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△■ダイドー・ブガ ― 北ビルマ・カチン州の天地人原景■2015年07月31日 08:48

ゾミア』に暮らす人々
焼畑と精霊信仰と国家への組み込み


吉田 敏浩
単行本: 142ページ
出版社: 彩流社 (2012/05)

■商品の説明
内容紹介
広大な森のなかで真に豊かに生きられる、人間の原点ともいえる場がここにある。国家に管理されず、自給自足的に暮らす人びとが、なぜ、闘わざるを得ないのか。激動するビルマ(ミャンマー)で、生き抜こうとする少数民族の写真集

ダイドー・ブガとは、カチン語でへその緒を切った場所、すなわち故郷のこと
内容(「BOOK」データベースより)
広大な森のなかで、真に豊かに生きられる、人間の原点ともいえる場がここにある。国家に管理されず、自給自足的に暮らす人びとがいまも闘わざるを得ない厳しい現実。激動するビルマ(ミャンマー)で、生き抜こうとする少数民族の写真集。
著者について
吉田 敏浩
1957年生まれ。1985~88年にビルマ(ミャンマー)北部のカチン人など諸民族の村々を訪ね、少数民族の自治権を求める戦い、山の森と共に生きる人々の生活・文化などを取材した。その記録『森の回廊』(NHK出版)で、第27回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は現代日本社会における生と死の有り様、戦争のできる国に変わるおそれのある日本の現状を取材している。
最新刊に『赤紙と徴兵』(彩流社、2011年、「ムダの会」の主催 第2回 「いける本大賞」)、『宇宙樹の森』、『北ビルマ、いのちの根をたずねて』、『生と死をめぐる旅へ』、『ルポ 戦争協力拒否』、『反空爆の思想』、『密約』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉田/敏浩
1957年、大分県臼杵市生まれ。ジャーナリスト。アジアプレス所属。ビルマ北部のカチン人など少数民族の自治権を求める戦いと生活と文化を長期取材した記録、『森の回廊』(NHK出版)で96年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は現代日本社会の生と死の有り様、戦争のできる国に変わるおそれのある日本の現状を取材。『赤紙と徴兵』(彩流社)で2011年、いける本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■「あとがきに代えて―森の側からの眼差し」から(抜粋)
  精霊を呼んで祀るには、然るべき時と場があることを村人たちは知っている。 それは森・自然に対して然るべき態度をわきまえることに通じる。 ここでは、人間は一方的に森を、自然を見ているわけではない。 見る者もまた見られている。 森の側から、自然の側から人間の世界を見る眼差しのあることを、村人たちは自覚している。 薬草を採るときも、誰それが病気やけがをしているから採らせてください、と唱えなければならないそうだ。 そうしないと薬草の効き目もないという。 森の側からの眼差しを意識してのことだ。

■一言:
写真を主とする作品であり、カチン州の高地に暮らす人々の様子を知ることができます。
ここは、『ゾミア』に該当する地域の一つであり、焼畑を生業としています。
本書の終わりの方では、移住を強制し、空爆を行うビルマ政府が登場します。
何もビルマ政府に問題があるのではなく文明・国家=徴税機関であるという本質がこのような暮らしを許さないことを『ゾミア』で知った上で本書を読むと、「軍事政権許せない」という誤った結論に導かれることがないでしょう。

■書評:
るびりん書林 別館

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