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○●僕は動物カメラマン●2015年06月21日 09:39

偶然カメラと出会って一生の職業に。


宮崎学 (著)
発行所: どうぶつ社
1983年9月1日発行
163ページ

商品の内容
ガキ大将だった少年が自己に目ざめプロ・カメラマンとして活躍するまでの青春記。話題作を発表しつづける著者の撮影技術も公開。

著者略歴 (「ツキノワグマ」の「BOOK著者紹介情報」より)
宮崎/学
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。『けもの道』『鷲と鷹』で動物写真の世界に新風を巻き起こす。現在、「自然と人間」をテーマに社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として日本全国を舞台に活躍中。1978年『ふくろう』で第1回絵本にっぽん大賞。1982年『鷲と鷹』で日本写真協会新人賞。1990年『フクロウ』で第9回土門拳賞。1995年『死』で日本写真協会年度賞、『アニマル黙示録』で講談社出版文化賞。2002年「アニマルアイズ(全5巻)」シリーズで学校図書館出版賞(本データはこの書籍(ツキノワグマ)が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
立身出世青春編
アルプスの見える村にて 8
"悪ガキ"時代 12
ある事件 19
高校なんかへ行くものか 23
覚悟の買い物 27
楽しかった毎日 32
青春の力だめし 38
雪山の興奮 44
3人の人 64
結婚したい女の子 73
ある自信 75
けもの道 79
ワシとタカ 85
野生の感覚 94

作品編
イヌワシ 17
ハチクマノヒナ 18
カモシカ 35
ツキノワグマ 36
フクロウ 53
モモンガ 54
ヒメネズミ 71
ツミ 72
ハチクマ 89
カンムリワシ 90
イヌワシ・ハヤブサ・ミサゴ 91
オオタカ・ハイタカ 92
ノウサギ 125
ヒメネズミ・テン 126
キツネ・イタチ・タヌキ 127
カモシカ 128

自分流写真術
2つのシステム 102
どんなカメラを使っているか 106
使いやすいレンズ 110
フィルムとフィルターについて 112
撮影の前の準備 114
ニッサン・キャラバン 116
スズキ・ジムニー 119
トライアルバイク 120
観察のための主力武器 122
身をかくすための知恵 131
登山道具 133
メカの開発 136
赤外線感知装置 138
レンズの改造 140
無人管理 145
カメラ・ケース 148
相手を知るための独自な工夫 151
撮影本番、ああ苦痛! 154
動物写真は芸術か? 157
こんなカメラを使ってみたい 160
(作品編はまとまったページではなく、
それぞれの作品が掲載されたページを示しています)。

■あとがきにあたる部分
●私の青春時代は、とにかく無我夢中だったような気がする。 プロに、なれたらなるのではなくて、絶対になるんだといった気持で、日夜、がんばっていたようだった。 ●それだけに、いま思い返してみれば、苦しみ悩んだ"ハングリー"な時代がなつかしくもある。そして、気がついたらプロになっていて、このような本を書かされるはめになってしまった。 ●プロにあこがれ、なれたと思ったら、また別な苦しみのあることに気づいた。 私は、撮影のあい間、それも夜中にこれを書きながら、あらためてプロとは何かを考えさせられた。 ●プロとは、どうやら"生きざま"のすべてをさらけ出さなければならないらしい。 まるでヘビににらまれたカエルのごとく、私はこの仕事を引きうけてしまった。 ●だが、それも"どうぶつ社"という暖かみのある社名に原因があったような気がする。 久木亮一氏には、原稿のすべてにわたってお世話になった。 紙上をかりてお礼申し上げます。●

■一言
生涯の職業と出会った人物の青春期を読みたい。