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○■日本のペトログラフ――古代岩刻文字入門■2016年04月23日 20:01

岩に刻まれた古代文字は世界共通語?



著者:吉田 信啓 出版社: ロッコウ ブックス 平成3年10月1日発行
275ページ

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
先史時代の謎を解く有力資料として、いま、世界の学会がこぞって探索・究明している〈原初文字〉が日本列島にもあった。ハーバード大学、スタンフォード大学をはじめと欧米の著名研究機関と国際協力、ここに初めて明らかにされる古代岩刻文字の秘密。

著者について
吉田信啓(よしだ・のぶひろ)
昭和十一年、福岡県行橋市生まれ。昭和三十五年、広島大学文学部言語学専攻卒。同大学英語学英文研究生をへて高校教諭となり、広島県庄原格致高校、福岡県立小倉高校、修猷館高校、若松高校などを歴任。また、西日本新聞の社外スタッフとして、文化・学芸欄を中心に二十三年間にわたり考古学、美術、民芸、陶芸などのコラムを担当。文部省科学研究では、「九州の民窯の総合調査」、「西日本の格子天井絵馬の総合調査」、「環太平洋ペトログラフの文化社会学的研究」などを実施。東南アジヤ、欧米など海外の研究調査も十数回におよび、欧米の学術機関・研究所との共同研究・学会活動を展開、「行動する国際研究者として評価が高い。
英語関係の著書として『入門基礎英文法』、『英訳・九州の民話』など多数がある。

■目次
第一章 ペトログラフとは何か
〔一〕岩に刻まれた「文字」以前の文字・ペトログラフ 10
〔二〕ペトログラフ(ペトログラフ学)とは何か 28
〔三〕世界的に研究されているペトログラフ 32

第二章 日本のペトログラフ
〔一〕山口県のペトログラフ――下関市、豊浦郡、阿武郡、山口市 85
〔二〕福岡県のペトログラフ
――北九州市、豊前市、太宰府市、宇美町、田川郡 137
〔三〕大分県のペトログラフ――宇佐郡安心院町、院内町 153
〔四〕熊本県のペトログラフ――阿蘇郡南小国町、西原村 161
〔五〕佐賀県のペトログラフ――神埼郡三田川町、江北町 176
〔六〕宮崎県のペトログラフ――日向市、美々津町 185
〔七〕鹿児島県のペトログラフ――坊津町 191
〔八〕長崎県のペトログラフ――五島列島の福江島 195
〔九〕島根県のペトログラフ――邇摩郡、出雲 199
〔十〕鳥取県のペトログラフ――東伯郡東伯町、浦安 203
〔十一〕沖縄県のペトログラフ 208

第三章 日本のペトログラフ学が書き換える歴史
〔一〕紀元前二〇〇〇年代に、アラビヤ~米大陸~日本の文化連鎖が あった 210
〔二〕先史時代の古代世界は一つの言語(文字)、哲学(宗教)で結ばれていた 220
〔三〕環状列石(ストーンサークル)や磐座との関連 223
〔四〕あなたも出来るペトログラフ探索と国際研究 232
〔五〕日本列島に展開するペトログラフの意味と背景 247
〔六〕ペトログラフ学――今後の課題と展開 259

日本のペトログラフ分布図 271
あとがき 273
ペトログラフ一覧表(カバー裏)

■カバーそでより
古代人が岩石に刻んだ文字や文様――ペトログラフの研究は、いま、世界に広がっている。日本でも発見例八十ヵ所・四五〇個を超え、六五〇〇万年前には文字を使う人びとがこの列島にもいたことが、厳然たる事実として受け入れられようとしている。
本書は、ペトログラフ学の第一人者が、文部省科学研究などにより、これまで日本の各地で発見した豊富な調査例と、長年の研究成果を分かりやすく紹介、さらに「見つけ方」の注意・手引きをも付けた初の入門書。

■書評
別館

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