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△●日本一の変人経営者―CoCo壱番屋を全国チェーン店に育てた男の逆境力●2015年05月30日 11:20

「行き当たりばったり」という言葉の裏にある信念


宗次 徳二 (著)
単行本: 214ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2009/11/13)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
常識の逆をやれば上手くいく。オンリーワン、ナンバーワンへのこだわり。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宗次/徳二
1948年、石川県生まれ。愛知県立小牧高等学校卒業後、八洲開発株式会社を経て、1970年、大和ハウス工業株式会社入社。1973年に独立し、岩倉沿線土地を開業する。1974年、喫茶店「バッカス」開業。1978年、「カレーハウスCoCo壱番屋」を創業する。1982年に株式会社壱番屋を設立し、代表取締役社長に就任。1998年、同社代表取締役会長に、2002年には引退し創業者特別顧問となる。2003年、NPOイエロー・エンジェルを設立し、理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
まえがき 3
プロローグ
・日本一の標語「お客様 笑顔で迎え 心で拍手」 16
・「ニコ、キビ、ハキ」が壱番屋のモットー 18

第一章 逆境に生まれ育ち、生涯の天職に出会う
・「人生を決定づけた日本一のパートナーとの出会い」 26
・「スーツを捨て客商売に天職を見出す」 38
・「モノのサービスより真心のサービス」 43
・「低迷続く不振店を救った口コミの威力」 48
・「拡大余地ある出前サービスに挑戦」 53
・「こだわりの味より普通の家庭的な味がいい」 58
・「天涯孤独に生まれ極貧の少年期を過ごす」 63
・「貧しい家計を支えた早起きのアルバイト」 67
・「逆境が楽天的で前向きな性格を培った」 74

第二章 無我夢中で働き、日本一幸せな経営者に
・「開店記念の二日間は大盛況だったが」 82
・「失敗は無駄ではない、必ず後で生かされる」 86
・「カレー専門店にすべてを賭け、喫茶店を売却」 90
・「ライスの量と辛さはお好みで、が大ヒット」 96
・「FC加盟の当初条件は夫婦二人、専業で取り組むこと」 102
・「殺到する応募の断りの口実で悩む」 107
・「社員の独立を促すブルーシステム発進」 110
・「なぜBSで独立すると成功の確率が高いのか」 113
・「実験的なファミリー向け店舗が超繁盛店に」 117
・「店舗数増より失敗店を出さないことを優先」 123
・「全国各地で新規出店を加速、株式公開を果たす」 127
・「信頼できる日本一の後継者に恵まれ53歳で引退」 132

第三章 早起きと掃除、そして真心の接客が成功の秘訣
・「夫婦の絶妙なコンビで創業期を乗り切る」 140
・「創業経営者は現場第一主義を率先垂範で示せ」 143
・「クレームも、励ましも、経営上の貴重な財産」 150
・「モーレツ社長は日本一の働き者」 153
・「経営者は社交的でないほうがいい」 158
・「人生、経営の成功は早起きから始まる」 161
・「目標設定は小さいほうが絶対よい」 165
・「売上不振の店は掃除で蘇る」 167
・「心の接客サービスにゴールはない」 176

第四章 公明正大な経営姿勢が健全で強い企業をつくる
・「人材は経営者の背中を見て勝手に育つ」 182
・「ガラス張りの経営体質が強い会社をつくる」 186
・「社会貢献や慈善活動は経営者の義務」 189
・「夢や目標を持つ人たちを支援したい」 193
・「クラシック音楽は人をやさしくすると実感」 197
・「もっとクラシックファンを増やしたい」 202
・「お客様の視点に立った日本一の音楽ホールに」 208

あとがき 210

■「モノのサービスより真心のサービス」から抜粋
(最初に始めた喫茶店について)
  「バッカス」では、開店以来、モーニングサービスを一切行わず、ピーナッツ一皿に30円の値段をつけて販売した。(第2段落)

  銀行の融資担当者や焙煎業者にも「モーニングサービスは絶対にやらなければダメ」とアドバイスされたが、私たちの店づくりの本質じゃないと突っぱねた。 私も妻の直美も、こうした「モノや安売りのサービス」には抵抗があった。(第4段落)

  また、このころの喫茶店といえば、ヒマなときは店の従業員がお客様の席に座って食事をしたり、 マスターがタバコを吸いながら競馬新聞を読んでいたりする、ちょっと常識に欠けた場所だった。 さらに常連客だけが居心地のいいような店も多かった。 私たちはそうしたことを一切せず、初めて訪れる一見さんにも常連さんにも公平な態度で接し、 お客様本位のサービスと店づくりに徹しようと心がけた。(第6段落)

  中でも、トーストやサンドイッチの人気は群を抜いていた。他店ならモーニングサービスでコーヒーに付いてくるトーストを当たり前のように次から次へと注文してくれるのだ。 その人気のパンは、保証人を引き受けてくれた義兄が勤めていた製パン会社の評判の逸品だった。(第10段落)

■一言:
客単価の高さ、よさそうな労働環境、一般的な味など、独自性を感じる経営
安売りをせず、安定した品質と、利用のしやすさを提供して、一定の利用者を維持。

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