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菜根譚2015年07月06日 10:16

東洋的人間学の好書として愛読されている中国明代末期の随筆集。


今井 宇三郎 (著)
新書: 316ページ
出版社: 明徳出版社 (1967)

本書は入手しにくくなっており、入手しやすい本としては、次の本がよさそうです。
中村 璋八 (翻訳), 石川 力山 (翻訳)
文庫: 442ページ
出版社: 講談社 (1986/6/5)

■商品の説明
内容紹介
『菜根譚』は今から三百数十年前、中国明代の洪自誠が人間いかに生くべきかを、様々な角度から論じた人生指南の書である。本書は、「儒・仏・道」の3教を根幹とする『菜根譚』の真髄を体得して日常生活の指針とするため、儒・道教の専門家と仏教、特に禅学を専攻する学者の2人が、長年に亙り原典を全面的に見直し、これを究明し、その成果を新たに書き下ろしたものである。現世を生きぬく知恵と処世の極意が満載された必読の書。
著者について
【中村璋八】
1926年神奈川県に生まれる。東京文理科大学卒業。駒沢大学教授。文学博士。主著は『緯書の基礎的研究、資料篇』『五行大義の基礎的研究』『重修緯書集成』(6巻)『五行大義校註』『日本陰陽道書の研究』『五行大義全釈』など。
【石川力山】
1943年宮城県に生まれる。駒沢大学仏教学部禅学科卒業。駒沢大学仏教学部教授。著書は『慧能研究』『作る心食べる心』(共著)など。

■一言:
『菜根譚』は中国よりも日本で愛読されたようです。そこに記された東洋的人間観は、人間中心主義に陥って破たんしようとしている西洋的人間観に代わる価値観として位置付けることができそうです。現代語訳が付いているため苦労なく読めます。

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