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○■ボクの学校は山と川■2017年12月01日 17:43

昭和14年に秋田の山村で生まれた著者は、どのような少年時代を過ごしたのだろうか



矢口 高雄 (著)
単行本: 266ページ
出版社: 白水社 (1987/09)

商品の説明


内容紹介


 『釣りキチ三平』でおなじみの著者が、その少年時代を痛快に、しみじみと描く好エッセイ。舞台は秋田の山あいの村。映画館やファミコンなんかありはしない。山と川とが遊び場であり、勉強部屋だ。前代未聞のユニーク先生やワルガキ達の活躍も抱腹絶倒。おおらかさと自由を求める親子に贈る一冊。

内容(「BOOK」データベースより)


舞台は秋田の山合いの村。山と川が遊び場であり、勉強部屋だ。ケガなど日常茶飯事。だけど、そのたびに生きる術を自分の体で学ぶんだ。前代未聞のユニーク先生や、ワンパクどもの活躍も抱腹絶倒!『釣りキチ三平』の著者が、そのおおらかな少年時代をいきいきと描く好エッセイ!

著者について


本名高橋高雄。1939年、秋田平鹿郡増田町生まれ。町の中心から20キロも離れた奥羽山脈の山襞の寒村で育つ。マンガ少年、釣りキチ少年、昆虫少年として「忙しいガキ」時代を送る。理解のある両親と先生にも恵まれて、よく学びよく遊ぶ。少年時代の漫画熱がさめやらず、高校卒業後12年間勤めた銀行を辞め、30歳にして上京、漫画家として異例のスタートをきる。1973年『釣りキチ三平』の連載開始。同年、『幻の怪蛇・バチヘビ』を発表、全国に一大ツチノコブームを巻き起こす。翌74年、この2作品で講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。76年、自然とクマと人間の闘いを描いた『マタギ』で、日本漫画家協会賞大賞(グランプリ)を受賞した。主著に『オーイ!山びこ』『ボクの手塚治虫』(共に毎日新聞社)、『釣りキチ三平』『釣りバカたち』『螢雪時代』(共に講談社)、『ボクの先生は山と川』(白水社)がある。

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

目次


まえがき 3
第一章 マンガ少年が行く(小学校編) 9
ぼくのふるさと 10
手塚治虫中毒 13
緑色の電車 17
サワモダン 20
ヘビの死骸のスケッチ 24
初めて汽車に乗った日 29
海のむこうはアメリカ 34

第二章 マンガ少年が行く(中学校編) 41
マンガ熱 42
テーマソング 44
妖精の舞 48
裸の王様 51
成瀬小唄 54
市助落し 59
親にさからえない世代 62
あの雪の夜 66

第三章 釣り少年が奔る 73
カジカの夜突き 74
バチヘビ始末 80
イワナ域 84
二重の呪文 89
クリムシのテグス 94
サガイモリを飲む 97
カワセミのダイビング 100
泥棒釣り 104

第四章 昆虫少年が駆ける 109
一頭のサカハチチョウ 110
手製の用具 113
捕虫術 116
憎い青虫 119
天突き棒の失敗 126
底なし沼の極小トンボ 130

遊びの雑記帳 137
名前のつけ方 138
心のかけ橋 143
アケビ採り 149
夜来の風 153
イタチビラ巡り 155
ワラジ―釣りの守り神 160
かまくら 165
卵かけごはん 168
弟の死 172
忌布令 177
天下様 181
固雪渡り 185

第六章 思い出のクラスメート 189
ヤドヤのドヤ 190
トラックの運転手 194
初恋 198
色あせた朱色 202
竹馬の友 206
ケンカについて 212
友情 218

あとがき 223

「卵かけごはん」よりアカギレの治療法


  アカギレの治療法は、かなり念の入った特殊な方法がほどこされた。山中に自生するハックリと呼ばれる球根(ユリの葉に似た単子葉植物の地下茎)が用いられた。球根は夏のうちに採って乾燥させたもので、それをサメ皮でおろして粉にし、温湯を加えて練ると、キャラメル色の粘りのあるドロドロが出来上がる、もう一方では生紙(きかみ)(習字に使う紙)を準備し、アカギレの幅と深さに合わせて中太(なかぶと)のこよりをひねり、そのこよりにドロドロを塗ってアカギレの割れ目に埋め込むのである。これが痛いのなんのって、でも、泣き言は許されなかった。おふくろは、そのドロドロを塗ったこよりを、ひどいアカギレの場合は三本も四本も入れ、親指の爪でギシギシ押し込むのである。ボクはもうヒイヒイのたうちまわるしかなかった。こよりが入ると、あとはドロドロをノリがわりに生紙を二重三重に傷口にはって治療完了となる。大変な荒療治ではあったが、おかげで歩く時にはそんなに痛みもなく、数日すれば割れ目の肉がしだいに盛り上がって治ったのである。(170ページ)

書評


昭和14年に秋田の山村で生まれた著者は、どのような少年時代を過ごしたのだろうか

○■食の考古学■2017年11月13日 08:57

分かりやすく面白い考古学を提唱した佐原真さんによる、我々の生活に密接している「食」を扱った考古学専門書



佐原 真 (著)
ペーパーバック: 252ページ
出版社: 東京大学出版会 (1996/10)

商品の説明


内容(「BOOK」データベースより)


食物はどのようにして手に入れ、どんな道具で、どう調理していたのか。それは、体の仕組みや健康とどう関わっていたのか。縄紋時代から8世紀頃までの「食」の実態を考古学的立場から迫り、現代の食文化との関連を探る。

著者略歴


1932年 大阪に生まれる。
大阪外国語大学でドイツ語を学び、京都大学大学院で考古学を専攻、博士課程を修了。奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター長を経て、 1993年 国立歴史民俗博物館副館長。
主要著書
『日本人の誕生』(小学館ライブラリー、1992年)
『考古学千夜一夜』(小学館、1993年)
『考古学の散歩道』(岩波新書、田中琢と共著、1993年)
『遺跡が語る日本人のくらし』(岩波ジュニア新書、1994年)
『祭りのカネ銅鐸』(歴史発掘、講談社、1996年)

目次


まえがき
序章 日本の食 1
1 現在・過去・将来 1
2 「料理」の起源 14

第1章 豚・鶏・茸・野菜 18
1 ブタ 18
2 ニワトリ 26
3 キノコ 35
4 漬物・ウリ・カブ 47

第2章 米と塩 59
1 コメ―揺れに揺れる古代米 59
2 藻塩と塩田 72

第3章 煮るか蒸すか 82
1 縄紋・弥生時代の煮炊き 82
2 鍋と蒸器 92

第4章 肉食と生食
1 食物と心臓 104
2 生の肉 108
3 老齢と肉食 127

第5章 箸と茶碗 131
1 箸の起源 131
2 食器を三つに分ける―共用器・銘々器・属人器 143
第6章 食とからだ 157
1 栄養と健康 157
2 腸の長さ 171

第7章 犬・氷・ごみ 177
1 犬・鼠 177
2 氷 182
3 ごみ 190

第8章 最後の始末 196
1 古代・中世のトイレ 196
2 藤原京のトイレ 212
3 トイレからの発想 219

終章 米と日本人 227

参考文献 234
図表一覧
初出一覧

書評


分かりやすく面白い考古学を提唱した佐原真さんによる、我々の生活に密接している「食」を扱った考古学専門書

◎■東京にカワウソがいたころ■2017年10月02日 15:29

ほとんど怒ったことがないというカメばあちゃんの怒りに耳を傾けたい



大川 悦生 (著), 宮本 忠夫 (イラスト)
単行本: 127ページ
出版社: 国土社 (1987/07)

商品の説明


内容


江戸の地図に点をうったる佃島
と、川柳にうたわれ、銀座からもごく近いのに、すこし前まで、渡し船でいききをした、東京にあって、「別世界みたい」といわれたつくだ島。 かつて、水も光もすみきったつくだ島を、元気に走りまわっていたカツばあさんたち。気っぷのよい、つくだ島の人たちの暮らしを生き生きと語ります。

著者について


大川悦生(おおかわえつせい)
1930年長野県に生まれる。早大文学部卒。全国を歩いて民話をっ採集し、戦争や被爆体験を聞き集め、子どもに伝える作品を書きつづけている。『おかあさんの木』『日本の民話1~7』『星からきたカード』『ながさきの子うま』『木は生きかえった』など作品多数。民話を語る会・母を記録する会・東京都原爆被害者団体協議会後援会世話人。
宮本忠夫(みやもとただお)
1947年東京都に生まれる。中央美術学園卒業。『えんとつにのぼったふうちゃん』で第一回絵本にっぽん賞受賞、絵本に『さよならムッちゃん』『ゆきがくる?』『もしもしゆうびんです』、さし絵に『子ども古典落語』『木は生きかえった』など作品多数。人形劇団「極楽座」主宰。

もくじ


1 島のあまっちょ 5
2 ヤソの学校 15
3 ふじの花とつくだに屋 26
4 「おわまりこい!」 35
5 つくだ祭り 46
6 カワウソの小僧 61
7 あのころの銀座・浅草 70
8 つくだっ子たちの冬 81
9 奉公にでたカツ 93
10 大震災と、せんそうと 106
11 島が島でなくなった日 116

あとがき 126

書評


ほとんど怒ったことがないというカメばあちゃんの怒りに耳を傾けたい

◎■神話伝説辞典■2017年08月18日 22:09

普段から交流のある国文学、民俗学、神話学を先行する四人の学者が共同で編集したこの辞典で、この地の人々が伝承してきた重要な知識を綜合的に振り返る



朝倉 治彦 (編さん)
単行本: 513ページ
出版社: 東京堂出版 (1963/04)

■商品の説明


内容紹介


日本の神話・伝説・説話・昔話・信仰・歌謡など説話的要素をもつ一切の伝承文芸を収め、学問的成果をとり入れてやさしく解説す。

共編者


朝倉 治彦
井之口 章次
岡野 弘彦
松前 健

■目次


序 一
凡例 六
分類項目表 七
本文 二三
作品 五一三

■凡例(抜粋)


一、この辞典は日本の神話・伝説・昔話・説話およびそれに関連する歌謡・芸能・信仰などの項目について解説したものである。説明にはなるべく話の内容を示すように努めた。
一、上代古典にあらわれる人物は、すべて神話の部に入れた。また豊臣秀吉、源義経など実在の人物であっても、その伝記が著しく伝説的性質を帯びているものは、項目として選んだ。
一、時代の呼び方は、奈良時代・平安時代・鎌倉時代などとし、場合によっては古代・中世・近世などと記した。
一、古事記・日本書紀・日本国現報善悪霊異記・新撰姓氏録・延喜式神名帳・古今和歌集などの書名は、それぞれ記、紀、霊異記、姓氏録、神名帳、古今集のように、一般に知られている略称で記し、また日本書紀垂仁天皇の条などは、垂仁紀と略記した場合がある。
一、神話・伝説などの出典は、できるだけ示すようにした。口頭伝承の伝説・昔話の場合は、柳田国男編『日本伝説名彙』、関敬吾著『日本昔話集成』などに集成されているので、伝承者・採録者や出典を省いた。
一、分類項目表では、二つ以上の分類に関連する項目は二ヶ所以上にかかげた。
一、分類項目表の歌謡の部には、歌謡の他に芸能をも納めている。

■分類項目表目次


1 総論 七
(巨人伝説、口承文芸、旅芸人、童話、能、祭など)
2 神話 八
(安曇磯良、海部、現人神、高天原、小さ子話、中臣氏、倭建命など)
3 伝説 一〇
(石の成長、小野小町、座頭転し、なんじゃもんじゃ、養老の滝など)
4 昔話 一三
(姥捨山、和尚と小僧、吉四六話、鶴女房、無精くらべなど)
5 説話 一五
(赤城の本地、石川五右衛門、おしら祭文、蝉丸、明徳記など)
6 歌謡 一七
(阿漕、采女、久米歌、浄瑠璃、土蜘蛛、和讃など)
7 信仰 一九
(淡島信仰、いたこ、百鬼夜行、来世観、六部など)

■書評


普段から交流のある国文学、民俗学、神話学を先行する四人の学者が共同で編集したこの辞典で、この地の人々が伝承してきた重要な知識を綜合的に振り返る

○■日本の遊戯■2017年04月30日 20:38

鷹狩、蹴鞠、流鏑馬から、将棋、なぞかけ、鬼ごっこ、ひな祭り、端午の節句まで、古来からの日本の遊戯を収集した字典。羽田元首相の実家が経営する書店から復刻出版。



小高 吉三郎 (著)
-: 716ページ
出版社: 羽田書店; 3版 (1950)

■目次
序に代へて
凡例
日本の遊戯

「あ」の部 一
あがりこさがりこ/あげだま/あげばね/あしおし/あしごき/あしずまふ/あておに/あないち/あなおに/あふぎあはせ/あふぎきり/あぶりだし/あめんぼうつり/あやとり/あんま

「い」の部 一七
いかご/いかのぼり/いくさあそび/いしあわせ/いしうち/いしくづし/いしけん/いしつみ/いしなげ/いしなご/いしはじき/いしひろひ/いたおとし/いたちごっこ/いてふうち/いぬおふもの/いもむしころころ/いろはかるた/いわしこい/いんぢ/いんぢうち

「う」の部 四七
うさぎうさぎ/うしごと/うしろんぼ/うたあわせ/うたがひ/うたがるた/うちごま/うつむきさい/うでおし/うでしばり/うですまふ/うでひき/うなぎのせのぼり/うなりごま/うまくらべ/うまごと/うんすんかるた

「お」の部 七六
おこんめ/おしくらまんぞ/おつきさまいくつ/おてだまあそび/おででこすごろく/おてまり/おてらのみづくみ/おでんや/おとしあひ/おにあそび/おにご/おにごっこ/おにごと/おにさだめ/おにのるす/おにわたし/おのせ/おはなごま/おひはご/おひばね/おほさかおんごく/おみなへしあはせ/おみこし/おむく/おやとりことり/おやまのおやまのおこんこさん/おりがみ/おリすゑ

「か」の部 九八
かうあはせ/かうもりかうもり/かがみおに/かくれおに/かくれかしこ/かくれかんしやう/かくれくじ/かくれこ/かくればち/かけくら/かけくらべ/かけこ/かけつこ/かげふみおに/かげゑ/かごめかごめ/かごゆり/かさがけ/かざくるま/かずとり/かたおし/かたくび/かたぐま/かたぐるま/かづけおに/かなづちとび/かなどうごま/かなわなげ/なはづとび/かひあはせ/かひおほひ/かべはなれ/かへるつり/かへるのとむらひ/かまおに/かみてつぱう/かみなりあそび/かみふき/かゆづゑ/からかひおに/からごま/からすだこ/かりうち/かるた/てんしやうかるた/かんころ/がんころし

「き」の部 一五一
きうぢやう/きくあはせ/きそひうま/ぎちやう/きづ/きのぼり/ぎつかんこ/ぎつちやう/きつねけん/きつねのおまど/きはちまはし/きんきう

「く」の部 一六四
くぎごま/くさあはせ/くひうち/くびつぴき/くびひき/くらべうま/くるまがへり/くるみうち/くわんいすごろく

「け」の部 一九二
けいば/げたかくし/げへ/けまり/けん/けんけん/けんずまふ/けんだま

「こ」の部 一九九
ごいしあそび/ここはどこのほそみち/ことりあはせ/ことりおに/ことろことろ/こばよ/こぶしはづし/こふやしおに/こほりすべり/こま/こまつひき/ごみかくし/こめつき/こゆみ/ごんごんごま

「さ」の部 二二六
ざうりかくし/さぎあし/さぎずまふ/さざえうち/ざとうすまふ/さるがへり/さるわり

「し」の部 二二九
しうきく/しうせん/しだら/しつぺい/しなだま/じふろくむさし/しゃうぎ/しやうぎあそび/しやうぎたふし/じやうどすごろく/しやうぶたたき/しやうぶのねあわせ/しやうやけん/じやくぐり/しやちほこだち/しやぼんだま/じやんけん/じゆんくわんぎ

「す」の部 三〇九
ずいずいずっころばし/すぎたち/すごろく/すずめこゆみ/すねおし/すまふ/すわりすまふ/すゐじあうしよぐわ

「せ」の部 三五九
ぜにごま/せんそやまんぞ

「た」の部 三六四
たかあし/たかがり/たがまはし/だきう/たきものあはせ/たくあんおし/たけうま/たけがへし/たこ/たこあげ/たすけおに/たなばたまつり/だま/たまくり/たまりおに/たるにんぎやう/だるまおとし/だんき/たんごのせつく

「ち」の部 四六二
ちうがへり/ぢむしつり/ちやうま/ちんちんもがもが/ぢんとり

「つ」の部 四六五
つくばね/つけぎひき/つなぎおに/つなひき/つばなつばな/つぼうち/つりぐひ

「て」の部 四七八
てぐるま/てしばり/でたりひつこんだり/てつどうごま/てぬぐひひき/てのひらおし/てのひらかへし/てまりあそび/てるてるばうず/てんぐはいかい/でんぐりかへり/てんぐるま/てんしやうかるた/てんてんてんぢく

「と」の部 四九三
とうせんきよう/どうどうめぐり/とうはちけん/とびしやうぎ/とらけん/とりあはせ/とりさし/とんぼがへり/とんびだこ

「な」の部 五一五
なぞ/なつご/ななつご/なはとび/なんこ

「に」の部 五二五
にぎりひらき/にぎりひらきうち/につくび/にらみくら/にんぎやうだる

「ぬ」の部 五二九
ぬすびとかくし/ぬすみしやうぎ

「ね」の部 五三〇
ねことねずみ/ねずみごつこ/ねずみとり/ねつき/ねつくひ/ねつくひうち/ねんが/ねんがら

「の」の部 五三五
のりゆみ

「は」の部 五四四
ばいごま/ばいまはし/はいろん/はうびき/はかたごま/はごいた/かさみしやうぎ/はじきいし/はじきしやうぎ/はしごおに/はしらとつつき/はしらまはり/はしらつら/はちまきとり/はなかるた/はなはな/はなび/はね/はねつき/はまなげ/はまゆみ/はるごま/はんじもの

「ひ」の部 五七八
ひひなあそび/ひひなまつり/ひきおとし/ひつぱりつこ/ひととり/ひとやどおに/ひまはし/びやぼん

「ふ」の部 六〇〇
ふくわらひ/ぶしやうごま/ふたやどおに/ふたりおに/ふなくらべ/ぶらんこ/ふりしやうぎ/ぶりぶり

「へ」の部 六〇九
ぺつたんこ/へんつき

「ほ」の部 六一二
ぼうおし/ぼうぬきうち/ぼうねぢ/ぼうひき/ほたるかり/ほんけん/ぼんぼん

「ま」の部 六二〇
まくらひき/まぜけん/まつばきり/まはりのこぼとけ/まはりしやうぎ/まひまひつぶり/ままこだて/まりあそび/まりうち/まりつき/まるおに/まるわたり

「み」の部 六三三
みづいはひ/みづじ/みづてつぱう

「む」の部 六三七
むかうのおばさん/むさし/むしけん/むしゑり/むちごま/むつむさし

「め」の部 六四二
めかくしおに/めくらおに/めくらべ/めじろおし/めなしどち/めんうち/めんがた/めんこ/めんないちどり

「も」の部 六四六
もじくさり/もじゑ/もんどり

「や」の部 六五四
やうきゆう/やさすがり/やつこだこ/やどなしおに/やぶさめ/やまぶしあそび

「ゆ」の部 六七二
ゆきあそび/ゆびきり/ゆびくぐり/ゆびずまふ/ゆびまはし

「よ」の部 六七九
よどのかはせ/ようよう

「ら」の部 六八一
らかんまはし/らんご

「り」の部 六八四
りうご

「わ」の部 六八六
わまはし

「ゐ」の部 六八七
ゐご/ゐんふたぎ

■書評
鷹狩、蹴鞠、流鏑馬から、将棋、なぞかけ、鬼ごっこ、ひな祭り、端午の節句まで、古来からの日本の遊戯を収集した字典。羽田元首相の実家が経営する書店から復刻出版。

○■野生のカモシカ――その謎の生態を追う■2017年03月14日 22:24

後のツキノワグマ研究所理事長、米田一彦氏によって7年間の野外観察を積んで描かれたニホンカモシカの生態



米田 一彦 (著)
-: 218ページ
出版社: 無明舎出版局 (1976/11)

■商品の説明
著者について
米田一彦(まいた かずひこ)
昭和23年青森県十和田市に生れる。昭和43年秋田大学教育学部科学研究室に入学するが、3年で生物研究室へ転入。以後、動物のそばをかたときもはなれない。昭和48年、卒業と同時に秋田県鳥獣保護センターに就職。現在に至る。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
一章 カモシカと私 ……………………………1
[I] 出会い………………………………………2
[II] カモシカと人間…………………………10
二章 観察日記…………………………………29
伐根/糞/赤ちゃん/一日の生活記録/鳥獣保護センター/子別れ/授乳/赤ヒゲとクロ/双生子/豪雪/収容/闘争/ツノ/休息穴/意志伝達・認知行動/雨を嫌うか/夜間活動/ファミリーとテリトリー/交尾/人工哺育/連続観察/伐採とカモシカ/食害と保護
三章 私の動物誌………………………………179
キツネ撮影記 ………………………………180
クマ撮影記 …………………………………183
タヌキ撮影記 ………………………………189
八郎潟のネズミ ……………………………191
ガラパゴス旅行記 …………………………193
アラスカ旅行記 ……………………………210
あとがき ………………………………………218

■書評
後のツキノワグマ研究所理事長、米田一彦氏によって7年間の野外観察を積んで描かれたニホンカモシカの生態

○■赤紙と徴兵――105歳 最後の兵事係の証言から■2017年03月02日 20:45

村役場で兵事係を務め、敗戦後命令に背いて資料を保管していた105歳老人の体験を中心に、国が戦争を行うとは国民にとってどのような体験なのかを伝える



吉田 敏浩 (著)
単行本: 318ページ
出版社: 彩流社 (2011/8/1)

■商品の説明
内容紹介
兵事書類について沈黙を通しながら、独り戦没者名簿を綴った元兵事係、西邑仁平さんの戦後は、死者たちとともにあった―全国でも大変めずらしい貴重な資料を読み解き、現在への教訓を大宅賞作家が伝える。渾身の力作。

村人に毎日のように赤紙(召集令状)を届けつづけた兵事係、西邑仁平さん(105歳で亡くなった、滋賀県大郷村〈現・長浜市〉)は、敗戦時、軍から24時間以内の焼却命令が出ていたのに背き、命がけで大量の兵事書類を残した。「 焼却命令には合点がいきませんでした。村からは多くの戦没者が出ています。これを処分してしまったら、戦争に征かれた人の労苦や功績が無になってしまう、遺族の方にも申し訳ない、と思ったんです」 警察や進駐軍による家宅捜索への不安の毎日。妻にさえ打ち明けることができなかった。100歳を超え、ようやく公開に踏み切った。赤紙は軍が綿密な計画のもとで発行し、人々を戦地に赴かせていた。兵事係は、その赤紙を配るだけでなく、戦死公報の伝達や戦死者の葬儀なども担っていた。

内容(「BOOK」データベースより)
命がけで残した兵事書類について沈黙を通し、独り戦没者名簿を綴った元兵事係の戦後は、死者たちとともにあった―。なぜ、国家は戦争ができたのか、なぜ、かくも精密な徴兵制度が稼働したのか、戦争遂行は上からの力だけではなかった。村の日常から戦場への道のりを追った力作。

著者について
1957年生まれ。1985~88年にビルマ(ミャンマー)北部のカチン人など諸民族の村々を訪ね、少数民族の自治権を求める戦い、山の森と共に生きる人々の生活・文化などを取材した。その記録『森の回廊』(NHK出版)で、第27回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は現代日本社会における生と死の有り様、戦争のできる国に変わるおそれのある日本の現状を取材している。著書に『宇宙樹の森』、『北ビルマ、いのちの根をたずねて』、『生と死をめぐる旅へ』、『ルポ 戦争協力拒否』、『反空爆の思想』、『密約』など。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉田/敏浩
1957年、大分県臼杵市生まれ。ジャーナリスト。アジアプレス所属。ビルマ北部のカチン人など少数民族の自治権を求める戦いと生活と文化を長期取材した記録、『森の回廊』(NHK出版)で’96年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
第一章 密かに残した兵事書類 3
焼却命令に背いて/徴兵適齢期とは/戦争を知るための証として/徴兵検査への道/「皇国民タルノ自覚」/徹底した選別/所在不明者を捜せ/徴兵忌避と失踪/巨大な鉄の箍(たが)/現役兵、入営す

第二章 ある現役兵の戦場体験 33
昭和十七年の現役兵に告ぐ/出征の日/中国大陸の戦地で/現地で食糧を奪いながら/住民を捕まえて「苦力」に/命だけあったらいいと

第三章 赤紙を配る、赤紙が来る 49
兵隊に取られる/召集と動員/召集の仕組み/真夜中に来る赤紙/動員の克明な記録/赤紙を配る使者/上海事変での召集/「召集令状受領証」に残された文字/ある少尉の自刃/捕虜になった身を自ら責めて/美化された軍人の自決/一枚の赤紙が運命を左右した

第四章 出征した兄弟たちの戦記 87
来るべきものが来た/「事変備忘録」の言葉/大曠野の行軍/「南京大虐殺はありました」/戦争そして帰還/弟たちの出征/フィリピン戦線へ/上陸作戦中に戦死す/生と死の狭間/バタアン半島の死闘/マラリアに倒れて

第五章 誰をどのように召集したのか 121
「赤紙が来たんかねー」/出征する兄を見送って/兄が戦地から帰って来た日/「村内巡視心得書」/赤紙が届いた家に目を光らせる/秘密だった召集の仕組み/在郷軍人の個人情報を収集/「在郷軍人所在不明者」の捜索/「在郷軍人身上申告票」/在郷軍人の職業・特有技能を把握/兵士の「身材」/各兵種に必要な特有技能/動員のための膨大な準備/戦時召集猶予者/国家総動員体制

第六章 兵事係と銃後 171
国防献金/銃後の護り/非常時の協力一致/出動部隊の歓送/地域ぐるみの行事/武運長久祈願祭/「満蒙ハ我ガ国防ノ生命線」/国民の戦争支持の熱意/戦地と銃後を結ぶ慰問袋/軍事援護事業/銃後奉公会と挙国一致/派遣軍人の家庭状況調査/傍聴というスパイ対策/「スパイは汽車に井戸端に」/戦没者の村葬と戦死の現実/慰霊祭と靖国神社合祀/草の根の戦争支持

第七章 海軍志願兵 223
「海軍は君等を待っている」/志願兵募集に力を注ぐ/志願者数の割当/いかに志願兵を増やすか/割当員数を確保せよ/つくられた海軍志願兵/海軍と志願兵への憧れ/志願兵合格の日/時世の歌を書いて/軍艦「長良」乗組員に/太平洋上の戦闘/「お母さーん、お母さーん」という声が/「巡洋艦長良交戦記録」/偽りの「大本営発表」/生き延びたことへの引け目/戦死した同級生たち

第八章 死者たちとともに 265
戦死の告知/「また仁平さんが来はった!」/兄弟それぞれの道/次々と赤紙が/「国民兵役編入者職業健康程度調査」/兵力の膨張/戦死の知らせ/赤紙配達の青年も戦場へ/戦地からの手紙/故郷と家族への思い/兄の戦死を信じられない/村の戦没者名簿

あとがきに代えて―白骨街道と赤紙 303
主要参考資料 314

■「あとがきに代えて」の途中の部分から
  なぜ、かくも多くの日本の男たちが、家族と共にいる生活の場から引き離されて、広大なアジア・太平洋の異国の戦場にまで赴かねばならなかったのだろうか。
  元々、個人的には何の対立関係もなかったはずの他国の男たちと、なぜ敵同士になって殺し合わなければならなかったのだろう。
  なぜ、戦闘や飢えや病で命を落とさなければならなかったのか。どうして、「白骨街道」のような惨状になてしまったのか。
  私はビルマで、何度も考えされられた。

■書評
村役場で兵事係を務め、敗戦後命令に背いて資料を保管していた105歳老人の体験を中心に、国が戦争を行うとは国民にとってどのような体験なのかを伝える

◎■「氣」の威力■2017年02月09日 18:23

「氣(気)」を含むたくさんの表現を持つ日本語。その意味がわかった氣がします。


藤平 光一 (著)
単行本: 278ページ
出版社: 講談社 (1990/4/18)


藤平光一 (著)
フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 8017 KB
紙の本の長さ: 177 ページ
出版社: 幻冬舎 (2015/1/30)

■商品の説明
内容紹介
氣を生活に応用すれば人生はこんなに変わる「氣」は特別なものでなく全て理にかなっている.心身を統一し,天地の氣と交流すればまちがいなく人生の勝利者となれる.王・広岡・長嶋氏や宇野千代氏絶賛の書

内容(「BOOK」データベースより)
あなたにも、わけなく「気」のエネルギーが出せる―。合気道十段の著者が生涯をかけて確立した「気」の応用、決定版。

著者について
1920年栃木県生まれ。慶応義塾大学卒業。助膜炎にかかるなど病弱のため、強い体と心を求めて、禅やみそぎの呼吸法を修行。19歳のときから合氣道を学び、最高段位10段を得る。1953年渡米、ハワイ州をはじめ20州に合氣道を普及する。「氣」による王貞治選手の一本足打法の指導、千代の富士の脱臼を看るなど、つとに有名。1971年「氣の研究会」を組織し、以後心身統一道・氣の原理普及に努める。同会会長。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤平/光一
1920年1月20日、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。肋膜炎にかかるなど、幼少のころより病弱だったため、強い心と身体を求めて、坐禅や神道の「みそぎ」の呼吸法を修行。19歳から合気道開祖の植芝盛平に師事。後に最高段位である十段を得る。終戦後から中村天風に師事。1953年から単身で世界をまわり、アメリカを皮切りに合氣道の普及に尽力する。1974年以降、氣の原理(心が身体を動かす)に基づいた心身統一合氣道を世界中に普及し、多くの指導者を育成する。2011年5月19日、91歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、単行本版に関連付けられています。

■目次
プロローグ 氣は誰にでも出せる
「氣」が打たせた王の七〇〇号ホームラン 13
氣の出ている人、引っ込んでいる人 16
氣が生んだ江川投手の剛速球 17
あなたにも氣が出せることを証明する 20

第一章 氣とは何か
なぜ「気」を「氣」と書くのか 25
氣とはいったい何か 26
人間の心も肉体も氣が大本 29
天地の氣を囲ったものが生命 30
ハーバード大・アイゼンベルグ博士との対話 32
陰陽五行説の間違い 34
六十歳でも現役力士を投げ飛ばすことができる 115
力を使わずに瞬時に相手をひっくり返す技術とは 117
相手にふれずに投げることは不可能 119
同時に飛びかかる七人の大男を投げ飛ばすことがなぜ可能か 120
背後から不意に飛びかかる人間がわかる 124
"氣の配り"とは 127
眼球障害のウィルソン・ラウ氏は氣で立ち直った 129
強い統一体をつくる「一教運動」とは 132

第三章 私はいかにして氣を体得したか
先祖は栃木県赤羽の代官だった 139
祖父が頭取の下野銀行が倒産 141
母の力で返した七〇万円の大借金 142
もともと虚弱児だった私 143
九歳で柔道家の父から柔道を教わる 144
十六歳で慶応予科へ 145
肋膜炎で運動禁止の診断を受ける 147
体の故障が病、氣まで病むのが病氣だと悟る 148
山岡鉄舟の高弟・小倉鉄樹の著書を読んで開眼 150
坐禅の会「一九会」入門 152
厳しい修行の結果、肋膜が完治 153
「天上天下唯我独尊」というあだ名の由来 156
私はなぜ合氣道の門を叩いたのか 158
先生以外に私を投げ飛ばす者がいなくなった 161
応召――東部第三六部隊二等兵 164
何ともなかった軍隊のしごき 168
初めての銃剣術で下士官をまかす 170
豊橋予備士官学校へ中隊一番で入校 172
私は立ったまま眠ることができた 174
部隊でただ一人教育総監賞受賞 177
戦地で欠かさなかった一日二〇〇回の藤平式呼吸法 179
戦闘――死の恐怖のなかで悟った 182
臍下の一点に心をしずめて統一することを知る 184
徳富蘇峰の漢詩添削を断る 186
「心が体を動かす」ことを学んだ中村天風先生との出会い 188
合氣道とは天地の氣に合するの道 190
氣の原理を世界に広める 191
ハワイでプロレスラーを投げ飛ばす 193
合氣道十段位を受ける 196
ヨーロッパに広まった氣の原理 198

第四章 氣は生活にこうして応用できる
一時間の眼球手術の間まばたきをしなかった青年 203
川に転落した車から無傷で生還した氣の実践者 204
氣を応用して痛くない注射をする 206
人間は草食動物だから汗をかく 208
姿勢が悪いとやる氣が出てこない 209
ゴルフが体によくないわけ 211
動作は左右均等に二度行うのが自然 212
現代人にはジョギングよりもウォーキングのほうが体によい 213
脚の裏側が伸びると若返る 214
どこでもリラックスできる指先ブラブラ体操 217
歩くとき、心を歩くことに向けているか 219
氣を出して難局に立ち向かう 222
"ホラ"を吹くことの効用 274
ダメな子をどう立ち直らせるか 226
子供はすべてよい子である 227
無氣力な子には「鉄の棒になる体」を教える 230
とっさの決断力・判断力を養う 232
藤平式の呼吸法で記憶力・集中力を養う 234
暗示をかければ太陽を肉眼で見つめることも 236
マイナスのクセは鏡に向かって暗示をかける 237
人前や試験であがらない方法 239
あがっているかどうかを自分で調べるテスト 241
不眠症を解消するには 244
熟睡するには足先を温める 245
病氣がなおる氣圧療法とは何か 246
簡単にできる氣圧療法 248
氣圧療法で肩こりを解消してみよう 249
氣圧療法は体のラインにそって行う 251
"藤平式氣の呼吸法"のすべて 254
肝臓病に効く藤平式の呼吸法 257
氣を用いればスムーズになる対人関係 260
年寄りの楽隠居は体に毒 261
老人性痴呆症に勝つ 262
感謝の気持ちが環境破壊を防ぐ 263

第五章 <座談会>「氣」が私を変えた
―出席者 広岡達朗・長島茂雄・王貞治・藤平光一

心を白紙にして学んだら氣が出るようになった 267
長島は先天的に氣が出ている 269
目の前で見せられると信じないわけにはいかない 271
西武ライオンズの主力選手は氣を学んでいる 273
千代の富士の脱臼に氣圧療法をほどこした 275

■カバーそでの言葉(1)
氣の理論はあらゆる場面で応用できる!――広岡達朗
私が「氣」を信じるようになったのは、柔道三段の猛者が小柄な藤平先生にかかっていったとたん、ポーンと投げられるのを目のあたりにしたときです。以後、修行に励み、西武ライオンズの選手を氣の理論を応用して指導し、日本一のチームに育てあげることができたのです。

■カバーそでの言葉(2)
氣が一本足打法を完成させた!――王貞治
私が一本足打法を完成できたのは、荒川コーチに連れられて「氣」を学んだおかげです。打つ瞬間、右足に体重がかかってしまうクセを矯正し、左足一本でビクともしない姿勢を教えていただきました。疑わず、白紙の状態で臨んだから、いい結果が出たのです。

■書評
「氣(気)」を含むたくさんの表現を持つ日本語。その意味がわかった氣がします。

○■内観法■2017年01月31日 19:20

内観法は洗脳なのかそれとも自己暗示や伝統的な成人儀礼にも通じる手法なのか


吉本 伊信 (著)
単行本: 285ページ
出版社: 春秋社; 新版 (2007/11)

■内容紹介
わずか一週間で人間は劇的に変わる----。不安、嫌悪、恨み、暴力、破壊......。解決の糸口は内観にあった!
古くから日本に伝わる宗教的修行法に改良を加え、宗教色を払拭した、独自の心理療法・自己変革法を確立した著者の「自伝的」内観入門書。

内容(「BOOK」データベースより)
古くから日本に伝わる宗教的修行法に改良を加え、宗教色を払拭した、独自の心理療法・自己変革法を確立した著者の「自伝的」内観入門書。

内容(「MARC」データベースより)
一週間の集中的反省が、人間を奇跡的に変える。今、日本のオリジナルな心理療法として世界から注目。浄土真宗から出発し、特定な宗教にこだわらない自己洞察の方法、内観法を紹介する。65年刊「内観四十年」の改題。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉本/伊信
大正5年奈良県大和郡山市、浄土真宗の信仰の篤い家庭に生まれる。昭和7年奈良県立郡山園芸学校卒業。昭和11年浄土真宗の修行法「身調べ」を実修。昭和12年非常な辛苦ののち、宿善開発を体験。内観法の普及を開始。昭和13年会社を経営しながら、内観法普及に励む。昭和16年「内観法」の名称と形式をほぼ確定。昭和29年内観法を奈良少年刑務所で実施。京都・大阪・和歌山各刑務所の篤志面接委員を拝命のほか、全国各地の矯正施設や学校に内観法普及。昭和63年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
新装版について 日本内観学会会長・東京大学教授 村瀬孝雄 1
内観とは何か 信州大学教授 竹内 硬 7

一 私の求めた道 31
1 妹の死 32
2 故郷の人々 38
3 真実を求めて 45
4 西本諦観師 57
5 初めての実習 59
6 寺本師のお育て 64
7 家出 69
8 洞穴の独り開悟 78
9 嘘の講習会 88
10 方針決定 91
11 ついに宿善開発 95

二 道に励みつつ 103
1 岳父の入信 104
2 商業への精進 106
3 大改革 108
4 高田の母 114
5 サキヱ姉の求道 117
6 教えの方針 119
7 上野貞造さんと寺本清祐師 121
8 教えのモットー 124

三 内観の大衆化 130
1 女子工員に試行 130
2 戦争の終結 132
3 商道と内観 134
+商道と内観 池田助二
4 さまざまな試み 162
5 求道者は金の延べ棒 163
+業報に泣く 米沢諦順
6 病と闘いつつ 169

四 矯正教育界へ―八年の歩み(昭和二十九年~三十七年) 176

五 内観を行った強迫神経症の一例
●岡山大学医学部 横山茂生・洲脇 寛 201

六 内観の実例 213
1 面接記録 213
2 内観のあと 219

付 精神医との質疑応答
●東京慈恵会医科大学精神神経科心理療法研究会にて 225

あとがき 261
著者記 264
吉本伊信略年譜 267
『内観四十年』を読んで 佐藤幸治 272

■「新装版について」の冒頭部分
  本書は『内観四十年』の新装版で、著者のご遺族はじめ筆者も原題のままを強く希望しましたが、諸般の事情で改題して再刊されることになりました。まず、読者のご了承をお願いする次第です。
  吉本先生は、数えの九歳で妹様を亡くされたのが契機でご母堂の真剣な信心に付き合って仏道への強い結び付きをもつこととなり、この時に内観への道の第一歩が始まったと考えておられ、以降四十年の歩みを四十九歳の時に記されたのが本書に他なりません。内観を学問的に理解する上でもかけがえのない資料ですが、同時に内観への入門書等多くの価値が秘められていると考えられます。

■「内観とは何か」の冒頭部分
  五十三回も万引した中学生、小学校を次々に焼きはらった放火青年、十六歳からヤクザの世界に入り、あらゆる犯罪に手をそめ、十三年も刑務所で過ごしてきた親分、これらの人々がわずか一週間の"内観"によって、忽然として、別人のごとく人が変わり、その後、世の過ちを犯しつつある不幸な人々の救済に奮闘している。それはまことに現代の奇跡である。この内観法なるものは、奈良県大和郡山市、吉本伊信氏が、古来、日本に伝わったさまざまな宗教的修行法をもとにして、現代的にこれを改造し、簡易化し、独自な様式を創案したものである。そしてこれは、今や宗教性を全く除去し、一個の科学的な精神治療法となっているものである。

■「著者記」の冒頭部分
  以上かんたんですが、内観法のあらましをご紹介しました。本文でも申しましたように、内観は理屈ではなく、なによりも実際に体験していただくところに価値があります。教養を深めたり、理論をたくわえていくには、書物その他に頼ればよいのですが、自分をよくみつめ、自分の姿を正確につかむためには、外界から遮断された場で、徹底的に自分一人で、生身の自分と向き合う以外に方法はありません。

■書評
内観法は洗脳なのかそれとも自己暗示や伝統的な成人儀礼にも通じる手法なのか

○■サンカと説教強盗〔増補版〕■2017年01月15日 14:18

大正15年から昭和4年にかけて60件を超える窃盗・強盗事件を起こして帝都を騒がせた、サンカ出身とも言われる説教強盗。その逮捕までの経緯を推理する前半部分は面白い。


礫川 全次 (著)
単行本: 255ページ
出版社: 批評社; 増補版 (1994/12)

■商品の説明
内容紹介
昭和初期、帝都西北部の新興住宅地をねらう強盗が跋扈した。説教強盗妻木松吉。その兇悪な手口から捜査当局は説教サンカ説を流す。後のサンカ小説家三角寛らも関わった事件の真相を追う。
内容(「BOOK」データベースより)
昭和初期、東京に「説教強盗」が現れた。その名は妻木松吉。その兇悪な手口から、警察は犯人サンカ説を流した。捜査当局に対抗し犯人を追う、後のサンカ小説家、新聞記者三角寛。大戦を前にして物情騒然たる帝都の、富裕な新興住宅地西北地区にねらいを定めた一世説教強盗の、謎に包まれた出自と捕まるまでの犯行経路を追う。

内容(「MARC」データベースより)
大正末期から昭和初期に「帝都」を震憾させた説教強盗。事件の背後に見え隠れするサンカ。事件の全貌を克明に調べ上げ、実像と虚像が同居し、現像までが交錯するサンカと説教強盗の真相に肉迫する。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
礫川/全次
1949年生まれ、在野史家。フィールドは、近現代史、犯罪・特殊民俗学。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 3
第一章 説教強盗とは 13
泣く子も黙る説教強盗 14
前代未聞六五件の強盗 17
用意周到な犯行計画 24
強要・暴行・説教 25
どんな犬でもひとにらみ 30
意表をついた逃走経路 31

第二章 説教強盗事件の地理 35
事件の地理的背景 36
旧東京から大東京へ 37
関東大震災の影響 40
城西・城北への人口移動 42
説教強盗の出没範囲 44
西巣鴨町字向原 47
説教強盗の地理感覚 52

第三章 翻弄された捜査陣 53
小沼米店における失態 54
高田署前における失態 56
旧態依然の捜査体制 58
魔の時代、昭和初年 60
捜査体制の一新 62
小沼米店の指紋をめぐって 63
鮮明な四指の指紋 65

第四章 説教強盗捕縛さる 67
前科一犯妻木松吉 68
不自然な経緯 71
捜査当局の秘密 73
左官「屋久米吉」 75
空前の大ニュース 76

第五章 新聞記者三角寛の挑戦 83
超人的な取材活動 84
新聞と警察 86
十二月三〇日記事 88
三角寛、犯人をキャッチ 91
追いつめられた捜査当局 93

第六章 説教強盗「山窩」説 99
俗説の発生源 100
黒装束五人組 103
特殊な侵入盗 105
薄弱な根拠 107
不幸な生い立ち 108
義父と松吉 111

第七章 「山窩」の虚像と実像 113
近代「山窩」像について 114
警察用語としての「山窩」 116
特殊な侵入盗と忍者 117
凶悪犯グループと忍者 119
サンカ集団と忍者 122
忍者・山窩・警察 123
虚像としての「山窩」 125

第八章 「サンカ」とは何か 127
サンカの定義 128
サンカをめぐる難問 130
サンカの語源 131
サンカの源流 134
サンカと下層生活者 136
組織性と犯罪性 140

第九章 サンカの漂泊性と被差別性 145
宮本常一のサンカ観 146
サンカと山中の住民 148
サンカの被差別性 150
番非人とサンカ 152
番非人とサンカの共通性 156

第十章 三角サンカ学の意味 159
新聞記者から小説家へ 160
山窩小説の意味 162
サンカ学研究の動機 164
三角サンカ学の特徴 165
最後のサンカ集団 167
説教・口説き・物乞い 169

補章 サンカ再論 173
資料編①~⑧ 189
あとがき 254

■「はじめに」
  サンカとは何か。
  ある時は古代からの伝承を伝える一群の人々であり、ある時は山野を疾駆する超人的パワーの持ち主である。またある時は警察を出し抜く特殊な犯罪集団である。
  しかし、結局の所、これらサンカ像は、現実に押しつぶされた現代人がサンカに仮託した「虚像」に過ぎないのではないか。
  人々は自らの渇望に基づいて、勝手なサンカ像を創り出しているに過ぎないのではないか。サンカが既に過去の存在であることを十分知りながら。
  従来のサンカ論にあきたらなかった私は、三角寛がサンカと関わることになった説教強盗事件について詳しく調べなおしてみようと思いたった。この事件がなければ、三角のサンカ小説もなかっただろうし、サンカの存在が広く知られることもなかっただろうからである。
  ところが、この説教強盗事件というのは実に妙な事件であり、調べれば調べるほど不可解な点が出てきた(謀略事件としか思えない一面がある)。しかも、犯人がサンカ出身というのも単なる「ウワサ」に過ぎず、確たる証拠は何もなかったのである。
  本書は、サンカ論を目指したものではあったが、この不可解な事件にややページを割きすぎたかもしれない。しかし、この事件を詳しく追ってみたことによって、従来のサンカ像とは違う「現実的」なサンカ像が見えてきた気がする。もっとも本書で示し得たサンカ像はまだ極めて未成熟なものであり、今後さらに「現実」に追っていかなくてはならないと感じている者である。
  読賢の御批判を期待したい。
〔付記〕本増補版は、初版に補章及び資料編を加えたものである。初版にあった誤字等は訂正し、数か所で表現を改めたが、内容の改訂はおこなわなかった。「まえがき」、「あとがき」も元のままである。右付記する(一九九四・八・二七)。

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サンカと説教強盗―闇と漂泊の民俗史

■書評
大正15年から昭和4年にかけて60件を超える窃盗・強盗事件を起こして帝都を騒がせた、サンカ出身とも言われる説教強盗。その逮捕までの経緯を推理する前半部分は面白い。