イラスト多数!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水木/しげる
1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。マンガ家・妖怪研究家。戦時中、ラバウルで片腕を失い、戦後神戸で、リンタク屋やアパート経営などをした後、紙芝居を書きはじめ、上京して貸本マンガに転じる。1965年『テレビくん』で講談社児童まんが賞を受賞。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』などで人気作家になる。自らの体験を踏まえた戦記物や、妖怪関係の著書も多い。1991年紫綬褒章、2010年文化功労者。2015年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
I 世界じゅうの妖怪をたずねて
世の中には不思議なことが多すぎて…… 8
新"妖怪談義" 12
眞世加那志(マユンガナシ)」を見る 34
精霊の呼び声 41

II 不思議な水木コレクション
水木しげる妖怪博物館 63

III 妖怪はみんなを幸せにする
妖怪・精霊・夢のメッセージ +大泉実成 116
そろそろ大学に妖怪学部ができたっていい! +井村君江 129
愉快痛快奇々怪々 世界妖怪協会発表! +京極夏彦 148

楽しきかな、人生。 168

水木しげる・九〇年代の充実した日々 編者 松田哲夫 178

■「精霊の呼び声」の終わり近くより
  "妖怪"の大半は目に見えないが、ある種の"霊"である。
  というのは、アフリカ、東南アジア、ニューギニア、アイルランドなどを回ってみると、それぞれ名前は違っているけれども、日本と同じ霊が形になっているのに驚く。
  そこでぼくは、世界の妖怪の基本型ともいうべきものは千種でまとまる、形のはっきりしたものはそれぞれの国が三百五十種くらいだということが分かったので、それぞれの国の妖精・妖怪を引っ張りだし、各国のものと比較する本を作って、ぼくの思っていることがどこまで本当か試してみようと思っている。(60ページ)

■書評
精霊を信じることを経済発展と同じレベルで考える

○□この世に命を授かりもうして□2016年10月16日 20:33

千日回峰行を2度満行した87歳の酒井阿闍梨の言葉


天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉 (著)
単行本: 180ページ
出版社: 幻冬舎 (2016/8/25)

■商品の説明
内容紹介
千日回峰行を二度満行、「奇跡の行者」が遺した最後のメッセージ。

「『苦』という字を全部『楽』に変えてしまえば、生きることが楽しくなる」
「自分の人生に自信を持ち、『縁』を大切に、自分が信じる『道』を歩きなさい」
「死」とは何か、「命」とは何なのか。記録が残る比叡山440年の歴史の中で、千日回峰行を二度満行したのは酒井雄哉大阿闍梨を含め3人しかいない。2013年9月23日に逝去した師が伝えたかった、「生きること」の本当の意味。大病を得てたどりついた大悟の境地に、人間の「生」「老」「病」「死」を語り尽くす。
なぜ我々は、自分や近親者の死を恐れ、悼むのでしょうか。それは命の本当の意味を理解していないから。連綿と続く生命38億年の歴史の中で、私たちが生きる時間はわずか数万日です。人生は、生まれてから死ぬまで論文を書く時間。悲しみや苦しみにふさぎこむことなく、仏さまから一人ひとりに課された宿題に一生懸命取り組むことが、「生きること」そのものなのです。
二度の千日回峰行満行後も国内外各地を歩き続けた師が語る、足の裏で地面を踏みしめて「歩く」ことの大切さ。通り過ぎてしまう大事な「縁」を引き寄せる実践力。一人残らず役割を持って授かった「命」の尊さ――。
なぜ生きるのか、どう生きればいいのか。「奇跡の行者」が自らの命と向き合って感得した人生の知恵。

著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
酒井/雄哉
1926年大阪府生まれ。太平洋戦争時、予科練へ志願し、特攻隊基地・鹿屋にて終戦。戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、40歳で得度。約7年かけて4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を80年、87年の二度満行。その後も国内外各地への巡礼を行った。98年より比叡山飯室谷不動堂長寿院住職。2013年9月23日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
一、ガンを知る、おのれの不始末を知る 16
米寿を迎えて思うこと
病気が命のありがたみを気づかせてくれた
ガンの兆し
病気を甘く見すぎていた
「なんでこんなになるまで放っておいたんですか!」
「生かされている」ことへの感謝を忘れてはいけないね

二、病と向き合う 30
焦らない、迷わない、あきらめない
こうと決めちゃったらいいんだよ
勝手に歩いて看護婦さんに怒られちゃった
再発
悪いこともいいことも、みんな自然の中にある

三、死は怖いものではない 46
ガンよ、死ぬときは一緒に死にましょう
命は「無始無終」
治る自信がないなら、無駄な抵抗はやめなさい
気持ちを切り替えてごらん
人生はなるようにしかならない
生き延びてるのには「生き残されてる」理由がある

四、結縁 66
自分でも気づかぬところに「因縁」がある
人は何歳からでも生まれ変われる
嫁さんのこと
お山への道
お不動さんの祠の夢
目を見開かせてくれたお師匠さんたち
めぐり合わせが「ご縁」なんだよ
縁を「結ぶ」かどうかはその人次第

五、歩くことが生きること 90
歩くことがわが原点
歩けば楽しみが見つかる
いつもの道も毎日違う
「峰」と「峯」
歩くことがヘタだと生きる資格がない
「行き道は いずこの里の 土まんじゅう」
地球を足の裏に感じて歩く
便利さばかり求めていると大事なことを見失う
呼吸のリズムで歩く
コツはそれぞれが自分でつかむもの
歩くとは現実を変える行動力だ

六、「苦」を「楽」にする知恵 118
苦しいことの中に「楽」を見出す
工夫して、失敗して、納得する
箱崎老師の教え
仏さまとの約束と思えば破れない
閻魔さまの審判と人生の卒業論文
極楽行きの条件
ひとりの時間、自分の視点を持つ

七、いま、この瞬間を大切に 136
一期一会は不意打ちで来る
あとから気づく普通の日常のありがたさ
「いま」の大切さ
大局的に見る

八、夢と現実の狭間で見たもの 146
手術後、病院での体験
ドームのような巨大トンネル、ここはどこ?
人とちょっと違う能力を暗示されていた
千日回峰行のときの不可思議な体験
阿弥陀さまの光に包まれて感得

九、愛別離苦 156
情を捨てちゃえ!
別れは必ず訪れる
大事なのは弔い行事をすることじゃない
特別なことしないで、毎日手を合わせればいい

十、この世に命を授かりもうして 168
命の長さよりもどう生きたかが大事
命は預かりもの
「この世に何しに来たの?」
「いま」をきれいに、誠実に生きる
自信が生きる力を支える
生きていることを楽しみなさい!

■扉の次のページに計算されている文章
  比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)に伝わる天台宗独特の荒行「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」。 地球一周に相当する約四万キロを七年かけて歩くこの難行を生涯に二回満行し、「現代の生き仏」と(たた)えられた仏行者、酒井雄哉(ゆうさい)大阿闍梨(だいあじゃり)が、二〇一三年九月二十三日に他界されました。
  九月二十七日に営まれた比叡山一山葬で喪主を務めた酒井大阿闍梨の弟子、藤波源信師は、出棺前の挨拶で、「お亡くなりになった日に、庭に出ると季節はずれの多数の白いチョウチョが飛んでいた。 飛ぶように山を歩いた酒井大阿闍梨の姿に思えた」と(しの)びました。
  本書は、九月上旬、比叡山延暦寺一山長寿院にて二度にわたって行われた酒井大阿闍梨の最後のインタビューをまとめたものです。 大病を患われて静養中にもかかわらず、酒井師は終始穏やかな口調で、にこやかにかつ淡々と「命」とは何か、「生きる」とは何かを語られました。 自らの余命と向き合っていた酒井師の言葉には、まごうことなき言霊(ことだま)が宿っていました。 その魂のメッセージを、今日一日を精いっぱい生きるための糧として、深く()みしめていただきたいと思います。
  謹んで酒井師のご冥福(めいふく)をお祈りいたします。合唱

○■宇宙人 謎の遺産―彼らこそ地球文明の影の支配者だ■2016年10月06日 21:04

理想に向かうはずの世界が便利ではあるが窮屈で救いのない世界に向かう中で、はるか古代と、現代社会を一本に結ぶことが意味を持つロングセラー。


五島 勉 (著)
新書: 224ページ
出版社: 祥伝社 (1975/08)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
マヤのパレンケの宇宙飛行士の彫刻、ボゴタの黄金のジェット機、ナスカの地上絵、また日本の青森の遮光器土偶など、世界には、まだ解明されていない不思議な古代遺跡が数多くある。本書は、その謎に挑戦した古典的ともいえる好著である。

著者に付いて
五島勉
1929年北海道函館に生まれる。東北大学法学部卒業後、ルポライターとして活躍。著書に、日本中にショックを与えた『ノストラダムスの大予言』『実説大予言』(いずれもノン・ブック、祥伝社刊)がある。

■目次
まえがき 3
1章 二千五百年前にロケット―この謎の文明はどこから来たのか 13
禁じられたマヤの森―パレンケ 14
白日夢!? 石棺に彫られていたもの 16
宇宙ロケットとしか思えない彫刻 18
遺物を前にして沈黙する世界の正統派学者 22
かつて現代文明以上の文明があった 24
浮彫りをめぐり分裂する四つの推理 25
深まる謎、厚い疑惑のベール 39

2章 埋もれた謎が目を覚ます―この不可解な遺跡と彫像の数々 43
サハラ砂漠の果てに描かれた楽園 44
文明史を書きかえたタッシリの彩色壁画 46
気密福を着た六千年前の人物像 48
高度文明の影、別世界からの訪問者 51
オーストラリアの神人の岩絵 52
ヘルメットをつけたアルプス山中の彫像 53
パイロット!? シルクロードの飛行怪物 54
日本的文化からはみ出す遮光器土偶 57
霧に包まれる真相、イースター島の鳥人 60
南米、ボゴタから出土した黄金のジェット機 62
三千五百年前のアフリカ、メローエのミサイル 66
ウズベック共和国のロケットと飛行士の岩絵 68
アステカの雷神、半分だけの証明書 70

3章 古代、人類以外の何者かがいた!―人間には不可能だった科学技術の跡 73
ピラミッドに残る未知の文明の遠い影 74
世界に散在する不思議な石柱と机石 77
重さ二千トン、バールベックの超巨石 80
人類には不可能な未知の技術 83
ペルー、サクサウアマンの恐怖 86
大岩が語る五千年前の人類以外の存在 88
科学史を逆転させる中国周処の合金製バックル 91
インカの奇跡? 三千年前のプラチナ 92
なぜ錆びないのか? コッテンフォルストの鉄柱 94
誰がつくったか? 二千三百年前の電池 96
ある真相を暗示する『出エジプト記』 99
神の教えた「聖なる櫃」とは? 101
櫃は蓄電器だった、という説 103
全知全能の神が、なぜ食料を要求したのか 104

4章 宇宙から訪れた高度文明人―その遠い記憶を人類は受けついだ 107
エゼキエルの見た「四輪の生きもの」 108
狂人の幻想か? それとも 110
「四輪の生きもの」は月着陸船に酷似 114
トルコ、トプカピの地図の秘密 115
紀元前四世紀に南極大陸が描かれていた 117
地図は一万キロ上空からのスケッチ!! 120
地上最大の謎、ナスカ高原の怪図形 123
なぜ、空から見なければわからないものが 126
デニケンの矛盾「宇宙船の滑走路」 129
描かれた三角島は飛行物体の記憶 132
太古、ナスカ人とは違う何者かが実在した 135

5章 彼らは第五惑星人だった!―太陽系の中の生命ある星 139
レムリア大陸と『ラーマ・ヤーナ』 140
太古のレムリアで核戦争があった? 143
ウェゲナー「大陸は移動するが、沈まない」 146
疑問の多い「高度文明は沈没大陸にあった」 148
彼らはどの星から来たのか―六つの情報 149
隕石から採集された生命の源「アミノ酸」 162
最大の可能性―彼らは第五惑星人だった 165

6章 人類に流れる第五惑星人の血―地球外の文明はかくて受けつがれた 169
『創世記』の「天地創造」に秘められた謎 170
人間は「神々に似せてつくられた」という意味 172
地球人に近い第五惑星の生物 175
第五惑星人が人類をつくり変えた―私の推理 178
人間と文明の進歩―続出する「なぜ?」 184
なぜ大脳「新皮質」が急激に発達したのか 187
彼らは人間の女性に子を産ませた 189
私たちは第五惑星人の血を引いている 192

7章 現代文明が人類を滅ぼす―第五惑星人が犯した最大の過失 195
なぜ「ノアの箱舟」だけが選ばれたのか 196
「箱船」に乗れたのは改造人間とハーフだけ 198
「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」の真相 201
キリストは第五惑星人の直系だった 203
「滅亡のとき星が落ちてくる……」 206
無気味な第五惑星群、イカルスの星 208
神々のエゴ、イエス・キリストの限界 210
「十字架→神」への批判者、ノストラダムス 212
私の結論―彼らが人類を誤らせた 215
残された最後の謎―UFO 220

カバーのデザイン 横山昭征
カバーの写真 三村建次
本文写真 オリオンプレス提供

■「まえがき」の冒頭部分
  わけのわからない無気味なものが、地球の上にはいっぱい残っている。
  たとえば、南米の「ナスカの怪図形」がよく話題になる。これはペルーの岩山に描かれた約二〇〇〇年前の絵である。現代人にも描けない正確な幾何図形と怪奇な動物たちの絵で、しかも高空からしか見分けられないほど大きい。
  ペルーの隣のエクアドルの地下では、地下鉄の構内のような複雑な地底都市の跡が見つかった。その近くでは、六~七〇〇〇年前の人工の山がたしかめられた。中には薄気味の悪い石の建造物が埋まっていた。中国の陝西省でも、エジプトのピラミッドの二倍の高さのピラミッドが発見された。建造物だけでない。イラクでは二三〇〇年前の電池が掘り出されたし、メキシコからはロケットを描いたとしか思えない二五〇〇年前の彫刻が見つかった。古いトルコの地図には南極大陸が描かれており、インドの古文書からは原爆戦争の記録が出てきた。
  こうした遺物からわかることは、太古、地球には、現代と変わりない、もしかすると現在以上の高い文明があったということである。しかし、それは何かの原因で滅びてしまい、そのあと、現在文明がその愚かな繰りかえしをやってきたとしか考えられないのだ。

■書評
理想に向かうはずの世界が便利ではあるが窮屈で救いのない世界に向かう中で、はるか古代と、現代社会を一本に結ぶことが意味を持つロングセラー。