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○■世界の狩猟民――その豊穣な生活文化■ ― 2016年12月17日 20:44
世界の狩猟採集民を集めた待望の一冊、ついに刊行?
Carleton Stevens Coon (原著), カールトン・スティーヴンズ クーン (翻訳), 平野 温美 (翻訳), 鳴島 史之 (翻訳)
単行本: 471ページ
出版社: 法政大学出版局 (2008/02)
■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1万年前、人間はすべて狩猟民だった。狩猟民とは農業を知らず、家畜を飼わない民のことである。著者は世界中の主だった狩猟採集民族を、民族ごとではなく、基本装具、狩りや漁のスタイル、結婚や神話、儀礼、シャーマンなどテーマごとに考察する。アメリカ先住民、アボリジニ、アイヌ、イヌイット、サンといった人々が、仲間と助け合い、豊かな知恵をもって驚くべき生活の技をどのように編み出し、伝えていったのか。人が集まって生きる意味を、あらためて私たちに問いかける書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クーン,カールトン・スティーヴンズ
1904年6月23日米国マサチューセッツ州ウエイクフィールド生まれの人類学者。28年ハーバード大学でPh.D.取得。48年まで同大学で教鞭をとった後、ペンシルバニア大学に移り、退職する63年までペンシルバニア大博物館館長を務める。現役時代も退職後も、考古学、民族学の分野の根っからのフィールドワーカーで、モロッコ、アルバニア、エチオピア、イラン、アフガニスタン、シリア、ティエラ・デル・フエゴ、シエラ・レオネ、チャド、リビアなどへ出かけた。研究業績に対し1951年バイキング自然人類学賞、55年米国科学アカデミー選出など、多数の栄誉が授与された。考古学、自然人類学、民族学に大きく貢献し、その驚くべき広範な学識の成果を、書籍はもとより博物館展示やテレビのトークショーを通して専門家や一般読者に伝えた。自伝三部作は未完。1981年6月3日マサチューセッツ州ウエストグロスターで死去(76歳)
平野/温美
広島県尾道市生まれ。東京教育大学(現筑波大学)大学院文学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻。現在、北見工業大学教授
鳴島/史之
東京都立川市生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。エリザベス朝演劇専攻。現在、北見工業大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
まえがき ix
第1章 世界の現存する狩猟民――その概要 1
第2章 狩猟民の基本装具 17
第3章 水陸の移動と運搬 63
第4章 食料探索――狩猟とわな猟 81
第5章 大型動物の狩り 125
第6章 漁 151
第7章 採取 173
第8章 食物と麻薬 197
第9章 狩猟民の社会組織――地縁、バンド、親族 213
第10章 結婚 231
第11章 政治と争い 267
第12章 専門分化、富と交易 303
第13章 神、精霊、神話と物語 321
第14章 誕生、成人、死における通過儀礼 351
第15章 強化儀礼と周期的な祭事 389
第16章 シャーマンと治療 423
第17章 結論――狩猟民から何を学ぶか 443
訳者あとがき 421
図・地図一覧(17)
参考文献(10)
索引(1)
■「まえがき」の冒頭部分
わたしは、この世界で狩猟民や採集民として現代まで永らえた人々についての資料を、ほぼ半世紀間読んできました。そうした各地を、たとえ短期間でも訪れたことは幸運でした。今日二五万人弱の狩猟民が現存します。これは人類の〇・〇〇三パーセントにすぎません。一万年前の狩猟民はおよそ一〇〇〇万人、世界人口の一〇〇パーセントでした。
一万年前、人は皆狩猟民でした。読者のみなさんの先祖も含まれます。一万年はおよそ四〇〇世代にわたる期間ですが、この短さでは目立った遺伝的変化は起こりません。人間行動が他の動物行動と同じく、最終的に遺伝された能力(学ぶ能力も含む)に依存する限り、わたしたちの持って生まれた傾向は大して変化するはずはありません。祖先とわたしたちは同じ人間なのです。
「狩猟民の生き方が判明するなら、もし、わたしたちが一万年前の生活を始めることになった倍に一体何ができるか、それを知る参考になるだろう」。
これはSFでも、気まぐれな空想でもなく、専門家としてのまじめな結論なのです。いつ頃からか、わたしたちは生物への放射能の蓄積効果、酸素浪費による回復不可能な大気圏の希薄化、その他の地球危機に、険しい顔をするようになりましたが、それを長々と論じる必要はないでしょう。誰もが知るこれら恐ろしい事実を説明する専門家は別にいます。わたしは同じく重要な、あることについて述べます。それは破壊の連鎖のすべてを解く鍵、すなわち人間自身についてであります。
■書評
世界の狩猟採集民を集めた待望の一冊、ついに刊行?
Carleton Stevens Coon (原著), カールトン・スティーヴンズ クーン (翻訳), 平野 温美 (翻訳), 鳴島 史之 (翻訳)
単行本: 471ページ
出版社: 法政大学出版局 (2008/02)
■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1万年前、人間はすべて狩猟民だった。狩猟民とは農業を知らず、家畜を飼わない民のことである。著者は世界中の主だった狩猟採集民族を、民族ごとではなく、基本装具、狩りや漁のスタイル、結婚や神話、儀礼、シャーマンなどテーマごとに考察する。アメリカ先住民、アボリジニ、アイヌ、イヌイット、サンといった人々が、仲間と助け合い、豊かな知恵をもって驚くべき生活の技をどのように編み出し、伝えていったのか。人が集まって生きる意味を、あらためて私たちに問いかける書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クーン,カールトン・スティーヴンズ
1904年6月23日米国マサチューセッツ州ウエイクフィールド生まれの人類学者。28年ハーバード大学でPh.D.取得。48年まで同大学で教鞭をとった後、ペンシルバニア大学に移り、退職する63年までペンシルバニア大博物館館長を務める。現役時代も退職後も、考古学、民族学の分野の根っからのフィールドワーカーで、モロッコ、アルバニア、エチオピア、イラン、アフガニスタン、シリア、ティエラ・デル・フエゴ、シエラ・レオネ、チャド、リビアなどへ出かけた。研究業績に対し1951年バイキング自然人類学賞、55年米国科学アカデミー選出など、多数の栄誉が授与された。考古学、自然人類学、民族学に大きく貢献し、その驚くべき広範な学識の成果を、書籍はもとより博物館展示やテレビのトークショーを通して専門家や一般読者に伝えた。自伝三部作は未完。1981年6月3日マサチューセッツ州ウエストグロスターで死去(76歳)
平野/温美
広島県尾道市生まれ。東京教育大学(現筑波大学)大学院文学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻。現在、北見工業大学教授
鳴島/史之
東京都立川市生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。エリザベス朝演劇専攻。現在、北見工業大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
まえがき ix
第1章 世界の現存する狩猟民――その概要 1
第2章 狩猟民の基本装具 17
第3章 水陸の移動と運搬 63
第4章 食料探索――狩猟とわな猟 81
第5章 大型動物の狩り 125
第6章 漁 151
第7章 採取 173
第8章 食物と麻薬 197
第9章 狩猟民の社会組織――地縁、バンド、親族 213
第10章 結婚 231
第11章 政治と争い 267
第12章 専門分化、富と交易 303
第13章 神、精霊、神話と物語 321
第14章 誕生、成人、死における通過儀礼 351
第15章 強化儀礼と周期的な祭事 389
第16章 シャーマンと治療 423
第17章 結論――狩猟民から何を学ぶか 443
訳者あとがき 421
図・地図一覧(17)
参考文献(10)
索引(1)
■「まえがき」の冒頭部分
わたしは、この世界で狩猟民や採集民として現代まで永らえた人々についての資料を、ほぼ半世紀間読んできました。そうした各地を、たとえ短期間でも訪れたことは幸運でした。今日二五万人弱の狩猟民が現存します。これは人類の〇・〇〇三パーセントにすぎません。一万年前の狩猟民はおよそ一〇〇〇万人、世界人口の一〇〇パーセントでした。
一万年前、人は皆狩猟民でした。読者のみなさんの先祖も含まれます。一万年はおよそ四〇〇世代にわたる期間ですが、この短さでは目立った遺伝的変化は起こりません。人間行動が他の動物行動と同じく、最終的に遺伝された能力(学ぶ能力も含む)に依存する限り、わたしたちの持って生まれた傾向は大して変化するはずはありません。祖先とわたしたちは同じ人間なのです。
「狩猟民の生き方が判明するなら、もし、わたしたちが一万年前の生活を始めることになった倍に一体何ができるか、それを知る参考になるだろう」。
これはSFでも、気まぐれな空想でもなく、専門家としてのまじめな結論なのです。いつ頃からか、わたしたちは生物への放射能の蓄積効果、酸素浪費による回復不可能な大気圏の希薄化、その他の地球危機に、険しい顔をするようになりましたが、それを長々と論じる必要はないでしょう。誰もが知るこれら恐ろしい事実を説明する専門家は別にいます。わたしは同じく重要な、あることについて述べます。それは破壊の連鎖のすべてを解く鍵、すなわち人間自身についてであります。
■書評
世界の狩猟採集民を集めた待望の一冊、ついに刊行?
○■知能公害(反教育シリーズXI)■ ― 2016年12月08日 21:25
子どもを選別して画一的な教育を施す意味を考えると社会そのものの在り方が問われて来る
渡部 淳 (編集)
-: 204ページ
出版社: 現代書館 (1973)
■商品の説明
内容
歪められる幼児・私たち!
「能力に合った」の美名のもとに作り出される障害児(者)。差別・選別教育に対し、排除されてもなお異を唱え続ける実力就学運動は「神聖な教室」を変革の対象とすることによって、知能指数の欺瞞性・差別の実体を如実に浮び上がらせる。
著者について
渡部 淳(わたなべ あつし)
国立小児病院心理検査室勤務
「教育を考える会」会員
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものですデータ)
■目次(中項目まで)
共に育ち合うこと I
第一章 知能公害 9
一 英才教育への疑い 9
二 いい子ちゃんの知能テスト 17
三 知能テストの果たしている役割 26
四 知能公害の世の中を生き抜くために 33
第二章 知能公害 41
一 子どもの置かれた現状と私の疑問 41
二 自閉症児は存在するのか 49
第三章 選ばれる"人身御供" 73
一 入級判別の問題点―在学児を中心に― 73
二 情緒障害児学級の欺瞞性 96
第四章 実力就学運動 107
一 「教育を考える会」が発足しました 107
二 "神聖なる密室"の中で 109
三 アポロは月に着陸したが 121
四 すべての人が"保安処分"の対象になる 130
五 "親の期待に添う"とはどういう事か 140
六 個別の闘争と共通項 148
第五章 座談会 普通学級への逆流 ―学校教育の変革を目指して― 165
一 実力就学運動で視えて来たもの 165
二 普通学級と特殊学級 180
三 部落解放同盟の実践をどう受けとめるか 189
あとがき 200
■「共に育ち合うこと」の最後の部分
私たちは、「普通学級に子どもを入れさえすれば事足れり」と思ってはいません。現在の公教育に児童を「治療」したり、発達させたりする可能性があるなどと期待するのは、全く現在の公教育の置かれている状況を見ないでいる事と思います。しかし、公教育のその壁をいったい誰と、どの様に、壊わしていくのか、私たちは誰にでも問いたいのです。
■書評
子どもを選別して画一的な教育を施す意味を考えると社会そのものの在り方が問われて来る
渡部 淳 (編集)
-: 204ページ
出版社: 現代書館 (1973)
■商品の説明
内容
歪められる幼児・私たち!
「能力に合った」の美名のもとに作り出される障害児(者)。差別・選別教育に対し、排除されてもなお異を唱え続ける実力就学運動は「神聖な教室」を変革の対象とすることによって、知能指数の欺瞞性・差別の実体を如実に浮び上がらせる。
著者について
渡部 淳(わたなべ あつし)
国立小児病院心理検査室勤務
「教育を考える会」会員
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものですデータ)
■目次(中項目まで)
共に育ち合うこと I
第一章 知能公害 9
一 英才教育への疑い 9
二 いい子ちゃんの知能テスト 17
三 知能テストの果たしている役割 26
四 知能公害の世の中を生き抜くために 33
第二章 知能公害 41
一 子どもの置かれた現状と私の疑問 41
二 自閉症児は存在するのか 49
第三章 選ばれる"人身御供" 73
一 入級判別の問題点―在学児を中心に― 73
二 情緒障害児学級の欺瞞性 96
第四章 実力就学運動 107
一 「教育を考える会」が発足しました 107
二 "神聖なる密室"の中で 109
三 アポロは月に着陸したが 121
四 すべての人が"保安処分"の対象になる 130
五 "親の期待に添う"とはどういう事か 140
六 個別の闘争と共通項 148
第五章 座談会 普通学級への逆流 ―学校教育の変革を目指して― 165
一 実力就学運動で視えて来たもの 165
二 普通学級と特殊学級 180
三 部落解放同盟の実践をどう受けとめるか 189
あとがき 200
■「共に育ち合うこと」の最後の部分
私たちは、「普通学級に子どもを入れさえすれば事足れり」と思ってはいません。現在の公教育に児童を「治療」したり、発達させたりする可能性があるなどと期待するのは、全く現在の公教育の置かれている状況を見ないでいる事と思います。しかし、公教育のその壁をいったい誰と、どの様に、壊わしていくのか、私たちは誰にでも問いたいのです。
■書評
子どもを選別して画一的な教育を施す意味を考えると社会そのものの在り方が問われて来る
○■世界支配者VSライトワーカー■ ― 2016年09月19日 13:30
文明を支配する権力。権力が途切れることなく続いていることが歴史の真実である。
サアラ (著), 玉蔵 (著)
単行本(ソフトカバー): 276ページ
出版社: ヒカルランド (2013/9/9)
■商品の説明
内容紹介
世界を牛耳る「新しい権力」が、ものすごいスピードで台頭しています。 彼らの中枢は、すでに世界中の銀行を握りました!
新旧ダークエネルギーの戦いとその歴史、
世界支配者スコティッシュライト・フリーメーソンの思惑とは、
背後で闇の勢力を操る宇宙意識と、その力はどこへ向かおうとしているのか――。
私たちの命運を握るソロモンのDNAを持っている日本人は、世界を救えるのか!?
異色の二人が、闇の権力最新情報について語り尽くします!
・ ロスチャイルドの本体は「ヴェニスの商人」
・ イエズス会は「やつら」スコティッシュライト・フリーメーソンの組織
・ 異次元からコントロールされている「やつら」の親玉はスイスにいる! ・ エリザベス女王は、売春宿を手広くやっていたドイツのザクセン=ゴ―タ一族出身
・ フリーメーソンはエジプト秘儀を受け継いだ人たち
・ 祭祀=神官集団としてレビ族が権力を握っていた
・ 悪の根源とされているソロモンは、実はマスターだった
・ ケムトレイルより恐ろしい「デジタルウイルス」で、人間をマインドコントロールする方法
・ イルミナティ13血流の李一族
・ 香港の大富豪・李嘉誠(りかせい)が世界の流通をおさえている
・ ユダヤやイルミナティ、フリーメーソンが一番恐れているのは華僑と韓国!
・ アメリカはアルゼンチンをデフォルトさせたい
・ 電子マネーが既存の経済を崩壊させる!仕掛けているのは「やつら」のニューフェイス!!
・ チェイニ―と李嘉誠がウイグルに巨大都市を建設中
・ ドバイに集う元ヴェニスの商人たち
・ イスラエル13支族の中で霊的なものを司るレビ族が日本に来ている ・ ソロモンのDNAを持っている世界のキーパーソンが、日本人に転生している!
・ そのキーパーソンを「やつら」は人工地震であぶり出したい
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サアラ
魂の計画に従いSuper Life Galleryにて、宇宙理念に基づく科学的アプローチによるスピリチャル探究を促すためのZERO POINT SCHOOLや、ワークショップ、個人セッションなどの活動を行ってきた。現在は地球からのメッセージを受け取りシャーマニックな魂を復活させるためのフィールドワークや、地球から学ぶクリスタルワークセミナーなどを開催中
玉蔵
大人気ブログ「黄金の金玉を知らないか?」のカリスマ・ブロガー。都内外資系勤務の社員だったが3年前、全てを捨てて信州の田舎に引っ越す。現在は、半自給自足生活を行い、読者を募って300名程の信州疎開村コミュニティを主催。パワースポット巡りなどの旅行イベントやフリーエネルギーや放射能除去技術などの実験、また元レベッカのバンドメンバーと共にコンサートを開催するなど幅広い活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■本文の内容をピックアップした冒頭ページから
「やつら」のつくった旧体制はもう限界です。
今まで「やつら」のエージェントとして
忠実に働いてきた組織や国家、
しくみに悪役を担わせて失脚させて、
「新しい権力」をつくりました。
それが今、ものすごい勢いで
世界中をのみ込んでいます。
(サアラ)
イエズス会の基本や「やつら」の組織です。
「やつら」はキリスト教を
ぶっつぶしたかったわけです。
そのために、まず内部にイエズス会を
つくって、外部にプロテスタントをつくった。
両方から挟み撃ちでキリスト教を
ぶっ壊していことしてきた。
私の分析では、いまだに
イエズス会が権力を握っていると思います。
(玉蔵)
■書評
文明を支配する権力。権力が途切れることなく続いていることが歴史の真実である。
人は150人ほどの集団を作って、サルの延長線上のような生活を続けていくことが最も自然であると考えると、この自然な状況から歪めているのが宗教も含んだ権力や貨幣経済であるといえます。上のお二人の言葉は、その意味で真実ではないと私は考えます。
サアラ (著), 玉蔵 (著)
単行本(ソフトカバー): 276ページ
出版社: ヒカルランド (2013/9/9)
■商品の説明
内容紹介
世界を牛耳る「新しい権力」が、ものすごいスピードで台頭しています。 彼らの中枢は、すでに世界中の銀行を握りました!
新旧ダークエネルギーの戦いとその歴史、
世界支配者スコティッシュライト・フリーメーソンの思惑とは、
背後で闇の勢力を操る宇宙意識と、その力はどこへ向かおうとしているのか――。
私たちの命運を握るソロモンのDNAを持っている日本人は、世界を救えるのか!?
異色の二人が、闇の権力最新情報について語り尽くします!
・ ロスチャイルドの本体は「ヴェニスの商人」
・ イエズス会は「やつら」スコティッシュライト・フリーメーソンの組織
・ 異次元からコントロールされている「やつら」の親玉はスイスにいる! ・ エリザベス女王は、売春宿を手広くやっていたドイツのザクセン=ゴ―タ一族出身
・ フリーメーソンはエジプト秘儀を受け継いだ人たち
・ 祭祀=神官集団としてレビ族が権力を握っていた
・ 悪の根源とされているソロモンは、実はマスターだった
・ ケムトレイルより恐ろしい「デジタルウイルス」で、人間をマインドコントロールする方法
・ イルミナティ13血流の李一族
・ 香港の大富豪・李嘉誠(りかせい)が世界の流通をおさえている
・ ユダヤやイルミナティ、フリーメーソンが一番恐れているのは華僑と韓国!
・ アメリカはアルゼンチンをデフォルトさせたい
・ 電子マネーが既存の経済を崩壊させる!仕掛けているのは「やつら」のニューフェイス!!
・ チェイニ―と李嘉誠がウイグルに巨大都市を建設中
・ ドバイに集う元ヴェニスの商人たち
・ イスラエル13支族の中で霊的なものを司るレビ族が日本に来ている ・ ソロモンのDNAを持っている世界のキーパーソンが、日本人に転生している!
・ そのキーパーソンを「やつら」は人工地震であぶり出したい
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サアラ
魂の計画に従いSuper Life Galleryにて、宇宙理念に基づく科学的アプローチによるスピリチャル探究を促すためのZERO POINT SCHOOLや、ワークショップ、個人セッションなどの活動を行ってきた。現在は地球からのメッセージを受け取りシャーマニックな魂を復活させるためのフィールドワークや、地球から学ぶクリスタルワークセミナーなどを開催中
玉蔵
大人気ブログ「黄金の金玉を知らないか?」のカリスマ・ブロガー。都内外資系勤務の社員だったが3年前、全てを捨てて信州の田舎に引っ越す。現在は、半自給自足生活を行い、読者を募って300名程の信州疎開村コミュニティを主催。パワースポット巡りなどの旅行イベントやフリーエネルギーや放射能除去技術などの実験、また元レベッカのバンドメンバーと共にコンサートを開催するなど幅広い活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■本文の内容をピックアップした冒頭ページから
「やつら」のつくった旧体制はもう限界です。
今まで「やつら」のエージェントとして
忠実に働いてきた組織や国家、
しくみに悪役を担わせて失脚させて、
「新しい権力」をつくりました。
それが今、ものすごい勢いで
世界中をのみ込んでいます。
(サアラ)
イエズス会の基本や「やつら」の組織です。
「やつら」はキリスト教を
ぶっつぶしたかったわけです。
そのために、まず内部にイエズス会を
つくって、外部にプロテスタントをつくった。
両方から挟み撃ちでキリスト教を
ぶっ壊していことしてきた。
私の分析では、いまだに
イエズス会が権力を握っていると思います。
(玉蔵)
■書評
文明を支配する権力。権力が途切れることなく続いていることが歴史の真実である。
人は150人ほどの集団を作って、サルの延長線上のような生活を続けていくことが最も自然であると考えると、この自然な状況から歪めているのが宗教も含んだ権力や貨幣経済であるといえます。上のお二人の言葉は、その意味で真実ではないと私は考えます。
○■オオカミはなぜ消えたか―日本人と獣の話■ ― 2016年09月16日 21:02
『間引きと水子』の著者である民俗学者が探る日本人と獣の関係
千葉 徳爾 (著)
単行本: 279ページ
出版社: 新人物往来社 (1995/04)
■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人と獣たちは、狐のように信仰の対象となったり、熊や猪のように獲物とされながらも永く共存してきた。オオカミが日本から消えたことを通して、現代人の生活を考える。
著者について
千葉 徳爾(ちば とくじ)
千葉県生まれ、東京高等師範学校を卒業し、愛知大学、筑波大学、明治大学の教授や、日本民族学会代表理事を歴任。日本地理学会名誉会員であった。柳田國男門下生であった。
人と動物の交渉史、山村文化などを研究し、「狩猟伝承研究」五巻にまとめた。2001年11月に、冠不全のため85歳で死去した。
■目次
第一章 日本人と野獣たち 7
近代日本の絶滅哺乳類/白色鳥獣出現の意義/人獣交渉史としての肉食の問題/記述の方針
第二章 日本人の野獣観 20
「美女と野獣」譚の一例/人獣交渉の一こま/異類婚姻譚の恐怖/山中異界観の形成/近世本草書にみる羚羊/『和界三才図会』の典拠/倒叙法と生態理論/野獣とは何か/野獣の分類/猫の国に行った人の話/近世日本の人狼交渉/ニホンオオカミノ斜陽化と滅亡/狂犬病と山犬・里犬/鹿の捕獲法とその目的/猪鹿数の減少と理由/狐・狸と日本人の思考/狸の生態と新興との間/多面的な人獣交渉
第三章 東日本のけものたち―その生態的環境― 74
野獣の種類別か人間の時代別か/『原始謾筆風土年表』が語る近世の下北/野獣増減の自然条件/熊と人間の交渉形態/北海道開拓と羆/アザラシとトド/羚羊狩から月の輪熊へ/マタギの巻物は飾物なのか/熊胆ブームのあだ花
第四章 西日本のけものたち―歴史的視点から― 111
西日本の熊と人との交渉/恐れながらも熊を捕る理由/熊への畏敬/西日本の山地は猪熊の世界/和紙生産地の鹿の被害/東西にみる猿の禁忌/野獣を殺して浄土に送る者/生類を憐れむというのはどういうことか/西日本の諏訪の文の普及/千匹塚という鳥獣供養法/供養儀礼を弘めたのは者は誰だろう
第五章 日本人にとってキツネとは何か 146
蝦夷の狐と本土の狐/狡猾は美徳ではなかったか/稲荷社信仰の御利益/大狐侍と家の繁栄/憑物もちの迷信/飯綱狐というものの話
第六章 日本オオカミはどこへ 166
北海道の狼たち―群集生活の悲劇/狼群の捕獲から滅亡へ/近世の日記にみる狼の盛衰/狼の被害者数とその分布/金沢近郊の野獣害記録/狼はどうだったのか/狼狩猟隊の日仏比較/金沢近郊の狼捕獲状況/狼犬混血のもう一つの結果?
第七章 鹿・猪・豚 195
日本列島の猪・鹿分布/祖母・傾山系の起伏と動物環境/もしも日本列島に人が住まなかったら/野獣捕獲頭数からみた神宮宮城林/猪・鹿捕獲と棲息量/伊勢地方の野獣捕獲量の近況/近世日本列島の狩猟圧/近世の大名狩猟とその目的/狩場の設定と農民生活/大名狩の伝統と目的/富士の巻狩が意味したもの/富士の巻狩の成果とは何か/猪から豚へ―南西諸島の人獣交渉史/ぶたは日本語である/ぶたという言葉の語源/南西諸島の野猪と人/猟犬とそのありかた
第八章 人とけものとの交わり 256
人とけものの間柄/人獣交渉史から見えてくるもの/人間と野獣とはなぜ同じ生きものか/狩猟者の用いる内蔵呼称/野獣と人との生命の類似性/臓器に名前をつける理由/終わりにあたって
あとがき
■「あとがき」の終わりの部分
それにしても、ローマ人たちがコロセウムの中で人と野獣、人と人とが殺戮しあう場面を一つのエンターテインメントとして眺めていた心理は、われわれ園芸的農耕に早々と逃避(と彼等はいうにちがいない)して、死と対決闘争する人生を味わおうとしなかった社会に生きる者には、到底理解しがたいという気がする。これは野獣の上に奴隷を、奴隷の上に市民をという階級づけを久しく当然とみなして来た社会制度と不可分なものであろう。だが、それらを論証するには、やはりもう少し時間をかけて資料を集めなくてはなるまい。早まって誤解してはならないと思う。だからやはり、初めの計画のように、この書物に述べるのはこれだけにして、あとは別稿にまつことにしよう。それがなんとなく不満ではあるが結論となった次第である。
したがって、いつか欧亜各地の人獣交渉の姿が、より詳しく知られたならば、もう一冊東西両洋の人と野獣とのかかわりかたを、著者の視点から考察して、気づいたことを書いてみたいものだと念願している。ただし、それまでの余命があるならば、という条件づきの話だが。
最後に多大の配慮をいただいた新人物往来社編集部の酒井直行氏に厚く御礼申上げる。
一九九四年の大晦日を明日に控えて
■書評
『間引きと水子』の著者である民俗学者が探る日本人と獣の関係
千葉 徳爾 (著)
単行本: 279ページ
出版社: 新人物往来社 (1995/04)
■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人と獣たちは、狐のように信仰の対象となったり、熊や猪のように獲物とされながらも永く共存してきた。オオカミが日本から消えたことを通して、現代人の生活を考える。
著者について
千葉 徳爾(ちば とくじ)
千葉県生まれ、東京高等師範学校を卒業し、愛知大学、筑波大学、明治大学の教授や、日本民族学会代表理事を歴任。日本地理学会名誉会員であった。柳田國男門下生であった。
人と動物の交渉史、山村文化などを研究し、「狩猟伝承研究」五巻にまとめた。2001年11月に、冠不全のため85歳で死去した。
■目次
第一章 日本人と野獣たち 7
近代日本の絶滅哺乳類/白色鳥獣出現の意義/人獣交渉史としての肉食の問題/記述の方針
第二章 日本人の野獣観 20
「美女と野獣」譚の一例/人獣交渉の一こま/異類婚姻譚の恐怖/山中異界観の形成/近世本草書にみる羚羊/『和界三才図会』の典拠/倒叙法と生態理論/野獣とは何か/野獣の分類/猫の国に行った人の話/近世日本の人狼交渉/ニホンオオカミノ斜陽化と滅亡/狂犬病と山犬・里犬/鹿の捕獲法とその目的/猪鹿数の減少と理由/狐・狸と日本人の思考/狸の生態と新興との間/多面的な人獣交渉
第三章 東日本のけものたち―その生態的環境― 74
野獣の種類別か人間の時代別か/『原始謾筆風土年表』が語る近世の下北/野獣増減の自然条件/熊と人間の交渉形態/北海道開拓と羆/アザラシとトド/羚羊狩から月の輪熊へ/マタギの巻物は飾物なのか/熊胆ブームのあだ花
第四章 西日本のけものたち―歴史的視点から― 111
西日本の熊と人との交渉/恐れながらも熊を捕る理由/熊への畏敬/西日本の山地は猪熊の世界/和紙生産地の鹿の被害/東西にみる猿の禁忌/野獣を殺して浄土に送る者/生類を憐れむというのはどういうことか/西日本の諏訪の文の普及/千匹塚という鳥獣供養法/供養儀礼を弘めたのは者は誰だろう
第五章 日本人にとってキツネとは何か 146
蝦夷の狐と本土の狐/狡猾は美徳ではなかったか/稲荷社信仰の御利益/大狐侍と家の繁栄/憑物もちの迷信/飯綱狐というものの話
第六章 日本オオカミはどこへ 166
北海道の狼たち―群集生活の悲劇/狼群の捕獲から滅亡へ/近世の日記にみる狼の盛衰/狼の被害者数とその分布/金沢近郊の野獣害記録/狼はどうだったのか/狼狩猟隊の日仏比較/金沢近郊の狼捕獲状況/狼犬混血のもう一つの結果?
第七章 鹿・猪・豚 195
日本列島の猪・鹿分布/祖母・傾山系の起伏と動物環境/もしも日本列島に人が住まなかったら/野獣捕獲頭数からみた神宮宮城林/猪・鹿捕獲と棲息量/伊勢地方の野獣捕獲量の近況/近世日本列島の狩猟圧/近世の大名狩猟とその目的/狩場の設定と農民生活/大名狩の伝統と目的/富士の巻狩が意味したもの/富士の巻狩の成果とは何か/猪から豚へ―南西諸島の人獣交渉史/ぶたは日本語である/ぶたという言葉の語源/南西諸島の野猪と人/猟犬とそのありかた
第八章 人とけものとの交わり 256
人とけものの間柄/人獣交渉史から見えてくるもの/人間と野獣とはなぜ同じ生きものか/狩猟者の用いる内蔵呼称/野獣と人との生命の類似性/臓器に名前をつける理由/終わりにあたって
あとがき
■「あとがき」の終わりの部分
それにしても、ローマ人たちがコロセウムの中で人と野獣、人と人とが殺戮しあう場面を一つのエンターテインメントとして眺めていた心理は、われわれ園芸的農耕に早々と逃避(と彼等はいうにちがいない)して、死と対決闘争する人生を味わおうとしなかった社会に生きる者には、到底理解しがたいという気がする。これは野獣の上に奴隷を、奴隷の上に市民をという階級づけを久しく当然とみなして来た社会制度と不可分なものであろう。だが、それらを論証するには、やはりもう少し時間をかけて資料を集めなくてはなるまい。早まって誤解してはならないと思う。だからやはり、初めの計画のように、この書物に述べるのはこれだけにして、あとは別稿にまつことにしよう。それがなんとなく不満ではあるが結論となった次第である。
したがって、いつか欧亜各地の人獣交渉の姿が、より詳しく知られたならば、もう一冊東西両洋の人と野獣とのかかわりかたを、著者の視点から考察して、気づいたことを書いてみたいものだと念願している。ただし、それまでの余命があるならば、という条件づきの話だが。
最後に多大の配慮をいただいた新人物往来社編集部の酒井直行氏に厚く御礼申上げる。
一九九四年の大晦日を明日に控えて
■書評
『間引きと水子』の著者である民俗学者が探る日本人と獣の関係
○■トンガの文化と社会■ ― 2016年09月06日 19:55
南太平洋の小さな島国は、トンガ帝国とも呼ばれる海洋国家を作り、強大な権力を持つ王がいた
青柳 まちこ (著)
ハードカバー: 260ページ
出版社: 三一書房 (1991/11)
■商品の紹介
内容
長年にわたるオセアニア研究の初期に書かれた論文を中心にして編まれた書であり、全体としてトンガのイメージが読者に違和感なく伝わるように構成されている。
本書の特徴は以下の五点。
(1)土地制度と海外移住の因果関係
(2)キリスト教の受容にともなう西洋化
(3)家族、親族、そして社会組織と非単系的集団に関する社会人類学的研究
(4)余暇感
(5)子育て論
「余暇」と「子育て」という著者独自の視点が本書を出発点としていることは注目に値する。
著者について
青柳まちこ
東京女子大学文学部卒業、東京都立大学大学院修了(文化人類学専攻)
清泉女子大学助教授をへて、
現在、立教大学文学部教授、文学博士。
主な著書
『遊びの文化人類学』(講談社・現代新書)
『女の楽園トンガ』(三修者)
『モテクゲイ――ミクロネシア・パラオの新宗教』(新泉社)
『子育ての人類学』(河出書房新社)など
(データは本の出版時点です)
■目次(大項目のみ)
第I章 トンガ王朝の歴史 9
第II章 トンガの伝統的社会組織 23
第III章 トンガにおける土地制度 45
第IV章 現代トンガ村落における家族と親族 79
第V章 親族の行動 109
第VI章 トンガにおける共同作業集団 135
第VII章 トンガの衣食住 143
第VIII章 余暇観 187
第IX章 子どもの成長と社会化 203
第X章 故郷をあとにする人々 219
あとがき 250
青柳 まちこ (著)
ハードカバー: 260ページ
出版社: 三一書房 (1991/11)
■商品の紹介
内容
長年にわたるオセアニア研究の初期に書かれた論文を中心にして編まれた書であり、全体としてトンガのイメージが読者に違和感なく伝わるように構成されている。
本書の特徴は以下の五点。
(1)土地制度と海外移住の因果関係
(2)キリスト教の受容にともなう西洋化
(3)家族、親族、そして社会組織と非単系的集団に関する社会人類学的研究
(4)余暇感
(5)子育て論
「余暇」と「子育て」という著者独自の視点が本書を出発点としていることは注目に値する。
著者について
青柳まちこ
東京女子大学文学部卒業、東京都立大学大学院修了(文化人類学専攻)
清泉女子大学助教授をへて、
現在、立教大学文学部教授、文学博士。
主な著書
『遊びの文化人類学』(講談社・現代新書)
『女の楽園トンガ』(三修者)
『モテクゲイ――ミクロネシア・パラオの新宗教』(新泉社)
『子育ての人類学』(河出書房新社)など
(データは本の出版時点です)
■目次(大項目のみ)
第I章 トンガ王朝の歴史 9
第II章 トンガの伝統的社会組織 23
第III章 トンガにおける土地制度 45
第IV章 現代トンガ村落における家族と親族 79
第V章 親族の行動 109
第VI章 トンガにおける共同作業集団 135
第VII章 トンガの衣食住 143
第VIII章 余暇観 187
第IX章 子どもの成長と社会化 203
第X章 故郷をあとにする人々 219
あとがき 250
○■間引きと水子――子育てのフォークロア――■ ― 2016年09月02日 21:27
「間引き」という文化現象を検証しなおす
■書評
るびりん書林 別館
千葉 徳爾 (著), 大津 忠男 (著)
-: 256ページ
出版社: 農山漁村文化協会 (1983/07)
■商品の紹介
内容
「間引き」は一つの文化現象であって単なる嬰児殺害ではなかった。文化というものはその背景となる社会が生み出したものであり、そのにないては人である。
そのような文化を持つ前代日本人の文化行動の基礎となる本質的な構造と思考の方式とが、どの点では変りどの部分では古いものを保っているのか。また、そのような社会・文化の諸要素の組合わせと、それらの変動、つまり文化的構造の推移のしかたと、それが表面的社会現象としてはどのような形となるのか、などを考察してみたいというのが著者らの目的である。
著者に付いて
千葉徳爾(ちば とくじ)
1916年千葉県生れ。1939年東京高等師範学校文科4部卒。東京教育大、信州大、愛知大、筑波大を経て現在、明治大学教授。
『狩猟伝承研究』正統後篇(法大出版局)
『風土論』(朝倉書店)
『地域と伝承』(大明堂)
『切腹の話』(講談社)
大津忠男(おおつ ただお)
1956年福島県生れ。1979年筑波大学人文学類卒。
現在、茨城県立茨城東高校教諭。
(本書の発行時に掲載されていたデータです)
■目次
まえがき
第一部 間引きは常習ではなかった
序章 日本人の生命観
1 死者・墓・霊魂 14
・死者―墓のない人 14
・墓とは何か 16
・遺体処理にみる生命観のちがい 18
・差別される子どもの墓 20
・仏にしてはならぬ魂 24
・民衆の霊魂観 25
2 間引きと子どもの霊魂 27
・間引きという言葉 27
・子殺しは中世にもあった 29
・間引きの地方呼称 31
・生命観の地域的変化 35
第2章 通説「間引き論」批判
1 著者らの問題意識 39
2 間引きに対する通説と疑問 41
・間引き「通説」のいつくか 41
・「通説」への疑問と研究方法の批判 46
3 間引き資料としての絵馬の問題 65
・柳田国男の見たもの 65
・木版絵と地獄図の間引き 71
・間引き絵馬奉納の意味 76
・絵馬分布のかたよりが示すもの 78
第3章 江戸期の人口停滞の原因
1 間引きがなくても人口が停滞する根拠 81
・問題の手がかり――凶荒の影 81
・越前国「宗門改人別帳」の研究 83
・会津山村にみる貧農の結婚難 89
・昭和初期でも五割に近かった乳幼児の死亡率 91
2 寺院過去帳による分析――事実に即しての考察 94
・津軽金木町の過去帳の研究 94
・飛騨地方における過去帳の研究 96
3 結論――間引きは常習ではなかった 107
第二部 間引きをめぐる先人の心意――民俗学の方法
第4章 民俗学における間引きの見方
1 民俗資料による間引き・子おろしの考察 112
・民俗資料を使う意義 112
・資料『日本産育習俗資料集成』 について 114
・間引きをめぐる伝承 118
・子おろしをめぐる伝承 125
・子おろしの原因――密通 129
・間引きと子おろしの地域的差異が示すもの 131
2 間引きの底流にあるもの――津軽の民俗調査から 135
第5章 子どもの葬法からみた先人の心意
1 子どもの葬法に関心がもたれなかった不思議 143
2 著者らが選んだ調査地の概要 150
3 成人の葬法にみる死と霊魂についての考え 151
4 子どもの葬法の特徴 162
5 子どもの霊魂はどこへ 168
・ジゾッコとタモトオトシという言葉 169
・サイノカワラについて 172
6 生れかわる子どもの魂 178
・平田篤胤『勝五郎再生紀聞』 178
・輪廻思想とのかかわり 180
第三部 子育てのフォークロア――現代への架橋
第6章 子育てからみた常民の心意
1 子どもの無事を祈る民俗のかずかず 186
2 通過儀礼と庶民の心意 190
・通過儀礼研究の意義 190
・胎児の段階 192
・幼児の段階 197
・地域の特性はみられるか――調査から 203
第7章 かつて子どもは地域全体で育てられた
1 子どもの成長と地域社会の承認と支持①――脇川の調査から 209
2 子どもの成長と地域社会の承認と支持②――玉取の調査から 215
3 着衣の変化からみた社会的承認 222
終章 現代の子育てをめぐって
1 荒廃する現代の子育て――水子供養のはやる背景 235
2 叱り方にみる親と子の真実の絆 238
・「お前は拾った子だから……」といわれても 238
・孤独な群衆としての子どもの出現 241
3 郷党教育の後退と精神的間引きの増大 243
4 今、親たちに望むもの 248
参考文献 253
あとがき 255
■書評
るびりん書林 別館
千葉 徳爾 (著), 大津 忠男 (著)
-: 256ページ
出版社: 農山漁村文化協会 (1983/07)
■商品の紹介
内容
「間引き」は一つの文化現象であって単なる嬰児殺害ではなかった。文化というものはその背景となる社会が生み出したものであり、そのにないては人である。
そのような文化を持つ前代日本人の文化行動の基礎となる本質的な構造と思考の方式とが、どの点では変りどの部分では古いものを保っているのか。また、そのような社会・文化の諸要素の組合わせと、それらの変動、つまり文化的構造の推移のしかたと、それが表面的社会現象としてはどのような形となるのか、などを考察してみたいというのが著者らの目的である。
著者に付いて
千葉徳爾(ちば とくじ)
1916年千葉県生れ。1939年東京高等師範学校文科4部卒。東京教育大、信州大、愛知大、筑波大を経て現在、明治大学教授。
『狩猟伝承研究』正統後篇(法大出版局)
『風土論』(朝倉書店)
『地域と伝承』(大明堂)
『切腹の話』(講談社)
大津忠男(おおつ ただお)
1956年福島県生れ。1979年筑波大学人文学類卒。
現在、茨城県立茨城東高校教諭。
(本書の発行時に掲載されていたデータです)
■目次
まえがき
第一部 間引きは常習ではなかった
序章 日本人の生命観
1 死者・墓・霊魂 14
・死者―墓のない人 14
・墓とは何か 16
・遺体処理にみる生命観のちがい 18
・差別される子どもの墓 20
・仏にしてはならぬ魂 24
・民衆の霊魂観 25
2 間引きと子どもの霊魂 27
・間引きという言葉 27
・子殺しは中世にもあった 29
・間引きの地方呼称 31
・生命観の地域的変化 35
第2章 通説「間引き論」批判
1 著者らの問題意識 39
2 間引きに対する通説と疑問 41
・間引き「通説」のいつくか 41
・「通説」への疑問と研究方法の批判 46
3 間引き資料としての絵馬の問題 65
・柳田国男の見たもの 65
・木版絵と地獄図の間引き 71
・間引き絵馬奉納の意味 76
・絵馬分布のかたよりが示すもの 78
第3章 江戸期の人口停滞の原因
1 間引きがなくても人口が停滞する根拠 81
・問題の手がかり――凶荒の影 81
・越前国「宗門改人別帳」の研究 83
・会津山村にみる貧農の結婚難 89
・昭和初期でも五割に近かった乳幼児の死亡率 91
2 寺院過去帳による分析――事実に即しての考察 94
・津軽金木町の過去帳の研究 94
・飛騨地方における過去帳の研究 96
3 結論――間引きは常習ではなかった 107
第二部 間引きをめぐる先人の心意――民俗学の方法
第4章 民俗学における間引きの見方
1 民俗資料による間引き・子おろしの考察 112
・民俗資料を使う意義 112
・資料『日本産育習俗資料集成』 について 114
・間引きをめぐる伝承 118
・子おろしをめぐる伝承 125
・子おろしの原因――密通 129
・間引きと子おろしの地域的差異が示すもの 131
2 間引きの底流にあるもの――津軽の民俗調査から 135
第5章 子どもの葬法からみた先人の心意
1 子どもの葬法に関心がもたれなかった不思議 143
2 著者らが選んだ調査地の概要 150
3 成人の葬法にみる死と霊魂についての考え 151
4 子どもの葬法の特徴 162
5 子どもの霊魂はどこへ 168
・ジゾッコとタモトオトシという言葉 169
・サイノカワラについて 172
6 生れかわる子どもの魂 178
・平田篤胤『勝五郎再生紀聞』 178
・輪廻思想とのかかわり 180
第三部 子育てのフォークロア――現代への架橋
第6章 子育てからみた常民の心意
1 子どもの無事を祈る民俗のかずかず 186
2 通過儀礼と庶民の心意 190
・通過儀礼研究の意義 190
・胎児の段階 192
・幼児の段階 197
・地域の特性はみられるか――調査から 203
第7章 かつて子どもは地域全体で育てられた
1 子どもの成長と地域社会の承認と支持①――脇川の調査から 209
2 子どもの成長と地域社会の承認と支持②――玉取の調査から 215
3 着衣の変化からみた社会的承認 222
終章 現代の子育てをめぐって
1 荒廃する現代の子育て――水子供養のはやる背景 235
2 叱り方にみる親と子の真実の絆 238
・「お前は拾った子だから……」といわれても 238
・孤独な群衆としての子どもの出現 241
3 郷党教育の後退と精神的間引きの増大 243
4 今、親たちに望むもの 248
参考文献 253
あとがき 255
○■幻の民コノイ族■ ― 2016年08月27日 11:11
今から50年前、フィリピン南西部パラワン島の高地に、床下までの高さが8メートルもある樹上住居を作る、焼畑農耕民コノイ族がいた。
<■書評
るびりん書林
藤木 高嶺 (著)
-: 191ページ
出版社: あかね書房 (1970)
■商品の説明
内容
幻の秘境をとらえた異色の探検記録!
フィリピンの西南、パラワン島に住むコノイ族の部落を世界で初めて発見
その驚くべき生活を克明に調べあげた第三次関西学院大学探検隊の記録!
著者略歴
藤木高嶺(ふじき・たかね)
一九二六年兵庫県生まれ、関西学院大学英文科卒、朝日新聞大阪本社写真部勤務。日本山岳協会第一種公認指導員。スペイン国立登山学校名誉教授。
第一二回菊池寛賞受賞。
〔著書〕「インディオの秘境」(朋文堂)、写真集「極限の民族」(朝日新聞社)「解放戦線潜入記」(ぺりかん社)
〔共著〕「父と子の山」(中央公論社)、「カナダ・エスキモー」「ニューギニア高地人」「アラビア遊牧民」(いずれも朝日新聞社)「エスキモー探検記」(あかね書房)、「秘境探検I」(山王書房)
■目次
はしがき 本多勝一 1
■ついにコノイ族を見つけた!
おく病なターザン 11
コノイ族とは 18
意外な障害 24
オーシタ一家の物語 33
アリボボガンへの道 46
■"山の人"たちとともに
山の人 57
遠慮のないくらし 66
秘密の樹上家屋を発見 73
快適な樹上家屋 80
イプス 89
豊富な農作物 94
■パラワン島の動物たち
動物たち 102
オオコウモリ 112
パラワンのチョウ 121
■コノイ族の素顔
住民の素顔 128
タバコと火 136
物々交換 141
アルマシガ 148
交易の方法 153
結婚 158
■子どもの遊びと楽器
子どもの遊び 165
楽器 171
■さらばパラワン島
下山 177
あとがき 藤木高嶺 188
■内容の紹介(5、6歳の男の子たちが遊ぶ様子)
一人の子どもが、ヤシのように枝のない細長い木を、スルスルと一〇メートルも登ると、ぶらさげてあるトウに伝わってアッという間に降りてきた。サルのような早わざだ。カーミンドン、ロンケ、アンビックの三人が、かわるがわるトウにぶらさがると「キャーッ」と声をたてながら、大きな孤をえがいて空中ブランコをはじめた。ときには、二人、三人がいっしょにぶらさがった。まるでターザンの子どものようだ。(63~64ページ)
<■書評
るびりん書林
藤木 高嶺 (著)
-: 191ページ
出版社: あかね書房 (1970)
■商品の説明
内容
幻の秘境をとらえた異色の探検記録!
フィリピンの西南、パラワン島に住むコノイ族の部落を世界で初めて発見
その驚くべき生活を克明に調べあげた第三次関西学院大学探検隊の記録!
著者略歴
藤木高嶺(ふじき・たかね)
一九二六年兵庫県生まれ、関西学院大学英文科卒、朝日新聞大阪本社写真部勤務。日本山岳協会第一種公認指導員。スペイン国立登山学校名誉教授。
第一二回菊池寛賞受賞。
〔著書〕「インディオの秘境」(朋文堂)、写真集「極限の民族」(朝日新聞社)「解放戦線潜入記」(ぺりかん社)
〔共著〕「父と子の山」(中央公論社)、「カナダ・エスキモー」「ニューギニア高地人」「アラビア遊牧民」(いずれも朝日新聞社)「エスキモー探検記」(あかね書房)、「秘境探検I」(山王書房)
■目次
はしがき 本多勝一 1
■ついにコノイ族を見つけた!
おく病なターザン 11
コノイ族とは 18
意外な障害 24
オーシタ一家の物語 33
アリボボガンへの道 46
■"山の人"たちとともに
山の人 57
遠慮のないくらし 66
秘密の樹上家屋を発見 73
快適な樹上家屋 80
イプス 89
豊富な農作物 94
■パラワン島の動物たち
動物たち 102
オオコウモリ 112
パラワンのチョウ 121
■コノイ族の素顔
住民の素顔 128
タバコと火 136
物々交換 141
アルマシガ 148
交易の方法 153
結婚 158
■子どもの遊びと楽器
子どもの遊び 165
楽器 171
■さらばパラワン島
下山 177
あとがき 藤木高嶺 188
■内容の紹介(5、6歳の男の子たちが遊ぶ様子)
一人の子どもが、ヤシのように枝のない細長い木を、スルスルと一〇メートルも登ると、ぶらさげてあるトウに伝わってアッという間に降りてきた。サルのような早わざだ。カーミンドン、ロンケ、アンビックの三人が、かわるがわるトウにぶらさがると「キャーッ」と声をたてながら、大きな孤をえがいて空中ブランコをはじめた。ときには、二人、三人がいっしょにぶらさがった。まるでターザンの子どものようだ。(63~64ページ)
○■マンガ トロン―全世界から注目を浴びるコンピュータ革命の主人公 (ゴマコミックス) ■ ― 2016年08月11日 21:00
1984年に始まった国産OSプロジェクト
■書評
本が好き!
谷川 唯 (原作), 幸野 武 (著)
坂村 健(監修)
単行本: 232ページ
出版社: ごま書房 (1988/07)
■目次
口絵 「トロン」の出現で人間とコンピュータはさらに緊密になる 1
プロローグ 機種によってなぜ使い方がマチマチなのだ? 9
第1章 トロンはなぜ生まれてきたか 42
第2章 10年後からはトロン世代 85
第3章 国民コンピュータ・トロン 124
第4章 トロンがもたらす情報化社会 168
第5章 世界に広がるトロン 198
付録 コンピュータ主要用語集 225
■書評
本が好き!
谷川 唯 (原作), 幸野 武 (著)
坂村 健(監修)
単行本: 232ページ
出版社: ごま書房 (1988/07)
■目次
口絵 「トロン」の出現で人間とコンピュータはさらに緊密になる 1
プロローグ 機種によってなぜ使い方がマチマチなのだ? 9
第1章 トロンはなぜ生まれてきたか 42
第2章 10年後からはトロン世代 85
第3章 国民コンピュータ・トロン 124
第4章 トロンがもたらす情報化社会 168
第5章 世界に広がるトロン 198
付録 コンピュータ主要用語集 225
◎■身体の人類学■:「制服」からの脱却 ― 2016年07月12日 17:07
超越的世界へ上昇しようとする知ではなく、「生」と一体化した「知」のあり方
菅原 和孝 (著)
単行本: 311ページ
出版社: 河出書房新社 (1993/01)
■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
問わねば誰もが知っているはずのまじわる身体の経験を追い人間とその社会の隠された生き方をとらえる学問の冒険考。
著者について
菅原和孝(すがわら・かずよし)
一九四九年、東京生まれ。京都大学理学部卒業。現在、京都大学総合人間学部助教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
まえがき 1
序章 フィールド・ワーク 13
I 身体から見えること
第一章 身体の人類学へ向けて―デカルト的袋小路からの脱出 48
第二章 身体が表示すること―男と女、おとなと子供 60
第三章 身体のなわばり―訪問と挨拶 92
第四章 儀式化される身体―理論化への試み 121
第五章 遊ぶ身体―「あたりまえ」のなかの謎 158
II 身体と言葉
第六章 「しゃべる身体」へ―グウィ自身はどう感じているのか 184
第七章 関係としての身体―ふれることへの意味づけ 197
第八章 身体のイディオム―「身ぶり」と「すがた」への言及 217
第九章 「性」としての身体―愛と嫉妬 248
終章 フィールドから帰って 283
注 294
あとがき 308
■「まえがき」の冒頭部分
二十歳 になるまえのころだったろうか、ある雑誌で、アフリカ南部のカラハリ砂漠でくらした日本人の人類学者の寄稿したカラー写真入りの記事を、わくわくしながら読んだ。
そこには、広大な原野のただなかでカモシカを狩り、野生の植物を採集して生きている人々のことが生き生きと語られていた。 豊かな胸をした娘が、てれくさそうに微笑みながら木の実を摘んでいる写真を見つめ、私は、自分の求めているのはこのような世界ではなかったのかと、憧れに胸を熱くした。
それからおよそ一〇年後、私はいろんなめぐりあわせで、この「ブッシュマン」とよばれる人たちのもとで調査を始めることになった。 それからまた、さらに一〇年近い歳月が流れてしまった。 そのあいだ、私は四度にわたりカラハリ砂漠に足を運び、足かけ二年に近い歳月をかれらとともにすごした。
この本では、これらのフィールド・ワークを通じて、私がこだわりつづけてきた「身体」というテーマについて語ってみたい。 具体的にいえば、かれらの日常生活のなかで起こっている、「からだのふれあい」「虱 とり」「ふさけあい」「けんか遊び」「挨拶」「おしゃべり」といったありふれた行動を徹底的に、しつこく観察することによって、人と人とが生身の身体として直接的にかかわりあう、その経験の成り立ちを明らかにしたい。
さらに、このような「身体の経験」という「基礎」から、この人たちの社会とその生きかたの本質をとらえなおしてみたい。
■書評
るびりん書林 別館
菅原 和孝 (著)
単行本: 311ページ
出版社: 河出書房新社 (1993/01)
■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
問わねば誰もが知っているはずのまじわる身体の経験を追い人間とその社会の隠された生き方をとらえる学問の冒険考。
著者について
菅原和孝(すがわら・かずよし)
一九四九年、東京生まれ。京都大学理学部卒業。現在、京都大学総合人間学部助教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
まえがき 1
序章 フィールド・ワーク 13
I 身体から見えること
第一章 身体の人類学へ向けて―デカルト的袋小路からの脱出 48
第二章 身体が表示すること―男と女、おとなと子供 60
第三章 身体のなわばり―訪問と挨拶 92
第四章 儀式化される身体―理論化への試み 121
第五章 遊ぶ身体―「あたりまえ」のなかの謎 158
II 身体と言葉
第六章 「しゃべる身体」へ―グウィ自身はどう感じているのか 184
第七章 関係としての身体―ふれることへの意味づけ 197
第八章 身体のイディオム―「身ぶり」と「すがた」への言及 217
第九章 「性」としての身体―愛と嫉妬 248
終章 フィールドから帰って 283
注 294
あとがき 308
■「まえがき」の冒頭部分
そこには、広大な原野のただなかでカモシカを狩り、野生の植物を採集して生きている人々のことが生き生きと語られていた。 豊かな胸をした娘が、てれくさそうに微笑みながら木の実を摘んでいる写真を見つめ、私は、自分の求めているのはこのような世界ではなかったのかと、憧れに胸を熱くした。
それからおよそ一〇年後、私はいろんなめぐりあわせで、この「ブッシュマン」とよばれる人たちのもとで調査を始めることになった。 それからまた、さらに一〇年近い歳月が流れてしまった。 そのあいだ、私は四度にわたりカラハリ砂漠に足を運び、足かけ二年に近い歳月をかれらとともにすごした。
この本では、これらのフィールド・ワークを通じて、私がこだわりつづけてきた「身体」というテーマについて語ってみたい。 具体的にいえば、かれらの日常生活のなかで起こっている、「からだのふれあい」「
■書評
るびりん書林 別館
○■奈良時代の貴族と農民―農村を中心として―■ ― 2016年06月18日 16:48
正倉院所蔵荘園絵画を史料として奈良時代の農村生活を探る
著者:彌永貞三(いやなが ていぞう)
出版社: 至文堂
昭和31年3月15日発行
204ページ
■商品の紹介
内容
正倉院所蔵の荘園絵画の調査に従事することを契機として、絵図を史料として村落生活を研究し、近江の国覇流村・水沼村の考察を中心として奈良時代の中央政治に大きく影響を受ける地方農民の暮らしを推測。
著者について
弥永貞三(いやなが ていぞう)
彌永 貞三(いやなが ていぞう、1915年(大正4年)7月12日 - 1983年(昭和58年)12月30日)は、日本の歴史学者。東京大学史料編纂所所長。従四位勲三等瑞宝章。東京出身。
東京大学史料編纂所在職中は大日本古文書の東大寺東南院文書の編纂に従事した。ほか、東京大学百年史編集委員、文化財保護審議会専門委員、平城宮跡発掘調査指導委員などを歴任した。
■目次
序説 1
一 班田制 4
二 条里制 17
三 聚落と耕地(其の一)―近江国水沼村・覇流村― 36
四 聚落と耕地(其の二)―越前国足羽郡道守村― 125
五 農村の生活 175
むすび 201
図版目次
水沼村絵図(史料編纂所蔵複製本) 巻頭一
覇流村絵図(史料編纂所蔵複製本) 巻頭二
越前国坂井郡東大寺荘園並ニ口分田関係位置図 16
滋賀県愛智郡の条里制遺構 18
条里遺構の分布図 19
平流村略図 39
石寺附近より荒神山(覇流岡)を望む 40・41
稲里村公会堂所蔵平流村絵図 42
荒神山より曾根沼を望む 48
水沼村略図 50
大門池の水門 103
弘福寺領平流荘の推定位置図 123
道守村の荘域推定図 126
折込地図 124~125
表A図 近江国平流村復原図
B図 近江国水沼村復原図
裏C図 越前国道守村耕地分布図
D図 越前国道守村耕地分所有関係図
■「むすび」より
農民たちの生活は、中央貴族たちの生活と決して無関係ではなかった。中央政界に於ける変動が彼等の生活に敏感に伝わって来たことは、道守村の例で見て来たところである。のみならず、奈良の都で営まれた華やかな天平文化を築き上げた経済的基礎は、農民等の調庸物であり、それよりも大きなのは、農民等が提供した賦役労働であった。
貴族等も亦農村に対して大きな関心を持った。班田制から三世一身法、墾田私有法に移行する土地制度の変化、更には雑徭の半減と公出挙制の成立など、対農民政策に於ける重要な転機が、常に中央政界の変動と随伴していることは何よりもこれを物語っている。
奈良時代を通じて、墾田は大いに開発され、国家経済は大いに発展した。しかし乍ら農民等の生活はこれがために向上したとは考えられない。農民などの一部は地方豪族乃至有力な農民として成長して行ったが、多くのものはその隷属下に入ることによってかろうじて生活をつづけて行ったと考えられる。かような有力農民の数は、奈良時代の経過するにしたがって増加して行ったようである。そしてこれらの 治田主が次の荘園時代を造り上げる主柱となったのである。
■書評
るびりん書林別館
著者:彌永貞三(いやなが ていぞう)
出版社: 至文堂
昭和31年3月15日発行
204ページ
■商品の紹介
内容
正倉院所蔵の荘園絵画の調査に従事することを契機として、絵図を史料として村落生活を研究し、近江の国覇流村・水沼村の考察を中心として奈良時代の中央政治に大きく影響を受ける地方農民の暮らしを推測。
著者について
弥永貞三(いやなが ていぞう)
彌永 貞三(いやなが ていぞう、1915年(大正4年)7月12日 - 1983年(昭和58年)12月30日)は、日本の歴史学者。東京大学史料編纂所所長。従四位勲三等瑞宝章。東京出身。
東京大学史料編纂所在職中は大日本古文書の東大寺東南院文書の編纂に従事した。ほか、東京大学百年史編集委員、文化財保護審議会専門委員、平城宮跡発掘調査指導委員などを歴任した。
■目次
序説 1
一 班田制 4
二 条里制 17
三 聚落と耕地(其の一)―近江国水沼村・覇流村― 36
四 聚落と耕地(其の二)―越前国足羽郡道守村― 125
五 農村の生活 175
むすび 201
図版目次
水沼村絵図(史料編纂所蔵複製本) 巻頭一
覇流村絵図(史料編纂所蔵複製本) 巻頭二
越前国坂井郡東大寺荘園並ニ口分田関係位置図 16
滋賀県愛智郡の条里制遺構 18
条里遺構の分布図 19
平流村略図 39
石寺附近より荒神山(覇流岡)を望む 40・41
稲里村公会堂所蔵平流村絵図 42
荒神山より曾根沼を望む 48
水沼村略図 50
大門池の水門 103
弘福寺領平流荘の推定位置図 123
道守村の荘域推定図 126
折込地図 124~125
表A図 近江国平流村復原図
B図 近江国水沼村復原図
裏C図 越前国道守村耕地分布図
D図 越前国道守村耕地分所有関係図
■「むすび」より
農民たちの生活は、中央貴族たちの生活と決して無関係ではなかった。中央政界に於ける変動が彼等の生活に敏感に伝わって来たことは、道守村の例で見て来たところである。のみならず、奈良の都で営まれた華やかな天平文化を築き上げた経済的基礎は、農民等の調庸物であり、それよりも大きなのは、農民等が提供した賦役労働であった。
貴族等も亦農村に対して大きな関心を持った。班田制から三世一身法、墾田私有法に移行する土地制度の変化、更には雑徭の半減と公出挙制の成立など、対農民政策に於ける重要な転機が、常に中央政界の変動と随伴していることは何よりもこれを物語っている。
奈良時代を通じて、墾田は大いに開発され、国家経済は大いに発展した。しかし乍ら農民等の生活はこれがために向上したとは考えられない。農民などの一部は地方豪族乃至有力な農民として成長して行ったが、多くのものはその隷属下に入ることによってかろうじて生活をつづけて行ったと考えられる。かような有力農民の数は、奈良時代の経過するにしたがって増加して行ったようである。そしてこれらの 治田主が次の荘園時代を造り上げる主柱となったのである。
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