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○■医者のいらない暮らしがしたい■2017年02月24日 20:53

医者にかかるなというのではなく、医者にかからなくてもよいように、自分の体質を知って改善に努めたり、無理のない生き方を選んだりしようということ



丁 宗鐵 (著)
単行本: 205ページ
出版社: ゴルフダイジェスト社 (2007/06)

■商品の説明
病気と病気未満の未病にならない考え方と生き方 東洋医学と西洋医学を見事に融合させた団塊の天才医師が、同じ世代の日本人におくる、体質をテーマにした体をもとからよくする仕方

著者について
丁 宗鐵(てい むねてつ)
1947年、東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部大学院修了。76年、北里研究所入所。同研究所東洋医学総合研究所診療医長、研究部門長などを歴任。この間79年より81年まで米国スローン・ケタリング癌研究所に客員研究員として留学している。96年、東京大学大学院医学系研究科生体防御機能講座助教授。04年、日本薬科大学教授。05年、東京女子医科大学特任教授。日本未病システム学会常任理事。NHKラジオの健康相談を20年間担当している。

■目次
【プロローグ】いま日本では、一億人の人体実験が進行している 1
1 体質を知れば病気にならない 13
体質は、実、中、虚に分けられる 14
自分の体質を調べてみよう 16
スーパーマンの健康法に惑わされるな 19
体質は遺伝する 21
子や孫の教育を体質で考える 23

2 いまの生活ではカラダが危ない! 27
日本人の体は粗食向きにつくられている 28
食生活の変化で日本人の病気が一変した 30
私たちの体を蝕む環境ホルモンと金属製品 34
休息をとらない若者に急増する「炎症性腸疾患」 38
現代社会には「体質カースト」ができている 40
体質の偏った社会は崩れやすい 43
「実」を使い捨てにする現代社会 48
社会のスピードが早まると皆が一斉に倒れる 51
松井はなぜWBCに参加しなかったのか 53

3 団塊世代を襲う病気と対策法 57
メタボリックシンドロームになりやすい人の性格傾向 58
糖尿病は「糖中毒」と考えるべきだ 60
痛風はビールを控えるより体重を落とせ 63
更年期障害は若さへの未練で悪化する 66
がん患者の9割が「実」 69
前立腺を悪くする意外な原因 72
突然死の最大原因、脳血管障害はどうして起こるか 75
脳梗塞は、高血糖と高脂血症から始まる 77
水ののみすぎは脳溢血や心臓病を招く 80
栄養のとりすぎはボケのもと 84
予防接種をすると風邪をひく 87
医者に頼りすぎると病気になる 89

4 現代によみがえる漢方の健康観 93
体質を無視した西洋医学の盲点 94
がんになったら糖分とアミノ酸はとるな 98
熱は下げるな!風邪の治療は漢方の勝ち 101
日本人と欧米人では、薬の反応が四倍違うこともある 104
漢方薬と西洋薬の違い 106
サプリメントにも副作用がある 109
日本と中国の漢方の違い 111
漢方薬は生存本能の薬 114

5 病気を遠ざける生活の知恵 117
病気にならない一番の方法 118
ヒトは睡眠で生かされている 121
年をとると眠りは浅くなる 124
スッキリ目覚める、とっておきの方法 126
一時間以上の昼寝は自律神経を狂わす 129
質のいい食材も、不規則に食べれば体に悪い 132
食べてすぐ寝ると口臭がひどくなる 135
食の嗜好が変化したら病気を疑え 137
体にいい食材、よくない食材とは? 140
酒とのうまいつき合い方 145
酒で目が覚め、コーヒーで眠くなる人もいる 147
食後のトイレで病気の治りは早くなる 149
体を洗いすぎると不潔になる 152
風邪の予防法と治療法 155
アレルギー疾患は生活を改善すれば治る 158
アレルギー症状をおさえる必要事項 161
病気を防ぐために、最低限、守るべきこと 164

6 六十歳から健康になる体との上手なつき合い方 167
一年に一キロずつ痩せるのが健康の秘訣 168
ダイエットの失敗は動脈硬化を促す 170
中年に最適な運動量とは? 173
ゴルフでわかる健康チェック 175
運動が苦手な人はカラオケに行こう 179
かしこいジムの利用法 181
一年に一度、体を徹底して調べる 183
六十歳からは「ちょい悪」手帳を持とう! 186
五分で効く、腰痛の即席治療法 193
年をとっても集中力を持続させる方法 196
「虚」は人生の後半戦に強い 198
病気は自慢しろ! 200

【あとがき】これからは子供孝行で健康になろう 203

■「病気にならない一番の方法」より
  病気を防ぐにはになること、であり続けることが肝心ですが、そのためには、どうすればよいのでしょうか。
  それは、養生することです。
  養生さえしていれば、体質がに傾いている人も、確実にへ近づいていきます。
  ですから、漢方では養生をとても大事に考えているのです。
(中略)
  また、近年は遺伝子と病気との関係を探る研究が進んでいますが、たとえ、ある病気になる可能性を含んだ遺伝子を持っていたとしても、養生さえしていれば、その病気を発症させずに済みます。

■書評
医者にかかるなというのではなく、医者にかからなくてもよいように、自分の体質を知って改善に努めたり、無理のない生き方を選んだりしようということ