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○■自然農法 わら一本の革命■2016年07月09日 14:16

世界は人に属さず、人が世界に属す


福岡 正信 (著)
単行本(ソフトカバー): 268ページ
出版社: 春秋社; 新版 (2004/8/20)

■商品の説明
内容紹介
田を耕さず、肥料をやらず、農薬などまったく使わず、草もとらず……それでいて豊かな収穫をもたらす、驚異の〈自然農法〉――その思想と実践を易しく説いたロングセラー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福岡/正信
1913年、愛媛県伊予市大平生まれ。1933年、岐阜高農農学部卒。1934年、横浜税関植物検査課勤務。1937年、一時帰農。1939年、高知県農業試験場勤務を経て、1947年、帰農。以来、自然農法一筋に生きる。1988年インドのタゴール国際大学学長のラジブ・ガンジー元首相から最高名誉学位を授与。同年アジアのノーベル賞と称されるフィリピンのマグサイサイ賞「市民による公共奉仕」部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
序にかえて i
第一章 自然とは何か 無こそすべてだ 3
この麦を見よ 4
この世は何もないじゃないか 7
郷里へ帰る 15
何もしない農法を目ざす 19
農業の源流としての自然農法 25
自然農法がなぜ普及しないのか 29
人間は自然を知っているのではない 32

第二章 誰にもやれる楽しい農法 世界が注目する日本の自然農法 39
米麦作りの実際 40
自然農法の四大原則 46
岐路に立つ日本の稲作 53
わらを利用した農法 59
理想の稲作り 66
ミカン作りの実際 71
科学技術の意味と価値 80

第三章 汚染時代への回答 この道しかない 87
食品公害問題はなぜ片づかないのか 88
海の汚染は化学肥料が原因だ 91
果物はさんざんな目にあっている 96
労多くして功少ない流通機構 99
自然食ブームの意味すること 102
自然に作られたものの味 106
人間の食とは何か 109
原点を忘れた日本の農政 115
企業農業は失敗する 120
誰のための農業技術研究か 124
自然に仕えてさえおればいい 127
日本人は何を食うべきか 130
なくなった百姓の正月休み 133
共同体の中で息づく自然農法 136
自然農法と有機農法 140
自然農法の使命は何か 144

第四章 緑の哲学 科学文明への挑戦 149
わかるが、わかっていない 150
お馬鹿さんは、だあれ 154
私は保育園に行くために生まれてきた 158
行雲流水と科学の幻想 163
相対性理論くそくらえ 167
戦争も平和もない村 171
わら一本の革命 176
京の夢 181
葦の髄から天のぞく 186

第五章 病める現代人の食 自然食の原点 191
自然食とは何か 192
自然食のとり方 196
食物の本質 204
自然食についてのまとめ 218

追章 "わら一本"アメリカの旅 アメリカの自然と農業 225
カリフォルニアはなぜ砂漠化したか 226
アメリカ農業は狂っている 237
"我思う、故に我あり" 245
拡大志向の機会文明の行きづまり 250

あとがき 259
お願い 266

■書評
るびりん書林 別館