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○■イヤな仕事はやらないで済ませられる■2017年03月23日 10:17

イヤな仕事をやらないで進みたい方面の仕事で生きていく具体的方法



ウイリアム・J・ライリー(著)
福原誠一(訳)
-: 182ページ
出版社: 白揚社 (1956)

■商品の紹介
内容
『イヤな仕事はやらないで済ませられる』
――仕事がイヤでイヤでたまらない人に捧ぐ――

あなたは・・・現在の仕事にあきている!!
あなたは・・・仕事にすべて満足していない!!
あなたは・・・仕事を面白くやる事ができない!!
――もし、この様な状態に該当するのでしたらあなたにとって、そ れは危険である。一刻も早くそんな状態から抜け出しなさい。本書 には、
1. 仕事を面白くうまくやる法
2. 欲しいだけのお金を容易にうる法
3. あなたの将来を、これから楽しく作りだすにはどうすればよい か、等が科学的に示されている。
仕事を楽しみながら生活できたらどんなに幸福であろう。イヤな仕 事を捨てて楽しい仕事に移る方法を、実例を挙げてすぐ役立つよう 示している。高校・大学生から、60才の定年すぎた人にいたるま で、年代別に好きな仕事をしながら金を得て、将来の楽しい生活に 移る方法を教えている。

■著者について
W・J・ライリー
米国の権威ある人事相談所の最高顧問であり、哲学博士である。一九三二年ストレイト・スィンキング協会を設立し、その会長となり、経営と職業の問題の指導に従事している。

福原誠一(ふくはら・せいいち)
昭和十五年東京商大卒業。現在某有名会社総務部長付、経営研究会委員、日本事務管理専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
☆仕事とは何だろうか?
☆イヤな仕事はやらないで済ませられる
      何を職業とするかについて選ぶときは
☆何故、あなたはやりたいことをやらないか
☆第一歩を踏み出す       前途の障害にイジけないこと ☆自分のすきな道に入り込んでゆくこと
      現在の仕事からすきな道に移る原則
☆あなたは対人関係をしっかりつかむこと
      自分の上役をとびこえないこと
      約束したことはきっと守ること
      どうして頑固な人の気持ちをやわらげるか
☆もし貴方が三十五才になっていなかったら
      どうやって自分の考えを人に売り込むか
      昔の上役、旧友を大切にすること
      自分の進路を図にかいておくこと
☆貴方が三十五才から五十五才の間だったら
      消極的な考えにおちこまないように
      五十五才以降の計画について
☆もしもあなたが五十五才をこえていたら

■帯より
あなたの毎日の仕事は楽しいですか、辛いですか、まだ見込みがありますか・・・もしイヤでイヤでたまらないなら一刻も早くそこから抜け出さなければいけません。本書は、”仕事を楽しくうまくやる法””欲しいだけのお金を短期間に得るアイデア””あなたの将来をこれから有効に作り出すにはどうすればよいか”等を科学的に教えます。

■書評
イヤな仕事をやらないで進みたい方面の仕事で生きていく具体的方法

○■トンガの文化と社会■2016年09月06日 19:55

南太平洋の小さな島国は、トンガ帝国とも呼ばれる海洋国家を作り、強大な権力を持つ王がいた


青柳 まちこ (著)
ハードカバー: 260ページ
出版社: 三一書房 (1991/11)

■商品の紹介
内容
長年にわたるオセアニア研究の初期に書かれた論文を中心にして編まれた書であり、全体としてトンガのイメージが読者に違和感なく伝わるように構成されている。
本書の特徴は以下の五点。
(1)土地制度と海外移住の因果関係
(2)キリスト教の受容にともなう西洋化
(3)家族、親族、そして社会組織と非単系的集団に関する社会人類学的研究
(4)余暇感
(5)子育て論
「余暇」と「子育て」という著者独自の視点が本書を出発点としていることは注目に値する。

著者について
青柳まちこ
東京女子大学文学部卒業、東京都立大学大学院修了(文化人類学専攻)
清泉女子大学助教授をへて、
現在、立教大学文学部教授、文学博士。
主な著書
『遊びの文化人類学』(講談社・現代新書)
『女の楽園トンガ』(三修者)
『モテクゲイ――ミクロネシア・パラオの新宗教』(新泉社)
『子育ての人類学』(河出書房新社)など
(データは本の出版時点です)

■目次(大項目のみ)
第I章 トンガ王朝の歴史 9
第II章 トンガの伝統的社会組織 23
第III章 トンガにおける土地制度 45
第IV章 現代トンガ村落における家族と親族 79
第V章 親族の行動 109
第VI章 トンガにおける共同作業集団 135
第VII章 トンガの衣食住 143
第VIII章 余暇観 187
第IX章 子どもの成長と社会化 203
第X章 故郷をあとにする人々 219
あとがき 250

○■フリーター労組の生存ハンドブック―つながる、変える、世界をつくる■2016年06月30日 09:24

一人でも加入できる労組で命を守る


清水 直子 (著), 園 良太 (著)
単行本: 212ページ
出版社: 大月書店 (2009/07)

商品の説明
内容紹介
「自由と生存のメーデー」「麻生邸拝見ツアー」など、斬新な発想とスタイルで話題を呼んできた「フリーター全般労組」に集う多彩な面々が、大恐慌下を生きのびるための知恵を結集!身近な労働/生活問題を乗り切る知恵から、助け合うための仲間づくり、そして社会を変えるための行動まで、コンパクトかつ実用的な全34項目。

著者からのコメント
労働で困ったとき、一人では生きていけなくなったとき、つながりたい・何かやりたいと思うとき、さらに先の行動や考えをめざすとき。人が生きるなかでぶち当たるさまざまなシーンに力を与えられるものをめざした。(中略)どうか本書をバッグの中に入れて、いつでも使いこなしてほしい。(「あとがき」より)

内容(「BOOK」データベースより)
労働がキツイ、生活がヤバイ、孤立がツライ、世の中オカシイ。クビ切り・生活保護からサウンドデモまで。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水/直子
1973年東京都生まれ。フリーライター。フリーター全般労働組合執行委員長(2008年度~)

園/良太
1981年東京都生まれ。フリーター全般労働組合組合員。大学で社会学を学びながらイラク反戦デモなどに参加。卒業後フリーターを経て編集プロダクション「ワーカーズコープアスラン」に就職→解散。現在、求職中。「反戦と抵抗のフェスタ」「麻生を倒せ!ないかくだとう」「憲法カフェ」でも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■帯より
諦める前に、支援者と出会うために クビ切り・生活保護からサウンドデモまで
死ぬな、読め!
労働がキツイ……⇒01~10
生活がヤバイ……⇒11~18
孤立がツライ……⇒19~28
世の中オカシイ…⇒29~34

目次
はじめに 3
1章 働く
01 いきなりクビ!と言われたら 10
02 「売り上げが落ちたから解雇」ってアリ? 15
03 そんな条件、聞いていません! 18
04 働いているのに、給料が出ない…… 22
05 ピンハネに泣き寝入りしない 26
06 過労死・過労自殺から逃げろ! 30
07 セクハラ・パワハラに負けない 34
08 使わなきゃ損!働く人の権利を守る制度 38
09 まともな仕事につきたい! 42
10 「働く」ための相談窓口 46

2章 生きのびる
11 生活を立てなおす その1 50
12 生活を立てなおす その2 56
13 生きのびるために使ってみよう 64
14 ギリギリの命を支えあう場がある 70
15 屋根の下に住まわせろ! 74
16 衣も食も、お金がなくてもクリエイティブに! 79
17 もし、「生きていたい」とすら思えなくなったら 86
18 「生きのびる」ための相談窓口 94

3章 仲間とつながる
19 労働組合という武器の使い方 98
20 立ちあがれば勝てる! 107
21 街へ出てアピールしよう 115
22 ゼロからはじめるデモづくり 121
23 デモで表現しよう 127
24 デモを広める・続けるために 134
25 私たちによる、私たちのための情報発信 143
26 女性どうしでつながる 148
27 地方はつらいよ 154
28 地域・運動を越えてつながる 160

4章 ステップアップ
29 万国の労働者、休め! 170
30 共同妄想で分断を越える 176
31 社長はいらない! 182
32 プレカリアートは増殖する 188
33 民主主義を想像/創造する 194
34 戦争と貧困のスパイラルから降りる 201

あとがき 209

「はじめに」の中ほどの部分から
この本では、フリーター全般労組の具体的な活動や労組界隈の仲間が経験したことを通して、この時代に生きる多くの人、とりわけ若者にとっての共通課題である労働・生活と精神的な不安定さに立ち向かうための実用的な知識をまとめた。
まずは、この社会で働きサバイバルをしていく上で最低限知っておきたいこととして、1章、2章では、解雇、残業代の割り増し、社会保険、生活保護などについての知識を盛り込んだ。でも、知識だけでは足りない、おかしいと頭ではわかっていても、自分一人では「自分のせいだ」「仕方ない」とあきらめてしまいがちだ。理不尽なことに立ち向っていくためには、誰かが支えてくれているという実感、そして、自分たちを取り巻く現実を変えられるという実感が欠かせない。だから、3章で仲間とつながって変えていくというステップを踏んで。4章では、新しい世界をつくっていくいくつかの方法を提案した。
それぞれ項目ごとに独立した内容になっているので、ニーズに合わせて興味や関心のあるところからページをめくってほしい。

書評
本が好き!

?●私のフォト・ジャーナリズム―戦争から人間へ(平凡社新書)●2015年07月10日 10:14

30年間にわたるフォト・ジャーナリストとしての活動を支える思想と苦悩・喜び


長倉 洋海 (著)
新書: 288ページ
出版社: 平凡社 (2010/11/16)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人に出会い、撮り、伝えることとは何か―。パレスチナ、エル・サルバドル、アフガニスタン、フィリピン、山谷、南アフリカ、アマゾン、コソボ、シルクロード…紛争地、辺境に生きる人を撮り続け、たどり着いた写真/報道の可能性。人種や宗教に分断された現代世界と、そこに生きる人々の希望を写し出す。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
長倉/洋海
1952年北海道釧路市生まれ。時事通信社を経て、80年よりフリーランスのフォト・ジャーナリスト。『マスード―愛しの大地アフガン』(宝島社)で第12回土門拳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■「序」より
本書は、30年間にわたって、世界各地の現場で、私が何にカメラを向け、どう撮ってきたのかを、フォト・ジャーナリストとしての視点から、書き起こしたものである。時には、撮影に迷ったことも、自己嫌悪に陥ったことも、機材を投げ出して帰りたくなったこともある。そんな自分の苦悩や喜びを、そのまま書き記した。

■目次(大項目)
序 激動の世界の目撃者から、人間の存在を写し込む記録者へ
  フォト・ジャーナリストを目指す若者へ

第一部 戦場を目指して
ローデシアへ 14
  白人の支配する国/黒人たちの熱狂/ほろ苦い写真家デビュー/元ゲリラ戦士ザンベとの出会い
フリーランスへの旅立ち 25
  探検部でカメラに出会う/戦場カメラマンを目指す/通信社カメラマンに/辞表を出し、フリーランスに
激動の瞬間を求めて 35
  最後の白人帝国、南アフリカ共和国へ/ソマリアへ/中東の火薬庫パレスチナへ/アフガニスタンへ/傷心の帰国
第二部 戦争から人間へ
内戦下のエル・サルバドルへ 58
  難民キャンプのやさしき人々/死を記録するカメラマン、ペドロ/ゲリラと政府軍の戦闘/生と死を通して見えてきたこと/「自分の写真」への一歩
虐殺の地、ベイルート 76
  二度目のパレスチナ/大虐殺/カメラを持つ者として
アフガニスタンの戦士、マスードとの百日 82
  同じ若者として/過酷な船旅/マスードとの出会い/若き指導者、マスード/イスラム戦士たちとの生活/「戦争」を伝える
イスラム革命下のイラン 104
  ホメイニ氏の革命/完全な失敗
フィリピン、民衆による革命 106
  革命前夜/スラムの生活/軍の暴力/決定的瞬間の「前夜」
エル・サルバドル再び 121
  二度目のエル・サルバドル/戦場で生死を分けるもの/終わらぬ内戦/「戦争」の背景を撮る/戦争から人間へ/出会った子どもたち/撮り続けて見えてくること
日本へ 140
  寿町のフィリピン人/日雇い労働者の街、山谷/ふるさと釧路へ
南アフリカの大地で 162
  アパルトヘイトの終焉/金鉱労働者ソロモンとのクリスマス/南アフリカの大地に生きる
熱帯の密林、アマゾンへ 175
  緑の魔境へ/クリカチ族の村へ/ヤノマミ族の村へ/森の哲人アユトンの言葉/人間の根っこを撮る
コソボのザビット一家 190
  破壊された大地/ザビット夫婦と七人の子どもたち/未来を考えた報道を/再生に向けて
私のフォト・ジャーナリズムの原点、アフガニスタンとエル・サルバドル 202
  その後のマスードと戦士たち/マスードの夢を追って/マスードの死/出会いの意味を考える/エルサルバドルの少女スース/内戦を生き抜いて/私のフォト・ジャーナリズムの原点

第三部 新しい世界地図
アフガニスタン、山の学校の子どもたち 238
  取材の恩返しを/子どもたちの夢と笑顔
人が出会い交わる道、シルクロード 244
  新しい挑戦/タクラマカン砂漠ヘ/カシュガルからパミールへ/西域の市場を撮る/サマルカンドへ/アジアを吹き抜ける風/海のシルクロード/東西の交わるトルコで
私のフォト・ジャーナリズム 269
  世界を見て伝えること/フォト・ジャーナリズムと報道写真/人間を撮る/写真の持つ力/私のフォト・ジャーナリズム

写真説明 286

■一言:
ピダハンのいう直接経験の原則から外れるジャーナリズム。やはり限界がありそうです。

○●僕は動物カメラマン●2015年06月21日 09:39

偶然カメラと出会って一生の職業に。


宮崎学 (著)
発行所: どうぶつ社
1983年9月1日発行
163ページ

商品の内容
ガキ大将だった少年が自己に目ざめプロ・カメラマンとして活躍するまでの青春記。話題作を発表しつづける著者の撮影技術も公開。

著者略歴 (「ツキノワグマ」の「BOOK著者紹介情報」より)
宮崎/学
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。『けもの道』『鷲と鷹』で動物写真の世界に新風を巻き起こす。現在、「自然と人間」をテーマに社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として日本全国を舞台に活躍中。1978年『ふくろう』で第1回絵本にっぽん大賞。1982年『鷲と鷹』で日本写真協会新人賞。1990年『フクロウ』で第9回土門拳賞。1995年『死』で日本写真協会年度賞、『アニマル黙示録』で講談社出版文化賞。2002年「アニマルアイズ(全5巻)」シリーズで学校図書館出版賞(本データはこの書籍(ツキノワグマ)が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
立身出世青春編
アルプスの見える村にて 8
"悪ガキ"時代 12
ある事件 19
高校なんかへ行くものか 23
覚悟の買い物 27
楽しかった毎日 32
青春の力だめし 38
雪山の興奮 44
3人の人 64
結婚したい女の子 73
ある自信 75
けもの道 79
ワシとタカ 85
野生の感覚 94

作品編
イヌワシ 17
ハチクマノヒナ 18
カモシカ 35
ツキノワグマ 36
フクロウ 53
モモンガ 54
ヒメネズミ 71
ツミ 72
ハチクマ 89
カンムリワシ 90
イヌワシ・ハヤブサ・ミサゴ 91
オオタカ・ハイタカ 92
ノウサギ 125
ヒメネズミ・テン 126
キツネ・イタチ・タヌキ 127
カモシカ 128

自分流写真術
2つのシステム 102
どんなカメラを使っているか 106
使いやすいレンズ 110
フィルムとフィルターについて 112
撮影の前の準備 114
ニッサン・キャラバン 116
スズキ・ジムニー 119
トライアルバイク 120
観察のための主力武器 122
身をかくすための知恵 131
登山道具 133
メカの開発 136
赤外線感知装置 138
レンズの改造 140
無人管理 145
カメラ・ケース 148
相手を知るための独自な工夫 151
撮影本番、ああ苦痛! 154
動物写真は芸術か? 157
こんなカメラを使ってみたい 160
(作品編はまとまったページではなく、
それぞれの作品が掲載されたページを示しています)。

■あとがきにあたる部分
●私の青春時代は、とにかく無我夢中だったような気がする。 プロに、なれたらなるのではなくて、絶対になるんだといった気持で、日夜、がんばっていたようだった。 ●それだけに、いま思い返してみれば、苦しみ悩んだ"ハングリー"な時代がなつかしくもある。そして、気がついたらプロになっていて、このような本を書かされるはめになってしまった。 ●プロにあこがれ、なれたと思ったら、また別な苦しみのあることに気づいた。 私は、撮影のあい間、それも夜中にこれを書きながら、あらためてプロとは何かを考えさせられた。 ●プロとは、どうやら"生きざま"のすべてをさらけ出さなければならないらしい。 まるでヘビににらまれたカエルのごとく、私はこの仕事を引きうけてしまった。 ●だが、それも"どうぶつ社"という暖かみのある社名に原因があったような気がする。 久木亮一氏には、原稿のすべてにわたってお世話になった。 紙上をかりてお礼申し上げます。●

■一言
生涯の職業と出会った人物の青春期を読みたい。

図説 日本の職人 (ふくろうの本)2015年06月15日 08:22

日本が誇る職人たちの神の手技、ここに極まる。現代の名工30人の物づくりにかける情熱とその逸品を写真と文章で紹介。(「BOOKデータベースより)


神山 典士 (著), 杉全 泰 (写真)
単行本: 143ページ
出版社: 河出書房新社 (2007/10)

■商品の説明
出版社からのコメント
寄木細工、唐紙、鼈甲、半纏、印伝......など、日本が誇る職人たちの神の手技、ここに極まる! 本書は、日本の職人30人からなる手技を通して、忘れられた日本の美意識、生活様式を探訪します。
この国に生まれた喜びを、全国の職人の生き方とその技でかみしめ、贅沢な時間を味わうことができるとともに、「死ぬまで現役」という現代の名工の物づくりにかける情熱とその逸品を写真と文章で紹介していきます。
その職人技をとくとその目で確かめてみてはいかがでしょうか。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
神山/典士
ノンフィクション作家。1960年埼玉県生まれ。信州大学卒業。異文化、アウトロー、地域文化、表現者等をテーマに、さまざまなジャンルの主人公を探し続ける

杉全/泰
1945年福島県生まれ。成蹊大学卒業。写真家石黒健治に師事し75年独立。人物写真、北欧やアジアの信仰に関する写真を新聞雑誌、単行本、写真展などに発表している。泰工房主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■一言:
ものづくりの情熱に後押しされた無休生活

△●日本一の変人経営者―CoCo壱番屋を全国チェーン店に育てた男の逆境力●2015年05月30日 11:20

「行き当たりばったり」という言葉の裏にある信念


宗次 徳二 (著)
単行本: 214ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2009/11/13)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
常識の逆をやれば上手くいく。オンリーワン、ナンバーワンへのこだわり。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宗次/徳二
1948年、石川県生まれ。愛知県立小牧高等学校卒業後、八洲開発株式会社を経て、1970年、大和ハウス工業株式会社入社。1973年に独立し、岩倉沿線土地を開業する。1974年、喫茶店「バッカス」開業。1978年、「カレーハウスCoCo壱番屋」を創業する。1982年に株式会社壱番屋を設立し、代表取締役社長に就任。1998年、同社代表取締役会長に、2002年には引退し創業者特別顧問となる。2003年、NPOイエロー・エンジェルを設立し、理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
まえがき 3
プロローグ
・日本一の標語「お客様 笑顔で迎え 心で拍手」 16
・「ニコ、キビ、ハキ」が壱番屋のモットー 18

第一章 逆境に生まれ育ち、生涯の天職に出会う
・「人生を決定づけた日本一のパートナーとの出会い」 26
・「スーツを捨て客商売に天職を見出す」 38
・「モノのサービスより真心のサービス」 43
・「低迷続く不振店を救った口コミの威力」 48
・「拡大余地ある出前サービスに挑戦」 53
・「こだわりの味より普通の家庭的な味がいい」 58
・「天涯孤独に生まれ極貧の少年期を過ごす」 63
・「貧しい家計を支えた早起きのアルバイト」 67
・「逆境が楽天的で前向きな性格を培った」 74

第二章 無我夢中で働き、日本一幸せな経営者に
・「開店記念の二日間は大盛況だったが」 82
・「失敗は無駄ではない、必ず後で生かされる」 86
・「カレー専門店にすべてを賭け、喫茶店を売却」 90
・「ライスの量と辛さはお好みで、が大ヒット」 96
・「FC加盟の当初条件は夫婦二人、専業で取り組むこと」 102
・「殺到する応募の断りの口実で悩む」 107
・「社員の独立を促すブルーシステム発進」 110
・「なぜBSで独立すると成功の確率が高いのか」 113
・「実験的なファミリー向け店舗が超繁盛店に」 117
・「店舗数増より失敗店を出さないことを優先」 123
・「全国各地で新規出店を加速、株式公開を果たす」 127
・「信頼できる日本一の後継者に恵まれ53歳で引退」 132

第三章 早起きと掃除、そして真心の接客が成功の秘訣
・「夫婦の絶妙なコンビで創業期を乗り切る」 140
・「創業経営者は現場第一主義を率先垂範で示せ」 143
・「クレームも、励ましも、経営上の貴重な財産」 150
・「モーレツ社長は日本一の働き者」 153
・「経営者は社交的でないほうがいい」 158
・「人生、経営の成功は早起きから始まる」 161
・「目標設定は小さいほうが絶対よい」 165
・「売上不振の店は掃除で蘇る」 167
・「心の接客サービスにゴールはない」 176

第四章 公明正大な経営姿勢が健全で強い企業をつくる
・「人材は経営者の背中を見て勝手に育つ」 182
・「ガラス張りの経営体質が強い会社をつくる」 186
・「社会貢献や慈善活動は経営者の義務」 189
・「夢や目標を持つ人たちを支援したい」 193
・「クラシック音楽は人をやさしくすると実感」 197
・「もっとクラシックファンを増やしたい」 202
・「お客様の視点に立った日本一の音楽ホールに」 208

あとがき 210

■「モノのサービスより真心のサービス」から抜粋
(最初に始めた喫茶店について)
  「バッカス」では、開店以来、モーニングサービスを一切行わず、ピーナッツ一皿に30円の値段をつけて販売した。(第2段落)

  銀行の融資担当者や焙煎業者にも「モーニングサービスは絶対にやらなければダメ」とアドバイスされたが、私たちの店づくりの本質じゃないと突っぱねた。 私も妻の直美も、こうした「モノや安売りのサービス」には抵抗があった。(第4段落)

  また、このころの喫茶店といえば、ヒマなときは店の従業員がお客様の席に座って食事をしたり、 マスターがタバコを吸いながら競馬新聞を読んでいたりする、ちょっと常識に欠けた場所だった。 さらに常連客だけが居心地のいいような店も多かった。 私たちはそうしたことを一切せず、初めて訪れる一見さんにも常連さんにも公平な態度で接し、 お客様本位のサービスと店づくりに徹しようと心がけた。(第6段落)

  中でも、トーストやサンドイッチの人気は群を抜いていた。他店ならモーニングサービスでコーヒーに付いてくるトーストを当たり前のように次から次へと注文してくれるのだ。 その人気のパンは、保証人を引き受けてくれた義兄が勤めていた製パン会社の評判の逸品だった。(第10段落)

■一言:
客単価の高さ、よさそうな労働環境、一般的な味など、独自性を感じる経営
安売りをせず、安定した品質と、利用のしやすさを提供して、一定の利用者を維持。

このままでいいんですか―もうひとつの生き方を求めて2015年05月15日 09:05


森 孝之 (著)
単行本: 317ページ
出版社: 平凡社 (1994/02)商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一流企業のエリート社員時代も家庭菜園での半自給生活を続けた筋金入りの実践派エコロジストが、自らの体験をふまえ、世界を巡って考える〈心豊かな生活〉への途。
内容(「MARC」データベースより)
一流企業のエリート社員時代も、家庭菜園での半自給生活を続けた筋金入りの実践派エコロジストが、自らの体験をふまえ、世界を巡って考える、心豊かな生活への道。文明社会を見直し、これからの新しい生き方を考える。

一言:
定住生活と持続可能な生活は両立しないのではないかという観点から読んでみたい

○■動物の死は、悲しい?---元旭山動物園 飼育係がつたえる命のはなし (14歳の世渡り術)■2015年05月14日 13:23

手近な仕事から飼育係へ。飼育係から画家、絵本作家へ。14歳の少年少女たちに生き方と経験を伝える本


あべ 弘士 (著)
単行本(ソフトカバー): 180ページ
出版社: 河出書房新社 (2010/8/19)

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
旭山動物園元飼育係の絵本作家がこれまで体験してきた、たくさんの生と死。残った自分は、どんなふうに生きて行くんだろう―。ともに生きた時間の、新しい意味が見えてくる一冊。
著者について
1948年北海道生まれ。25年間の旭山動物園飼育係を経て絵本作家に。代表作は『あらしのよるに』(文・木村祐一)『ゴリラにっき』など。理想の旭山動物園像を描いたスケッチが、動物園復活へ導いたことでも知られる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
あべ/弘士
1948年北海道旭川市生まれ、絵本作家。1972年から25年間、旭川市旭山動物園飼育係として勤務。在職中に絵本作家としてデビュー後、現在は退職し、絵本を中心に活動を行う。『あらしのよるに』(文・木村裕一/講談社)で講談社出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞。『ハリネズミのプルプル』シリーズ(文渓堂)で赤い鳥さし絵賞受賞。『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 8

第1章 小2でキリギリスに教わった
・犬は犬、猫は猫 16
・町中が家族 19
・ぼくの好きな場所 21
・小学校2年生で知った「極意」 22
・生物部もよかったけれど 26
・思わぬ授かりもの 30

第2章 飼育係を志す
・昼飯は盗んだリンゴ 36
・鉄工所で働くことに 38
・絵描きを志す 43
・描く日々 45
・自然と関わる仕事がしたい 48
・驚きの動物園初日 52

第3章 旭山動物園での日々
・ウンコ掃除とエサ作り、だけじゃない 58
・隣り合わせにある「死」 62
・新人飼育係のあこがれ 66
・誰もが手探り 72
・担当動物会議 73
・先輩に追いつくために 77

第4章 生と死があふれる場所
・動物との濃いつきあい 86
・動物園の動物が死んだら 90
・解剖を手伝う 95
・立派な動物園ではなく、いい動物園を 100
・地元の動物に関わる 104
・ライオンの威厳、ヘビの不思議さ 108
・お金がないならアイデアを出す 110
・動物園の機関誌を作る 114
・将来の動物園像を想像する 115
・負けると思ったら負ける! 120
・飼育係の気概 121
・やはり猛獣は怖い 124

第5章 死に慣れるだろうか
・良いミスと悪いミス 130
・生きている本当の姿 135
・命に命を与える 139
・もぐもぐタイムで見せたかったもの 143

第6章 ぼくたちができること
・旅立ちのとき 150
・理想の動物園像が現実に 153
・人間が関わらない死はすべて正しい 158
・人の死、葬式 164
・ペットと野生動物の違い 166
・死ぬものは死ぬ 169

おわりに 173
・アトリエからの風景 173
・命とはなにかの答え 174

■「はじめに」の結びの部分
  ぼくたち飼育係は「命を預かる」ことに、いつも悩み、考えていた。
  仲間たちと毎日のように「命とはなにか」、「なんのために動物園はあるのか」と話し合った。 飼育係だからこそ、動物を飼うことの"つらさ"を余計に感じていた。
  ぼくの描く動物は命が"ビカビカ"輝いていなくちゃいけない。 それはたくさんたくさん、ぼくの心と体を通っていった動物たちの上に成り立っているからだと思う。 命の輝いていない動物の絵を描いたら、死んでしまった彼らになんと言われるだろうか。 動物たちに笑われるだろう。それが飼育係だった"ぼくの絵"の役目だと思っている。
  動物も人もいつか死ぬ。"死"を語るのはとてもむずかしい。 けどね、それは現実として避けられないものだ。そしてね、こう思うんだ。 ぼくが死ぬときに、「命がビカビカ輝いていたなあ」と思えるだろうか、とね。 そう生きるにはどうしたらいいのかなあ。
  この本ではぼくの子どものころ、飼育係時代やその後に出会った「生と死」を書こうと思う。

■一言:
同じ作者による『ライオンのよいいちにち』などを見ると、人の価値観で理想化した世界が描かれているだけかもしれません。

■書評:
るびりん書林 別館

●砂漠で見つけた夢●2015年05月13日 19:58

キャビン・アテンダントから日本初のアボリジニ・アート・プロヂューサに転身


内田 真弓 (著)
単行本(ソフトカバー): 208ページ
出版社: ベストセラーズ (2008/5/16)

内容(「BOOK」データベースより)
キャビン・アテンダントから日本初のアボート・プロデートプロデューサーに。安定を捨てて引き寄せた夢。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内田/真弓
1966年、茨城県生まれ。都内の短期大学卒業後、航空会社に客室乗務員として入社。二六歳で退社後、アメリカ語学研修を経て、オーストラリアで日本語教師として勤める。1994年よりオーストラリア南部の都市メルボルンにある国内最大のアボリジニ・アートを紹介する画廊で、アートコンサルタントとして六年間働く。現在は独立し、フリーのアボリジニ・アート・プロデューサーとして活躍中。日本で開催された多くのアボリジニ・アート展に関わる。メルボルン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 1

I 日本での生活 11
1 「夢見る夢子」だった子ども時代 12
・将来への思い
・みんなと違っていたい

2 キャビン・アテンダントになったものの 14
・ハードな日々
・赤面のヌードル事件
・次第に膨らむ違和感
・次への道を探りはじめて
・海外へ行こう
・忘れられない「ラスト・フライト」
・旅立ち

II アボリジニ・アートとの出会い 25
1 成田→シアトルー>オーストラリア大陸へ 26
・憧れの外国暮らしだが……
・一時帰国で再起をはかる!
・オーストラリアへ
・運命の出会い
・アボリジニの描くアートって?
・予期せぬ申し出

2 アボリジニ・アートと関わって 35
・画廊勤めを始めたものの…
・現状を変えるには?
・現代社会におけるアボリジニ
・アボリジニ村へ入るまでの道のり
・「思えば叶う」
・画廊での仕事は順調だったが
・画廊を去る
・気軽に立ち寄れる場所を目指して

3 夢の日本進出 48
・届いたあるファックス
・実現するまでの長~い道のり
・シドニー・オリンピックの開催が転機に
・「なんでも屋」です!
・いよいよ本番に向けて
・そして、オープニング・セレモニー
・次なる夢を追って

III アボリジニ村滞在記 59
1 アボリジニ村訪問記 その1―二〇〇〇年十二月 60
・マウント・リービックへ
・快調なスタート
・「よく戻ってきたなあ」
・アボリジニの家とは
・急転する天候
・引き続き、降り続く雨
・雨の砂漠の恐怖
・地獄に仏! アボリジニ登場
・ドラマの終わりに

2 アボリジニ村訪問記 その2―二〇〇〇二年九月 76
・珍メンバーの終結
・いよいよ出発
・再びマウント・リービックへ
・アボリジニ村での宿泊
・アボリジニの食事情
・蜜アリ狩り体験
・アボリジニと大地が教えてくれたこと

3 女性の伝統儀式への参加 その1―二〇〇四年七月 89
・「オマエは男だ」
・砂漠への招待状
・水がない暮らし
・強烈体験の連続
・果敢に料理に励む!

4 女性の伝統儀式への参加 その2―二〇〇六年五月 101
・「砂漠忍耐ド根性物語」のはじまり
・五月二六日(金)―ほぼ徹夜で出発の日を迎える
・五月二七日(土)―砂漠の女王様たちをピックアップ
・五月二八日(日)―アボリジニの女性たちとの道中より
・五月二九日(月)―儀式の初日
・五月三〇日(火)―「強烈な」アボリジニ女性との出会い
・五月三一日(水)―終わりに

IV 愛しの砂漠の友人たち 117
1 チビッコ・ギャング 118
・キラキラした瞳に魅せられて
・スーパースターの妹
・アボリジニの伝統文化を学ぶ
・アボリジニにとっての「明日」とは?
・まだまだ続く、「アボリジニ熱」

2 ユニークなゲストたち 129
・砂漠からのお客様
・好奇心旺盛な女王様たち
・忘れられない夜に
・人生で「かけがえのないもの」とは

3 わが友、バーバラ・ウィラーのこと 135
・ユニークな女性アーティスト
・日本のお茶の間に登場
・バーバラ、日本へ
・白亜のリゾートホテルで勃発した喧嘩
・バーバラの生い立ち
・尊敬すべき名ハンター

4 偉大なアボリジニ画家 エミリー・ウングワレー 146
・大地が生んだ天性のアーティスト
・驚異的な「創作力」
・エミリーとの出会い
・国際的な高い評価
・エミリー展の日本での開催

V ニッポン珍道中 155
1 アボリジニのおばちゃんたち、東京へ 156
・砂漠へ届いたニッポンからの招待状
・入念な下準備
・到着からすでにハプニング

2 初めてづくしの東京滞在 164
・雨に大ハシャギ
・「初めての体験」をしたのは……
・デパ地下めぐり
・ファミレス大好き!

3 夢の温泉旅行 171
・グリーン車で大名旅行!
・温泉宿にて
・いよいよ入浴
・旅館の豪勢な食事は?

4 ジャッキー・チェーンとの感激の対面(?) 176
・アボリジニの憧れのヒーロー
・ジャッキー登場
・おわりに

VI アボリジニ・アートの魅力 183
1 歴史 184
・長い歴史をもつ民族
・苦難の時代から和解の時代へ
・歴史的な記念すべき出来事

2 アボリジニ・アートについて 190
・ちょっと真面目な話
・アボリジニ・アートの特異な点とは
・絵にこめられた意味
・アボリジニ・アートの種類
・アクリル絵の具との出会い
・一躍、注目を浴びる
・絵を描くということ―「ドリーミング」
・上がるアートの市場価値

おわりに 203

■帯から
キャビン・アテンダントから日本初のアボリジニ・アート
プロヂューサーに。
安定を捨てて引き寄せた夢。
幸せは自分の
ハートが決めるもの!

■「はじめに」
  私は「アボリジニ・アート・プロデューサー」という仕事をしている。 あまり聞きなれないかもしれないが、つまりは「自由業」で、何でも屋でもあるのだ。
  砂漠へ飛んでいって才能あるアボリジニ画家を発掘し作品を買い付けたり、それを販売するための企画展を練り画家を来日させたり、どこかの大学で学生たちにアボリジニの講義を行ったり。 さらに言えば、アボリジニ村で年間合計一〇〇ほど過ごし、ともに狩りに行って誰よりも大きなイモムシを捕まえたり、アボリジニと一緒に焚き火を囲んでこんがり焼けたカンガルーのしっぽにガブリとかぶりついたり、来日した画家のために連日コンビニに走り、彼らのために鶏の唐揚げを調達したり。 また車で砂漠をゆうに五〇〇キロの距離をすっ飛ばしたり……。
  毎月決まった給料をもらっていたころからは想像もつかない生活だ。
  一五年前、私は日本の企業で働いていた。 そのころは、それなりに不自由のない生活が保障されていた。そもそも、会社に「守られている」という安心感が私にとって大きな心のセキュリティであったのだ。
  今、ほんの偶然の出会いから、こうしてアボリジニ・アートに関わる仕事をしているが、もちろんすんなり来たわけではないし、不安もたくさんある。 だが、かつて日本で仕事をしていたとき、自分に問いかけた言葉がある。
  自分の心が一〇〇%満足しきっていないのに、世間の目に映る自分のイメージを気にするのか。
  幸せというのは、自分のハートが決めるのではないだろうか。
  会社の名前でなく、私個人の名前で何かやろうと思わないのか。
  自分の人生のシナリオを、自分で書いてみてはどうだろう。
  安定した生活を捨て、日本を出てからしばらく月日が経ったころ、ある日アボリジニ・アートが私の人生に登場した。 そのとき「これだ!」と直感的に心が叫んだ「あの感覚」は、説明しろと言われても困ってしまうが、それこそ「やってみたい」と素直に思えたものに出会えたことに感謝したい。 そしてその気持ちが一五年経った今でも、ちっとも変っていないという奇跡にも。
  あっちこっちと遠回りをしながらも、今の不安定な自由業を自分の責任でやってみるのだって、なかなかダイナミックで楽しいものだということが、ここへきてだんだんとわかってきた感じがする。
  本書が、あなたの生き方の指針になってほしいなどとおこがましいことは全然考えていない。 そもそもそんなことを偉そうに言えるのであれば、この人生、これまで周り道もしなければへこんだり不安な長い夜を過ごすこともないだろうに。 これからだって、どこへ向かっていくかなど、誰にわかるだろう。
  ただ、自分の心の声に耳を傾け、それに従って一歩踏み出してみると、きっと人生のデザインはより魅力的で、美しいものになる、という思いを伝えられたらと思う。 私がこのような気持ちを抱くようになったのには、アボリジニとの出会いは不可欠だった。 「あるがままの私」でいられる、彼らとのつきあいは、私にとってこの上もなく貴重でかけがえのない時間である。
  本書を通して、一人でも多くの方が日本でまだそれほど馴染みのない、アボリジニの姿やアートに触れ、関心をもっていただけたら、このうえなく嬉しい。

■一言:
当店で力を入れている「生き方」本の一冊
伝統的または昨今のアボリジニの暮らしも知ることができそう