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◎■本多勝一のこんなものを食べてきた! 小学生の頃(コミック )■2015年08月17日 09:59

漫画を通じて、野山の食べ物など、昭和初期の信州伊那谷にあった少し裕福な家庭の小学生の食がわかる


堀田 あきお (著), 堀田 佳代 (著), 本多 勝一 (著)
コミック: 238ページ
出版社: 朝日新聞社 (1999/04)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
昭和10年代、本多勝一少年は、あれも食った、これも食った。それも、こっちのも、あっちのも、どれも。

内容(「MARC」データベースより)
ツツジ、まんじゅうの天ぷら、柿の皮、ヤギの乳、カタクリ粉…。 昭和10年代、故郷・信州の山や川で蜂の巣を探し、どじょうを獲った本多勝一少年の懐かしくも新鮮な話を漫画で伝える。『週刊金曜日』掲載の連載漫画。

著者について
堀田あきお(ほった・あきお)
漫画家。1956年北海道生まれ。 故・手塚治虫に師事。 主な作品は『フラッグ!』『アジアのディープな歩き方』『ハッスル!パンチ』など多数。 児童書のさし絵やイラストも多く手がけている。 現在『週刊金曜日』の他に青年誌や小学生向け新聞などに漫画を連載中。

堀田かよ(ほった・かよ)
漫画原作者。 1962年群馬県生まれ。 編集者を経て堀田あきおとの共作活動に入り『アジアのディープな歩き方』などの原作を手がける。

本多勝一(ほんだ・かついち)
『週刊金曜日』編集委員。 1931年信州・伊那谷生まれ。 主な著書に『はるかなる東洋医学へ』『五五歳のときに登った山山』『アムンセンとスコット』(以上、朝日新聞社)、 『六〇歳の記念に登った山山』(悠々社)などがある。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
小学1・2年性の頃
ゴトウムシ 8
ツツジ 12
イロハ 16
ウサギ 20
スイコンボ① 24
スイコンボ② 28
ヒビ 32
ツナミ 36
オカメス 40
ハチの子① 44
ハチの子② 48
おむすび 52
コラム「ゑんそく」 56

小学3年生の頃
ヤギの乳 58
まんじゅうの天ぷら 62
砂糖菓子 66
ニワトリの卵 70
ニッキ 74
キンタマハジキ 78
熟柿 82
かたくり粉 86
マグロの刺身 90
イモ汁 94
サワガニ 98
ホンヤリのモチ 102
コラム「大戦争」 106

国民学校4年生の頃
イタンドリ 108
かきもち 112
オコゲ 116
麦のクロンボ 120
梅 124
チチバナ 128
ゴトウムシ(かりんとう) 132
きゅうりの粕もみ 136
モチの剥片 140
クサボケ 144
カヤの実 148
小柿 152
アケビ 156
お葉づけ 160
ドジョウ 164
切り柿 168
コラム「決戦の年」 172

国民学校5・6年の頃
ネンブリ 174
山のスッパ 178
カラスのおみやげ 182
スイカ 186
ハチの子ご飯① 190
ハチの子ご飯② 194
源助菜のカブ 198
柿の皮 202
チガヤ 206
アズキッパ 210
モモ 214
カワラグミ 218
コッカ(サルナシ) 222
塩イカ 226

あとがき
この本に登場する昆虫・動物・植物

装丁・呉幸子

■あとがき(冒頭部分)
  このマンガは、『週刊金曜日』で一九九六年一一月から間欠的に二年半ほど連載され、このたび単行本として刊行されることになりました。 こういう連載マンガが始められた経緯を説明しておきます。
  私は『週刊金曜日』編集委員の一人ですので、同誌の皆さんと飲んだり雑談したりの機会が多いのですが、あるとき編集部の山中登志子さんが、私の話す伊那谷の少年時代の食物体験を大いにおもしろがり、同誌に連載マンガとして描いてくれと言いました。 しかし忙しい上に、私には"売りもの"になるほどのマンガの腕は全くありません。一方で山中さんは、かねてから同誌にマンガを登場させるべきだとも主張していました。 そこでこの二つの企画を合体させて「食いもののことをマンガにしたら……」という話になったわけです。 それでも漫画家にたのむためのシナリオを私が書く必要があり、その時間がなかなかとれません。
  そんなことがあって実現しないままでいたところ、一九九六年の夏に島根県の松江市で同誌の講演会があったさい、講師として私のほかに椎名誠さんや漫画家の石坂啓さんが一緒になりました。 ちょうど言いだしっぺの山中登志子さんもいて、松江のソバ屋で一パイやっているうちに、ソバの話題からまた伊那谷での食物に話が移行した次第です。
  石坂さんや山中さんがおもしろがっているうちに、シナリオなんか書かなくたって、こうして雑談で語っている内容を漫画家が絵にしたらいいじゃないか、という着想が出ました。 でも、だれがマンガにしてくれるかという段になって、石坂さんが推薦して下さったのが、若手漫画家のホープたる堀田あきお氏です。
(後略)

■書評
るびりん書林 別館

?●かくれた次元●2015年08月18日 09:46


エドワード・T・ホール (著), 日高 敏隆 (翻訳), 佐藤 信行 (翻訳)
単行本: 304ページ
出版社: みすず書房 (1970/10/30)

■内容
今日の世界では、われわれは、多くの情報源からのデータに圧倒され、さまざまの文化に接触し、世界中いたるところで人びとにインヴォルヴされてゆく。それとともに、世界全体とのかかわりが失われているという意識もしだいに強くなっている。

本書は、人間の生存やコミュニケーション・建築・都市計画といった今日的課項とふかく結びついている“空間"利用の視点から人間と文化のかくれた構造を捉え、大量のしかも急速に変化する情報を、ひとつの統合へと導く指標を提供するものである。

ホールは、二つのアプローチを試みる。一つは生物学的な面からである。視覚・聴覚・嗅覚・筋覚・温覚の空間に対する鋭敏な反応。混みあいのストレスから自殺的行為や共食いといった異常な行動にかられるシカやネズミの例をあげ、空間が生物にとっていかに重要な意味をもつかを示す。人間と他の動物との裂け目は、人びとの考えているほど大きくはない。われわれは、人間の人間たるところがその動物的本性に根ざしていることを忘れがちである。

もう一つは文化へのアプローチである。英米人・フランス人・ドイツ人・アラブ人・日本人などの、私的・公的な空間への知覚に関して多くの興味ぶかい観察を示し、体験の構造がそれぞれの文化にふかく型どられ、微妙に異なる意味をもつことを示す。それはまた疎外や誤解の源でもあるのだ。

このユニークな把握は、人間に人間を紹介しなおす大きな助けとなり、急速に自然にとってかわり新しい文化的次元を創り出しつつあるわれわれに、新鮮な刺激と示唆をあたえてやまない。

■目次(大項目)
日本版への序 i
まえがき iii

第一章 コミュニケーションとしての文化 3
第二章 動物における距離の調整 13
第三章 動物における混みあいと社会行動 37
第四章 空間の知覚―遠距離受容器 目・耳・鼻 62
第五章 空間の知覚―近距離受容器 皮膚と筋肉 76
第六章 視覚的空間 95
第七章 知覚への手掛かりとしての美術 111
第八章 空間のことば 130
第九章 空間の人類学―組織化のモデル 145
第十章 人間における距離 160
第十一章 通文化的関連におけるプロクセミックス―ドイツ人・イギリス人・フランス人 182
第十二章 通文化的関連におけるプロクセミックス―日本とアラブ圏 206
第十三章 都市と文化 228
第十四章 プロクセミックスと人間の未来 249
・形対機能、内容対機能/人間の生物学的な過去/解答の必要性/文化をぬぎすてることはできない

付録 遠近法の一三のヴァラエティーに関するジェームズ・ギブスンの論文の摘要 261
訳者あとがき 269
文献 I

■まえがき(中ほどの一段落)
  私は人類学者なので、人間行動のある面について、その端緒に立ちかえり、その発端となった生物学的な亜構造(サブストラクチュア)を探りだしてみるくせがついている。 このアプローチは、人間も他の動物界のメンバーと同じように、最初も最後も、そしていつも、自分が一個の生物であるという事実の囚人であるということを強調する。 人間を他の動物から切離す裂目は、多くの人が思っているほど大きくはない。 われわれが動物について、そして進化が生みだしてきた複雑な適応のしくみについて多くを知るにつれて、そのような研究はもっと難解な人間の問題の解決にとって、ますます深い関連をもつようになってくるのである。

■一言:
「空間が生物にとっていかに重要な意味をもつかを示す」

△●平和なカラダ●2015年08月19日 10:18

平和なカラダで心が穏やかに。ココロの安静が世界平和に。


サンプラザ・ホメオパス・中野 (著)
単行本: 199ページ
出版社: ユビキタスタジオ (2007/08)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
見事な減量、菜食主義で「健幸」を究めてきたサンプラザ中野が、西洋の「もうひとつの医学」ホメオパシーを修得して、サンプラザ・ホメオパス・中野になった。これは効くぞーっ。荒れたココロ、疲れたカラダを癒す、健幸の師のお笑いアドバイス。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
サンプラザ・ホメオパス・中野
1960年生まれ。歌手。二年間のアマチュアバンド活動を経て1984年に爆風スランプのヴォーカルとしてデビュー。パワフルで奥深いサウンドにユニークなパフォーマンスが話題を呼び、若者を中心に支持を得る。88年「Runner」の爆発的ヒットにより、更に幅広いファンを獲得。その後も数々の名曲をリリースしミュージックシーンに確固たる地位を築く。しかし、一五周年を迎えた1994年に爆風スランプは活動休止宣言。現在は「サンプラザ中野」として「歌手」「健康」「株」を中心に、執筆業やランナーなど幅広い活動を行っている。また2006年には西洋医学のクラシカルホメオパシーのホメオパスの資格を取得。文化的な活動をする場合に限定的に改名し「サンプラザ・ホメオパス・中野」としても活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
この本の成り立ち 6
1 ストイックであることに憧れた怠け者時代 9
2 アーティストとしての危機だったデブで鬱の時代 035
3 世界よ、少食に向かって走れ!いまこそ! 75
4 ホリスティック医療の華、クラシカルホメオパシーと出会う 101
5 薬漬け男、ホメオパスの相談を受ける 123
6 薬漬け男、硫黄を処方される 167
7 カラダが平和でないうちは頭の平安はあり得ない 177
平和のためのあとがき 196

デザイン=寺井恵司/カバー装画:相場幸二

■「平和のためのあとがき」から(中ほどの2段落)
  お昼をそこら辺で売っている弁当ですましてはいけない。何が入っているかわからない。 レンジでチンで暖めてはいけない。 食材のくれる栄養を素から壊していますかもしれないから。 食べ物に限っては「便利」はやがて心身に「不幸」として帰ってくるのだよ。 「安い」は高い医療費に跳ね返ってくるかもしれないのだよ。
  とまあ医療費は高い。 個人が払っているのは三割か。 だが、つまり残りの七割はみんなで払っているのだ。 考えてみるとクラシカルホメオパシーは安いよ。 相当。 だから上手く西洋医学と両刀遣いできればよいと思うのだ。 そうすれば日本がより健康になると思うのだ。 安価に。 だから俺は広めようとしている。

■レビューページ
ぶら~りネット探訪

○●無人島に生きる十六人 (新潮文庫)●2015年08月20日 09:31

明治31年、北西ハワイ諸島とおもわれる無人島に流れついた16人の男たちの冒険談


須川 邦彦 (著)
文庫: 258ページ
出版社: 新潮社 (2003/6/28)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
須川/邦彦
1880(明治13)年、東京生れ。1905年、商船学校航海科卒後、大阪商船に勤務。また、日露戦争に従軍し、水雷敷設隊として奮戦。第一次大戦では敵艦の出没する洋上に敢然、船長として乗り出し、日本海員魂を発揮した。その後、商船学校教授を経て、東京商船学校校長、海洋文化協会常務理事を歴任。’49(昭和24)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
1
中川船長の話 11
龍睡丸出動の目的 13
探検船の準備 16
大西風 21
世界の海員のお手本 29
故国日本へ 39
海がめの島、海鳥の島 46
パール・エンド・ハーミーズ礁 52
暗礁をめがけて 57
待ち遠しい夜明け 67
伝馬船も人も波に 71
波の上の綱渡り 76
龍睡丸よ、さらば 86

2
みんな、はだかになれ 93
命の水 95
四つのきまり 102
心の土台 105
火をつくる 109
砂山つくり 113
見はり番 121
見はりやぐら 127
魚の網 130
海鳥の季節 132
海がめの牧場 137
アザラシ 142
宝島探検 145
無人島教室 156
塩をつくる 164
天幕を草ぶき小屋に 167
竜宮城の花園 170

3
学用品 179
茶話会 182
鳥の郵便屋さん 193
草ブドウ 204
われらの友アザラシ 209
アザラシの肝 215
アホウドリのちえと力 220
川口の雷声 224
船だ 227
的矢丸にて 234
よろこびの朝 240
さらば、島よ、アザラシよ 245
母国の土 248

痛快!十六中年漂流記 椎名誠
イラスト カミガキヒロフミ

■まえがき
  日本は海の国であるのに、海国日本の少年たちの心に、海の息吹をほんとうにふきこむ物語のないのを、私はながいあいだ気にしていました。
  ところが、昭和十六年十月から、少年クラブに、須川(すがわ)君の書いた私の無人島生活の話が、十三カ月つづけてのせられました。 私は、毎月まちかねて読みましたが、読んでいるうちに、私は物語の中にすっかり引きこまれ、四十年の昔にかえって、無人島生活をしているのだと思うことが、いくどもありました。
  私たちが無人島で難船したときは、日本の海の男として、あたりまえのことをしたのでしたが、須川君は、日本の作家に欠けている海の男としての体験があり、船長として大海原をじぶんの海のように航海して、海と船とをよく知っているので、たっしゃな筆で、興味深い物語に書かれたのです。
  この物語を読んで、私は龍睡丸(りゅうすいまる)の十五人の人たちは、ほんとうにりっぱな人たちであったと、つくづく昔のことを思いうかべるのです。 そして、昔、練習船帆船(こと)()(まる)の実習学生時代の須川君のことも、思い出されます。
  だが、十六名の無人島生活をした人々で、今日生き残っているのは、私のほかにはほとんどいないことを考えると、まことに心がさびしくなります。 そしてこの物語の本こそ、今はこの世にいない同志の人たちには何よりの供養となり、またつぎの時代を引きつぐべき少年諸君のために、りっぱな贈り物ができたと私は信じるのです。
  こういうわけで、昔、練習生時代に私が教えた学生の一人であった須川君が、私の昔話をよくおぼえていて、それを一つの物語に書いて、さらにこんどは一冊の本として出版されたことを、私はうれしく思います。

■実際の乗組員と当時の記事
レファレンス協同データベース

◎■親が知らないから、子供がアトピーになる■2015年08月22日 13:00

普通に生活していては知ることのできない情報が満載


康願 健一 (著)
単行本: 192ページ
出版社: セルバ出版 (2015/7/24)

■商品の説明
本書の内容
(カバーのそでに記された慶応義塾大学 先端生命科学研究所 特任准教授 杉本昌弘 博士(学術・歯学)による紹介文より)
アトピーの原因は腸内細菌といわれますが、日常生活で何をすればどのような効果が得られるかまで説いたような本は少ないです。 この本は、食事、育児、風邪薬、温泉など、日常生活で何をすればアトピーが抑えられるのか、幅広く、様々な科学的なエビデンスを基にわかりやすく紹介してくれています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
康願/健一
富山県出身。パシフィック大学院東洋医学学校医学科(The pacific college of oriental medicine(San Diego校))にて学ぶ。現在、未病研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに
序章 なぜ、アトピーという病気が発症したのか≪発症の原因≫
1 パリ・オリンピックのボート競技の金メダリストが起こした失態 10
2 1970年、日本でアトピー元年をつくり出す 14
3 小腸の穴がアトピーになるかのカギ 18
4 箸が喘息とアトピーを防いでくれる 21

第1章 大腸の菌が痒みのカギとなる≪原因編1≫
1 大腸の菌が皮膚のビタミンをつくる 24
2 アトピーと喘息は同じ原因の病気 33
3 風邪薬がきっかけで痒みが生まれる 38
4 植物油が悪玉菌の餌になる 43
5 亜鉛と砂糖が痒みのカギ 47
6 生の果物ジュースは危険 51
7 過剰タンパク質が悪玉菌の餌になる 53
8 ストレスは痒みの菌とヒスタミンの両方で悪化 56

第2章 大人のアトピーの原因は≪原因編2≫
1 植物油がこんなに悪いとは、なぜ誰も教えてくれなかったのか 66
2 外食でどうしてアトピーが悪化するの 74
3 チョコレートがまさかの原因 77
4 お風呂と温泉どっちが悪い 82
5 虫歯が原因でアトピーが起こるとは 88
6 ゴム手袋とアボガド、バナナでアレルギー 94
7 アトピーの人だけの痒み 98

第3章 アトピーに人が避けるべきもの≪禁忌1≫
1 卵、牛乳の何が悪いのか 104
2 使う鍋を間違えるとアトピー 113
3 玄米食でアトピーが悪化 116
4 よく噛んで食べると皮膚病もよくなる 119
5 健康食品で喘息が悪化 123
6 洗濯機とエビ、ダニの関係 125
7 「チーン」と温めたら痒くなる 131
8 目薬、点鼻薬で喘息が引き起こされる 134
9 白ワイン、フルーツケーキ、ジャムを食べるとひどくなる 136

第4章 冷えは、痒み、喘息の元凶≪禁忌2≫
1 夜更かしで体温が低下すると痒みが悪化 140
2 ペット飲料で痒みが悪化 144
3 コーヒーを飲んだら悪化 148
4 睡眠不足で悪化 149
5 小麦アレルギーはどこから 152

第5章 痒みを根本から薬草と断食で簡単にやっつける≪治癒編≫
1 お風呂で石鹸は使ってはならない 156
2 朝と夕にはハーブのお粥で改善 161
3 断食で身体をリセット 164
4 腸内細菌を替えれば意外と簡単に消えるかも 166
5 皮膚を外から変えると薬と油等 168

第6章 人生を諦める必要なし≪根本治療≫
1 多くの患者が言う寛解(かんかい)とは違う 174
2 皮膚が綺麗になって人生が変わった 176
3 ものの見方、とらえ方を皮膚以外の角度から 180
4 対処療法ではなく根本治療の自然治癒で 182
5 ハーブ、薬草は神がつくったもの 184

あとがき:アトピーで外出できず、恋も諦め、結婚できないでいる多くの女性へ 188
References(参考文献) 190

■はじめに
  全部で序章を含めて7章の構成になっています。序章では、アトピーのきっかけをつくった人物と日本での事情。 1章は、腸内のことを中心とした原因。 2章では、いつまでも治らない、また大人になってからの原因。 3章、4章では、避けるべきものについて述べています。 5章は、治癒方法の核心を公開しています。 6章は、実際に治った人の証言などを入れています。
  もし、あなたがアトピーで、直ぐに治したいと思うなら、そして面倒なことをやりたくないのであれば、前のすべての章を飛ばして5章から読んでください。
  それまでの章を読んで、「やっていけないこと」の多さにやる気が出なくなるかもしれません。 ですから、5章だけでも読んで、普通の人がいう「よくなった」状態になってください。
  しかし、もしあなたが未婚の女性で、将来結婚して子供が欲しいと考えているのなら、本書を最初からじっくり読んでください。 あなたの食べた物がそのまま子供の身体に影響を与えるからです。
  アトピーの子供にしないための決まりを本書から学んでください。 健康な子供に育ってほしいと、すべての親は願っています。 本書は、それを叶えるための必読書です。
  また、すでにアトピーになってしまった人にも、対処療法ではなく、根本治療の方法を、簡単に説明しています。
  今まで知られていなかった具体的なパターンを紹介し、アトピーにならないための基本原則を、本書が詳しく説明しています。 役に立たない栄養学の教科書と違い、今まで誰も書いたことのない、実践に役に立つ、栄養と皮膚についての知識を身につけてください。

  世の中から、多くのアトピー患者が消えることを願っています。 決して諦めないでください。 あなたには道があります。 ただ、本書に書いてあるとおりに実行していただくだけで、幸福への扉が開かれるのです。

2015年6月 康願 健一

■書評
るびりん書林 別館

○■交流分析であなたが変わる!心の回復6つの習慣■2015年08月24日 08:46

自我の「親-大人-子」の部分を知ってストレスに対処


山本 晴義 (著)
単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: 集英社 (2015/5/26)

■商品の説明
内容紹介
ストレスで苦しむすべての人へ。8万件の「命のメール相談」に応じてきた心療内科医が提唱する、究極の心の健康法。
交流分析を通じてあなた自身の本当の姿も発見。いつも手元に置いておきたい健康バイブル。

内容(「BOOK」データベースより)
交流分析とは―?アメリカのエリック・バーン博士が1950年代に開発した心理療法です。簡単な50の質問に答えることによって、あなたは本当の自分を知ることができるのです。ストレスを溜めにくい考え方を身につけ、豊かな人間関係を築くことが可能となります。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本/晴義
1948年(昭和23年)東京生まれ。現横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長。埼玉学園大学客員教授。東北大学医学部卒業。当初は内科医としてスタート。その後、精神科、心療内科へと進む。絶食療法や温泉療法などユニークな研究にも積極的に取り組んだ経験を持つ、メンタルヘルスの第一人者。2000年より国の厚生事業の一環として勤労者メール相談を開始。診察、講演、執筆、メール相談を通じて、健康な心のありかたを伝え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次
はじめに 1
第1章 心が弱いから病気になるのではありません 7
第2章 交流文政を使って自分自身を知る 59
第3章 回復のための6つの習慣 135
心の回復実践ノート 214
おわりに 221

■帯のソデより
交流分析とは――?
アメリカのエリック・バーン博士が
1950年代に開発した心理療法です。
簡単な50の質問に答えることによって、
あなたは本当の自分を知ることができるのです。
ストレスを溜めにくい考え方を身につけ、
豊かな人間関係を築くことが可能となります。

■「はじめに」の終わりの部分
  1973年に医師になって以来、患者の心と身体の健康のために、毎日の診療や講演活動、またメール相談などさまざまなやり方で、生き生きと暮らしていくための取り組みを続けてきました。
  そこでたどり着いたのは、病気を治すことはもちろんですが、病気にならない生き方を伝えることの重要性です。
  予防にかかるお金は治療にかかるお金の100分の1ともいわれています。
  この本を通し、そんな40年の歩みの中で得られた心の健康法を多くの方と共有できたらと思います。

■書評
るびりん書林 別館

×○目と耳と足を鍛える技術―初心者からプロまで役立つノンフィクション入門○2015年08月26日 09:30

宮本常一、やまびこ学級、正力松太郎…


佐野 眞一 (著)
新書: 174ページ
出版社: 筑摩書房 (2008/11)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
脳みそに汗かいて考えろ!世の中の動きと人びとの生態を一つ余さず凝視し、問題意識を身につける技術とは?必読書“百冊”を厳選した最強のブックガイド付き。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐野/眞一
1947(昭和22)年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社のライターや業界紙記者を経てノンフィクション作家に。社会の片隅や裏側から時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査とねばり強い取材によって近現代史の巨大なテーマに正面から迫り読者を圧倒する作品を書きつづけている。『旅する巨人』で第28回(平成9年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■一言:
東電OL殺人事件、正力松太郎、満州国と大麻など、いずれも現代の闇と深く関連する主題を扱いながら、その本質には決してふれず、におわせることすらない方向に誘導する行為を続けた人物のようだ。

○■新・人体の矛盾■2015年08月29日 09:29

地球環境は人間の管理による以外に守れないと結論


井尻 正二 (著), 小寺 春人 (著)
単行本: 237ページ
出版社: 築地書館 (1994/02)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本書では、人体のいくつかの器官をとりあげ、その起源の古いものから新しいものの順に、それぞれの器官がたどった進化の歴史をふりかえって見てゆくことにする。
内容(「MARC」データベースより)
一見、調和と統一を保っているように見える人体も、生命の起源以来35億年の歴史をもつ古い器官から現在もなお造られつつある器官まで、新旧様々の寄せ集め。そのいくつかを取り上げ、進化の跡を見る。

著者略歴
井尻 正二(いじり しょうじ)
一九一三年北海道小樽市生まれ
一九三六年東京大学理学部地質学科卒業、理学博士
著書は『井尻正二選集』全一〇巻(大月書店)、『漫画でよむ生物の進化』全四巻(新日本出版社)など一四〇余冊

小寺 春人(こでら はると)
一九四八年京都府生まれ
一九七二年日本大学農獣医学部農学科卒業、鶴見大学歯学部解剖学教室講師
比較解剖学専攻、歯学博士
著書に、『「種の起原」をどう読むか』共著(築地書館)、『硬組織の起原と進化』共訳(共立出版)など
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■帯(表紙側)の言葉
・系統発生(三十数億年まえ、一個の細胞の"いのち"が、ヒトにまで進化した道すじ)と、個体発生(一個の受精卵が海に似た羊水に浸りながらヒトとして生まれてくる道すじ)との関係が、これほどまでわかりやすく面白く書かれた科学書を私ははじめて読み、誰にでも知らせたい想いでいっぱいである。
・地球環境の破壊がすすみ、人類の滅亡さえ心配される今日、この書により、あの"パンドラのはこ"のごとく、この人体の矛盾こそわれわれ人間に希望をあたえてくれることを、この書で教えられた。
さくら・さくらんぼ保育研究所所長 斎藤公子

■帯(裏表紙側)の言葉
・天地創成の過程から多様性が、生物を、そしてヒトとその社会とを生むに至った。 だから人は、ヒトの身体によって地球進化の歴史を学ぶことができる。 そして著者らは、社会が創った大脳超新皮質に地球環境の管理を託し、人工子宮の中で発生する子孫を想い、宇宙旅行をする人類を夢みるのだ。
元東北大学教授|現神経病理研究所長 小暮久也

■表紙より
ヒトの病気といった現象の背景には、 人体の古い構造物と新しい構造物のあいだの不調和や矛盾にこそ真の原因がもとめられることがある。 人体の一つひとつの器官の形や働きは、機能的な合理性だけからなりたっているわけではない。 それは一つひとつの器官の起原と、人体がたどった多岐にわたる歴史の産物にほかならない。

■もくじ
血液と太古の海 10
コンピューターの進化 10/家庭と人体 11/血液と人体 15
・人体こぼれ話 人体解剖事はじめ 20
背骨を訪ねて 22
背骨をさぐる 22/脊椎動物の起原 26/背骨の新時代 29
歯の由来 34
ヒトの歯 34/顎骨と歯のはざま 41/鮫肌と歯 45
・人体こぼれ話 表情筋の下には爬虫類の顔が! 50
腎臓の進化 54
腎臓の構造とはたらき 54/ヒトの腎臓の発生 57/腎臓と尿の進化 62/腎臓の反復説 68
肺の起原 72
産声 72/オタマジャクシは語る 76/陸地の制覇 83/肺の進化 86
・人体こぼれ話 口の中に鼻がある? 91
手と足の由来 92
ゆれる足 92/ヒレから手足へ 95/五本指のなぞ 101
・人体こぼれ話 手の解剖がおもしろい理由(わけ) 107
耳の歴史 110
耳の解剖 110/哺乳類の証 115/耳のはじまり 121
毛根をさぐる 128
胎盤の出現 146
胎盤は語る 146/卵の小宇宙 150/胎盤の未来 159
・人体こぼれ話 便器の進化とヒトの進化 164
10 大脳皮質は考える 168
重い脳 168/脳の地質学 176/脳に未来はあるか180
11 オトガイの謎 184
人間らしさとは 184/ヒトの系図 185/ヒトが失ったもの 194/ヒトが獲得したもの 198/ヒトらしさの謎 206
・人体こぼれ話 ノドチンコの謎 208
・人体こぼれ話 破壊は構築である 211
12 人体の矛盾 212
人体の矛盾 212/相関の法則 215/個体発生と系統発生 218/人間の社会 223/人体の未来 225

あとがき 230
付図―地質年代と動物群の変遷 232
さくいん 233

■書評:
るびりん書林 別館

○■ぼくはオンライン古本屋のおやじさん■2015年08月30日 20:45

1999年の副業的オンライン古本屋開業の記録


北尾 トロ (著)
単行本: 201ページ
出版社: 風塵社 (2000/10)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、著者自身の個人的経験をもとに、オンライン古本屋の立ち上げ方、サイトの運営方法、お客さんとの付き合い方、仕入れなどの問題点、オンライン古本屋の現状などをまとめてみたものである。後半には「杉並北尾堂」の日記を収録してある。

内容(「MARC」データベースより)
パソコンオンチがはじめたオンライン古本屋「杉並北尾堂」。オンライン古本屋の立ち上げ方、サイトの運営方法、お客さんとの付き合い方、仕入れなどの問題点、オンライン古本屋の現状などをまとめる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北尾/トロ
1958年、福岡県生まれ。ライターとして活動しつつ、プロのボツ原稿を集めたミニコミ誌を発行したり、ドラァグクイーンたちのエッセイ集を個人出版するなど、型にはまらない執筆出版活動を展開。99年10月より「杉並北尾堂」をオープンし、オンライン古本屋の店主となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

■目次
第1章 オンライン古本屋ほど素敵な商売はない!? 9
ある日、いっぱいになった本棚を見て「古本屋になろう」と思った 10
書店にないなら"まわし読み"すればいい 16
オンラインなら素人にもチャンスがある 22
好きなことをして、本が読めて、お金がもらえて、感謝される。それがオンライン古本屋! 27

第2章 オンライン古本屋の作り方 33
手始めに自分のサイトを作ってみる 34
どんな古本屋にするか 39
目録は古本屋のカナメである 42
トップページはシンプルに 46
コンテンツを決める 50
古物商の許可を取得する 53
足りない本を補充する 54
購入と買い取りのシステム作り 58
郵便局に口座を開く 60
梱包材を仕入れる 62
入力作業は突貫工事 63
細かい事は開店してから考えよう 65

第3章 「杉並北尾堂」ただいま営業中 73
ネットビジネスは釣りに似ている 74
どうしてぼくはこんなにノロイのか 77
サイトを雑誌に置き換えてみたら 79
リサイクル古書店とのつきあい方 84
ぼくの散歩コースには古本屋がいっぱい 88
ぼくの店でトラブルが少ない理由 90
メールマガジンを発行してみた 93
ぼくの夢は全国古本仕入れ旅 98
オンライン古本屋は儲かる商売か 100

第4章 ぼくが出会った愉快な仲間たち 103
こんな出会い方もある 104
古本屋ミーティングは雑談だらけ 107
出張をやった話 109
古本屋めぐりの妙な一日 112
合同目録という最高の遊び 116

第5章 オンライン古本屋の眠れない日々 119
1999年10月~2000年7月 120

■書評
本が好き!

続編『ヘンな本あります―ぼくはオンライン古本屋のおやじさん2』



○■ハイエナの生態■2015年08月31日 12:04

ハイエナ研究の権威による「ハイエナへの不当な悪評払拭の書」


H.クルーク (Hans Kruuk) (著)
平田 久 (翻訳)
発行所: どうぶつ社
1978年9月15日発行
153ページ

■「訳者あとがき」から
  本書は一九七五年にオックスフォード大学出版部から刊行されたものであるが、著者自身の研究成果は、一九七二年に"ブチハイエナ"と題して、シカゴ大学出版部から出されている。 したがって本書では、"ブチハイエナ"が研究の成果を詳細に記すことに徹したものであるのに対し、老若を問わず、動物に関心を持つすべての人々に、ハイエナの全体的な像を、正しく理解してもらうことに主眼が置かれている。 だからこそ著者のクルーク自身も、動物好きの一人の人間として、ハイエナの"魔力"の囮になっていることを隠そうともしていない。 それだけに、本書では、小難しい理屈を極力避けて、平易に、しかしハイエナの本当の姿を描き出すように配慮されている。 それは、ハイエナの生活のさまざまな面を、多くの貴重な写真を用 いることによって、見事に表していることでもうなづけよう。
  読者諸兄が、著者の願いどうり、本書によって、正しくハイエナを知り、ひいては、ハイエナの生活を通じて、野生動物たちの動的で変化に富んだ生活に想いを馳せられれば、訳者にとっても、これ にまさる喜びはない。

■目次
プロローグ ― 私たちの研究 7
索餌 16
  活動時間 16
  腐肉漁りと獲物狩り 20
  解体 22
  死体を巡る競争 26
  過剰な殺し 30
  食物の貯蔵 32
獲物狩り 34
  ガゼル狩り 38
  ヌー狩り 42
  ヌーの仔を狩る 49
  フラミンゴ狩り 51
  シマウマ狩り 53
  サイ狩り 62
  獲物狩りに対する適応 66
競争 70
  リカオンとの競争 71
  ライオンとの競争 76
  人間との競争 86
  ジャッカルとの競争 92
  ハゲワシとの競争 96
社会的行動 112
  クランとテリトリー 112
  巣穴 122
  遊び 133
  コミュニケーション 135
  出会い 137
  交尾 140
  個体間の優位関係 142
ハイエナ科の他の種 144

謝辞 151
訳者あとがき 152

■一言:
ハイエナが他の動物たちとの関わりの中で
生きていることがよくわかる内容。

■書評
るびりん書林 別館