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○■フリーター労組の生存ハンドブック―つながる、変える、世界をつくる■2016年06月30日 09:24

一人でも加入できる労組で命を守る


清水 直子 (著), 園 良太 (著)
単行本: 212ページ
出版社: 大月書店 (2009/07)

商品の説明
内容紹介
「自由と生存のメーデー」「麻生邸拝見ツアー」など、斬新な発想とスタイルで話題を呼んできた「フリーター全般労組」に集う多彩な面々が、大恐慌下を生きのびるための知恵を結集!身近な労働/生活問題を乗り切る知恵から、助け合うための仲間づくり、そして社会を変えるための行動まで、コンパクトかつ実用的な全34項目。

著者からのコメント
労働で困ったとき、一人では生きていけなくなったとき、つながりたい・何かやりたいと思うとき、さらに先の行動や考えをめざすとき。人が生きるなかでぶち当たるさまざまなシーンに力を与えられるものをめざした。(中略)どうか本書をバッグの中に入れて、いつでも使いこなしてほしい。(「あとがき」より)

内容(「BOOK」データベースより)
労働がキツイ、生活がヤバイ、孤立がツライ、世の中オカシイ。クビ切り・生活保護からサウンドデモまで。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水/直子
1973年東京都生まれ。フリーライター。フリーター全般労働組合執行委員長(2008年度~)

園/良太
1981年東京都生まれ。フリーター全般労働組合組合員。大学で社会学を学びながらイラク反戦デモなどに参加。卒業後フリーターを経て編集プロダクション「ワーカーズコープアスラン」に就職→解散。現在、求職中。「反戦と抵抗のフェスタ」「麻生を倒せ!ないかくだとう」「憲法カフェ」でも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■帯より
諦める前に、支援者と出会うために クビ切り・生活保護からサウンドデモまで
死ぬな、読め!
労働がキツイ……⇒01~10
生活がヤバイ……⇒11~18
孤立がツライ……⇒19~28
世の中オカシイ…⇒29~34

目次
はじめに 3
1章 働く
01 いきなりクビ!と言われたら 10
02 「売り上げが落ちたから解雇」ってアリ? 15
03 そんな条件、聞いていません! 18
04 働いているのに、給料が出ない…… 22
05 ピンハネに泣き寝入りしない 26
06 過労死・過労自殺から逃げろ! 30
07 セクハラ・パワハラに負けない 34
08 使わなきゃ損!働く人の権利を守る制度 38
09 まともな仕事につきたい! 42
10 「働く」ための相談窓口 46

2章 生きのびる
11 生活を立てなおす その1 50
12 生活を立てなおす その2 56
13 生きのびるために使ってみよう 64
14 ギリギリの命を支えあう場がある 70
15 屋根の下に住まわせろ! 74
16 衣も食も、お金がなくてもクリエイティブに! 79
17 もし、「生きていたい」とすら思えなくなったら 86
18 「生きのびる」ための相談窓口 94

3章 仲間とつながる
19 労働組合という武器の使い方 98
20 立ちあがれば勝てる! 107
21 街へ出てアピールしよう 115
22 ゼロからはじめるデモづくり 121
23 デモで表現しよう 127
24 デモを広める・続けるために 134
25 私たちによる、私たちのための情報発信 143
26 女性どうしでつながる 148
27 地方はつらいよ 154
28 地域・運動を越えてつながる 160

4章 ステップアップ
29 万国の労働者、休め! 170
30 共同妄想で分断を越える 176
31 社長はいらない! 182
32 プレカリアートは増殖する 188
33 民主主義を想像/創造する 194
34 戦争と貧困のスパイラルから降りる 201

あとがき 209

「はじめに」の中ほどの部分から
この本では、フリーター全般労組の具体的な活動や労組界隈の仲間が経験したことを通して、この時代に生きる多くの人、とりわけ若者にとっての共通課題である労働・生活と精神的な不安定さに立ち向かうための実用的な知識をまとめた。
まずは、この社会で働きサバイバルをしていく上で最低限知っておきたいこととして、1章、2章では、解雇、残業代の割り増し、社会保険、生活保護などについての知識を盛り込んだ。でも、知識だけでは足りない、おかしいと頭ではわかっていても、自分一人では「自分のせいだ」「仕方ない」とあきらめてしまいがちだ。理不尽なことに立ち向っていくためには、誰かが支えてくれているという実感、そして、自分たちを取り巻く現実を変えられるという実感が欠かせない。だから、3章で仲間とつながって変えていくというステップを踏んで。4章では、新しい世界をつくっていくいくつかの方法を提案した。
それぞれ項目ごとに独立した内容になっているので、ニーズに合わせて興味や関心のあるところからページをめくってほしい。

書評
本が好き!

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