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哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン ― 2015年03月23日 08:40
マーク ローランズ (著), 今泉 みね子 (翻訳)
単行本: 276ページ
出版社: 白水社 (2010/04)
出版社からのコメント
《人間存在を揺さぶる》
本書は大学で現代哲学を講じる気鋭の哲学者が、一匹のオオカミとの出会いからその死を看取るまでのユニークな知的読物である。その魅力の第一は、もちろん、ブレニンと名付けられたこのオオカミとの共同生活に見られる「野生」の輝きである。ヒトやイヌに対するブレニンの意外な反応やエピソードの数々は、オオカミに対する偏見を洗い落すに違いない。また野生のブレニンの訓練法は、飼い犬に手こずる読者には大いに参考になろう。
が、本書の更なる魅力は、著者がこの共同生活から人間という存在の根本問題--死とは何か、愛、幸福とは何かの思索を深めてゆき、ニーチェやクンデラとともに従来の人間観を克明に検証してゆく論述過程にある。利益を計算し、ときには仲間を欺く「邪悪性」、この内なるサル性を暴くくだりや、永遠と瞬間をめぐる思索は、並のミステリや哲学書よりはるかに刺激的だ。この「哲学と野生との対話」 から浮かび上がるのは人間存在の新たな在り方であり、読者は自らの生について再考を迫られるに違いない。
世界的なベストセラーとなった前著(邦訳『哲学の冒険』筒井康隆監修)とならんで、本書も各紙誌から「驚異的な本だ。あまりに魅了され、本を手離すことができない」「人間についての見方を検討し直させる画期的な本」と絶賛されている。文体は一般向けで、読みやすい。確実に読者を「揺さぶる」だろう。
内容(「BOOK」データベースより)
気鋭の哲学者が仔オオカミと出会い、共に生活しその死を看取るまでの驚異の報告。野生に触発されて著者は思考を深め、人間についての見方を一変させる思想を結実させる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ローランズ,マーク
哲学者。1962年、ウェールズに生まれる。イギリスのマンチェスター大学で最初は工学を学んだが、後に哲学に転向。オックスフォード大学で哲学の博士号を取得。アメリカのアラバマ大学、アイルランドのコルク大学などを経て、2007年から現在まで、アメリカのマイアミ大学で哲学教授を務める
今泉/みね子
国際基督教大学教養学部自然科学科卒業、生物学専攻。フリージャーナリスト・翻訳家。1990年よりドイツのフライブルク市に住み、ドイツ語・英語書籍の翻訳、ドイツ語圏の環境対策に関する執筆・講演に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
一言:『探検家の日々本本』で「頭のいい人が人間は何のために生きているのかを真剣に考えると、哲学よりもオオカミ、キリストよりもピダハンのほうがよく知っていることに気づいてしまうのだろう」として紹介されている本。
医療の犯罪―1000人の医師の証言 ― 2015年03月24日 08:43
ハンス リューシュ (著), Hans Ruesch (原著), 太田 龍 (翻訳)
単行本: 289ページ
出版社: 三交社 (1997/04)
内容(「BOOK」データベースより)
マスコミが絶対取りあげない近代医療のタブー。大反響を呼んだ『世界医薬産業の犯罪』に続く第2弾!科学的装いをこらした近代医療こそが、実は病気を作り出している。―現場の医師たちの数々の証言で綴る真に“勇気ある書”。
内容(「MARC」データベースより)
科学的装いをこらした近代的な医療こそが実は病気を創り出しているという犯罪的な現実を、1930年代から現代まで、良心的な現場の医師約1000人の赤裸々な証言で綴る真に勇気ある書。
一言:太田龍さん翻訳。
狼―その生態と歴史 ― 2015年03月25日 09:19
平岩 米吉 (著)
単行本: 308ページ
出版社: 築地書館; 〔新装版〕版 (1992/09)
商品の説明
出版社からのコメント
ニホンオオカミ 絶滅したニホンオオカミの生態と歴史の集大成。数十年にわたって収集した正確な資料と、狼と生活を共にした実体験に基づく科学的な観察と分析により、ニホンオオカミの特徴や大きさ、性質、残存説などを検証。神格化された古代から絶滅へいたる歴史も詳述する。
内容(「BOOK」データベースより)
「大口の真神」とあがめられた古代から、「病狼」と恐れられ、やがて絶滅していったニホンオオカミの生態と歴史を、数十年にわたって収集した正確な資料と、生態学の眼をもってまとめあげた。ニホンオオカミの正史。
内容(「MARC」データベースより)
「大口の真神」とあがめられた古代から、「病狼」とおそれられ、やがて絶滅していったニホンオオカミの生態と歴史を、数十年にわたって収集した正確な資料と、生態学の眼をもってまとめあげた。
一言:長く読まれている良書
がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと ― 2015年03月26日 09:51
ケリー・ターナー (著), 長田美穂 (翻訳)
単行本(ソフトカバー): 400ページ
出版社: プレジデント社 (2014/11/13)
商品の説明
内容紹介
発売と同時に米アマゾン1位〈がん部門〉にランクイン、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなった話題の書。
治癒不能といわれたガンが自然治癒する現象が、実際の医療現場で話題になることはまずない。
しかし筆者が目を通した1000本以上の医学論文において、ガンが自然に治癒した事例を報告していた。
こうしたケースが科学的研究対象となってこなかった医療サイドの理由として、
1)医師は治すのが仕事なので、治った患者には関心がない
2)たまたま治った人のケースを他の患者に話しても「偽りの希望」を与えるだけである
などを著者は挙げる。 ガンの自然治癒は、どんな状況で、どのような人々に起きているのか。
全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、 「劇的な寛解」事例を報告した1000本以上の医学論文を分析し、 日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者100人以上にインタビューを行った。
その結果、ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。
9項目それぞれについて、実在に自然治癒を経験した人々の語りを元に筆者が解説。
具体的な実践方法も各章ごとに記している。
内容(「BOOK」データベースより)
自己治癒力をオンにする食べ物、治療法、生きる姿勢とは?余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと。
著者について
Dr. Kelly A. Turner
ケリー・ターナー博士
腫瘍内科学領域の研究者。学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、
カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。
博士論文研究では奇跡的な回復を遂げた1000件以上の症例報告論文を分析し、
1年間かけて世界10カ国へ出かけ、奇跡的な生還を遂げたガン患者と代替治療者を対象に、
治癒に至る過程についてのインタビューを行った。 本書はそこから得られた知見を患者や家族、そして健やかに生きたいすべての人のために
わかりやすくまとめた著者初の書籍。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ターナー,ケリー
博士。腫瘍内科学領域の研究者。学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。『がんが自然に治る生き方』が初の書籍
長田/美穂
1967年奈良県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。新聞記者を経てフリージャーナリストに。2010~11年、フルブライト・プログラムにてアメリカ・シアトルのワシントン大学客員研究員。現在はアメリカの性犯罪に関する著作を執筆中。2015年春からは大阪大学大学院博士課程で、人の立ち直り支援についての研究を始める。『がんが自然に治る生き方』が初の翻訳書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
一言:レビューに9つのことが具体的に書かれていました。
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ
ブラザー・ウルフ―われらが兄弟、オオカミ ― 2015年03月27日 09:04
Jim Brandenberg (原著), 太地 実 (翻訳), ジム ブランデンバーグ
大型本: 160ページ
出版社: 講談社 (1995/04)
商品パッケージの寸法: 32.6 x 25 x 2 cm
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、ミネソタ州北部の原生林の中で、初めてシンリンオオカミの子どもに出会った所から話が始まる。狼と人間の関係について、新しい視点を導入している。シカゴ・ブッククリニック賞、シガード.F.オルソン自然著作賞、ミネソタ書籍出版賞受賞。
内容(「MARC」データベースより)
はるか昔、人間と狼とは兄弟だった。人間は狼から狩りを学び、狼はそのお裾分けに与った。狼は人間を守ってもくれた。が、古い暗黙の約束を破ったのは人間だった…。他の追随を許さないブランデンバーグの作品中の最高傑作。
著者について
【ジム・ブランデンバーグ】
ナショナル・ジオグラフィック誌の編集長ウィリアム・グレイブスは、「ブランデンバーグはわれわれの時代の真に偉大な才能の持ち主の一人だ」と認めている。少年時代からの狼との出会いにあこがれ、アメリカやカナダに根気よく彼らの姿を追った。そして1988年、ホッキョクオオカミの家族の生態をとらえた写真集「ホワイト・ウルフ(白い狼)」は20万部をこえるベストセラーとなった。生態写真家としての経歴の中で数多くの著名な写真賞を受け、1991年、国際連合(UN)は彼に「ワールド・アチーブメント・アウォード(世界的功績賞)」を与えた。人々の環境に対する関心を自然写真によって高めた、というのがその受賞理由である。本書「ブラザー・ウルフ」は、ミネソタ州北部の原生林の中で、初めてシンリンオオカミの子どもに出会った所から話が始まる。狼と人間の関係について、新しい視点を導入している。
【今泉忠明】
動物学者。東京都動物園協会・動物解説員などを経て、イリオモテヤマネコ、トガリネズミの研究で知られる。小型哺乳類を主とする分類、生態学が専門。「そのときなぜイヌは片足をあげるか」(TOTO出版)ほか著書多数。
一言:人とオオカミは兄弟
ヒト・文化・文明―野外科学としての人類学入門 ― 2015年03月29日 09:06
高山 竜三 (著)
単行本: 317ページ
出版社: 八千代出版 (1979/04)
内容:「まえがき」から
この本は、「ヒト・文化・文明」あるいは「人間化と文明化」という大きい筋を通して書きおろしたものである。学問の体系を要約したものでも、バランスよく諸概念を解説したものでもない。人間と文化について、もっと自由に考えて戴くための素材でもある。スペキュレーションでもある。
高山龍三(たかやまりゅうぞう)
1929年、大阪生れ。三高理科をへて大阪市立大学で地理学を学ぶ。東京工業大学文化人類学研究室、東海大学文学部教授をへて、大阪工業大学工学部教授(文化人類学ほか担当)。
1958年川喜田二郎教授をリーダーとする西北ネパール学術探検隊、1969年泉靖一・梅棹忠夫教授をリーダーとする日本万博世界民族資料調査収集団、1974年、76年岩田慶治教授をリーダーとするボルネオ民族調査隊員として、アジア地域の現地調査に従事。1969年川喜田教授の 移動大学創設、ヒマラヤ技術協力に参画。共著に『ヒマラヤ』(保育者1962)、『アジアを見直す』(日経新書1968)、『ヒマラヤ』(朝日新聞社1977)。『チベット旅行記』『第二回チベット旅行記』(講談社学術文庫1978、1981)の校訂、ホール「空間の人類学」(誠心書房1974)の翻訳など。
山小舎を造ろうヨ―少し人生を考え直したい人に (中公文庫) ― 2015年03月30日 09:21
西丸 震哉 (著)
文庫: 237ページ
出版社: 中央公論社 (1992/03)
内容(「BOOK」データベースより)
0.5畳トイレつきの奇想天外なスケールから出発して12畳の小舎まで、さらに沢の上や傾斜地、豪雪地帯や亜熱帯地方での設営など山小舎造りの秘訣を伝授します。発想の目盛りをちょっと変えて自由に生きるための知恵がいっぱい。
中世の祝祭―伝説・神話・起源 ― 2015年03月31日 09:42
フィリップ ヴァルテール (著), Philippe Walter (原著), 渡邉 浩司 (翻訳), 渡邉 裕美子 (翻訳)
単行本: 332ページ
出版社: 原書房 (2007/03)
内容(「BOOK」データベースより)
カルナヴァルという風習に注目し、中世キリスト教社会の神話がどのようなものだったかを明らかにする。四旬節前の、よく知られたカルナヴァルだけではなく、ケルトの暦で年に8回ある季節の変わり目の祭りをそれぞれ取り上げ、特徴的な風習と、その背景にある神話との関係を明らかにしていく。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヴァルテール,フィリップ
1952年、フランス・モゼル県メッスに生まれる。1990年からグルノーブル第三大学教授、現在にいたる。1999年から同大学想像世界研究所所長。専攻は中世フランス文学・比較神話学。中世から現代までのヨーロッパの神話伝承・フォークロアに通じ、中世の物語作品(特に「アーサー王物語」)や聖人伝の神話学的分析に取り組んでいる
渡邉/浩司
名古屋大学大学院文学研究科博士課程(仏文学)満期退学。フランス・グルノーブル第三大学大学院に学ぶ。文学博士(課程博士)。中央大学経済学部教授。専攻は中世フランス文学
渡邉/裕美子
愛知県立大学外国語学部フランス科卒業。名古屋大学大学院文学研究科修士課程(仏文学)修了、同博士課程中退。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
一言:レビューに「重要人物や事件で見てゆく歴史ではありえない、部厚い手応えのある歴史が名もない人々の年ごとの身振りから浮かび上がってきます。」とありよさそう。
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