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○●五人のカルテ―病院の病跡 (1971年) (ハヤカワ・ノンフィクション)●2016年02月14日 10:09

文庫本にもなり、ドラマ『ER』の脚本の元となった本





著者:マイクル・クラントン
翻訳:林克己
発行所: 早川書房
昭和46年8月31日再版発行
254ページ

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
原因不明の高熱、骨折、火傷、心臓停止、激しい胸の痛み。マサチューセッツ総合病院の救急治療室には、さまざまな患者が昼夜を問わず運ばれてくる。ここに医学生として勤務した体験をもとに、超ベストセラー作家が刻々と変化していく医療現場の実態をリアルに再現し、その裏側に隠された問題点を鋭くえぐる。全米で驚異的人気を誇るTVドラマ・シリーズ「ER(緊急救命室)」の原点となった話題の医学ノンフィクション。

著者について
Michael Crichton was born in Chicago in 1942. His novels include Airframe, The Andromeda Strain, The Great Train Robbery, Congo, Jurassic Park, Rising Sun, Disclosure and The Lost World and Timeline. He is also a film director and the creator of the hit television series ER. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

■帯に記された著書の言葉
現在の形の病院は生れてまだ50年しかたっていないのに、あと10年ほどで亡びるだろう、なぜなら、医学・医術が変われば病院も当然変貌するが、医学はここ100年間に過去2000年分以上の進歩を遂げているからである。医者が患者の不幸で金をもうけるという現在の医療制度は早急に変革されなければならない。病院は今や、やって来る病人をなおす機関という従来の受け身の姿勢を捨て、外に向かう積極的な病院となることを迫られている。変化こそ病院の常態である。

■カバーのそでから
マサチューセッツ総合病院に担ぎ込まれた急を要する五人の患者。建築事故で担ぎこまれたラルフ・オーランドは、ごった返す救急棟で止まった心臓に懸命の蘇生術を受ける。しかし……、
原因不明の高熱に襲われて横転するジョン・オコナーは、抗生物質を大量に投与された。しかし、その処置は正しかったのか。
激しい複雑骨折を負ったピーターの片腕を再生させる手術は延々6時間にもおよぶ。
56歳の女性シルヴィア・トムスンは医者のいない空港で胸痛を覚え4キロ離れた医師にテレビを通じて診断を受ける。
55歳のマーフィー夫人は軽度の黄疸があい、腹部は膨満、便に血が混じる。治療手段のない紅斑性狼瘡らしい。
『緊急の場合は』『アンドロメダ病原体』などで医学の問題を追究してき たマイクル・クライトンが本来の医師の立場から、五人の患者を通じて麻酔や手術の歴史、外科医と内科医の反目と協力、教育病院の仕組みと医学教育のむずかしさ、そして医療の最尖端を行くコンピュータ診断の実際と今後の見通しなどを語る。なぜ入院費は上がるのか、入院費はホテル代より高いか。はたして病院はこのままでいいのか。──「変化こそ病院の常態」というクライトンが、行きづまりを露呈し始めた現代の医療制度の病根を冷徹にえぐり、人の不幸を金でもうける現行制度を批判して打ち出した“積極的病院”の構想!

■一言
著者の意図とは逆に、医療の限界を読みとる読者が多いようです。

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