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◎■図説 東洋医学<基礎編>■2016年07月07日 13:18

こじんまりとした便利な入門書として企画・構成され、長く売れている良書


山田光胤 (著), 代田文彦 (著)
はやし浩司 (企画・構成)

■商品の説明
内容
漢方の勉強をしたいが何か適当な本はないかと問われたとき、入門書といわれるこじんまりとした便利な本がなかなか見当たらないという状況があった。本書は、これに応えようとしたものである。東洋医学の起源から説き起こし、その発展の経緯をまず紹介し、基礎理論である陰陽五行、臓腑、営衛気血、経絡経穴を解説し、更に東洋的な診断から治療に至るメカニズムを余すところなく述べている。なかでも特徴となる点は、色刷による漫画的な図説によって、興味を感じつつ楽しく理解できるように工夫されていることである。面倒な理屈をぬきにして、漢方全体の見方、考え方を知ろうとされる方にお勧め。

著者について
山田光胤(本名照胤)
1924年東京に生まれる。1951年東京医科大学卒業。1958年電撃療法の生化学的研究で医学博士の学位をうける。漢方医学を大塚敬節先生に師事して研究。現在漢方診療専門医として、医療法人中将湯ビル診療所、及び北里研究所附属東洋医科研究所勤務。財団法人日本漢方医学研究所常務理事。社団法人日本東洋医学会会長。およな著書に、漢方処方―応用の実際―(南山堂)、漢方の科学(日刊工業新聞社)、漢方療法の本(大塚敬節共著・読売新聞社)、薬草小辞典(長塩容伸共著)などがある。

代田文彦
1939年長野県に生まれる。1965年信州大学医学部医学科卒業。1966年東京大学医学部物療内科入局(現医局員)。1969年財団法人日産厚生会玉川病院に出張。日本東洋医学会評議員。日本針灸治療学会理事。東京女子医科大学講師。

はやし浩司
1947年岐阜県に生まれる。金沢大学法学部法学科卒業。メルボルン大学法学部へ留学。現在静岡県浜松市在住。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次(中項目まで)

口絵
漢方のメカニズム 27
五運行大論の図 28
五行の相性と相剋 29
五臓の色体表 30
漢方の起源と発達 32
人体の部位名 34

この本を読まれるかたへ 3
緒言 9
漢方医学の歴史 9
漢方医学と西洋医学 19
陰陽五行説について 23
第1章 臓腑の整理と病理 35
人体の構成と相互関係 36
五臓 44
六腑 54
奇恒の腑 64
営・衛・気・血 67
精・神・津液 77
第2章 経絡と経穴 83
経絡 84
経穴 103
第3章 病因 141
外因 142
内因 148
不内外因 151
第4章 診法 155
四診 156
・望診 158
・聞診 178
・問診 182
・切診 194
第五章 八綱と証候分類法 205
八綱 206
・陰陽 207
・表裏 208
・寒熱 211
・虚実 213
証候分類法 219
・六経(三陰三陽) 219
・衛気営血と三焦の病証 224
第6章 予防と治療の法則 227
病気の予防 228
治療の法則 232
・八法 232
・正治と反治 235
・標本 236
・付・方剤の原則 238
・<出典> 242
●用語の解説 243
●索引 253

■「この本を読まれるかたへ」(代田文彦氏)より
  針灸や湯液の漢方医学を勉強するにあたって大切なことは、経穴の名前や処方の名前を覚えることではなく、漢方特有の基礎概念の理解・把握である。それは、漢方のものの考え方や、一つの現象を説明するにあたっての約束事が多く含まれているからである。
  基礎概念の理解が充分であれば、病人に対坐して動じないし、また常に全体視観をもって、治療の法則を見失うことなく、臨床にあたることができる。
(中略)
  ここに一人の勇敢な青年がいた。はやし浩司君である。
  彼はこつこつと漢方医学を勉強する過程で、その持ち前の絵の才能を駆使して、この難解な漢方基礎の内容を図で説明するという形で料理しにかかった。この作業は彼が漢方医学を趣味として勉強している恵まれた環境にあったからこそ踏み切れた快挙である。職業として漢方医学にたずさわる専門家ならおじけづいて最初から手をつけられないでいるからである。泥くさい臨床とのギャップを埋めるために山田光胤先生には当初の企画から詳細に御校閲たまわり、重要な部分をご執筆いただいた。
  不思議なもので絵になったものを見ると一目瞭然、百聞は一見に如かずの譬のとおり理解が早いものである。また今回絵にあらわしてみて漢方医学の概念がいかに漠然としたものであり、今までなんと自分の理解がありまいであったかを恥入った次第である。

■書評
るびりん書林 別館

○●難病を99%治す技術●2016年07月08日 17:25

糖質制限食の危険性に対する誤解と偏見を一刀両断


西脇 俊二 (著)
単行本(ソフトカバー): 208ページ
出版社: 実務教育出版 (2016/6/29)

商品の説明
内容紹介
「医者に治らないと宣告された すべての人に、本書を手にとってもらいたい」(西脇俊二)

糖尿病、高血圧ならほぼ完治。
ア レ ル ギ ー 性 疾 患 、ア ト ピ ー 、リ ウ マ チ 、 潰瘍性大腸炎にも驚きの治療効果 !

糖質制限食の危険性に対する誤解と偏見を一刀両断。医者からも治らないと言われた難病を完治させる「絶糖+免疫置換療法」という新たな治療法を、本書で公開。治療方法、具体的な実例を交えながら徹底解説する。

著者について
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西脇/俊二
ハタイクリニック院長、弘前大学医学部卒業。1991~1996国立国際医療センター精神科。1996~2007国立秩父学園医務課医長。1992~2007国立精神・神経センター精神保健研究所研究員。2007~大石記念病院(東京都足立区);2008~皆藤病院(栃木県宇都宮市)。金沢大学薬学部非常勤講師。2009~ハタイクリニック院長(東京都目黒区)。2010~European University Viadrina非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 1
序章 なぜ糖質を完全にオフにすると難病でも治るのか 11
・糖は人間にとって「害悪」なもの 12
・絶糖をすることで受けられるさまざまな恩恵 15
・糖を知って、糖を抜く 19
・食べてほしくない食品、食べてもいい食品 22
・絶糖とビタミンC点滴でガンも治る 28
・糖を絶つための思考法 32

1章 免疫置換療法でアトピーが完治する 37
・「アトピー性皮膚炎は治らない」という常識が覆る 38
・体を守る免疫システムの役割 40
・アレルギー反応のしくみ 43
・アトピー性皮膚炎のさまざまな原因 46
・寄生虫にヒントを得た治療法 49
・難病指定されている自己免疫疾患とは? 52
・ごくごく簡単な免疫置換療法のやり方とそのパワー 54
・みるみる治っていった患者さんたち 58

2章 必ず治す生活習慣病
~絶糖で糖尿病、高血圧、痛風も完治 61
・糖尿病は絶糖だけですぐに完治 62
・高血圧も100%治る 78
・痛風も治る 93

3章 自己免疫疾患に絶大な効果をもたらす新治療 107
・リウマチ性疾患 108
・甲状腺疾患 120
・潰瘍性疾患 133

4章 うつ・パニック障害がウソのように消えた 145
・心の病気にも絶糖が効く 146
・自閉症児療育の専門家として経験が教えてくれたこと 150
・自閉症スペクトラム障害とは 152
・アスペルガー症候群と診断されたら 155
・アスペルガー症候群の人が苦手とすること 158
・アスペルガーやうつにも絶糖が効く 164
・アスペルガー症候群の人は社会的な成功をおさめられる 168

5章 難病を根治するスーパーメソッド
~絶糖は万病を遠ざける 171
・絶糖は万病を遠ざける 173
・スーパー治療薬・超高濃度ビタミンCはなぜ効くのか 178
・免疫置換療法で免疫力を劇的に高める 182
・適度な運動なくして病気は治らない 187
・消化力を鍛えれば病気にかかりにくくなる 192
・西洋医学の限界とアーユルヴェーダ・漢方という希望 197

おわりに 202

■書評
本が好き!

○■自然農法 わら一本の革命■2016年07月09日 14:16

世界は人に属さず、人が世界に属す


福岡 正信 (著)
単行本(ソフトカバー): 268ページ
出版社: 春秋社; 新版 (2004/8/20)

■商品の説明
内容紹介
田を耕さず、肥料をやらず、農薬などまったく使わず、草もとらず……それでいて豊かな収穫をもたらす、驚異の〈自然農法〉――その思想と実践を易しく説いたロングセラー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福岡/正信
1913年、愛媛県伊予市大平生まれ。1933年、岐阜高農農学部卒。1934年、横浜税関植物検査課勤務。1937年、一時帰農。1939年、高知県農業試験場勤務を経て、1947年、帰農。以来、自然農法一筋に生きる。1988年インドのタゴール国際大学学長のラジブ・ガンジー元首相から最高名誉学位を授与。同年アジアのノーベル賞と称されるフィリピンのマグサイサイ賞「市民による公共奉仕」部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
序にかえて i
第一章 自然とは何か 無こそすべてだ 3
この麦を見よ 4
この世は何もないじゃないか 7
郷里へ帰る 15
何もしない農法を目ざす 19
農業の源流としての自然農法 25
自然農法がなぜ普及しないのか 29
人間は自然を知っているのではない 32

第二章 誰にもやれる楽しい農法 世界が注目する日本の自然農法 39
米麦作りの実際 40
自然農法の四大原則 46
岐路に立つ日本の稲作 53
わらを利用した農法 59
理想の稲作り 66
ミカン作りの実際 71
科学技術の意味と価値 80

第三章 汚染時代への回答 この道しかない 87
食品公害問題はなぜ片づかないのか 88
海の汚染は化学肥料が原因だ 91
果物はさんざんな目にあっている 96
労多くして功少ない流通機構 99
自然食ブームの意味すること 102
自然に作られたものの味 106
人間の食とは何か 109
原点を忘れた日本の農政 115
企業農業は失敗する 120
誰のための農業技術研究か 124
自然に仕えてさえおればいい 127
日本人は何を食うべきか 130
なくなった百姓の正月休み 133
共同体の中で息づく自然農法 136
自然農法と有機農法 140
自然農法の使命は何か 144

第四章 緑の哲学 科学文明への挑戦 149
わかるが、わかっていない 150
お馬鹿さんは、だあれ 154
私は保育園に行くために生まれてきた 158
行雲流水と科学の幻想 163
相対性理論くそくらえ 167
戦争も平和もない村 171
わら一本の革命 176
京の夢 181
葦の髄から天のぞく 186

第五章 病める現代人の食 自然食の原点 191
自然食とは何か 192
自然食のとり方 196
食物の本質 204
自然食についてのまとめ 218

追章 "わら一本"アメリカの旅 アメリカの自然と農業 225
カリフォルニアはなぜ砂漠化したか 226
アメリカ農業は狂っている 237
"我思う、故に我あり" 245
拡大志向の機会文明の行きづまり 250

あとがき 259
お願い 266

■書評
るびりん書林 別館

○●猫になった山猫●2016年07月10日 13:51

猫について語るなら、欠かせない一冊


平岩 由伎子 (著)
単行本: 260ページ
出版社: 築地書館; 改訂版 (2009/5/20)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者がこの本で書きたかったのは猫の祖先である山猫の生まれた風土とそこでの狩りの仕方。その山猫がどうやって家畜となったかだった。これは難しい教科書ではなく、誇りたかい孤独なハンター、リビア山猫の子孫たちの生活を興味深い実例をあげながら書いたものである。猫の歴史と生態を豊富な図版とともに解説し、最新の研究を大幅に加筆した待望の改訂版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 平岩/由伎子 犬科猫科の研究で知られた故平岩米吉の長女。犬、猫、狼、狐、狸、ハイエナ、山猫などに囲まれて育ち、生物の生態や遺伝に興味をもつ。父の研究の助手をつとめ、遺志を継いで平岩犬科生態研究所、動物文学会を主宰。季刊誌「動物文学」の編集、発行人でもある。また、洋猫との混血のため絶滅に瀕した日本猫の保存運動に情熱を傾けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
まえがき
前篇 猫の歴史と日本猫の保存運動
第一章 猫の歴史

家畜化の起源――猫はいつ猫になったのか 2
猫の家畜化は特定の地点でおこった 7
なぜ猫の家畜化はおくれたのか 8
エジプトの猫崇拝――猫のミイラ 11
不可思議な猫の習性 14
エジプトから世界へ 16

第二章 日本への渡来
渡来のルート 18
文書にあらわれた猫の記録 19
日本猫の形態 23
短尾の出現と猫股伝説 29
短尾のルーツ 34
短尾は不利な奇形であった 36
短尾におこる障害 37
短尾の遺伝子 40
野生猫の短尾 41
三毛猫 43
日本猫の毛色 44
色斑の位置の遺伝 44

第三章 山猫
日本の山猫と野生化した猫 46
野生化した猫の記録 50
平穏だった千年の月日 55

第四章 混血
混血のはじまり 57
猫の家畜としての特殊性 62
混血は日本だけの問題ではない 64

第五章 日本猫の保存運動
保存運動のスタート 66
保存運動の再出発 75
混血の全国調査 76
南海に猫を求めて 78
調査のエピソード 81
離島での失敗 83
日本猫を集める 85
日本猫や混血に対する私の考え 88

第六章 日本猫の繁殖
最初の猫 90
人工繁殖を試みる 91
猫たちの出産 92
故郷に猫を返す 97
飼育の問題点 99
病気との戦い 100

第七章 安全か自由か
保存運動の猫たちに思うこと 103

後編 私の見た猫たちの生活
第一章 砂漠で生まれた猫

すべては狩りからはじまる 110
家畜のはじまり――他種の子を育てる 111
他種を親として受け入れるタイムリミット 116
山猫の子は人の乳で育てられるか 118

第二章 生殖のパターン
生殖のサイクル 120
発情 125
交尾と相性、猫の好き嫌い 128
雌猫と雄猫のルール 132
猫の交尾行動は雌猫の許容にはじまる 133
雄猫の子殺し 140
猫の同性愛 142

第三章 子猫
妊娠 143
出産 146
子猫の発育 148
人工哺育の記録 150

第四章 私の見た猫たちの生活
追われる 157
兄弟の連合 159
連合の崩壊――自律と家出 170

第五章 縄張り
雄猫の縄張り 172
縄張りへの侵入、乗っ取り 177
縄張りへの侵入と雌猫 178
雌猫の縄張り 180
子猫と縄張り 182
雄猫の一日 184
人と猫の縄張り――猫は人の縄張りをどう思っているか 188
雄猫の一生 191
雌猫と雄猫の狩り 191

第六章 犬と猫
犬と猫 193
人とも犬ともちがう猫の習性 207
猫の知能 209
人と猫の年齢の比較 210
犬と猫の長命の記録 211
犬と猫の寿命 213

終章 山猫は猫になってどう変わったか
社会性を持った猫 215

■「まえがき」より
私が本書で書きたかったのは、猫の祖先である山猫が、どういう生活環境の中で進化し、生きてきたか、その山猫がどうして家畜化への道を踏みだしたのかということ、それからもう一つは、そうして家畜となった猫たちの生活だったのである。これは、むつかしい教科書のようなものではない。私がみたありのままの猫たちの生活の断片なのである。

◎■身体の人類学■:「制服」からの脱却2016年07月12日 17:07

超越的世界へ上昇しようとする知ではなく、「生」と一体化した「知」のあり方


菅原 和孝 (著)
単行本: 311ページ
出版社: 河出書房新社 (1993/01)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
問わねば誰もが知っているはずのまじわる身体の経験を追い人間とその社会の隠された生き方をとらえる学問の冒険考。

著者について
菅原和孝(すがわら・かずよし)
一九四九年、東京生まれ。京都大学理学部卒業。現在、京都大学総合人間学部助教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
まえがき 1
序章 フィールド・ワーク 13
I 身体から見えること
第一章 身体の人類学へ向けて―デカルト的袋小路からの脱出 48
第二章 身体が表示すること―男と女、おとなと子供 60
第三章 身体のなわばり―訪問と挨拶 92
第四章 儀式化される身体―理論化への試み 121
第五章 遊ぶ身体―「あたりまえ」のなかの謎 158

II 身体と言葉
第六章 「しゃべる身体」へ―グウィ自身はどう感じているのか 184
第七章 関係としての身体―ふれることへの意味づけ 197
第八章 身体のイディオム―「身ぶり」と「すがた」への言及 217
第九章 「性」としての身体―愛と嫉妬 248

終章 フィールドから帰って 283
注 294
あとがき 308

■「まえがき」の冒頭部分
  二十歳(はたち)になるまえのころだったろうか、ある雑誌で、アフリカ南部のカラハリ砂漠でくらした日本人の人類学者の寄稿したカラー写真入りの記事を、わくわくしながら読んだ。
  そこには、広大な原野のただなかでカモシカを狩り、野生の植物を採集して生きている人々のことが生き生きと語られていた。 豊かな胸をした娘が、てれくさそうに微笑みながら木の実を摘んでいる写真を見つめ、私は、自分の求めているのはこのような世界ではなかったのかと、憧れに胸を熱くした。
  それからおよそ一〇年後、私はいろんなめぐりあわせで、この「ブッシュマン」とよばれる人たちのもとで調査を始めることになった。 それからまた、さらに一〇年近い歳月が流れてしまった。 そのあいだ、私は四度にわたりカラハリ砂漠に足を運び、足かけ二年に近い歳月をかれらとともにすごした。
  この本では、これらのフィールド・ワークを通じて、私がこだわりつづけてきた「身体」というテーマについて語ってみたい。 具体的にいえば、かれらの日常生活のなかで起こっている、「からだのふれあい」「(シラミ)とり」「ふさけあい」「けんか遊び」「挨拶」「おしゃべり」といったありふれた行動を徹底的に、しつこく観察することによって、人と人とが生身の身体として直接的にかかわりあう、その経験の成り立ちを明らかにしたい。 さらに、このような「身体の経験」という「基礎」から、この人たちの社会とその生きかたの本質をとらえなおしてみたい。

■書評
るびりん書林 別館

○■睡眠文化を学ぶ人のために■2016年07月16日 09:47

食が文化であるように睡眠も文化である。


高田 公理 (著, 編集), 重田 眞義 (編集), 堀 忠雄 (編集)
単行本(ソフトカバー): 267ページ
出版社: 世界思想社 (2008/4/20)

■商品の説明
内容紹介
豊かで楽しい眠りの世界へ! 夢のコントロール技法、諸民族の夢理論、就眠儀礼、シエスタ文化、眠具、狸寝入り......。文系/理系の枠を超えたアプローチで、眠りの文化の全貌を明らかにし、新しい研究へと誘う。テーマ別文献リストつき。

出版社からのコメント
睡眠文化研究の集大成

内容(「BOOK」データベースより)
夢のコントロール技法、諸民族の夢理論、就眠儀礼、シエスタ文化、眠具、狸寝入り…文系/理系の枠を超えたアプローチで眠りの文化の全貌を明らかにし、新しい研究へと誘う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高田/公理
1944年、京都生まれ。佛教大学教授(社会学・文明学・観光学)。学術博士。京都大学理学部卒業後、酒場経営、武庫川女子大学教授などを経て現職

堀/忠雄
1944年、北海道生まれ。広島大学名誉教授(睡眠科学・睡眠心理学)。医学博士。早稲田大学院博士課程(心理学専攻)中退後、金沢大学医学部研究生、福井大学保健管理センター講師(カウンセラー)、広島大学教授などを経て現職。現在、財団法人福山通運渋谷長寿健康財団睡眠研究所所長

重田/眞義
1956年、京都生まれ。京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科准教授(アフリカ地域研究、人類学、民族植物学)。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
序章 睡眠文化とは何か 高田公理 i
第I部 夢と睡眠行動部 1章 フロイトの夢分析と脳科学 北浜邦夫 24
2章 夢の民族誌 豊田由貴夫 39
3章 眠り<プレイ>モデルと寝室地図 藤本憲一 58
4章 相互浸透する眠りと覚醒 掘忠雄 76

第II部 眠りの時空間
5章 眠りの時間と寝る空間―歴史的考察 高田公理・鍛冶 恵 94
6章 眠りを誘う音・光・香り 鳥居鎮夫 111
7章 眠具―眠りにまつわるモノの世界 松浦倫子 124

第III部 睡眠文化学の未来へ
8章 人類学からのアプローチ 豊田由貴夫 146
9章 社会学からのアプローチ 重田眞義 164
10章 心理学・行動科学からのアプローチ 掘 忠雄 179
11章 睡眠諸科学の基礎づけ―哲学的考察 藤本憲一 192
12章 睡眠文化を学ぶ人へ 重田眞義 212

終章 人はなぜ眠るのか 座談会(高田公理・掘 忠雄・重田眞義・鳥居鎮夫・豊田由貴夫・藤本憲一) 225

ひと眠りコラム
1 宇宙での眠り 水野 康 56
2 居眠りと狸寝入り ブリギッテ・シテーガ 90
3 『源氏物語』の眠りと光 小山恵美 122
4 枕の世界地図 鍛冶 恵 142
5 眠りの進化論 山際寿一 162
6 眠り姫になれなくて 鷲田清一 210

引用文献 246

睡眠文化を学ぶための文献リスト(テーマ別) 261

睡眠文化を学ぶためのキーワード解説 253

あとがき 243

■序章「睡眠文化とは何か」より
  睡眠、すなわち「眠る」という生理的な行為それ自体は、遺伝的に組み込まれた先天的な資質に由来する。それは人間だけでなく、広く動物一般に普遍的にあてはまる。しかし「人間の寝方や眠り方」は、地域や時代ごとに、さまざまなバリエーションを示す。こうした多様性は、それぞれの環境条件のもとで、歴史的に形成されてきた。それを人びとは後天的に見につける。それは「睡眠文化」と呼ぶほかないのだ。
  という意味で「眠り」は「食」に似ている。動物も人間も必ず何かを食べる。そうでないと生きていけない。「食べる」という行為は「眠る」という行為に似て、人間を含む動物一般に普遍的、かつ先天的な生理的行動である。
  しかし「食べる」ための食物を生産し、料理し、仲間と共食する動物は人間だけだ。しかも、食べ物、料理法、食事マナーなどは、地域や時代ごとにおびただしい多様性を示す。それは、さまざまな「人間の寝方や眠り方」お同様「文化」の一領域を形づくっている。そして、それを対象とする食文化研究は今日すでにおこなわれている。
  ならば、人間の睡眠や眠りを、地域や時代ごとに比較し、人間の睡眠について考える研究領域が開拓されてもいい。そこで、われわれ睡眠文化研究会は「睡眠文化研究」の第一歩を踏み出した。その成果のひとつに『眠りの文化論』(吉田編 二〇〇一)がある。

■書評
るびりん書林 別館

○■高田榮一の爬虫類ウォッチング■2016年07月22日 21:23

爬虫類版さかなクン?。ヘビ博士と呼ばれ、詩人であり、ヘルスカウンセラーでもあった著者による爬虫類エッセイ


高田 栄一 (著)
単行本: 207ページ
出版社: 平凡社 (1997/07)

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより) ヘビ・ワニ・カメ・トカゲ。なんで、こんな可愛いやつらを鎌がるの。歌人にして爬虫類の飼育・研究家、ヘビ博士の異名をもつ著者が、素朴なQ&Aを通じて綴る爬虫類賛歌。

著者について
高田榮一(たかだ・えいいち)
東京生まれ。東洋大学文学部卒。歌人・詩人として数多くの作品を発表。幼少の頃から野生動物、とりわけ爬虫類の生態に関心をもち飼育を始める。戦後これを本格化、高田爬虫類研究所を設立して生態研究を続ける。
現在は沖縄市の爬虫類園で飼育するかたらわ、テレビ・ラジオ出演、新聞、雑誌等への原稿執筆のほか、高田企画を主宰する。
主な著書/「昆虫いけどり大作戦」「爬虫類の超能力」(講談社)「蛇トカゲ亀ワニ」「世界の蛇・生態と飼育」(北隆館)「ヘビトカゲ爬虫類図鑑」「爬虫類とつきあう本」(朝日ソノラマ)「不思議がる心の不思議」(香梅社)など。
なお、日本人専門家として初のコモド島踏査やマダガスカル・ボアの捕獲など生息現場での幅広い活躍のほか「爬虫類友の会」を組織して理解と愛護に努めている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 6
怪獣はなぜ爬虫類の姿をしているか 8
爬虫類のドラマチックな数字 11
ツチノコ、それらしいものはいるが… 20
爬虫類の写真撮影はなぜ難しいか 24
電話診断の憂鬱と喜び 33
爬虫類と愛の回路 38
生け捕りから学ぶものは何か 42
マダガスカルボア―捜査線上の生け捕り― 52
オスとメスの"余裕の行動" 63
あお向けの交尾 66
[ヘビ]
ヘビが自分より長いヘビを呑む意味 78
ヘビの交尾の不思議と迫力 81
とぐろはヘビの基地である 87
コブラ使いとコブラの秘密 91
あしがないのにヘビはなぜ前進するのか 96
シロヘビと白の世界 100
大蛇騒動はなぜ起こるのか 104
クレオパトラがコブラにかませた理由 109
ヘビにあしがないのはどうしてか 112
ヘビの小便とぬけがらが化粧品をつくる 116
大蛇になぜ呑まれかけたのか 120
アオダイショウから何を学んだのか 127
なぜ美女にはヘビが似合うのか 136
毒ヘビと毒蛇のドラマ 141
野口英世を世界に送った毒ヘビ 145
[ワニ]
なぜワニ騒動はひろがったのか 149
仔育てにみるワニの知能の驚異 158
[カメ]
ミドリガメは窓であった 164
常識をくつがえしたへんなカメ 168
近代化の矛盾が生んだ交雑のカメ 173
壁塗りをするクサガメ 176
カメのヘソの重たい話 180
[トカゲ]
どうやってトカゲの気持ちを読むか 183
今、なぜイグアナなのか 187
なぜカメレオンがたくさんいるのか 192
ダンスをするオオトカゲ 198
短歌に描かれたコドモドラゴン 201
あとがき 205

■「はじめに」の冒頭と終わりの部分より
  私にとって爬虫類は<窓>であった。
  大自然の働きも爬虫類たちの行動を通して見ると、じつによく理解できたし、人間の行為も彼らの生活と比べながら考えると、その本質をつかむことができた。
  だから爬虫類は支配下に置くペットなどと意識しようがなく、つねにかしこい友人であった。むしろ私のほうが飼われていたのである。
(中略)
  立っている人間には見えない大地の肌を爬虫類は知っている。爬虫類が窓として意味を持つのはこのことである。
  そういう爬虫類の存在感を、この本から読み取っていただけたら著者としての喜びである。

■書評
本が好き!

?■日本起源の謎を解く―天照大神は卑弥呼ではない■2016年07月30日 08:31

念写の発見者とされる福来博士を慕う著者が古事記、日本書記を前提としつつ、真実は日本起源の地、飛騨に伝わるとする説を展開。各種神代文字の研究、言語論、平和論などにも及ぶ。一般書店にない福来書店発行の本。

■書評
るびりん書林 別館


山本 健造 (著)
単行本: 336ページ
出版社: 福来出版; (1991/7初版、1992/1三版)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本書では計量推定学方式により算定した天照大神は西暦前27年前後、神武天皇は西暦33年前後の実在の人物であることを証明し、西暦239年頃のヒミコより、天照大神は約266年前の人物であることを科学的に証明する。九州の女王ヒミコも近畿の神武天皇も、津軽半島に逃げた長髄彦も、ヤマトの語を大切にした。従って、九州ヤマタイ国論と近畿ヤマト国論の水掛け論争の終止符を打つのが本書である。

内容(「MARC」データベースより)
神武天皇から九代開化天皇までを神話上の架空の人物とする説や、朝鮮半島からの移民が近畿地方を制圧した皇室の祖だとする説に対して、言語学、血液学、考古学、地学などを駆使し、総合的見地から批判。日本の起源の真相を分析する。

著者について
山本健造
大正元年十一月生まれ。少年時代から神秘現象を研究し、十六歳にして超能力を得る。以来多くの難病者を救う。十八歳の時、神通力の奥にひそむ六次元弁証法のインスピレーションを得る。小学校卒業後、逆境の中で中学講義録や哲学講座を独学し、四十二歳で日大文学部(哲学専攻)を通信で卒業、小中学校教員の免許状を十一枚取得、高校倫理社会の教師を最後に三十八年間の教員生活を退く。
六十一歳で高野山大学聴講生、六十二歳で高野山大学院教科修士課程入学、六十四歳で文学修士の学位を受く。問題少年矯正治療等の長年の教育上の功績により昭和五十八年三月、学術研究、財団法人として許可される。昭和六十二年アメリカの学会に招待され、研究発表した。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次(大項目とトピックのみ抜粋)
日本史学界の巨星 樋口清之博士の本書へのご意見
序文
一 卑弥呼は誰か諸説紛々 35
二 邪馬臺国(ヤマトコク)は飛騨より大和と九州、津軽を結ぶ 39
・津軽にヤマト城/津田左右吉の詭弁/神武は実在/神武より九代天皇の否定根拠なし/飛騨の伝承/出雲の「国譲り」は政略結婚のもつれ/天孫降臨は飛騨政権の山下り/天安川原は飛騨にあり/九州の邪馬臺国(ヤマトコク)/前一世紀頃の日本/一~二世紀頃の日本/三世紀、卑弥呼君臨/ヤマト国は九州にも近畿にも/神武九代は実在/安本美典氏を讃う/長男相続は儒教思想/天皇の平均在位年数/平均在位年数と天照大神(ヒルメムチ)の推定/卑弥呼は天照大神の子孫/五王は大和朝廷/神武の古墳は墳丘程度

三 近畿、津軽、九州に邪馬臺国(ヤマトコク)あり 75
・津軽のヤマト城/神武以前近畿にヤマト国/邪馬台国は間違い/昔は八母音/ヤマトの語源/奴、倭から大和、邪馬臺へ/乗鞍麓の名家の口伝/飛騨宮村の国づくり/位山の皇祖岩/飛騨政権の拡大/多紀理姫の嫁入り/多紀理姫の蒸発と若彦の反逆/稗田阿禮は飛騨の人/天孫降臨と椿大神社/コノハナサクヤヒメとウガヤフキアエズノミコトの誕生/豊前市舟継ぎ岩/神武の帰還と東西のヤマト国/金鵄勲章のいわれ/長髄彦の子孫/原始的な大嘗祭/世界唯一のエンペラーである天皇/東京裁判の虚偽と「南京大虐殺」/隣国の反日教育

四 飛騨に伝わる口碑では長髄彦は東北へ 100
・調査の旅/日本書記より口碑が本当/長髄彦兄弟の子孫が健在/『東日流外三郡誌』は反逆思想/不戦の古代日本人/長髄彦の子孫は元寇で国を守る

五 『古事記』『日本書記』より飛騨の口碑の方が正しかった理由 111
・ニニギノミコトの子孫が皇統を継ぐ定め/『日本書記』での長髄彦/理由

六 長髄彦の気持ちに叛いた『東日流外三郡誌』の誤り 115
・長髄彦の祖先はオオヤマズミノミコト/長髄彦の武士道精神を讃う

七 捏造された『外三郡誌』の反逆精神 121
・長髄彦は妹を仇敵の妻にしない/田村麻呂の真心を蹂躙/天皇位まで奪う

八 荒覇吐精神と理想 130
・「アラハバキ」の語源/正当防衛精神

九 日本の偽史を攘う―神代文字は本当にあったのか?― 134
・日本古代文字の実在性/平田篤胤による偽作/平田復古神道の波及

十 平田復古神道は明治維新を助け早めた 143
・山口不二子、松尾多勢子の念写/松尾多勢子の明治維新への功績
十一 神代文字諸文献を科学するに当りて 154
・天日(あびる)文字の組立て/外国の文字と神代文字/神代文字文献の非現実性/古代の絵文字

十二 竹内文献のあらまし 164
・『竹内文献』の出所/受難/竹内巨麿の出自/世界人類は日本に発生説

十三 神代文字は文献にどんなものがあるか 168
・あらまし

十四 『上つ記(うえつふみ)』とは何か
・出所/添えた文字が問題/夫婦の房事の頻度など現実的な内容/神道開きの野心や中国思想がない/天孫降臨説がない/書かれた年代

十五 『秀真文書(ほつまつたえ)』のあらまし
・独創的な組み合わせ文字/還暦は日本起源/天照大神は男神/非現実性/高天原は飛騨を思わせる石器/飛騨の文化と土器の交易

十六 日本語母音論争では神代文字の存否は俄かに結論は出しにくい 189
・八母音説では神代文字を否定/母音論だけでは真偽判定困難/日本古代に絵文字は存在/稗田阿禮は絵文字を使用/国体の尊厳を冒す偽書

十七 神代文字はなくとも古代の絵文字はあった 196
・日本古代文字の実在を証明するサンカ文字

十八 組み合わせ文字の流行の時代 201
・惟足(おもたる)文字/種子(たねこ)文字/筑紫(つくし)文字/アイヌ文字/節ハカセの文字/上津文字/対馬文字/斎部(いむべ)文字/アナイチ数字/モリツネ文字の数字/出雲文字/阿波文字/天日(あびる)文字/天日草書体

十九 『九鬼(くかみ)文書』と九鬼家の迷惑 212
・九鬼家の歴史/文字/内容

二十 日本古代社会は公平、仁愛で貫かれていた 218
・古代社会は公平であり、平等ではない/封建制ではなく徳治

二十一 唯物平等主義は階級闘争と惨殺を産む 221
・社会主義は平等と公平を混同/空想的社会主義の失敗/科学的共産主義の失敗/共産制が生む無数の惨殺死体/唯物平等主義の陰惨性

二十二 共産国を自滅させた労働価値論 226
・唯物平等の価値観の誤り/基礎研究の遅れ/自国の歴史を罵る国は滅ぶ

二十三 諸科学者の独断的偽史を攘う 231
・生物進化の法則

二十四 日本列島誕生と世界第一の暖流と台風 237
・日本列島の誕生/氷河時代も進化が続く/純日本人が日本で進化/世界各地に人類は発生

二十五 旧石器時代に大陸に出て行った日本文化 243
・日本産の黒曜石が大陸奥地の地下に/移入だけではない

二十六 原日本人の存在についての確証 248
・原日本人に白血病ウイルスはない/アイヌと宮古島住民の遺伝子/母系遺伝

二十七 人類発生と言語について 254

二十八 言語を心理学より分析する 256
・従来の言語学の手法を否定/安本計量比較言語学から見た日本人のルーツ/北方民族起源説/瞑想民族と征服民族の言語比較/原日本語は諸国語を融合統一

二十九 言語より日本人のルーツを探る 262
・ 心理学的に分析/朝鮮人が王になったか/大陸人が王になったか/独特の古代文化を伝える皇室/アイヌ語と南方語順/アイヌ語と原日本語

三十 日本海両岸の風俗共通性 275
・結婚の風習/分家や血盟の契り/葬式儀礼/心理的共通性

三十一 地球寒冷化と民族の移動を証明する石器 279
・天孫降臨を裏付ける気候変動/合掌造りの大家族制/証拠となる御物石/集団移動の科学的考察/飛騨政権と天孫降臨

三十二 何故伊勢神宮は伊勢に遷ったか 288
・灯籠のユダヤ教紋章の謎/天照大神を伊勢に遷した意味/大和民族の古里高天原

三十三 偽史を攘って「本当の平和運動」を起こそう 297
・亡国平和運動/第二のクウェートにならぬために/大東亜戦争の原因/太平洋戦争の原因/原爆投下とソ連参戦の非人道性(原爆碑の愚かさ/トルーマンの非道/東京裁判の洗脳)/美しい魂の記憶(愛国と義理と友情の親子/出征の思い出/武山海兵団/シドニーの四郡神)/先祖を罵倒する教育/南京大虐殺のでっちあげ/侵略しない・させない大和魂

三十四 世界永久平和論を提唱する 320
・国防が独立を保つ/日本国憲法の改正を/カントの世界永久平和論/第二次大戦後の国際道徳の成立/世界世論/世界永久平和論綱領

あとがき 334
参考文献 337
財団法人飛騨福来心理学研究所案内 341
・福来博士と念写/研究所の内容/所長紹介/理事長紹介

■「序文」の終わり部分
  戦後の我が国の史学界は天照大神(ヒルメムチ)や神武天皇から九代開化天皇までを架空として否定し、十代崇神(スジン)天皇や、十六代仁徳天皇は朝鮮や支那あたりから来た覇者でないかとか、神攻皇后もいないのではないか等と「ただそう思う」という理由で否定する人がいます。
  これらの問題をただそう思うというのでは学問的でないので科学的に徹底的に追求してみました。
  右の外、神代文字の歴史書を科学的に追求し、その方面からも日本の起源を考察しました。
  言語の方では、狩猟征服民族と草食瞑想民族に別けて、心理学的に分析して日本民族の起源を探ってみました。
  最近の研究より約一万年前に日本の黒曜石で作った石器がシベリヤのバイカル湖に進出している事から、今までの渡来一点張りの考え方に反省を促したり、血液学の統計により、日本民族の中心が飛騨にある事を証明したり、新学説を一杯書きました。
  それから、今後の日本が世界的視野の下に独立を全うし、平和を実現してゆくにはどうしたらよいか、カントの永久平和論を踏まえて世界永久平和連合国憲法の骨組みを添えました。
(平成三年五月二十八日)