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スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)2014年10月12日 10:37


淡い、水彩のような絵で描かれた、モンゴルの民話。あまりなじみのない馬頭琴という楽器ができた、そのわけが語られる。
スーホというのは、昔、モンゴルに住んでいた羊飼いの少年の名前。貧しいけれど、よく働き、美しい声をした少年だった。そのスーホがある日つれて帰ってきた白い子馬は、だんだんと大きくなり、スーホととても仲良くなった。スーホは白い馬のために、白い馬はスーホのために一生懸命だった。ところが…。

見知らぬ国モンゴルにノスタルジーさえ感じさせる絵の色彩とトーンが、悲しくも美しいストーリーにいっそうの深みを加えている。叙情的なストーリーと絵の両方をゆっくりと味わってほしい。読んであげるなら4歳から、自分で読むなら小学校中学年から。(つちだみき)

私の注目ポイント:有名な絵本ですね。

もし、みんながブッシュマンだったら2014年10月12日 22:29


狩猟採集の民ブッシュマンのもとにとびこんだ文化人類学徒が、自閉症の息子とともに生きる意味を問い直しながら、カラハリ砂漠の自然に溶け込んで暮らす人びとの文化と人生のありようについて、理解を深めてゆく。そしてかれは、妻、息子たちといっしょにブッシュマンの人びとを訪ねるための旅に出る。

注目のポイント:私のあこがれる狩猟採集社会に、同じくあこがれる日本人研究者による本
ただし、絶版で高価すぎ入手できそうにない。