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○■トンガの文化と社会■2016年09月06日 19:55

南太平洋の小さな島国は、トンガ帝国とも呼ばれる海洋国家を作り、強大な権力を持つ王がいた


青柳 まちこ (著)
ハードカバー: 260ページ
出版社: 三一書房 (1991/11)

■商品の紹介
内容
長年にわたるオセアニア研究の初期に書かれた論文を中心にして編まれた書であり、全体としてトンガのイメージが読者に違和感なく伝わるように構成されている。
本書の特徴は以下の五点。
(1)土地制度と海外移住の因果関係
(2)キリスト教の受容にともなう西洋化
(3)家族、親族、そして社会組織と非単系的集団に関する社会人類学的研究
(4)余暇感
(5)子育て論
「余暇」と「子育て」という著者独自の視点が本書を出発点としていることは注目に値する。

著者について
青柳まちこ
東京女子大学文学部卒業、東京都立大学大学院修了(文化人類学専攻)
清泉女子大学助教授をへて、
現在、立教大学文学部教授、文学博士。
主な著書
『遊びの文化人類学』(講談社・現代新書)
『女の楽園トンガ』(三修者)
『モテクゲイ――ミクロネシア・パラオの新宗教』(新泉社)
『子育ての人類学』(河出書房新社)など
(データは本の出版時点です)

■目次(大項目のみ)
第I章 トンガ王朝の歴史 9
第II章 トンガの伝統的社会組織 23
第III章 トンガにおける土地制度 45
第IV章 現代トンガ村落における家族と親族 79
第V章 親族の行動 109
第VI章 トンガにおける共同作業集団 135
第VII章 トンガの衣食住 143
第VIII章 余暇観 187
第IX章 子どもの成長と社会化 203
第X章 故郷をあとにする人々 219
あとがき 250