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◎■家畜になった日本人――ネパールに学ぶ健康な生活■2016年02月07日 09:28

早世した研究者が指摘する、ジョギングや砂糖の危険性、歩くことの素晴らしさ…


著者:今野 道勝 (こんの・みちかつ) 発行所: 山と渓谷社 1982年6月1日発行 217ページ
■商品の説明
内容
産業革命以降の経済発展の代償として「大切な何か」を失った日本人。欧米だけに目が向きがちななか、以前からの暮らしの残るネパールに目を向けることで、自己変革を余儀なくされるほどのショックをうけるとともに、工業先進国の今日的な健康問題を考える場合の新たな視点が定まった。
著者について
今野道勝(こんの・みちかつ)
昭和20年生まれ。東京都出身
昭和45年 東京教育大学大学院修士課程修了(健康教育学専攻)
昭和45年 九州大学教養部助手、同講師、助教授を経て、昭和57年まで九州大学健康科学センター助教授
昭和58年 病没
専門 生理人類学
著書として、『現代生活と体育』(学術図書)<共著>および『栄養と運動と健康――健康の生理人類学』(朝倉書店)がある。

■目次
[プロローグ]
なぜネパールなのか 9
I 歩けなくなった日本人
美しかった彼らの歩行姿勢 16
距離の単位「スタジオン」 23
山岳民族に見る優れた歩行能力 30
なぜ歩くことにこだわるのか 36
ヒトは長距離型の動物だった 42
足は靴のためにあるわけではない 48
カトマンズの散歩道で考えたこと 54
日本の子どもたちは大丈夫か 60
山村の人に多い善玉コレステロール 66
健康の町・久山町の街づくり 72

II 虚弱になった日本人
握力が強ければ体力もあるのか 80
ネパール人の酸素摂取能力 86
虚弱化はすでに若者たちから 93
知っておきたい「適度な運動」の意味 100
繁殖用の豚は運動をしていた 106
日本人の血圧はなぜ高いのか 112
まるで違っていた彼らの耐寒力 119
なぜか薬がよく効く人たち 125
低下している日本人の視力と聴力 130
「文化と子育ては反比例する」 135
鶏と卵と人間と 141

III 錯覚してきた日本人
生物学的な不潔と物理化学的な不潔 148
青い山脈があるということ 153
肉体のバランス機能を測定して 158
「見る祭り」に欠けているもの 164
日本人の大型化がもつもう一面 170
質素な食事と豊かな食事の差 176
問題が多い砂糖の多量消費 182
動物性食品をうまく利用しているか 188
虫歯がない人たちに出会って 195
自給自足の村・コテンの住人 200

[エピローグ]
ヒトの定点観測所 207

参考文献 213
あとがき 214

カバー・扉イラスト 下谷二助
口絵写真 山と渓谷社
本文写真 健康科学研究会・山と渓谷社
ブックデザイン 小泉 弘

■書評と内容の紹介
別館

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