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○■新・健康学「偏食」のすすめ―ヒトは果物を食べるように生まれついている■2015年06月01日 09:01

人がビタミンCを生成できない意味、人にとっての果物の位置付けを考える


永樂 和重 (著)
単行本: 292ページ
出版社: 教育評論社 (2006/10)

■商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ヒトは雑食ではなかった。すべての動物には「食性」という性質がある。ヒトの場合、その食性は「果実食性」である。従って、果実を積極的に食すことで、私たちは確実に健康でいることができる。
内容(「MARC」データベースより)
すべての動物にある「食性」という性質は、ヒトの場合「果実食性」である。果物を積極的に食すことで、私たちは確実に健康でいることができる! 「健康」と「食性」の関係を解き明かし、「正しい食事法」を提案する。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
永樂/和重
医師。1969年、神奈川県横浜市に生まれる。私立栄光学園出身。1995年、東京医科大学卒業。大学病院勤務を経たのち、東京医科大学微生物学教室助手としてウイルスの研究と学生の指導に従事。その後、独立してクリニックでの診療活動を行う。現在は、「ヒトの食性」に基づいた正しい食事法の普及に尽力している。専門は内科学・予防医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次:
まえがき 必ずはじめにお読みください 2
第1章 「健康」と「食性」の関係を解き明かしましょう
1. 健康のほんとうの基本は「食性」! 17
・動物の「食性」っていったいなに? 17
・食性を知る手がかり、それは「主食」 20
・食性と健康はどう結びついているの? 22
・ヒトの食性は「果実食性」+「葉食性」 28
・私たちの本能は果実と野菜が大好き 33
・栄養学はこんなところがまちがっています 37
・みんな「食性」から再出発しましょう! 40
・補足説明・・・ヒトの食性がわかる動物の研究結果 43
2. 「健康につながる食事」の原則はカンタン 48
・「野生動物の健康の秘訣」をお手本にしましょう 48
・食べ物には「必要」「不必要」があります 51

第2章 食べ物の「必要」「不必要」を見分けましょう
1. 私たちには「生命力のある生の食べ物」が必要! 57
・加熱調理された食べ物は"欠陥品"!? 57
・"生命力のある水"は生の食べ物の中にしかありません 59
・食べ物の生命力を「酵素」で解明しましょう 62
・加熱調理で食べ物の酵素はむちゃくちゃに! 66
栄養学は酵素を完全に無視してきました 68
・酵素をつくる能力には限界があります 69
・健康の秘訣は酵素を節約すること 73
2. 私たちには「精製されていない自然な食べ物」が必要 76
・精製食品って有害だったの!? 76
・精製食品の有害性を「砂糖」で解明しましょう 77
・砂糖が有害なのは"不純物"がないから 80
・精製されるほど食べ物はより有害に 82
・「加熱調理」と「精製」は本質的にまったく同じ! 84
・実はサプリメントも精製食品です 87
・果実と野菜こそ"完ぺきなサプリメント" 88
3. 私たちには「動物性食品」は不必要! 91
・あらゆる動物性食品は問題だらけ 91
・動物性食品を食べてもエネルギーは得られない!? 92
・動物性食品は胃腸の中で腐ります! 97
・腸内細菌の「善」「悪」も食べ物しだい 100
・肉食で有害物質「尿酸」が必ず発生! 102
・いくら生で食べでも動物性食品では健康になれません 104
・食性に合った食べ物なら偏食してもOK 108
動物性食品を食べない「菜食主義者」が不健康な理由 111
・動物性食品の"二大有害物質"ってなに? 114
・コレステロールは動物性食品にしか入っていません 115
・有害なのに有益!?二つの顔を持つコレステロール 116
・コレステロールを摂取するとからだは大混乱に! 119
・血液中のコレステロール値を最適レベルに保つには 121
・動物性脂肪は"確実に"病気に結びつく物質です 123
・私たちには「動物性タンパク質」も必要ありません! 125
・すべてのアミノ酸は植物から摂取できます 127
・「一日の必要摂取量」なんて忘れましょう 130
・自然界にアミノ酸不足のゴリラはいません! 132
・動物性食品からアミノ酸を得ることのムダ・リスク 134
・動物性タンパク質は"良質"ではなく"有害"!? 137
・最高のカルシウム源は植物です 140
・結局、肉食は単なる習慣にすぎません! 143

第3章 「正しい食事法」を学びましょう
1. これが「果実食・葉食健康法」! 147
・食べ物の「必要」「不必要」がわかれば準備OK 147
・カンタン・早わかり!「果実食・葉食健康法」 149
2. 「果実食・葉食健康法」を実践してみる 155
・モーニングタイムの食事のしかた(朝4時~昼12時) 155
・デイタイムの食事のしかた(昼12時~夜8時) 160
・ナイトタイムの食事のしかた(夜8時~朝4時) 171
・すべての食事の基本となるルール 174
・特に摂取しすぎに注意するもの 175
3. 実践的アドバイス 182
・まずは「果物を最大限に活かすこと」からはじめましょう! 182
・習慣化することが何より大切 183
・外出先でも意外とカンタン! 185
・自分の生活のリズムに合わせてアレンジしましょう 188
・食生活の改善は焦らずゆっくり 189
・自信を持って「果実食・葉食健康法」を実践するために 190

第4章 「正しい食事法」の疑問にお答えしましょう
1. 一日を「三つの時間帯」に分ける 193
・からだの「三大生理機能」ってなに? 193
・食生活を正しくすれば生理機能すべてが順調に! 197
2. 「モーニングタイム」は果物だけ 198
・朝食ほど健康を害するものはありません! 198
・食べることより「老廃物の排泄」のほうが大切 200
・朝食によってジャマされる「老廃物の排泄」 202
・朝食の消化でからだは朝からクタクタ 205
・朝食と夜食は本質的に変わりません 206
・おなかが空いているほうがかえってエネルギッシュ!? 208
・なぜ「果実の朝食」だけはOKなの? 211
・熟した果物は「すでに消化されている食べ物」 214
・「朝は果物だけ」で健康でエネルギッシュに 217
・朝食をやめることと「断食」の共通点とは? 219
・"果物を食べながら"断食しましょう! 221
3. 果物を"正しく"食べる 224
・果物には「正しい食べ方」がありました! 224
・果物は"空っぽのおなか"が好き 228
・果物と果物以外の食べ物は一緒に食べちゃダメ!? 230
・果物を食べたあとは、また"おなかの中を空っぽ"に 232
4. 生野菜を組み合わせて一緒に食べる 235
・生野菜の"たった一つの欠点"ってなに? 235
・生野菜は"食べ物の万能選手" 237
・"生命力のある水"の摂取量を生野菜で増やしましょう 239
・生野菜は消化を助ける"お手伝いさん" 241
・生野菜で「腐敗」とお別れしましょう 243
5. 「正しい食べ物の組み合わせ」は四通り 245
・重要なのは"消化しにくい食事"を避けること 245
・消化しにくい食べ物ほど胃を通過するのがタイヘン! 249
・胃での消化を制する者は消化全体を制す!? 251
・食べ物の"交通渋滞"は胃で起こります 253
・胃での消化を「4時間以内」で終わらせましょう! 256
6. おなかが空いていないときには食べない 259
・"胃の中の状態"で食事のタイミングを決めましょう 259
・消化していないとき胃は何をしているの? 262
・胃も「老廃物の排泄」をやっていました! 263
・現在人は"胃腸のお掃除"が不十分 265
・「二つのルール」を守っていつも胃腸の中をきれいに 267
7. よく噛んでゆっくり食べる 269
・噛むことは胃を思いやること 269
・よく噛んで食べれば少ない食事で大満足 271
・"早食い"すると勢い余って"大食い"に! 272
・実は私たちはみんな噛むのが大好き 274
8. 「果実食・葉食健康法」だとカンタンにやせられる 277
・なぜ脂肪を摂りすぎると太っちゃうの? 277
・「カロリー」と「太ること」とは関係がない!? 278
・太るほんとうの原因は「からだのエネルギー不足」 281
・からだのムダなお肉は老廃物 284
太る人がみんなやっていることってなに? 286
・やせる秘訣はエネルギッシュになること 288
・「果実食・葉食健康法」でさまざまな目的を同時に達成! 290

あとがき 最後まで読んでくださってありがとうございました 292

■「まえがき 必ずはじめにお読みください」(冒頭部分)

≪この本の結論≫
食生活に「果物」を積極的に取り入れることで、私たちはほんとうの健康を手に入れることができます。また、美しくスリムでエネルギッシュなからだも手にいれることができます。なぜなら、ヒトという動物は「果実食動物」であり、果物はヒトにとって完全栄養食品・完全適合食品だからです。!

■一言:
人類史をふり返ると、人はイモ類を食べ始めて棒を使い出したことがチンパンジーらと別れる契機になったようであり、チンパンジーも肉を食べることなど、多少は肉食もよいようだが、果物をたくさん食べる暮らしをめざすことはよさそう。
果実については、あと40年健康を保つ 自然食の効力でも指摘あり。
■書評
るびりん書林 別館